ろぷろす_ぶろぐ 2014年04月
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韓流ドラマ「トンイ」 其(そ)の7

トンイ」(2010年)の7回目、今回が最終回でDVD第28巻から第30巻(第55話途中から第60話)となります。
(注:現放送中のNHKの地上波で初めて「トンイ」を見ている方は、ネタバレになりますので注意してください。放送は4月14日(月)現在第57話まで終了しています。)


母ヒビン(チャン・ヒビン(張禧嬪))(チャン・オクチョン)(イ・ソヨン)を失い信じるものも頼るものもなくなった世子(セジャ)(ユン・チャン)は、やけくそになってしまい、ヨニングン(延礽君)(クム)(イ・ヒョンソク)にも私とお前は兄弟ではなく敵同士だと言う。

だが、そういうことにはお構いなしに国の実権を握りたい重臣たちは次の王妃の擁立に暗躍する。
少論(ソロン)は賤民(せんみん)の王妃などとんでもないと両班(ヤンバン)から新たな王妃を迎えて世子を後ろ盾にしたいとし、老論(ノロン)はトンイ(同伊)(チェ・ドンイ)(淑嬪)(ハン・ヒョジュ)を王妃にしてヨニングンを世子にしようとする。
矢面(やおもて)に立ったトンイは、世子もヨニングンも王にしたいと思う。
トンイはスクチョン王(粛宗王)(チ・ジニ)に王妃にしないでくださいと言う。そこで、王様は以後、側室を王妃にしないという法を作って新しい王妃を迎える。キム氏は任命式を終えイヌォン王妃(仁元王妃)となる。
そのイヌォン王妃に早速、チャン・ムヨル(張武烈)が取り入る。
そして、イヌォン王妃は世子の地位を安定させるために、ヨニングンの婚礼をトンイに命じてヨニングンを宮廷から追い出そうと画策(かくさく)する。

婚礼を行うのは王妃の権限なので、王様も止めることができない。
そこで、トンイは起死回生になるであろうやり方を用いる。
それは、王室の慣例を調べて、側室の子の婚礼は、王妃ではなくその母親が行えるということであった。
トンイはイヌォン王妃の許可を得て、ヨニングンの婚礼相手を選ぶことにして、幾多の推薦候補を断った後、自分で選ぶといって、ウナク(雲鶴)の弟子のソ・ジョンジェの娘のヘインを婚礼相手とする。
ジョンジェは官吏の経験もないのでみな驚いたが、実はジョンジェの家には王となる気”王気(ワンギ)”が満ちているという民の迷信があった。それに驚いた少論たちはヨニングンを追い出したあと、ヨニングンがジョンジェの家に住むと、民がヨニングンは王になるべき者だと思ってしまうというので宮殿から追い出すのを躊躇する。
しかし、ムヨルはそんな迷信などと一蹴してジョンジェの家の木を倒すなどの実力行使に出ようとした矢先、チャン・チョンス(車天壽)(ペ・スビン)がムヨルを襲って、わたしの言うことを聞かないと、お前のやってきた不正をばらすしいつでも殺すことができる、と脅しをかける。そのかいあって、ムヨルはヨニングン擁護に回りヨニングンは婚礼後も宮殿に残ることができた。

チョンスも宮廷の陰謀に慣れてきたのか、巧みにムヨルを操りましたね。以前なら正義感だけで突っ走っていて結局なにも出来ないということでしたからね。初めて、トンイたちを守る大きな仕事をしたといえます。
また、トンイはさすが宮廷の古株だけあって、民意を利用するといううまい情報操作をしましたね。
どちらも、宮廷の陰謀に慣れた結果ですね(笑)
その分、イヌォン王妃はまだ宮廷の陰謀に慣れていないという感じですね。ムヨルに操られている?

そして、ヨニングンとヘインの婚礼が華やかに行われた。
このことがあって、スクチョン王はトンイにヨニングンを王にする気があるかと問う。トンイは当然、世子を王にすべきと言い、またヨニングンを守るためヨニングンも王にすると言う。

トンイの言葉を聞いてスクチョン王は、すべての王の行事を中止しての長い熟考の末に、ある決意をする。
それは、世子を正式の世継ぎとして政務を代行させると共に、トンイ(淑嬪)を宮殿の外の梨峴宮(イヒョングン)に住まわせるということであった。
このトンイを宮殿から追い出すということに、南人(ナミン)や少論(ソロン)は喜びトンイ一派や老論(ノロン)は驚く。
しかし、これには裏があって、スクチョン王の真意は、自分が王位を世子に譲ることによってヨニングンを世弟(セジェ)にすることであった。このことによってヨニングンを守るとともにトンイの夢をかなえようとしたのであった。そして、譲位後はスクチョン王は梨峴宮でトンイと暮らすことを願っていた。しかし、それはスクチョン王とトンイ一派しか知らないことであった。
そして、温陽(オニャン)に療養と言って、秘かに清国(しんこく)の使者と会って、譲位を進めようとする。
ところが、この王様の秘かな動きに一人疑問を持つ者があった。それはムヨルである。ムヨルはこれに関して王命が下されている春秋館(チュンチュガン)を襲ってその王様の真意を知る。
ヨニングンが世弟になれは、トンイ一派に自分たちがやられると思ったムヨルは、王様がいなく世子が病弱な今の内に、自分たちの手の内にあるイヌォン王妃を使ってトンイ一派を掃討しようとする。やられる前にやれ、である。
ムヨルは親衛隊がいないのをいいことに、トンイ一派に不穏な動きがあるとして宮殿にいる全兵力を我が物にする。
ムヨルが手の内にあると思っているイヌォン王妃であるが、先のヨニングンの婚礼のことや世子がトンイを信じていることなどからムヨルの言う、ヨニングンが世子の座を狙っているということに疑義を感じ始めていた。

宮殿内の全軍を掌握したムヨルは、その足でイヌォン王妃を訪ねトンイ(淑嬪)の梨峴宮行きを明日にして欲しいという。
翌日、イヌォン王妃はトンイに今日、梨峴宮(イヒョングン)に行くように伝え、強行にそれを実行しようとするのでトンイはやむなく命令に従うが、ムヨルがなにを企んでいるのかと怪しむ。
チョンスたちは、ムヨルが宮殿内の全軍を握っているため、トンイを護衛する兵がいないので、老論(ノロン)の私兵を借りてトンイ(淑嬪)を守ろうとする。
さて、トンイは出発しようとすると輿(こし)かつぎが腹を下したというので延期をすることになった。その頃、世子は王様の名代として宴に出るため、トンイが梨峴宮に行くのと同じ道筋を辿っていた。
その道筋の山道にはチョンスたちがトンイを護衛するために張り込んでいたのであるが、そこに世子の行列が来て、爆発が起きそれをトンイ(淑嬪)への襲撃と勘違いした老論の私兵が突っ込んで兵士と戦闘状態となり、チョンスは世子暗殺未遂の首謀者として捕らえられてしまう。
実は、これがムヨルの狙いでトンイ(淑嬪)一派を世子暗殺未遂の容疑者として捕らえて処罰することであった。
ムヨルはすぐさまイヌォン王妃に世子暗殺未遂の首謀者を捕らえるために内旨標信(ネジピョシン)を出して欲しいという。イヌォン王妃はやや考えた後、同意する。
そして、内旨標信(ネジピョシン)が出され、トンイではなくムヨルが捕られる。

というのは、トンイはムヨルがトンイたちを直接傷つけないようななんらかの罠だと感づいており、そのことをスクチョン王にも告げていて、スクチョン王はソ・ヨンギ(徐龍基)(チョン・ジニョン)を隊長とする親衛隊を使って独自にこのことを調査していた。
そして、このことに関係したイム・サンヒョンをはじめとする少論(ノロン)を王様自ら捕らえた。
スクチョン王は、問答無用でムヨルとその部下を打ち首、サンヒョンなど関与した少論の大物に賜薬の処罰を与えた。
そして、ヨニングンを守るために王を退くことを告げる。しかし、このことには誰一人として賛成するものがいなかった。宮廷は混乱に陥(おちい)った。
そこで、イヌォン王妃はこの混乱を収拾するために重大な決断をする。それは、トンイ(淑嬪)を信頼するが故の、ヨニングンをイヌォン王妃の養子とすることであった。
これによって、ヨニングンは正式の世弟(セジェ)となって、その地位は安全なのものとなった。
これで、ヨニングンは守られると確信したトンイはスクチョン王に宮殿を出て梨峴宮に住むと言う。
トンイ(淑嬪)が宮殿を離れるというのは誰一人として賛成しないが、トンイはこれは宮廷に来てからの長年の夢だと言う。

やっぱり、トンイとスクチョン王は似た者ですね。人を驚かすのが大好きという(笑)
トンイは梨峴宮(イヒョングン)に移って民のためのよろず相談所を作る。
それから、1年後よろず相談所は民の相談でごった返していた。そんな中、一人の少女が人殺しの罪を着せられている父親を助けて欲しいとトンイを訪ねてくる。トンイはその父親が拷問を受けたので伏せておけないと真相解明に乗り出す。
そして、ヨンギに会い力を貸して欲しいというとヨンギは内密に真相解明を手伝うという。
この時、ヨンギが和やかに笑うのだが、わたしの記憶ではヨンギの笑顔は初めてだと思う。
ヨンギをはじめとしてチョンス、シム・ウンテク(沈雲澤)、チョン尚宮(チョン・サングン)(チョン・グィイェ(鄭貴禮))、チョンイム(貞任)というトンイの仲間が秘かに集まって少女の父親の無実を晴らそうとする。それは、両班(ヤンバン)と役人が結託して奴婢(ぬひ)の税を横領していてそれがばれそうになったので、少女の父親に罪を着せようとしていたのであった。
また、この捜査には一人置いてきぼりはいやだと、スクチョン王も秘かに参加していたのであった(笑)
そして、トンイの誕生日の先日、トンイに助けられたという民がやってきて、トンイのための東屋を作るという。それを見ていたクムは母の教えをしっかりと心に刻む。
スクチョン王はトンイの誕生日だというので豪華な贈り物をしようとするが、トンイは安物でいいと言う。
その代わり、スクチョン王にはまた馬になって欲しいと言う(笑)

そして、遙(はる)かに時は流れ、ヨニングンはエイジュ王(英祖王)として即位する。
そのエイジュ王が母トンイの陵墓を訪ね、その傍(かたわ)らのには、護衛として伯父チョンスがいる。
その時、物音がしたのでチョンスがそこへ行くと一人の少女がいてこの陵墓を守るためにただでマツケムシを取っていた。
そして、チョンスに(賎民でも)「心に尊い志を抱けばなれる」といわれる。
その少女の名前は、トンイ、という。


さすがに、チャン・ムヨルも功をあせったというか袋小路に入ったというか感情的になったというか、緻密さに欠け、一か八かの賭けにでたという感じですね。
まぁ、ヒビンはムヨルに世子が王位を継げないかも知れないことを隠したのは、当然といえば当然なわけだ。おそらく、ヒビンでは権力を握れないと知ったなら乗り換える可能性は十分あったわかけだ。それとも、ヒビンと同じようにトンイとヨニングンを協力して抹殺したであろうか。そういうことなら、ヒビンにそのことを願い出てさらに忠誠を誓えばよかったであろうに。それをしなくてビビンを恨んだということはビビンには忠誠(信頼)ではなく利益(権力への道)でつながっていただけということだ。
それで、トンイ側に寝返ったのであるが、どう考えてもトンイがそれを了解するわけがなかろう。王様を苦しめることまでしてトンイを宮殿から追い出したのはムヨルである。そんな悪辣で陰湿なムヨルと手を組む理由などないであろう。トンイはムヨルではないからである。自分の父を殺した相手でも権力のためには手を結ぶようなムヨルと同じような人種ではないからである。もし、トンイがそんなならもうすでにムヨルの登場前にヒビンかトンイかどちらかがすでに倒れていたであろう。
また、トンイを追い落とすために罠を仕掛けて、イヌォン王妃に内旨標信(ネジピョシン)を出させてトンイを捕らえようとしたが、仮にイヌォン王妃が内旨標信を発行してトンイを捕らえていてもスクチョン王が戻ってくればすべては露見してしまうであろう。
これは、内命婦(ネミョンブ)のことではなく国政のことなので王妃の命令など王様が簡単に覆すことができるであろう。
それに、ムヨルは勘違いしているであろう。イヌォン王妃を自分が動かせるすなわちトンイと敵対すると思っているのであろうがそんなことはないだろう。スクチョン王が王妃を選ぶとき宮廷に波紋を起こすようなトンイとわざわざ敵対するような王妃を選ぶであろうか。そんなことはばいよね。それは、イニョン王妃のその死の床でスクチョン王に最後の頼みをしたことにも反するのだからね。
イヌォン王妃がトンイに最初は冷たく当たったのはトンイの真意を自分でしっかりと知りたかったからだろう。
と言うより、ムヨルは王様の罠にかかったと思われる。トンイの出生のことでトンイを宮殿から追い出す策謀すなわち原因を作ったのはムヨルだからである。当然それは王権を軽んじている行為と取られてもしかたない行為ともいえる。確かにそれはヒビンの策謀したことではあるがスクチョン王としてはヒビンに対してはまだ愛はあるのでその矛先(ほこさき)はムヨルにいくだろう。王様としてはムヨルを王室と朝廷を侮辱した罪で処罰したかっただろう。
それがヒビン亡きあと王様のしたかったことであろう。
だから、ムヨルが捕まったあと、問答無用で死罪を申し渡したのであろう。


第60話(最終話)の冒頭でトンイがいままでの出来事を回想するのですが、わたしもこの60話になったときいままでのことが思い出されてなんかジーンときていたので、とても共感して感慨深いものがありました。
去来、そして、透徹。
最後は、トンイの誕生日だということで王様がトンイに贈り物をし、そしてあの馬になって塀を越えるシーンとなりましたが、これは愛嬌でしょうね。
そして、少女トンイが出てきて、また新しき物語が始まり、最初(第1話)に回帰します。ただし、それは同じ物語ではなく新しいトンイの物語です。螺旋状(らせんじょう)に物語が回帰して、少しずつ少しずつトンイの理想とする世界が創られていくというメッセージでしょう。


トンイが王妃の座を拒んだことで一言いうムヨルに対するトンイ(淑嬪)(55)
ムヨル
「淑嬪様(スクピン様,スッピン様)」
「淑嬪様は-
 自らの意思で王妃の座を拒んだのですか?」
トンイ
「そうです」
ムヨル
「後悔なさいますよ」
「私の手を払い-
 つかみかけた権勢を投げ出したことを」
トンイ
「そうでしょうか」
「私を愚かと思うでしょうが、そちらも同じです」
「欲にかられて、人を裏切り
 血で地を洗うばかりがこの世ではありません」
「誰もがそうするとは限りません」
「人を踏みにじらぬ者の方が多いのです」
「自分のものを与え人を温かく包む方が-
 より幸せだと思っている者は大勢います」
「政治だから?
 宮廷だから、しかたない?」
「いいえ、違います」
「私が証明します」
「チャン殿と違うやり方でも意は遂げられます」
「この宮廷で、政治とやらをやってみます」
ムヨル
「・・・」
トンイ
「・・・」
武官
「チャン様」
ムヨル
「頑固な愚か者だとは思ったがあれほどとはな」
「よかろう
 新しい王妃がやって来て力とは何かを-
 思い知っても同じことが言えるものか」
「見せてもらおう」
 
娘をヨニングンの婚礼相手に欲しいとソ・ジョンジェの家に行って理由を話すトンイ(淑嬪)(56)
ジョンジェ
「むさ苦しいところで申し訳ありません」
トンイ
「いいえ、私こそ突然押しかけまして
 今日、来たのは・・・」
ジョンジェ
「先生から聞いております」
「お訪ねくださり誠に光栄ですが
 王室の姻戚になれる家柄ではありません」
「延礽君様(ヨニングン様)の後ろ盾となれる名家は数多くあります」
「私は政治に関心がなく経験もありません」
トンイ
「だから先生がいいのです」
ジョンジェ
「淑嬪様(スクピン様,スッピン様)」
トンイ
「名家ですか」
「確かに延礽君には後ろ盾が必要だと思います
 ですがそれは世間の言う”力”ではありません」
「奪う力でなく、分け合う力
 恥じることを知る力
 そして己が手にしたものが取るに足らぬと知る力
 そんな真の力を与えてやりたいのです」
ジョンジェ
{うん、うん}
トンイ
「真の力が勝つ世の中
 延礽君にはそれを夢みてほしい
 そして夢みるだけでは終わらぬよう
 先生のような方に見守ってほしいのです」
ジョンジェ
「ふぅ」

刑場に連れていかれるムヨルとヨンギの会話(59)
ヨンギ
「このような姿を見るとは-残念だ」
「それほどの才能を尊いものに生かせば-どれほどよかったか」
ムヨル
「・・・尊いもの?」
「ふっ」
「そのようなたわ言も-今のうちだ」
「分からないのか」
「延礽君が-世弟(セジェ)になるだと?」
「かつては賤民(せんみん)だった側室の子が-王位を継ぐ?」
「ふっ、ははっ」
「目を覚ますのだな
 そのようなことを-この国が許すと思うか」
「淑嬪も延礽君もお主らも皆-世子(セジャ)が王位につけば
 生き残れぬ」
「世子が-黙っていると思うか
 少論(ソロン)の重臣たちが-生かしておくと?」
「結局は-皆殺しにされる」
「ふっっっ」
「覚悟しろ」
「お主らは-私よりも惨めな最後を迎えることになる」
ヨンギ
「私が最後に何を見たか」
「どんな世の中になったか」
「私があの世に行った時-教えてやろう」
ムヨル
「・・・」
ヨンギ
「連れていけ」

トンイ(淑嬪)がふと「ヒビン(禧嬪)のようだ」と漏らすのですが・・・
わたしはヒビン亡き後、トンイをしばしばヒビンと間違えてしまっていたのですが、このトンイの言葉を聞いて、わたしの間違いもあながち間違いではなかったのだと、思った次第です。
その見た目の行為だけだと、ビビンですよね。その志は見た目には見えないですからね。

相手を罠に落としこむ陰謀に手を染めてしまったトンイとチョンスの会話(59)
トンイ
「この先、どれほどの血を見るのか」
「結局、禧嬪様(ヒビン様)もチャン・ムヨルも-命を落しました」
「陰謀や罠で権力を争わず
 血で血を洗うことのない世を夢みたのに・・・はぁぁ」
「私もあの人たちと同じ
 そう思えてなりません」
チョンス
「それは違います」
「淑嬪様(スクピン様,スッピン様)は違うのです」
「亡きお頭(かしら)も同じことをおっしゃいました」
「望む世にするために剣を取ることが正しいのかと」
「ですが-
 抵抗や苦痛なしに望む世は来ないとも仰せに」
「それが-
 苦痛に耐え剣を取る理由だと」
トンイ
「チョンス兄さん」
チョンス
「淑嬪様はいばらの道を選ばれた」
「あの者たちのやり方で権力を得たりはせず-
 権力を自分のために使うこともなかった」
トンイ
「・・・」
チョンス
「淑嬪様は今-誰にもできぬ過酷な闘いをしています」
「その闘いに心を痛めつつも大切なことと思い
 共に夢を守る者たちを忘れないでください」
「揺るがずにこの闘いを続けてください」
トンイ
「・・・」

ヨニングンを養子にするとトンイ(淑嬪)に語るイヌォン王妃(59)
イヌォン王妃
「淑嬪(スクピン,スッピン)」
トンイ
「王妃様」
イヌォン王妃
「ちょうど呼ぼうと思っていたのだ」
トンイ
「・・・」
「延礽君(ヨニングン)に会いに出向かれたとか
 もしや不始末でも・・・」
イヌォン王妃
「そうではない」
「決心する前に延礽君が学ぶ姿を見たかった」
トンイ
「はい」
イヌォン王妃
「そなたは私に-王様を説得するよう頼みに来たのであろう」
トンイ
「・・・」
イヌォン王妃
「王様は退位してはならぬと私も思っている
 だが、王様を説得するには、まず私が心を決めねば」
トンイ
「心を決めるとは?
 何についてですか?」
イヌォン王妃
「ふぅ」
トンイ
「・・・」
   ・
   ・
   ・
トンイ
「あっ、はぁぁ」
「王妃様」
「延礽君を王妃様の養子にしてくださると?」
イヌォン王妃
「そうだ」
「世子(セジャ)が王位を継げば
 延礽君は王妃の子として間違いなく世弟(セジェ)になれる」
トンイ
「はぁっ」
イヌォン王妃
「どうだ?延礽君を私に任せてくれぬか」
トンイ
「・・・王妃様」
   ・
   ・
   ・
トンイ
「ですが王妃様」
「なぜ王妃様が延礽君のために-そのような決意を?」
イヌォン王妃
「そなたに負けたくないという意地かもしれぬ」
「王妃の座を放棄し世子を守ろうとしたと知り
 自分を恥じた」
「そんな決断を想像もせぬ自分が情けなかった」
トンイ
「王妃様」
イヌォン王妃
「そなたが最高の座を放棄したから-今この座にわたしがいるのだ
 だから私が延礽君を守る」
トンイ
「・・・」
イヌォン王妃
「”犠牲ではない”とそなたは言ったが-今、それが分かった」
「ふぅぅ」
「いざ決心してみると、心が満たされてうれしい」
「これも、そなたから学んだ」
トンイ
「王妃様」
イヌォン王妃
「・・・」
トンイ
「・・・」

イヌォン王妃がヨニングンを養子にすると決めたので王様に譲位の翻意をそれとなく促すハン内官(59)
王様
「延礽君(ヨニングン)を養子にして守ってやろうとは
 王妃がそのようなことを・・・」
ハン内官
「それもすべて淑嬪様の真心に、お心を動かされたからです」
「王様そして淑嬪様を信じてきた者たちと同じです」
「王様、恐れながら申し上げます」
「王位を退かれるのは撤回してもよろしいのでは?」
「世子様も王妃様も同じお気持ちです」
「そのお心を信じて王様は-
 世子様と延礽君様のために
 この国をより強くなさるべきかと存じます」
王様
「・・・」

イヌォン王妃がヨニングンを養子に決めた時、これで宮殿に母親が二人できてどうなるのかと思いました。
このトンイの行動はとても的確な行動だと思います。
今はいくら信頼しあっていてもやはりなんらかの諍(いさか)いは起こるものである。
そして、その諍いで最も傷つくのはヨニングンであろう。
また、ヨニングンはイヌォン王妃となにか意見が違った時、トンイ(生母)がそばにいればトンイに相談するだろう。
これでは、ヨニングンはいつまでも大人になれない。しかし、トンイがそばにいなければ自分で解決していかなければならない。
そして、それはまたイヌォン王妃(養母)との信頼として返っていくだろう。

イヌォン王妃がヨニングンを養子にすると決めたのでスクチョン王に宮殿を出て行くというトンイ(59-60)
トンイ
「王様(チョーナ)」
スクチョン王
「トンイ」
「延礽君(ヨニングン)のためとはいえ
 王妃の養子にするのはやはり寂しくないか?」
トンイ
「いいえ、王様
 私はあの子の母です
 それは変わりませんから-
 延礽君はこれから母を2人持つのです」
「慈悲深い王妃様が母になってくださるのです
 本当にありがたく喜ばしいことです」
スクチョン王
「あぁ」
「夜になると肌寒いくらいだ
 中で茶でも飲むか」
トンイ
「お待ちください」
「もう少し-こうしていてください」
スクチョン王
「何?」
トンイ
「ここの-すべてを胸に刻みたいのです」
「ここで王様と交わした言葉
 共に過ごしたこと
 すべてを胸に」
スクチョン王
「どういう意味だ
 胸に刻むとは
 いつでも来られるのに-これが最後のようだ」
トンイ
「・・・」
スクチョン王
「トンイ」
トンイ
「王様」
「私は宮殿を出ます」
スクチョン王
「何だと?」
トンイ
「最初のご命令どおり梨峴宮(イヒョングン)へ参ります」
スクチョン王
「トンイ」
トンイ
「・・・」
   ・
   ・
   ・
スクチョン王
「ならぬぞ、絶対に許さぬ」
トンイ
「王様」
スクチョン王
「あれは余も行くつもりで命じたのだ」
「なのになぜ、そなた一人で行く」
トンイ
「延礽君を王妃様の息子として育てるためです」
スクチョン王
「それは・・・」
トンイ
「王様」
「この先、延礽君が母として慕うべきお方は、王妃様です」
「延礽君がそうなるよう-
 そして王妃様に誠意を示すためにも、行かせてください」
スクチョン王
「だめだ、絶対にならぬ」
「では、そなたはどうなる?」
「すべてを差し出すのか?」
「ここでの暮らしや我が子まで・・・
 余はそなたに何をしてやれたと言える」
「何も残さぬつもりでそばに置いたわけではない」
トンイ
「王様は私のために苦しみながら
 一途(いちず)に私を大切にしてくださいました
 何もしてやれなかったなど・・・」
スクチョン王
「はあぁぁ、トンイ」
スクチョン王
「すべてを差し出せるのは
 心が満たされているからです」
スクチョン王
「はあぁ」
トンイ
「王様のお心で満たされているのです」
スクチョン王
{いや、いや}「・・・はぁぁ」
トンイ
「そのお心で十分です
 いいえ-満ちあふれるほどです」
「ですから、王様と延礽君のために-
 私ができることをさせてください」
スクチョン王
「・・・」
トンイ
「王様から頂いた分-
 王様と国の民に返せるように
 お願いします」
スクチョン王
「・・・」
「はあぁぁ」
「トンイ」
トンイ
「・・・」
   ・
   ・
   ・
スクチョン王
「余はそれでも承諾できぬ
 宮殿外には出さぬぞ」
トンイ
「王様」
「はぁっ」
「王様」
「私が宮殿に入ったのは生きるためでした」
「父と兄を亡くした私が
 追っ手から逃れられる所は宮殿だけでしたから」
「そして私はここで王様に出会いました」
「言い尽くせぬほどのお心を頂き
 子供も授かりました」
スクチョン王
「では、なぜ去る
 余も延礽君(ヨニングン)もいるのに」
トンイ
「もう一度、生きるためです」
「無実で死んだ父と兄の濡れ衣(ぬれぎぬ)を晴らそうと-
 宮殿に入りましたが
 今度は父と兄がしたように貧しい人の-
 力になるために宮殿を出たいのです」
スクチョン王
「はぁっ」
トンイ
「そして、その生き様を延礽君に見せたいのです」
「お願いします
 どうかご理解ください」
「これからは宮殿の外で父や兄のような・・・
 以前の私のような-最も弱い者のために生きたいのです」
「延礽君が王になった時に
 その者たちを忘れぬように」

宮殿を出て行く理由をチョンスに話すトンイ(59)
チョンス
「淑嬪様(スクピン様,スッピン様)」
トンイ
「・・・」
チョンス
「王様は簡単にはお許しになりません」
トンイ
「分かっています
 ですが折れてくださる
 それが私のためだとご存じですから」
「思えば-私はいつも王様のおそばで
 自分の考えを押し通し、駄々(だだ)をこねてばかり」
チョンス
「どうしても行かれるのですか
 宮殿にいても・・・」
トンイ
「いけません」
「宮殿では延礽君の母は1人でなくてはなりません」
「私は信じています」
「王妃様は必ず-
 延礽君をかわいがり大事にしてくださいます」
「あの子のそばにいて-
 抱き締めたいし見守っていたい」
「日ごとの成長をひとつ残らず覚えていたいし
 見ていたい」
「ですが、延礽君のために
 私がすべきことは-違うのです」
チョンス
「淑嬪様」
トンイ
「あの子が無事に王位を継ぎ
 この国の万民の父となった時に-
 やるべきことを教えねば
 賤民(せんみん)から生まれたことを恥じるな
 そのことを胸に刻み-
 賤民のための王となれと」
チョンス
「はぁっ」

梨峴宮(イヒョングン)を訪ねて来たスクチョン王とトンイの微笑ましい会話(60)
スクチョン王
「トンイ」
トンイ
「王様」
スクチョン王
「余のことを思っていたか」
トンイ
{はい}
スクチョン王
「・・・」
トンイ
「・・・」
スクチョン王
「そなた、笑うのか」
トンイ
「はい?」
スクチョン王
「この状況でよく笑えるな」
トンイ
「あはっ、どうされました」
スクチョン王
「あぁぁ、うれしそうだな」
「余は腹立たしいのに、そなたは笑うのか」
トンイ
「あはぁ、そうではありません」
スクチョン王
「余は自分に我慢を強いたのに
 ひどすぎないか?」
「外がそんなにいいか」
「余は切ないのに楽しいのか?」
「一人、焦がれて余は何なのだ
 どうでもいいのか」
トンイ
「”王様は私にとって何か”ですか?」
「私のすべてです」
スクチョン王
「・・・」
トンイ
「本当はご存じなのでしょう」
スクチョン王
「ごほっ、いや、それはだな・・・」
トンイ
「私が笑ったのは確かにうれしいからです」
「王様にお会いできたので」
スクチョン王
「うん」
トンイ
「以前と違い、王様がお越しになります」
「だから笑みが
 いつでもこうして会えますから」
「あぁ、機嫌を直してください
 梨峴宮(イヒョングン)は近くです
 清国(しんこく)などとは違います」
スクチョン王
「あぁ、ち、うほん」
「分かっていても寂しい」
「そなたがいないと宮殿が空虚に感じる」
トンイ
「ふぅぅ」
スクチョン王
「ふうぅ」
トンイ
「王様」
「感謝します」
「王様はすべてを許し、いつも私に-
 いいものばかり下さいます」
スクチョン王
「ふぅん」
「そんな目で見るな
 これしきで機嫌を直すか」
トンイ
「王様」
スクチョン王
「覚悟しろ」
「意地でも、そなたのことなど思い浮かべぬぞ」
「視察でも立ち寄らぬ」
トンイ
「本当ですか」
スクチョン王
「できないとでも?」
スクチョン王
「では、しかたありませんが容易ではないですよ」
スクチョン王
「何?」
トンイ
「私と同じくらい王様も私に会いたくなりますし・・・」
スクチョン王
「うむ」
トンイ
「それに」
「毎日、梨峴宮を思い出すはずです」
「”豊山(プンサン)め困った奴だ”と歯ぎしりなさるでしょう」
スクチョン王
「何?歯ぎしりだと」
「余が?」
トンイ
「はい」
「はぁ、そのことを思うと
 今から申し訳なくて」
スクチョン王
「どういうことだ
 何をする気だ」
トンイ
「!!!」
スクチョン王
「???」

誕生日の前日に梨峴宮(イヒョングン)を訪ねて来たヨニングン(クム)とトンイの会話(60)
ウナク
「ご覧ください」
「あれが今日の勉強です」
ヨニングン
「先生」
ウナク
「あの光景を忘れないでください」
「幾多の書や賢者の言葉よりも
 ずっと尊い教えですから
トンイ
「クム」
ヨニングン
「母上」
トンイ
「あぁぁ、どうした」
「何の用だ」
ヨニングン
「明日は母上の誕生日です」
「今日は母上と過ごせと王妃様がお許しに」
トンイ
「そうか」
ヨニングン
「ですから今夜は夜通しお話ししましょう」
トンイ
「ああ、そうしよう」
ヨニングン
「私は心に決めたことがあります」
トンイ
「うん」
ヨニングン
「母上に会いたいと駄々をこねません」
「やっと分かりました」
「なぜ母上がここに来られたのか」
「私に見せるためですね
 生き方を示してくださるため」
トンイ
「クム」
ヨニングン
「私は決して忘れません
 母上の教えを忘れずに胸に刻みます」
トンイ
「そうか
 ありがとう」
「母はうれしい」
ヨニングン
「私の方こそ
 母上が私の母であることがどれほどありがたいか」
トンイ
「クム」
ヨニングン
「母上(オモニィ)」
トンイ
「・・・」
ヨニングン
「・・・」

少女トンイとその父親との会話(60)
父親
「トンイ」
トンイ
「はぁ、父さん(アボジィ)」
父親
「はっははは」
「その旦那様がそんなことを?」
トンイ
「はい、だから尊い志を抱けと」
「人の尊さは身分ではなく心しだいだと」
「志が尊ければ尊い人になるって」
父親
「ありがたいことをおっしゃる」
トンイ
「だけど
 それは本当なの?」
「身分より志が大事?」
「本当に志が尊ければ-私も尊い人になれる?」
父親
「そりゃあそうだ」
「淑嬪様や王様のように尊い人になれる」
「さあ、行こう」
「王様の行列が行ってしまう」
トンイ
「はい」
スクチョン王
「トンイ」
トンイ
「はっ」


(以上、会話は字幕からです。字幕と吹き替えは言い回しが異なっている場合があります。)


それでは、今回が最後になりますので、ここからはとりとめのない話になりますが総括的に書きたいと思います。

「トンイ」は実に興味深く面白く見ました。
初めは一回の記事にしょうと思ったのにそれが3回になり、結局7回になってしまいました。
それくらい、印象に残ることが多かったです。当然、語り足らないこともまたたくさんありますが・・・
そして、長かったですね、30巻60話は・・・
おそらく、3割くらいしか憶えてないので、今また見てもこんなシーンがあったのかって面白く見れるでしょうね(微笑)

特にどの役者さんを見たいということではなく物語に引き込まれたということなら、その功績は監督(演出)にあるということになろうかと思います。
おそらく、脚本も演技も撮影も美術などなども現場で決定権を握っているのは監督(演出)でしょうから。
監督がOKを出してこその全体の物作りができるのでしょうから。
で、その監督はイ・ビョンフンとキム・サンヒョプという方です。脚本はキム・イヨンという方です。
機会があったらこの監督の別の作品を見てみたいと思います。
登場人物で特に印象に残っているのは、チャン・ヒビン(イ・ソヨン),イニョン王妃(パク・ハソン),スクチョン王(チ・ジニ),ハン内官(チョン・ソニル)ですね。
その喜怒哀楽の微妙な表情は、ほんと感情移入してしまいました。おそらく、この演技した方たちにとってはこの「トンイ」は代表作(の一つ)になるのではないかと思います。
そういう場にたったらそうなるだろうなと思い、よくこれだけの微妙な感情の表現ができるなと思いました。
よく内面をその演技で表しているなと思いました。そして、その脚本がまた内面をよく表しています。
トンイ(ハン・ヒョジュ)は女官時代まではそれなりに魅力があったのですが、位が上がってからはやや風格にものたりなさがありました。チャン・ヒビンやイニョン王妃と比べるとね。

尊敬するならイニョン王妃、好きならチャン禧嬪、というのがわたしの好みかな。
ということで、イニョン王妃、チャン・ヒビン、トンイの誰に忠誠を誓うかというと、わたしは禧嬪様になってしまいます(笑)
まぁ、そういうものでしょう。好きってのは・・・
好きってのは道理ではないですからね。大体、何で好きなのかはよく分からないことが多いんですよね。
なぜ、山に登るんだ、そこに山があるからだ、みたいなものでしょう。
なぜ、好きなんだ、そこに好きなものがあるからだ、ってね。
好き(恋,愛)ってのは、真とか善より、美の要素が大きいものなのかもしれませんね。

日本の三武将に当てはめてみると、チャン・ヒビンは「鳴かぬなら殺してしまえ、不如帰(ほととぎす)」の織田信長、トンイは「鳴かぬなら鳴かせてみせよう、不如帰」の豊臣秀吉、イニョン王妃は「鳴かぬなら鳴くまで待とう、不如帰」の徳川家康、という感じでしょうか。
わたしは、日本の人物で織田信長が一番好きですね。

スクチョン王のイニョン王妃、チャン・ヒビン、トンイへの恋愛感情の機微は、わたしとしてはとても共感します。うん、うん、そういう心の動きになるよね、と思って見ていました。

ほんと、このドラマ「トンイ」を見ていると、役者さんって、「役者やのう」って思いますね。
ほんと、みんなほんとにその人だと想ってしまいますね。違和感がないよね。

題は「トンイ」ですが、「イニョン王妃」「チャン・ヒビン(チャン・オクチョン)」あるいは「スクチョン王」としても遜色(そんしょく)ないくらいですね。それくらい生き生きしていたということですね。
まぁ、それは当然でしょうね。ほかのドラマではみなさん主役(主役級)ですからね(微笑)

チャン・ヒビンが割りと一貫性がないというか雑というか曖昧に描かれているのは、その存在が大きいせいなのでしょう。
あの凜としたヒビンが悪の道に手を染めるならそのあたりの心の葛藤をもう少しちゃんと描かなくてはと思ってしまいます。
しかし、そういう描き方をすると主役がトンイなのかヒビンなのかわからなくなる可能性もあったと思われます。
そこで、ヒビンを割りと定型的な悪とすることで、トンイ及びトンイの善を際立たせたのではないかと思われます。
ということで、トンイは善だけで、権力を得ていくというある種の理想型として描かれているといえそうですね。

あと、この「トンイ」を見ていて思うのは、みんな忠誠心が強いということですね。
ビビン側の者はヒビンにトンイ側の者はトンイにイニョン王妃側の者はイニョン王妃っていう具合に・・・
特に裏切り者っていうのはわたしは記憶にないですね。
確かに、裏切ったら誰も後ろ盾(うしろだて)になってくれないということがあるので、しかたなし(それしか選択肢がない)というのがあるのかもしれませんが・・・
裏切り者といえば、チャン・ムヨルは初めはヒビン側だったのだが、ヒビンが世子のことを隠していたので自分がヒビンにそれほど重用されていないというので、離れてトンイ側とも手を結ぼうとしましたね。
ムヨルの場合は、自分で自分の道を切り開くくらいの実力があったのかもしれませんね。時代が時代なら最高権力を狙えるくらいの器かも。
あと、トンイが初めはヒビン側だったのに離れていって、ヒビンにとっては最大の敵(ライバル)になりましたね。
トンイは運がいいことに、スクチョン王やイニョン王妃の後ろ盾が得られましたからね。
まぁ、それはトンイに他の者にない人格と能力という天分があった故ですね。

後ろ盾といえば、世子の病を白状した医女もイニョン王妃という権力のあるものが守ってくれると約束したからであって、そういう後ろ盾がなかったら白状しなかったであろう。
そういうことから考えると、ミョンソンテビ毒殺を告発した医女は、医女の正義感からではなくおそらくヒジェがイニョン王妃を陥れるために告発させたものであろう。ホ医官も医女も後ろ盾がないだろうから本当のことを言ってもヒジェに殺されるだけなので、どうせ死ぬなら金をもらって家族が幸せになる方が選んだというべきだろう。

スクチョン王を主人公にしたテレビドラマがあってもいいかと・・・
スクチョン王が、王権を強化するために、王権を脅かす者を王妃や側室を使って罠に陥(おとしい)れ粛清しそしてまた用済みになった王妃や側室をも処分していったという権謀術数にすぐれた独裁者として描くわけ。
粛清の名人のスターリンに倣って、朝鮮のスターリンとして描くのはどうだろうか。
結構、面白いと思うのですが。
ビビンがよく言っていました、「王様は恐ろしいお方だ」って。
題名は「粛清王スクチョン」

あと、イニョン王妃には王子はいなかったのですが、こちらはイニョン王妃に世子がいてそれをチャン・オクチョンが亡き者にして自分の王子を世子にする、っていうのも面白いかなと思うにですが・・・
実在の者の名は借りますが、こちらは完全にフィクションになります。
妖婦・毒婦あるいは野心家としてのチャン・オクチョンの名だけを借ります。

思えば、トンイの王子が後のエイジュ王(英祖王)となり、エイジュ王は長い統治(約52年)を行うのだから、その栄誉を讃えて、母であるトンイの詳細な歴史が残っていてもいいように思うのだが・・・
それが残っていないということは、なんらかのトンイにまつわる忌まわしい事実があるのでは・・・
ということで思ったのは、オクチョンとトンイが実は逆であったのではないかという思いである。
そう、ヒビン(禧嬪)の恐れていたようにスクピン(淑嬪)が世子の座を狙っていたということ。世子の「痿疾(いしつ)」もスクピンの毒薬の後遺症・・・
そして、それを阻止するためスクピンを陥れようとして反対に自分が陥れられて自分を疎(うと)ましく思われ始めていたスクチョン王に賜薬されたということ。
そして、のちにその真相を知ったスクチョン王はスクピンから世子を守るためスクピンを王妃にしなかったとか。
そして、ヨニングンをスクピンから取り上げ(王妃の養子にする)、スクピンを宮殿から追放するとか。
キョンジョン王(景宗王)が早く崩御していることなども・・・
だから、エイジュ王がその母トンイの罪状を隠すために、チャン・ヒビンの物語を作ったのではないかと思う。
そうでないと、なんでエイジュ王の母であるトンイを讃えた歴史がないのか不思議である。嘘でもいいわけだから・・・
逆もまた真なりか。
それとも、トンイが奴婢(ぬひ)出身なので、そういう奴婢などの才能(能力)を讃えると、身分制度が崩壊するので歴史の闇に葬ったのか。
だから、中人のオクチョンも悪女(妖婦・毒婦)とすることで、身分制度を守ろうとしているのか。
まさか、エイジュ王が自分の母が奴婢出身だというのを恥じて、っていうのだろうか。
それはないと思う。自分をここまでにしてくれたのは母なのだから。

ところで、ヒビンはなぜ王妃に名がないのだろうか。
イニョン王妃、イヌォン王妃などのように何々王妃という名があってもいいと思うのだが・・・
何々王妃というのは王妃になった時、付くのでは?
だったら、最後が王妃でなくてもそして死罪であってもあると思うのだが・・・

あと、細かいことですが2点ほど、気になっているので(笑)

ひとつは、トンイたちが着ている服が超ロングスカートですよね。あれだと裾(すそ)が地面について汚れたり破けたり磨り減ったりするのではないかと心配です(笑)
宮廷内ならそんなに動かないしどこもそれなりにきれいだろうから問題はあまりないとは思うのですが・・・
(日本の大奥などでも室内を裾の長い着物で歩いていますよね)
街中であれではほんと大変だと思うのですが・・・
実際はどうだったのでしょうか・・・

もうひとつは、第36話でユ尚宮たちが王妃(チャン・ヒビン)の命令でトンイの部屋に忍び込んで「謄録類抄(トゥンノンユチョ)」を盗み出すとこで、トンイ付きの女官(奴婢?)ヒャンイが戻って来て、その現場を見たために、ユ尚宮に「始末しろ」といわれるのですが・・・
わたしがこの「始末しろ」から連想するのは、「殺せ」ということなのですが・・・
もし、殺したのなら、トンイは自分の部下の女官を殺した者を降格くらいの軽い処罰で許したことになるのですが・・・
ユ尚宮があまりにも優秀なので女官と比べて情状酌量したのでしょうか・・・
それとも、「始末しろ」は単に「監禁しろ」ということだったのでしょうか・・・
(この頃は、両班が(自分の)奴婢を殺しても実質的には罪に問われることはなかったと思われる。日本の「無礼討(上意討ち)」みたいなものだったのでしょう。)

そして、最後にわたしがこの「トンイ」で印象に残るシーンの多い中で一番印象に残っているのは、イニョン王妃があの王様の秘かな贈り物を断るシーンですね。
何度、思っても凄いと思う。
わたしなら喜んで貰(もら)うから・・・まぁ、わたしはあの時の尚宮や女官と同じですね(笑)
この人にこんな強い意志があったのかとびっくりしました。
さすがに、王妃になるような人はそれだけのものを持っているのですね。

そして、風景ですけど、時々都を眺望しますけど、あれはああいう場所があったのでしょうか。
それともセットなのでしょうか。
同じように、宮殿も立派なのですが、あれもセットなのでしょうか。
しばし、感心しながら見ていました。
風景といえば、ヒビンやトンイの部屋の背中側の壁に斜めに光模様が出来ているのですがあれはどうやっているのだろうか。


トンイの
DVDのHPは
 http://www.vap.co.jp/toni/

トンイ キャスト&登場人物(韓国ドラマ登場人物(http://kdrama.fc2web.com/index.html)から )は
 http://kdrama.fc2web.com/title/150674313.html
で、
ウィキペディアは
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%B3%E3%82%A4
で、
トンイ|NHK 総合 BSプレミアム 海外ドラマは
 http://www9.nhk.or.jp/kaigai/toni/
です。


【韓国ドラマ】トンイ(同伊)全60話総まとめ 韓国ドラマ時代劇無料視聴動画日本語字幕版&吹替  - 上田市鶏鴨料理かぶらやgooブログ;http://blog.goo.ne.jp/uedasikaburaya/e/4a024614cba90d65af01af0f9d4dd4ea(上田市鶏鴨料理かぶらやgooブログ(http://blog.goo.ne.jp/uedasikaburaya)から)

トンイ考;http://sakuan.blog68.fc2.com/トンイに関して時代背景などを知るには薀蓄(うんちく)のあるブログです。
 トンイ考 内命婦(ネミョンブ)とは?チャン・ヒビン誕生;http://sakuan.blog68.fc2.com/blog-entry-29.html
 これなど位が分かって、力関係がどのへんにあるかよく分かります。
 でも、実質は王様の寵愛を受けているものが一番強いらしいですよ。

朝鮮王朝官職表;http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/3914/chohsenkanshokuhyoh.html
(大河の釣り人(http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/3914/)から)

YouTube(http://www.youtube.com/)から
▶ ハン・ヒョジュ : インタビュー - YouTube(http://www.youtube.com/watch?v=3dxJJDbiNgQ
 
▶ 金バラ ヒョジュちゃん - YouTube(http://www.youtube.com/watch?v=-IgVV5seVTc
 
▶ 【韓国ドラマ】トンイ OST Remake 1 - YouTube(http://www.youtube.com/watch?v=KJyndLhU3Do
▶ 【韓国ドラマ】トンイ OST remake 2 - YouTube(http://www.youtube.com/watch?v=1NxncT5n7BA) 

ウィキペディア(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8)から
 李氏朝鮮;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E6%B0%8F%E6%9C%9D%E9%AE%AE
 粛宗 (朝鮮王);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%9B%E5%AE%97_(%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E7%8E%8B)
 景宗 (朝鮮王);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AF%E5%AE%97_(%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E7%8E%8B)
 英祖 (朝鮮王);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E7%A5%96_(%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E7%8E%8B)
 淑嬪崔氏;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%91%E5%AC%AA%E5%B4%94%E6%B0%8F
 禧嬪張氏;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%A7%E5%AC%AA%E5%BC%B5%E6%B0%8F
 仁顕王后;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%81%E9%A1%95%E7%8E%8B%E5%90%8E
 韓国の時代劇;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3%E5%8A%87
 位階;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8D%E9%9A%8E
 身分制度;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BA%AB%E5%88%86%E5%88%B6%E5%BA%A6
 李氏朝鮮の身分制度;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E6%B0%8F%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AE%E8%BA%AB%E5%88%86%E5%88%B6%E5%BA%A6
 賎民;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%A4%E6%B0%91
 奴婢;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B4%E5%A9%A2
 両班;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%A1%E7%8F%AD
 イ・ビョンフン;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%B3
 キム・サンヒョプ;なし
 キム・イヨン;なし


余談1:朝鮮歴史物(時代劇)好好

さて、この「トンイ」で朝鮮の歴史物(時代劇)を初めてまともに見たのですが、はまったという感じです。
いままで、朝鮮の歴史というと、教科書で習った高句麗と百済と新羅(と任那)くらいしか(これも名だけ)知らなかったのですが、今回で李氏朝鮮という長い王国時代があったのを初めて知りました。
まさに、朝鮮はわたしにとって近くて遠い国でした。
初めて歴史物(時代劇)を見たとき、あの頭に被っているものなどに違和感(日本のちょんまげや中国の辮髪(べんぱつ)を始めて見るときの感覚?)を持ったのですが、いまではすっかり慣れてしまいまったく違和感がなくなって当たり前になってしまいました(笑)慣れは恐ろしい・・・(笑)

朝鮮の歴史物(時代劇)は、今回のチャン・ヒビンを初めとする朝鮮の4大悪女(妖婦)などを含めていろいろ見たいと思っています。
予定としては、
「張禧嬪(チャン・ヒビン)」(2002~2003年)(DVD50巻100話)(4大悪女の一人、チャン・ヒビン)
「王妃チャン・ノクス -宮廷の陰謀-」(1995年)(DVD26巻52話)(4大悪女の一人、チャン・ノクス)
「女人天下」(2001~2002年)(DVD75巻150話)(4大悪女の一人、チョン・ナンジョン)
「宮廷女官キム尚宮」(1995年)(DVD17巻52話)(4大悪女の一人、キム・ゲシ)
「ペク・ドンス」(2011年)(DVD15巻29話)
「イ・サン」(2007~2008年)(DVD39巻77話)
「武人時代」(2003~2004年)(DVD79巻158話)
「根の深い木-世宗大王の誓い-」(2011年)(DVD12巻24話)
「武神」(2012年)(DVD28巻56話)
「王と私」(2007~2008年)(DVD31巻63話)
「善徳女王」(2009年)(DVD31巻62話)
「ホ・ギュン ~朝鮮王朝を揺るがした男~」(2000~2001年)(DVD25巻50話)
などなど、ですね。そのほかにも見たいのがたくさんあります。
ただ、歴史物(時代劇)はある出来事を扱っているというより、ほとんどがその主人公(中心人物)の一生を扱っているので、長いのが難ですね(苦笑)
ということで、いつ見終わるのか見当がつきません。というより途中で断念するかも(笑)
トンイで30巻60話もあると思ってびっくりしていたのに、トンイなんて普通クラスだったんですからね・・・(泣笑)

ほんと韓流は凄いですね。その活力に改めて感心します。

先に見たいと書いた「階伯(ケベク)」「ロードナンバーワン」も含めて、この「トンイ」のように印象に残るものに出会ったら、またこのブログに書きたいと思います。

ウィキペディアから
 張禧嬪 (テレビドラマ);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B5%E7%A6%A7%E5%AC%AA_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)#2002.E5.B9.B4.E7.89.88
 王妃チャン・ノクス -宮廷の陰謀-;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E5%A6%83%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%82%AF%E3%82%B9_-%E5%AE%AE%E5%BB%B7%E3%81%AE%E9%99%B0%E8%AC%80-
 女人天下;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E4%BA%BA%E5%A4%A9%E4%B8%8B
 宮廷女官キム尚宮;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%BB%B7%E5%A5%B3%E5%AE%98%E3%82%AD%E3%83%A0%E5%B0%9A%E5%AE%AE
 ペク・ドンス;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%B3%E3%82%B9
 イ・サン;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3
 武人時代 (テレビドラマ);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E4%BA%BA%E6%99%82%E4%BB%A3_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
 根の深い木-世宗大王の誓い-(根の深い木);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B9%E3%81%AE%E6%B7%B1%E3%81%84%E6%9C%A8
 武神 (テレビドラマ);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%A5%9E_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
 王と私;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E3%81%A8%E7%A7%81
 善徳女王(テレビドラマ);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%84%E5%BE%B3%E5%A5%B3%E7%8E%8B_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
 ホ・ギュン ~朝鮮王朝を揺るがした男~;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%B3_%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E7%8E%8B%E6%9C%9D%E3%82%92%E6%8F%BA%E3%82%8B%E3%81%8C%E3%81%97%E3%81%9F%E7%94%B7
 階伯 (テレビドラマ);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%8E%E4%BC%AF_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
 ロードナンバーワン;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%B3
 チャン・ノクス(張緑水);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B5%E7%B7%91%E6%B0%B4
 チョン・ナンジョン(鄭蘭貞);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%84%AD%E8%98%AD%E8%B2%9E
 キム・ゲシ(金介屎);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E4%BB%8B%E5%B1%8E
 正祖;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E7%A5%96
 高麗;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%BA%97
 武臣政権;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E4%BA%BA%E6%99%82%E4%BB%A3
 世宗 (朝鮮王);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E5%AE%97_(%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E7%8E%8B)
 善徳女王;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%84%E5%BE%B3%E5%A5%B3%E7%8E%8B
 ホ・ギュン(許イン);http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%B1%E3%82%A4%E3%83%B3
 階伯;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%8E%E4%BC%AF
 朝鮮戦争;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%88%A6%E4%BA%89
 朝鮮;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE
 朝鮮の歴史;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
 古朝鮮;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E6%9C%9D%E9%AE%AE
 韓流;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E6%B5%81


余談2:無料動画

わたしは最近、Yahoo!BBの会員になったので、GyaO!(ギャオ!)の無料動画を見て、そこから気に入ったものをDVDで借りることもあります。
おそらく、すべての連続物の第1話は無料で見られると思います(すべて見たわけではないので確信ではないのですが・・・)。
また、月毎にGayO!側で選定したものが第2話以上も見れるようになっています。
ここで、韓流はもちろん、華流の面白いものに出会いました。
上の韓流の「武神」や華流の「大明帝国 朱元璋」や「宮廷の諍い女(いさかいめ)」がこれで何話か見て全部を見てみたくなりました。

Yahoo!BBのHPは
 http://bbpromo.yahoo.co.jp/
で。
無料動画 GyaO!のHPは
 http://gyao.yahoo.co.jp/(GyaO!)
 http://streaming.yahoo.co.jp/(GyaO!ストア)
です。

で、そのあとなぜDVDかと言うと、相対的にGyaO!の動画1本(話)の値段が高いからです。
わたしが借りているDVDは、ほとんどが宅配のGEO Online(ゲオ・オンライン)のスポットレンタルです。半額のときはDVD-BOXレンタルも。
ここでは、旧作で1巻(枚)100円(実質は送料が入るので1巻当たり400円(1巻借り)~132円(16巻借り))です(4月1日からは消費税8%のため103円,同じく送料も8%)。連続物の1巻は約2時間ですから、こちらの方が断然安いのです。1巻だけ借りる場合は差はないですけど、連続物の旧作を1巻だけ借りる人はそういないでしょう。

GEO OnlineのHPは
 http://geo-online.co.jp/
で、
宅配DVDレンタルは
 http://rental.geo-online.co.jp/
です。

あっ、別にわたしはYahoo!やGEOの回し者ではないですよ(笑)


始まり
20140405土 始まり


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真性なる覚醒 クレイモア 「SCENE149 追憶の淵より」 ジャンプSQ.2014年5月号

微笑のテレサ、その名
遂に、登場ですね。
どれだけ、その名を待っていたか。
プリシラに対抗できるのはテレサしかいないでしょう。

テレサを見てプリシラは何というでしょうか。
プリシラを見てテレサは何というでしょうか。

そして、私たちはここでテレサの本当の実力、すなわち真の恐怖を味わうことになるわけですね。
いままで、テレサですら自分の力を知らなかった。
ほとんど妖力を解放しなくても相手を倒してきたのだから・・・
かってのプリシラに対しても余力でプリシラを圧倒したのだから・・・
その力の差をいやというほど感じたプリシラは哀願によってテレサを騙(だま)し討ちするしかなかった。

しかし、そのプリシラもテレサを恐怖させるほどの潜在能力を覚醒させていまここにいる。
テレサもかってのように情けを持ったままでは戦わないだろう。
ただ、気になるのはプリシラは手負いで本来の力のプリシラでないかもしれないということ。
もし、プリシラ本来の力でないなら、テレサとしてはどうなんだろうか。
テレサとしては、本来のプリシラを倒してこそテレサという者の存在価値があると思うのだが・・・
1対1ではなくてよってたかってプリシラを倒したならあの孤高の微笑のテレサではなく、卑怯者のテレサと後世に言われるであろう。かってのプリシラがそう(卑怯者)であったように・・・
テレサに騎士道精神があるなら、おなかをすかしたプリシラではなくおなかを満たしたプリシラを倒してこその誉れだろう。

ただ、このテレサには卑賤のクレアの血も入っているので、そんな誉れなど関係なく単なる復讐という下賤なことしかないかもしれない。
ということで騎士道精神など関係なくここぞとばかり弱り目に祟り目のプリシラをテレサを使って倒すかもしれない。
というか、元々騙し討ちをしたのはプリシラだから、クレアはそんなこと考慮しないであろう。

しかるに、プリシラは最後にテレサを騙し討ちにしたが、初めてテレサと対峙したときはイレーネの騙し討ちを拒否してテレサと正々堂々と戦おうとしたし、今回の戦いでもラキやミリアたちにその力に合った戦い方をしたといえる。そして、プリシラがテレサにしたように、ラキの騙し討ちによってあやうく消滅するところであった。相手がクレア(イレーネの高速剣)であったから助かったともいえる。
こうして見てくると、戦士の矜持(きょうじ)とは、強い者が弱い者に対して持つものであり、弱い者が強い者に勝ちたいと思うなら、騙し討ちだろうがなんだろうがあらゆる手段を尽くさなくては勝てないということ。
弱い者が、へたな矜持など持つとそれはもう敗北すなわち死を意味することになるともいえる。
もし、負けるとわかっていても戦士の矜持を保つなら、それは(真や善というより)美というべきだろう。
武士道とは死ぬことと見つけたり。

いずれにせよ、テレサとプリシラという真に最強の戦いが見れるということになった。


そして、やはりプリシラは本気になったら、オクタビアやクロノスは一撃でしたね。
これで、この地には知られているところでは、上位ナンバーの覚醒者は一掃されたということですね。
このことでは、ミリアの戦略は見事といえますね。

プリシラを除けば、この地で再び組織が妖魔(覚醒者)を作らない限り、ガラテアたちであとの妖魔(覚醒者)を退治するめどはついたといえよう。

あのプリシラと対峙したとき、クレアの覚醒を止めたのはテレサだったのですね。
そして、あのルシエラとラファエラが結合しているときに、クレアを結合体に呼び寄せたのはラファエラだったのですね。
ジーンといっしょのときのクレアに会って、その内なるテレサを見ていたということなのですね。
おそらく、その(呼び寄せた)ときにラファエラはクレアがプリシラを倒すことではなく、自分たちが「この世に絶望を告げる者・・・」になるので、その始末をクレア(テレサ)に依頼するために、そのラファエラの記憶と感情をクレアに託したのであろう。
ラファエラは自分ではルシエラに安らぎを与えられなかったので、それをクレアに託したのであろう。

おそらく、クレアのその覚醒体(といっていいのかどうかよくわからないが)としてのテレサの呼び出しは半覚醒ということと関係しているのだろう。
もし、このテレサをクレアが制御できるならば、組織としては最も待望していた「制御できる覚醒体」ではないのか。
こういう覚醒体を望んでいたのではないのか。
相変わらず、このクレアの場合も非常に特殊な形態ではあるが・・・
ただ、双子の場合のように、覚醒体と精神体という2体ではなく、クレアとテレサという2人格であってもそれが1体であるということがとても大きく重要であろう。
しかし、それが可能なのも双子の場合と同じように、なんらかの大きな結びつきがあってこそであろう。
それは、「愛」と呼んでもいいのかもしれない。
残念なことに、この愛を制御するのは、覚醒体を制御するよりきっと大変だろう。
ということで、今のところは1体としての「制御できる覚醒体」は偶然にたよるしかないということだろう。
ダーエの保管しているナンバー1の血肉を埋め込んでも、「制御できる覚醒体」ができるわけではない。

ともかく、これ(クレアによる覚醒体としてのテレサの制御)がうまくいくと、クレアは最強の化物になる可能性はある。
ともかく結論はまだである。
プリシラとテレサの因縁のある戦いいかんである。これは・・・

テレサを知る者は、プリシラとクレアだけだと思う。いや、クロノスやオクタビアは知っているかも。
ともかく、他の者のテレサに対する対応も興味深いですね。
なにせ、クレアが急にテレサになるわけですからね。
特に、ラキなどは「クレア、クレア」って泣き叫ぶかも知れませんね。
クレアがいなくなったら、ラキは生きている意味を失うわけですからね。
ラキ
「やだよ」
「7年前に言ったろ
 クレアが死ぬなら
 一緒に死ぬって」
「図体ばかり
 でかくなったけど」
「俺はあの時の
 まま なんにも
 変わっていないんだ」


このテレサの出現は、奇跡なのでしょうか、それともクレアの意志なのでしょうか。


それにしても、あの美しいプリシラがすっかり醜くなってしまいましたね。
なにせ、ロクサーヌに笑われてしまったカサンドラの地に這(は)う姿をしているのですからね。
さすがのプリシラも背に腹はかえられぬということでなりふりなどにはかまっていられないということですね。
そこまでプリシラを追い詰めたということですね。
ヘレン
「なんだ
 ありゃ」
「プリシラと
 カサンドラ
 融合したのか!?」
クレア
 「違う」
ヘレン
「!」
クレア
「喰らったんだ
 根こそぎ・・・」
カサンドラ
 その力・・・」
「いや
 存在そのもの
 を・・・」
ヘレン
「な・・・」
これだと確かに融合ではなく、合体という感じです。
融合だと、ラー(ルシエラとラファエラの融合体)のような別のものになるだろうけど、これは左の上半身がカサンドラですから・・・
精神はプリシラでプリシラがカサンドラの機能を制御しているということでしょうか。
同じように、オクタビアもクロノスも制御体(仮称)になってしまいました。
ただ、この制御体もどのような者でもできるというわけではなさそうですね。
ラー(ルシアラとラファエラの融合体)などは取り込めなくて、吐き出していたし、真性リフルは取り込むどころか反対に妖力を吸収されていたから。
ここらへんは、精神をどちらが支配するかということの戦いで勝った方が制圧するということなのかもしれません。
だから、深淵の者などでは相等激しい戦いがあって、どちらになるか微妙なのでしょうね。ラーのように自身ではなかなか決着がつけられないこともあるということなのでしょう。ラーは結果的に真性リフルと共に倒したということになったから。

ところで、カサンドラはなかなかしぶといですね。
こんな状態になってもまだ、その存在を形ではあるが示しているのですからね。
といっても、プリシラの妖気エネルギーで生き返ったのだから、元々形だけしかなかったともいえますが・・・
それでも、ダーエによって蘇生された時は、カサンドラもロクサーヌもヒステリアもそれなりに自我があって会話もしていたのだが、カサンドラは他の2人を喰って、プリシラの妖気エネルギーが増大してからは夢遊病者のようになって口も利けなくなりました。
思えば、カサンドラは可哀想で悲惨なその生涯ですよね。
戦士のときはその技のためにナンバー1なのにこそこそとしていなくてはならなくて、そんな中での唯一の友をロクサーヌの謀(はかりごと)で殺され、あげくの果てには裏切り者として戦士に惨殺されるということでしたからね。
そして、ダーエによって蘇生されてもその覚醒体はロクサーヌに嘲(あざけ)られるという始末でした。
それでも、ロクサーヌやヒステリアよりは形だけではあるが長く物語に留まっているのでよしとしましょうか・・・

あと、ヘレンがなにかいうとクレアが応答するのですね。
確か、パブロ山の山中で男の覚醒者と戦っていたときもヘレンがミリアの幻影のことでいちゃもんつけていたらクレアが説明して、それにヘレンが「あ? てめーに何が、わかるってんだ。最下位がえらそうに講釈たれんな」(第6巻25頁)ってかみついていましたからね。
さすがに、今回は素直に聞いているようですが(笑)

最後に可愛いオクタビアを・・・
プリシラに首を刎(は)ねられ、合体カサンドラのろくろ首に喰われるときの一言。
「いやよ」
「やめ
 てよ」
カサンドラには喰われたくないよね。
そのオクタビアがラキを喰いたいのはよく分かる(笑)
「ひと・・・」
「にんげんの
 ないぞうの
 におい・・・
 おいし
 そう・・・」
クレア
「!!!」
「オク
   タビア・・・」


今号の1枚は、
もう当然ながら
332~333頁の見開きの「微笑のテレサ」。


余談:ミリアの戦い 2

なぜ、ミリアは北の戦乱のとき反乱をしなかったのか。
イースレイの軍団と戦っても勝ち目がないと分かっていたなら、なぜ戦線離脱をしなかったのか。
イースレイの軍団と戦うのと組織の討伐軍と戦うのではどちらに勝算があると思ったのか。
組織側としては、ナンバー1,2のアリシアとベス、ナンバー3のガラテア、ナンバー5のラファエラということになろう。
後の者は、ここピエタにほとんどの者が集結しているので問題になるような戦士はいないだろう。問題になるとしたら正体不明のナンバー10くらいか。
この時点では、このピエタの戦力では組織の討伐軍には勝てないということだったのだろうか。

しかしながら、クレアやジーンからリフルの話を聞いていたなら、リフルとの提携ということも考えられたのではないか。
リフルとしては、手駒を欲しがっていたのだから、たとえ覚醒者にならなくても一桁ナンバーの何人かが手に入るということならそれなりのメリットがあるだろう。
今のプリシラの戦いでは、うまく覚醒者と提携しているわけだから、そういうことも考えられる。
確かに、7年前のミリアと今のミリアを直接に比べることは出来ないから、当時のミリアはまだそこまで広い視野がなかったとも言えるわけだけど・・・
それに、当時はまだ腹心あるいは同志と呼べるような堅い結びつきの者たちもいなかったので、ここで組織に対して造反離脱といっても、まだみんなを説得しまとめることができなかったということなのか。

やはり、生き残ってからの7年間で多くのことを学んだり調べた上での組織への反乱なのだろうか。

北の戦乱の時ではまだ準備不足であり、組織に先に仕掛けられたというべきだったのかもしれない。
そこで一か八かの仮死という手段をとったのかもしれない。
半覚醒の4人は生き残れる可能性が高いと踏んでの選択だったのかも知れない。
少なくとも、4人はそれぞれパブロ山の山中でのあの男の覚醒者との戦いで組織に対して含むものを持っていたのだから。

ところで、いま思い出したのですが、ミリアたちがパブロ山の山中で男の覚醒者と戦ったとき、ミリアが男の覚醒者について語ると、男の覚醒者はミリアに
「くくく・・・さすが組織のナンバー6ミリアさんは博識だねぇ・・・」
「だが大きな間違いがひとつあるね・・・そして、あんたはそれを知っているはずだ・・・」(第5巻185頁)
と言っているが、男の覚醒者はミリアが組織の秘密を知っていることをなぜ知っているのだろう。
この男の覚醒者はルヴルの配下の者なのか。いや、そうではないでしょう。
この戦いを、離れた地で組織の者とガラテアが見守っていたのだから。
いや、この組織の者もルヴルの仲間なのか。
そうでなかったら、組織はミリアが組織を探っているということや半覚醒を知っていることになるのだが・・・
しかし、クレアはルヴルに殺されかけた、と言っているのですよね。
「半覚醒化した私たち四人をまとめて始末しようとした事もある」(第16巻33頁)
このことがあの男の覚醒者のことならば、この時の組織の者はルヴルの仲間ということも・・・

ここに、とても重要な発言があったのですよね。
やはり、ミリアには大きな秘密があると言えよう。


余談2:クレアの覚醒体

通常の戦士は、妖魔の血肉を取り込んでいるので、妖力の限界を超えたり妖力を使いすぎたりすると、精神も肉体も妖魔に乗っ取られ、覚醒者となる。半人半妖。

クレアの場合は、半人四半妖四半テレサである。
ということで、クレアの覚醒は妖魔に覚醒する場合とテレサに覚醒する場合があるということなのか。
妖魔に覚醒の場合は、あの北の戦乱でリガルドに対したときの四肢を覚醒させたのがそうであろう。
同じく、プリシラに出会った時に、覚醒しようとした時もそうである。この時の妖魔への覚醒はテレサが止めたとクレアは言う。
そして、今回の覚醒はテレサである。
しかし、これは覚醒といえるものだろうか・・・
むしろ、二重人格のようなものかもしれない。
なんらかのきっかけで(あるいは意志で)、クレアとテレサが入れ替わるということなのか・・・

そして、それは半覚醒だから可能なのか。
半覚醒とはダーエの説明によると、
「平たく言えば近しい者の血肉との相性・・・
 もしくはその中にこめられた思念のようなものが
 その者の覚醒化をわずかながら引き戻す力になっているというところかな」(第25巻8頁)
これって、人格がふたつあるってことではないのか。
もう一人のわたしが精神に作用して、元のわたしを制御しているってこと?
(呼び戻しってのは、双子の場合はもちろん、クレアにガラテアがしたり、またそれを真似してクレアがジーンにしたり、ジーンがクレアにしたりしているので、別の者が妖気(精神)に作用することができるのであるから、その他者を自分に取り込めばよいということであろう。)
クレアの場合、テレサなのでその作用はとても大きいといえよう。
そういう意味では、テレサで覚醒して(現出して)も、テレサがクレアに戻るのは恐るべき精神力がなければならないだろう。

あと、気になるのはこのテレサの覚醒体というのはあるのかということ。
まぁ、現時点で確かなことはテレサは妖魔ではないということだろう。

あと、半覚醒については、ガラテアがクレアを引き戻したときに、
「組織が目をつけて探しまわるだけの事はあるな
 何者だ、お前・・・」(第8巻177頁)
と言っているところを見ると、組織はなんらかのことでそういうことを試行していたともいえる。
まぁ、単にガラテアの憶測かもしれませんが・・・
組織は単に、離脱したクレアの居場所を知りたいだけだったのかも・・・


クレイモア
HPは
 http://www.j-claymore.com/
で、
ウィキペディアは
 http://ja.wikipedia.org/wiki/CLAYMORE
 CLAYMOREの登場人物;http://ja.wikipedia.org/wiki/CLAYMORE%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9
です。

ジャンプSQ.の
HPは
 http://jumpsq.shueisha.co.jp/
で、
クレイモアの項は
 http://jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/claymore/index.html
です。


クレイモア ドイツ語版からのことば(第16巻39頁)
クレアとルヴルの会話(続き)

He he he...
Wenn du mir nicht über den weg traust, bitte... Versteh's, wie immer du willst.
Doch für mich bieibt der Tag, an dem du mit dem Wunsch zu mir kamst, der Organisation beizutreten, und mir dabei den Kopf Teresas entgegenstrecktest, ein Wink des Sohicksals.
Und da ich dich von Kindesbeinen an aufzog, hege ich nun mal große Sympathien für dich.
Deshalb freue ich mich auch, dich nach so langer Zeit wiederzusehen.
Was denkst du...
...was geshieht, wenn wir der Oganisation über dich berichten?
Wer wird den Worten von Deserteuren schon Glauben schenken?
Zudem habe ich mir nichts zu Schulden kommen lassen.

くくく・・・
まぁ、どう取って貰っても構わないし、信じてくれなくてもいいが・・・
お前が私に組織に入りたいとテレサの首を差し出した時から運命のようなものは感じていてな・・・
お前のことは小さい頃から育てあげたような感覚で、結構、気に入っているんだ
久し振りに会えて素直に嬉しかったよ。
我々が・・・
お前の事を組織に言うとは考えないのか?
逃げた者の言う事など誰が信じる?
それに実際、私は何もしていない。


光の華
20140405土 光の華


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