パピヨンがいっぱい！　～PTARのおうち～

つづきです


夜限定のストーカーだけは続いていた2月上旬、私はまたロイスにダマされたようです。
それはね…

入浴を済ませたとき、いつものようにロイスはリビングのドアの向こうで待っていました。
ドアを開けると喜んで迎える。
でも、この日はその時からもうガタブル震えていたのでした。
それもいつも以上に…。
えー、どうしたのと、私。
すぐにロイスをホットカーペットの上に誘導し、温度を上げようとスイッチに手を伸ばしました。
そこでビックリ、温度が最低になっていたのでした。
どうやら点けるときに温度のバーにも触れてしまったようで、計算上、5時間ほどカーペットが役に立っていなかったらしい。
ロイスは4本の足全部を、つま先まで丸めるようにして縮こまって震え続けています。
肉球も冷たくて、こんなに縮こまるワンコを見たことがないくらいだったので、すっかり慌ててしまいました。
一旦上げた温度を更に上げて、ひざ掛けで覆って温めます。
ロイスがひざ掛けを嫌がったけど、なだめて大人しくしててもらいました。



しば～～らくして、ようやく落ち着いたので、ハウスに入れて寝かせました。（この時既に1時くらい、寝不足です）

翌日、飼い主Rに、昨夜こんなことがあったと報告すると、
「え、それくらいなら（冷えについて）大丈夫だろう」と申します。
…んんん、まぁ、そうか…もな。部屋はエアコンで暖かい訳だし…
と、ようやく少し冷静になって来ました。
じゃあ、昨夜のは…


その日の夜、玄関のところで飼い主Rを待つロイスの姿がありました。
そこって暖房ないから寒いけど…と、そこへ飼い主Rが帰宅。
ロイスは喜んで廊下を走っています。
やっぱ、寒そうじゃないなぁ。。。
そして問題の夜遅く、この日は私がまだリビングにいるのに、リビングのドアの前でいつものように私を待つポーズをしますよ。



こっちにいるっつーの、そっち暗いでしょ
やっぱりパフォーマンスなのかい
そしてまた夜中の2時半ころ、ハウスの中でのハアハアが始まり、私は目が覚めました。
私はロイスのハウスから見える位置で寝ています。
ロイスがこっちを見ながらハアハアしているのがわかりました。
期待しているのねー。
でも、出向かず、布団の中で様子を伺ってみました。
が、いつまでもハアハアが止まないので、試しに間にある襖を閉めてみました。
すると、30分ほどしてから静かになりました。
ロイスさん、”いびき問題”はドコにいったんですかね。

更に翌日、今度は部屋の電気を消す前から、ハウスの中で私を見ながらのハアハアが始まりました。
ですので、ロイスを見ずに電気を消して襖も閉めたところ、
なんと
3分もしないうちに静かになりましたー
正直だねぇ。


これって、分離不安とか依存症とか…どう命名されるんでしょうかね。
もうずっと何年もの間、ご近所さんやワン友さんと会ったときなどに、私の顔を見ながら前足の狼爪の辺りをこれ見よがしに噛むロイス。
今回やり始めたストーカーやガタブルハアハアも、ずっと続くかもしれません。
ひとりっこって、こんななんでしょうかね。
先代たちは3匹でワチャワチャしてたから、分離不安とか無縁だったかもしれません


でも、ま、私も何度でもコロッと騙されるんだわー
こんな健気な飼い主を騙すなんてね。

…と、このあと、お医者に行く用があって先生にチラリとこんなことを話したところ、
「判断しにくいですもんね」と、同情してくれました。
どうしようもないときは向精神薬を使うが、生活の質を下げないで上手く付き合っていければ、とのこと。
それはもうもちろん、薬はやたら使いたくないです。


オオカミ少年のお話をワンコ語に翻訳した本ってないかしらん。
毎晩、寝る前に読んで聞かせてあげるのにさ。






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