3rd Albumの時のレコーディング機材🎼
- 2015/01/08
- 21:32
未だに、過去の録音音源を全部アップできていません。春までバンド休止中なので、ノンビリ書いていこうと思いますが…。
随分、前にアップした3枚目のアルバムのレコーディングですが、ある意味、一番、バンドとしては、ピークの辺りの作品なわけで。レコーディングでも、いろいろ試行錯誤して今ではやらんようなこともしていますね。
2枚目とは、とにかくレコーディング機材が一新しました。
まず大きいのが、オーディオ・インターフェースを変えました。
Focusrite社のSaffire Pro 40が、登場しました。以前使っていたのは同じFocusriteのSaffire 16 I/Oでした。以前のものは、マイクプリの音が甘く、イマイチ好みではありませんでした。ポップスにはいいかもしれませんが、もっとタイトな音にしたかったというのがあります。
いまでは、これも使っていませんが、Saffire Pro 40は、マイクプリの音が極めてフラットで、加工がしやすかったです。
さらに、バスドラには、先述のISA ONEにTUBE-TECH社のCLA1Bという、これまた高いコンプレッサーをかけ録りで録音するという、贅沢極まりない録音をしました。
このバスドラの音をEQを使いタイトにしました。ただ、ドラムのJin君は、2ndのバスドラの音の方が好きだとのこと。自分としては、こっちの方が好きなんですけどね。
しかし、唯一、心残りなのが、ドラム録りのときにトップに使っていたコンデンサ・マイクの真空管への電源のヒューズが飛んでしまい、仕方なくダイナミック・マイクを二本立ててシンバル録りを、したのですが、ガシャンというなんとも汚い音になってしまい、イマイチの結果に…。
あとは、ミックスのときにもわざわざダミートラックを、作り先程のCLB1をスネア、バスドラにさらに掛けました。色々、雑誌を、読んでいるとCLB1は、かければかけるほど音が太くなると言われており、面倒な作業でしたが、大活躍していました。
ミックスには、これも今は使っていませんがFocusrite社のLiquid-MixというDSPによるエフェクトのシミュレーションで、EQ、コンプレッサーを贅沢に使いまくりました。何しろ当時のパソコンの性能の限界上、CPUに負荷をかけるプラグイン・エフェクトをできるかぎり少なくする必要があったので、外部のDSP回路で処理するアウトボードはありがたいものでした。
ただ、この時代のFocusrite社の製品は、全てFire Wireでの駆動だったので、現在のスペックのパソコンでは使えません。そろそろこの時代の機材を売ろうかな…。または、さらにハイスペックと拡張性の高いデスクトップを考えるか?
さらに、大きくサウンドを変えることになったのが、この機材の登場によるものでした。Fractal Audio社のPREAMPで、AXE-FXⅡです。ただし、3rd Albumのレコーディング時は、まだ「Ⅰ」でしたけど…。それまではギターもベースもLine6 X3か、Fuitar Rigというプラグインを使っていましたが、CPU負荷の軽減ということもあって、高価なのですが思い切って購入しました。ギターだけでなく、ベース録りでも重宝しています。
特にこのAXE-FXの登場で、2ndと3rd以降ではサウンドがガラリと変わってしまいました。極めてハイクオリティな音です。ただ、あまりにも綺麗にまとまりすぎて…という感じはありますが。当時はPro Toolのデジデザインから出ていたElevenなども欲しかったのですが、東京の渋谷の楽器屋で試奏して、完全にAXE-FXの方がクオリティが上でした。といっても、プリアンプなので、いいモニターに繋がないといい音にはならないんだけどね。