SAKKYのつれづれBAND日記

ミスチルと同時購入しましたのが、先月発売されたジャーマン・メタルの老舗バンドのHELLOWEENの新作ですね。

「MY GOD-GIVEN RIGHT」です。

アルバムのジャケットの自由の女神が、このタイトルを象徴しているようですね。

前作もハロウィン🎃らしいスピード・チューンのある「らしい」作品でしたが、今回ものっけから「Heroes」で、ポジティブ且つスピーディなパワーメタルが炸裂しています。

しかし、気になるのがこの近作のハロウィン🎃は、「らしい」曲を書くのがもっぱら、アンディ・デリスや新参ギタリストのサシャだったりして、このバンドを事実上仕切っているマイケル・ヴァイカートがイマイチという点でしょうか？

今回も三曲くらいですかね。すっかりメイン・ソングライターがアンディ・デリスになってしまいましたね。まあ、いいボーカリストでもあり、いいソングライターでもあるのですが、やっぱりハロウィン🎃と言えば、ヴァイキーに期待してしまいます。

三曲目のタイトル曲は、ヴァイカート作品で、ちょっとAメロに名曲「パワー」の雰囲気がありますね。でも、サビはなかなかいいです。

とりあえず、一曲目から三曲目くらいまでは、前作よりもいいくらいですね。

しかし、ハロウィン🎃も、すっかり老舗のヴェテラン・バンドになってしまいましたね。

初期のカイ・ハンセンがリーダーだった頃とは、まるで違うバンドになってしまいましたね。オリジナル・メンバーは、今やマイケル・ヴァイカート、ベースのマーカスのみ。それも、かつてほど存在感がありませんから。新参のメンバーが、「これぞハロウィン🎃」というような楽曲を、提供しているような状況です。

それでも、ハロウィン🎃というバンドとして認知されているのは、このバンドが確立した異常な速さのスピード・メタル、ブラスト・ビートとヨーロッパのバンドらしい、クラシカルなツインリードというパッケージが唯一無二の個性となっているからでしょうね。



今のアンディ・デリス加入のアルバムでは、どうしても「Master Of Rings」が名作として印象が強いですね。結局、その後の作品は、これを越えられないという感じですね。