夜勤明けは真鯛の刺身で
2021年05月27日(木曜日)
5連勤が明けました。piccoloです。
今月の山場を乗り越えました。他拠点にコロナウイルスの感染があったので、うちのホームから応援要員を発出せねばならなくなった事で、大幅にシフト変更がされたのでした。
ワシは何日か変更があっただけに留まりましたが、20代の独身女性スタッフが応援スタッフとして駆り出される事になり、なんとも複雑な気持ちです。去年の都知事選で、山本太郎氏が出馬した時に掲げていた政策を振り返ります。
「エッセンシャルワーカーには、1日24,000円の危険手当ての支給」この金額は、自衛隊員が海外派遣された時と同じらしく、コロナウイルスと言う見えない弾丸が飛び交う中に派遣するのだから当然の報酬だと演説していた。まさにこの状況がピッタリだと思うが、都知事は小池百合子のままで、その時と比べてもコロナ対策は進歩しておらず、むしろ後退している中、一企業であるワシらの会社は、右から左へ人員を動かす対策しか出来ていないのだった。
山本太郎が都知事に当選していれば、医療、介護、保育、スーパー店員、タクシードライバー、バスドライバー、宅配員、ロックダウン中も仕事に行かなければならないエッセンシャルワーカー全員に、1日24,000円の危険手当てが支払われているはずだった。それから一年近くが過ぎた今を虚しく思う。
応援に行った20代の女性スタッフは、現在2週間の隔離期間として休職中である。驚く勿れ、彼女には手当ても支払われず、休暇も実費なのだ。有給休暇を使うか、欠勤扱いにして6割の給料を支払ってもらうかの二つに一つの選択しかない。会社から見えない弾丸が飛び交う場所に派遣され、強制的に休職させられ、給料が減らされる。我が社にも、じわりじわりと無能政治が行うコロナ対策の影響が出始めている。
別ルートで我が拠点にもコロナウイルスの感染者が出たのだが、ホーム外での感染が分かっていたので、出来うる限りの対策を経て今に至っている。感染した職員の意識の高さに敬意を表したい。
憤りを噛み締めながら今月を過ごした。その山場を乗り越えた。夜勤を終え、真鯛の刺身を手にしたのだった。
最近、柵でカツオが売っていたり、赤貝があったり、嬉しい誤算がつまった、とある御用達の魚屋。珍しく天然真鯛が置いてあった。一舟700円だ。ここの魚屋は美味い上に安い。居酒屋で真鯛の刺身を頼んだら数切れで700円するだろう。しかし、この量を700円で楽しめる事に豊かさしか感じられない。
三分の一を残したところで食べるのをやめた。狙いは味噌汁にする事だった。
写真からは残念ながら真鯛感ゼロだが、真鯛とネギの味噌汁がとても豊かだった。豆腐がなかったのが痛いのだが、風味も去ることながら真鯛の味が良い。良い真鯛は味噌汁にしてもこんな美味いのか。その豊かな気持ちを胸に、この日記を書き殴るワシがいる。
piccolo
Copyright (C) 2006 今日もまた呟き rights reserved.
Template&Material : TENTEN★くらぶ