2ndからの曲紹介⑭ 「The Only One」
- 2014/05/25
- 09:26
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The Only One / You Tube
これも、DrumのJIN君の曲です。
彼のつくったものとしては、自他ともに認める「最高傑作」です。
ライブでも、おそらくこの曲が最も演奏されたと思います。
大体、ラストとかで、これをやって締めるみたいな。
もともと、YG誌だかに載っていたShuの特集の譜面から、JIN君が思いついたリフからつくったようです。リフがいわゆる様式美系HR/HM的です。私もこういう部類は、好きですが…。あまりこのバンドであえて持ち込んだりはしませんでしたが。
んでもって、JIN君は自分でつくった曲は、全パートを自分で演奏してデモをつくりますので、やってみたところボーカル・パートで最高音(B)が出なくて「これは、歌えない。ボツにします。」と言っていたところを、途中まで聴いていた私が、「ん、これは、ちょっといい曲だぞ」ということで、ファルセットで無理やり歌ってもらい、形にしました。
正直、自分のボーカルでも、基本的にはA音を最高到達に考えて、基本的にはA音まででメロディが収まるように曲をつくります。もしも、これを上回る場合は、容赦なく転調します。そういうこともあって、極力、開放弦を使用したようなHR/HM的なリフや曲づくりはしていません。転調がしにくくなるからです。
この曲も、Bマイナーなのですが、やろうと思えばAマイナーにも転調できたのですが、短調の場合は長調と違って、転調するとかなり曲の雰囲気が変わってしまいます。半音下げただけでも、かなり変わるので(昔、やたらとL.A.メタルが半音下げチューニングしたのも分かる)、結局、Bマイナーのままにしました。
ボーカル的には少々キツイですが、なんとか。あとこのAlbumでは、「Sunny Day」もBまでいっています。
ソロは、これもJIN君の意向で、オクターヴ奏法だけにしました。それでも私の趣味で、何本かギターを重ねています。
ギターの音は、基本的にGuitar Rigですが、相当、ざらついたドライな音です。レクチのモデリングだとは思いますが、ボグナーのUbershallのモデリングかもしれません。
この曲は、のちにJIN君のソロ・プロジェクト「文房四宝」にもJIN君のボーカルで再録されています。