Music life ピアノレッスン
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sarapiano 音楽を通して心豊かに生きる

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丸尾氏のピアノレッスン受講

今朝は発表会調律で大垣スイトピアセンター音楽堂でスタインウェイD274の調律。

ピアノ演奏会にちょうど良い大きさのホールです。小さいお子さんたちの晴れの舞台、お手伝いでき良かったです。





昼からピアニスト丸尾祐嗣さんのサロンコンサートと公開レッスン。

昭和区のfishnutsさん邸の防音室サロンから生配信もしながらのサロンコンサートとなりました。

丸尾さんはfishnutsサロン初登場。
S400Bを鳴らしきった演奏、間近で聴いてもうるさい音や耳障りな音は一切なく心地良さしかない素晴らしい演奏でした。


プログラム

B. バルトーク:3つのチーク県の民謡 BB45b Sz 35a
C.ドビュッシー:パゴダの仏塔(版画より)
C.ドビュッシー:弦楽四重奏曲 Op.10 より第3楽章(丸尾祐嗣編)
S.ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」
A.スクリャービン:ピアノソナタ第2番 嬰ト短調 Op.19「幻想ソナタ」
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV.1004 より「シャコンヌ」ニ短調


公開レッスンは10年ぶりくらいに丸尾氏のレッスンを受講。やはりレッスンは勉強になる事ばかりです。
弾けなかったところが弾けるようになるアドバイスをいただいたので習得できるよう練習に励みたいと思います。


配信アーカイブはこちら



https://www.youtube.com/live/A5ovdR_1qx8?si=cDgVvxdX6XiNAhII

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受講生・聴講生募集開始!

関根希美子先生、𠮷永哲道先生との共同企画

連弾・2台ピアノのグループワークおよび個別レッスン(公開形式)




受講生・聴講生募集開始!

2023年12月3日(日) - 4日(月)

レッスン内でのパートナーは関根先生が担当しますので、お1人でのお申し込みが可能です。

デュオペアでのお申し込みも可能。









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公開レッスンにてバッハをみていただく

昨日は吉永哲道先生の公開レッスンをfishnutsさん宅のS400で受講。

バッハ平均律1番を弾いてみていただき、ハの字の手の形をキープしながらも常に内側重心と言うことをすぐにご指摘いただきました。

内側に重心を寄せる事により響きが集まってくるのを実感。ピアノのそばで聴いている自分よりも聴衆のみなさんのほうがより実感したようで明らかに変わったと言ってもらえました。

最近自分で弾いていてもどうも響きが散ってしまっているなと思っていたのですが、それは小指のほうへ向かい外側重心で弾いていたのがその原因だと判明。
すぐにそれを見抜いて的確に指摘してもらえるのはさすがとしか言いようがないです。

内側に重心を持ってくると今までの癖があるからかスムーズには弾きづらいのですが、音が繋がる感じがありより音楽的に弾ける感覚があります。

親指の力を入れる方向や内側に重心を持っていったときの小指や薬指でフォルテを出す時の力の引き寄せかたも教えていただけました。

バッハについてのお話もしていただき、その偉大さ壮大さに改めて感嘆し興味深く捉える事ができました。

2月の東京での大野メソッド発表会へはじめて出る事になったのでこれからなんとか形にしていきたいと思います。

今年ももう終わり、最後までピアノに関われて幸せでした🎹✨










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希望の光

ピアニスト吉永哲道先生の公開レッスンが春日井のFantasie-Impromptuにて行われました。

初日にはレッスン後にミニコンサートと言う形にて弾いてくださりましたが、ミニと言うよりけっこうしっかりとしたプログラムとなり一年の締めくくりに相応わしいものとなりました。

先生の解説も含めて印象的だったのがショパンのマズルカとベートーヴェン悲愴ソナタ。

ポーランドの詩人ノルヴィトが語ったと言う、

「ショパンは農民が野原に落とした涙をダイヤモンドに変えた」

と言うのを引用してまさにはかなくも悲しくいて美しい旋律をポーランドの土のにおいを感じるがごとく響きをホール全体に鳴りわたりました。

そしてベートーヴェンイヤーとして外せないソナタ悲愴。
ベートーヴェンの苦悩に満ちた人生、音楽家にとって耳が聴こえなくなった絶望、それに比べたら我々の悩み苦しみなどとるに足らないものだと、まさに音楽家である吉永先生だからこそその苦悩が身を持ってわかることを感じる言葉でした。

そしてちょうど図ったかのようにベートーヴェンイヤーに人類にとって苦悩が覆い被さった。
しかしベートーヴェンの音楽はその苦悩のなかから一筋の光を感じる、それがこの苦境から人類に〃希望〃を与えてくれるのだと言うのがその演奏に体現されていました。

ベートーヴェンの精神のごとく、絶望にも似た苦境の先に歓喜が待っている、そんな事を感じさせてくれる2020年のラストでした。

レッスンではなかなか思うように弾けていなかったスクリャービンについて的確なと言うかまったく別次元の方向からのアドバイスをいただきとてもとても勉強になりました。

そして来年の3月13日に同じFantasie-Impromptuにて吉永先生のリサイタルを行う予定です。

また2月8日には東京の紀尾井町サロンホールにてリサイタルがあります。

ホール全体を包み込み降りてくる倍音の含まれた音色、そしてそれに呼応し心に響く音楽を体感できます。





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アンドレイ・ガヴリーロフ氏のレッスン

大野ピアノメソッド門下受講のアンドレイ・ガヴリーロフ氏公開レッスンを聴講させていただきました。チャイコフスキーコンクールで頂点に立ったあと、かのリヒテルの代役にて一躍スターダムになった氏の30年間を集約した貴重なレッスンでした。

彼のメソッドによればそれを3分の1の時間で伝える事ができるとの事。
各時代の作曲家には演奏する時に守るべき指針がありそのパターンをプログラムすればどんな作品も弾けると言うような事をおっしゃっていました。

先日のリサイタルでも自由に弾かれていた印象があるのでこれは意外でした。彼なりの解釈と言う事でしょうか。それが正当であるとの自信がレッスンの間感じられました。

通訳も入っていましたが直接に聞き取れる英語も多くとてもわかりやすいものでしたがその中でも印象に残ったのはスクリャービンのレッスン中にユニバースとおっしゃり宇宙空間を作りあげるイメージを熱く語られていた事です。実際に氏の弾かれたスクリャービンはまさに宇宙と言ったらよいのかまさにスクリャービンを今に伝える極上の響きでした。

そしてベートーヴェンのレッスンでは彼はpoorな作曲家でありそれ以上でもそれ以下でもなく天才モーツァルトに比べて苦労して作曲していたとのお言葉。

その苦労は自分と魂の分離をどうすれば良いのか試行錯誤した跡であり、時にちぐはぐであると言う事。

それゆえに演奏時には過剰な表現は必要なく、時に言われるような崇高な魂がそこに存在するかと言うとそうでもないとバッサリ。

もっとシンプルにシンプルにと、もちろんそれはいろいろな表現ができてこそ削ぎ落とした結果として洗練されたものとしての表現かなと感じましたが、ある一方でベートーヴェンはそこまで表現する必要がないとも取れ彼の中での重要度の低さを感じました。

そこはやはり故郷であるロシアの血が濃く流れているのは否定できないかなと。

ベートーヴェンは解釈が先生によってわかれるとこれまでも感じてきたのですが、理由がわかってきたのは大きな収穫でした。そしてモーツァルトのように自然に降りてきたものでなく人間が手を加えたものであり人間臭い音楽である事が改めて認識できました。

そしてその次に続くリストでも共通することとしてその多くのメロディがイタリア歌曲から取ってきたものであるとの事。それがヨーロッパ人的な感覚として日本人にはないものかもしれないがそれを理解して弾く必要があると言うような事。

典型的な日本人的な演奏の部分でも例を出し度々触れられ今回の受講者はその大部分のひとたちとは違う特別な演奏、音を持っている事を認識されていると言うのが伝わってきました。
これはどのように日本人演奏家を捉えているのかがわかり自分が思っていた事とも符号しました。


また時にその繊細過ぎるところが表現上思わしくない部分も演奏上生じる事があると指摘していましたが、日本人としての演奏をする事も価値があることだよなぁと常々思っているので、これは異なる視点として捉えました。


とにかく受講生のレベルの高さに終始驚かれ満足されていて、自分の言った事を今回のようにすぐに対応できる生徒はそうはいないと帰りのタクシーでも興奮気味にお話されていました。

音そのものについても実際にガヴリーロフ氏の演奏やレッスンに触れて得るものが多く貴重な体験となりました。






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プロフィール

Masayuki Saraie

Author:Masayuki Saraie
SARA PIANO

珈琲とピアノと猫をこよなく愛する

ピアノ調律師 更家雅之


楽器が求め、演奏者が求めるベストな状態へ

音の職人、更家雅之の日記や想い

ピアノや音楽、日常を通して出会う人たちとの 交流から日々考えさせられ思ったことを、日記を中心に更新中。


音楽はどんなジャンルでも大好きで聴くこと演奏することが趣味

音楽と歩んできた人生、辛い時、楽しい時、そばにはいつも音楽がありました。音楽によって救われた時期も。

そしてピアノを弾くと心が落ち着きます。

近年、調律や音楽が心に及ぼす影響を研究中。

音楽は心の世界への扉 、そして心そのもの。


ピアノ、音楽を通してこの時代に”心豊かに生きる”を実践しています。

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