スペイン編(8):マラガ(11.12) : 散歩の変人

スペイン編(8):マラガ(11.12)

 朝目覚めてカーテンを開けると、どんよりとした曇り空。テレビで天気予報を見ると、地中海沿岸には雲が広がるようです。ま、雨が降らないだけ諒としましょう。さて懸案のピカソ生家訪問ですが、ガイドブックによると徒歩では無理なようなので、タクシーに往復を依頼することにしました。館内電話で添乗員さんに、朝食前に出かけること、絶対に遅刻はしないことを告げ、フロントにお願いしてタクシーを呼んでもらいました。時刻は午前八時すこし前、まだ日の出とはならず、マラガ港の夜景を眺めながら待っているとタクシーが到着。運転手さんは真面目そうな方で、あまり得意ではなさそうな英語をあやつってとりあえず意思疎通ができました。丘をくだり、十分ほどでメルセー広場に面するピカソの生家に到着。タクシーには待機していただいていそいそと近づき、写真を撮影。看板によるとどうやら博物館として公開されているようです。その前にあるメルセー広場は幼少時代の彼の遊び場で、この広場の鳩を懐かしみ、娘にパロマ(鳩)と名づけたそうです。それでは行っ…誰かいる…
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 日の出前の薄暗がり、黒い服を着た大男が、向こうを向いてベンチに座っています。浮浪者? 朝の散歩? 突然襲いかかってきたらどうしよう… 思いは千々に乱れますが、せっかくここまで来たのですから広場には行ってみたいもの。裂帛の気合とともに遠回りに近寄っていっても彼は微動だにしません。ん? もしや… ああピカソの銅像でした。山ノ神が♪びびりまくりぶー♪と歌ったところで緊張感は雲散霧消。ツー・ショットを撮影してタクシーに乗り込みホテルへと戻りました。
 朝食会場へ行き、添乗員さんに帰還を報告。そして朝食をいただきましたが、スパニッシュ・オムレツが美味でしたね。ここのテラスからの眺望も素晴らしいものでした。紫煙をくゆらしながら、しばし堪能。
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 入口にはピカソの版画が二枚かかっていました。
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 部屋に戻って荷づくろいをしトランクを部屋の前に出して、ホテル前の集合場所に行きました。最後の眺望を楽しんでいると、のてのてとが登場、即座に写真におさめました。
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 そしてバスに乗り込み、まずはマラガのカテドラルへ。資金不足のため右の塔が未完成だそうですが、その外観を見学。ガイドブックによるとここの礼拝堂には、スペイン市民戦争で虐殺された犠牲者の遺骸が納められているとのことです。その死を悼みたかったのですが、残念ながら内部の見学はさせてもらえませんでした。ここマラガは、1936年7月のスペイン内戦勃発に際して共和国側につきましが、37年2月フランコ側に占領されたので、その際の犠牲者でしょうか。合掌。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2013-06-12 06:19 | 海外 | Comments(0)
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