調停に先立ち、
2017年（平成30年）12月2日に行われた
関係者の話し合いで録音された内容の
反訳資料を提出しました。
『A社：
解体業者Ｄ社が明らかに悪く、
非を認めさせて処分を検討するので、
住民にも和解に向けて協力して欲しい。
すべてにおいて、
住民の皆さんが金銭面で負担するなどという事は絶対にありません。
そのへんのことは K会長も納得の上ですので、
今後の工事をスムーズに進めたい。
賠償の件は、K会長とＤ社間でのことですので、
責任をもって対応してもらえるように
K会長にも助言させてもらいます。
これに対し、K会長もはっきり返事はしないが、うなずいていた。』
しかし、
K社の豪腕弁護士の主張によれば、
この状況の録音データでは、
発注者のK社K会長の
「責任と補償」の内容は
K会長自身が 言葉として発していないので、
証拠にならない
とのこと。
また、新社屋のA建築会社の社員が
見解を述べているだけなので、
壁の損傷に関する損害賠償は
解体業者に全面的な責任があり、
発注者には責任がない
と、終始 言い続けました。
また、解体業者のD社の代理人弁護士も、
壁の損壊の損害賠償については、
相変わらず 5万円を提示するのみ。
損傷したのは大きな穴を開けた1か所のみとの見解で、
それで、5万円とのことです。
トタンを切り貼りするだけの費用なんでしょうか
874,800円 VS 50,000円
まったく歩み寄りの様子はありません。
「調停」について
さあんチャキじじにとって、
調停は初めての経験です。
離婚調停などの言葉はよく聞きますが、
調停では 何をするのか、
どのような判断がなされるのか、
まったく白紙の状態です。
弁護士から調停期日の連絡があり、
簡易裁判所に時間までに出かけます。
調停が行われる 約束の時間まで、
待合室で時間待ちです。
それぞれの待合室は 別々の部屋が用意されています。
これは、同じ待合室で 双方がもめないような配慮かと思われます。
同様に
調停委員の待つ部屋には
弁護士を伴い 双方が交替で入室します。
そこでは調停委員に対し、
意見を述べたり、
質問に応えたりします。
調停委員は
もめている内容に関する専門家のようです。
今回の場合、建築関係に明るい方のようです。
しかし、調停委員に対し 意見を交互に言い合うだけで、
まったく平行線の主張が続いても、
調停委員が 裁定を下すわけではありません。
素人的には 調停委員の役割がよく判りません。
（その１１）へ
隣家トラブルの登場人物・会社など
（被害者・又は原告側）
・さあんチャキじじ … ブログ筆者、解体工事の西隣に在住、今回の訴訟の原告
・E氏 … 解体工事現場の東隣に在住
・T氏 … E氏の娘婿（大手建設会社社員）
・O氏 … 解体工事現場の南側に在住
・Ｎ社Ｙ氏 … さあんチャキじじの住まいの建設業者
・Ｈ弁護士 … 最初に調停を依頼した代理人弁護士
・Ｍ弁護士 … 名古屋地裁、名古屋高裁への訴訟に係る代理人弁護士
（加害者、又は関係者、被告側）
・K社 … 海運会社、解体工事前には鉄筋3階建ての社宅を所有
以前は、他の海運会社を経営する父親が長い間住んでおり、以後、社宅とした。
チャキじじと、この父親との相隣関係は良好。
・K氏 … K社の会長、父親の死後、勘当されていた長男が相続し、
この地に舞い戻り新社屋を建設。
父親の人望が厚く、近隣住人はＫ氏の振る舞いに油断していた。
・D社 … 解体業者（元請け）、Ｋ社が発注した解体業者
・Ｉ氏 … D社の社長
・O社 … Ｏ社の下請け、外国人労働者（トルコ人）を雇用
・Ａ社 … 新社屋建設会社（全国規模の大手建設会社）
・A弁護士 … K社の代理人弁護士。業界では有名な強面の弁護士
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