エフェクターを使った音作りで悪戦苦闘しています。🎸
- 2015/06/03
- 21:27
さて、前述のように今回は、エフェクター主体の音作りというのにチャレンジしています。
そもそも、なぜエフェクター主体にこだわるのかというと…。
一つはそもそもヘッドを持ち込むのが重くて疲れる。
以前には、プリとパワーアンプを分けて、フロアタイプのLine6とパワーアンプのVHTをとも考えたのですが…。このVHTというのが曲者で、真空管が6本も入った代物で、レクチのヘッドよりも重い。見かけに騙されたが、持ち運びという点で言えば、あまりメリットの無い代物でした。
しかも、オークションで購入したものだったので、真空管が消耗しており、6本もパワー管が入っているくせに、しょぼい音。しかも交換するとレアなKT管のため、ものすごく高くつくことが判明。やってられないとこの計画はとん挫しました。
さらに、もう一つは、学生時代のようにジャズコーラスしかないような箱やスタジオで、エフェクター一発で、勝負するというバンドをやっていて、あのプリミティブな感覚に戻りたいというノスタルジーですかね。
そういえば、昔、マーシャルを購入する前は、大抵、あのRoland JC-120くらいしかアンプが無かったよなー。というか、昔はあの頃にあったいろいろなアンプも試しましたが、ジャズコーラスが最も音が良いと思っていましたのでね。昔はJCにBOSS SD-2ターボ・オーバードライブを繋いで、ターボをオンにしてドライブをブーストさせれば、それだけで至福の音でしたね。
ただ、いろんなハコやら環境でやってみて、意外とJC-120には、個体差があるということが分かってきました。いいアンプのときには、自在にいつまでも弾いていたいと言うような音になりましたが、最悪の場合にはどんなにいじってもしょぼい音…。真空管アンプでもないのに、どうも使用環境などが影響するのでしょうか…。
ということで、マーシャルを中古で購入したのですが、これがまたプリゲインの無いワン・ボリューム・タイプの代物で、どうやっても歪まないものでしたので、ここで登場したのが、BOSSの歪み物の中でも最高傑作のひとつ「Metal Zone」、通称「メタゾネ」です。この「メタゾネ」は、元々HM-1 Hevy Metalの後継機で、BOSSで最も歪むというのも魅力的でしたが、このエフェクターの最も優れたところは、強力なパラメトリック・イコライザーを導入したことで、どんなしょぼいアンプでも無理やりにでも、そこそこの音にできるというところです。
学生時代のメタル・バンドをやっていた時代は、この「メタゾネ」で音を作っていましたね。
↓ちなみに、こんな音です。クリックするとYou Tubeで試聴できます。
prelude / You Tube
Ship Rock / You Tube
↓ライブでは、こんな音です。マーシャルに「メタゾネ」。ギターはストラトキャスターです。
Live / You Tube
今回、エフェクターのメインの音としたのが、Lequtique 9/9です。
Lequtiqueというのは、低価格ながら極めてハイスペックなハンドメイド・エフェクターを製造している日本の新進気鋭のブランドです。9/9は、シリーズ最強の歪み物です。D-MOSFETというモダンなハイスペックなパーツを使用しています。まあ、よく歪みます。よって今回はブースターはいらないなということで、KATANA Boostは外しました。
過日のNeotebic Soundさんから、この手のエフェクターはすべてのツマミを2時方向にすると、いい音になると教わったので、最初はそうしていたのですが、何とも低温がプーミーです。確かに、ズンという迫力はあるのですが、今回のバンドの課題曲はカラッとしたTHE OFSPRINGというメロコアのバンドですから、これではダークなデスメタルですね。
ということで、結局、Botomを9時方向まで絞り、低域を大幅にカットしました。さらに、高域が何ともベシャベシャしています。ピッキング・ハーモニクスもコンプレッサーをかけられたような何とも不自然な潰れ感があります。この音は、あのPeavy 5150の初期モデルそっくりですね。エディはハーモニクス・プレイが多いのですが、あの5150の初期タイプはまったく、高域のべしゃべしゃ感と不自然なハーモニクスがいただけなかったですね。ま、ギターによるのかもしれませんが。エディのギターのピックアップは、PAFを基準にしているのか、そんなにハイゲインではありませんから…。
とにかく、私の音を作るポイントが高域です。ちょっと力を入れたたけでピッキング・ハーモニクスがかかるくらいピーキーな反応をするセッティングが大好きなのです。そういえば、昔、学生の頃ライブで、PAから高域がきつすぎとクレームがあったくらいです。でも、それくらいじゃないと、ピッキングの強弱の特に勢いでもっていくような感じが出ないんですよね。ということでハーモニクスがナチュラルでピッキングのタッチがハッキリ出るような音が理想なのです。
結局、9/9の裏蓋を外して、内部回路の中域カットを12時に戻してみました。結果、ちょっとだけナチュラルになってきました。
ま、あとはアンプとの相性も問題なのですが…。結局、変なコンプレッションがかかるのも、アンプに余裕が無いと言うか…。ヘッドルームが小さくてすぐに限界値ほ突破するというか…。今回、自宅のLine6 Speder75という小さなアンプですから、JC-120に繋ぐと、また違った効果になるかもしれません。
やっぱり、スタジオを個人で借りて試してみる必要がありますね。
他にWeed DS-1 modあたりも持ち込んで試してみましょうかね。
- テーマ:エフェクター
- ジャンル:音楽
- カテゴリ:Gears(楽器・機材)
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