No.0203
ホラー水族館「七人ミサキ」
お化け屋敷ってお好きですか?私はお化け屋敷や迷路、脱出ゲームの類が結構好きです。
どこが好きなのかと考えると色々思い当たりますが、特に惹かれるのは「非日常的な雰囲気」でしょうか。
方南町に一軒家お化け屋敷「畏怖咽び家」というのがあります。
最大6人のメンバーでミッションをクリアして脱出するらしく、2人などでは流石に怖そうなのと、恐らくはミッションクリアが難しいと思われる為、1年以上前から行きたいと思いつつ、一緒に行くメンバーが見つからず未だに行けずにおります。
仕方なくジョイポリスの3Dサウンドアトラクション「生き人形の間 赫」だとか、ダイバーシティのMRシアター「ティフォニウム」内の「マジックリアリティ コリドール」などに行ったりしています。
因みに「コリドール」は怖くはないものの、自分の足で歩き回れるMR体験がとても楽しかったです。
先日はサンシャイン水族館のナイトイベント、ホラー水族館「七人ミサキ」に行ってきました。
お化け屋敷プロデューサー五味弘文氏の演出するイベントです。
もう会期が終わっていますので、思い切りネタバレして行こうと思います。
ハロウィン期間だったので、サンシャインシティ内のレストランではハロウィンフェアが開催されていました。
ダッキーダックで待ち合わせ、晩ごはんにパスタを食べてからデザートに「☆Hallowee☆パーティー 〜紫いもとバナナのチョコケーキ〜」を頼みました。
紫色の泥の中から這い出してきたようなお化けが可愛いです。
ホラー水族館は開始時間が決まっていて、18時半と20時半の2回開場。
チケットはペアだと割安で、3000円でした。
水族館の階に移動すると、入場者が結構並んでいました。
入口で説明を受け、ヘッドセットとペン型デバイスを受け取ります。写真撮影は禁止とのこと。
そして、2人のうち1人が「誰にも渡してはいけません」という注意と共に、お札を渡されました。
館内随所にあるガイダンスにデバイスでタッチすると、音声が流れ始めます。
恨みがましい女性の独白ですが、立体音声ではないのでそんなに怖くはありません。
ストーリーをかいつまんで説明します。
七人ミサキを封印した塚を守る七つの家の、七人の女。
その一人である祥子は、掟を破り他の家の男と恋仲になる。
他の六人の女たちに男との仲を引き裂かれ、恨みに思った祥子は、塚を崩して海に身を投げ、自ら七人ミサキとなる。
六人の女たちを憑り殺した祥子だが、あと一人を殺さないと成仏できない。
最後の一人を探しに、祥子がやってくる・・・・・・
館内は黒い布が掛けられた水槽や、暗くてよく見えない水槽も多かったのですが、普通に見られるものもあったので、「チンアナゴ可愛い!」「イソギンチャク綺麗ー」などどはしゃいでいると、他のグループの人に「魚見てる・・・・・・」と呟かれました。
いや水族館だし!魚見て何が悪い!!
ストーリーに合わせ、水槽の中には恨めしげな表情の生首や水死体が浮かんでいたり沈んでいたりします。
舞台や映像作品用の人形は何度か作っていますが(こちら①、②参照)、機会があればお化け屋敷用の人形を作りたいと思っている私は、それらを見ながら「水の中でも耐え得る素材だと何だろう」などと考えていました。
そういえば昔、人形作家の太山レミさんによる、石塑粘土で作ったオフィーリアの人形を水槽に沈め、崩壊していく様を記録するという随分と退廃的な企画がありましたっけ。
大きな水槽の前に来ると何人もの人々が並んで、水槽を見上げています。
でも、あれ・・・・・・?その中に、白い服を着た長い黒髪の女たちが6人。
七人ミサキの人形と気付いてぎょっとしました。
この中に、人形っぽくメイクした人間が混ざっていてもおかしくないな、と思いながら通り抜けました。
スタッフの誘導に従い、ヘッドセットを返し、2階への階段を上ります。
2階の部屋には、床に倒れている男の人形。そして、別の男の人形を引き摺った女の人形。
ん?人形?これはもしや・・・・・・。
思いながら進むと、後ろで「うわあああ!」と悲鳴が。
突然、女が動き出したのです。お化け上手い!
また、スタッフの指示で並ばされ、「大きな音が聞こえたら動かないように」と注意された上で、お札を持った人と持たない人で鳥居を潜り別の道を進まされます。
音が聞こえてきたので指示通り止まりました。
そこで、「あれ、足は動かなければいいんだろうけど身体の他の部分は動かしてもいいのかな?」と謎の疑問が浮かび、つい少し振り返ってしまいました。
考えてみたら少しでも動いたら発見されちゃうんでしょうから、これが実戦だったら死んでました。やばい。
やってきたお化け(祥子?)はお客の間を縫って一人ひとりを覗き込むような動きをしていて、間近で見た白い目が気持ち悪かったです。
一方お札を持っているチームは、スタッフの指示でお札を所定の場所に納めていました。
お化けの妨害もめげずお札が全部置かれると、持っていないチームの皆が助かり、皆で揃ってその場を出られます。
最後に、七人ミサキの崩れた3つの塚の石を直すよう言われます。
スタッフにランダムに指示されたお客の中には、「絶対嫌!」とパートナーに役目を押し付ける人もいました。
ここにもちょっとした仕掛けがあり、それが無事終わるとミッションクリアとなりました。
全体の感想としては、フロアに数人だけでしたら確かに怖いかもしれませんが、大勢のお客と一緒の上、スタッフまでいるので怖くない、それに尽きました。
最も、同行者はかなり怖がっていたので、人によりけりだと思いますが・・・・・・。
水族館併設のカナロアカフェのコラボメニュー、指4本が乗った「BLACK ミートソース」が食べたかったのですが、もうご飯を食べてしまったので、「おばけアイス」「BLACKシュークリーム」「目玉ジュレ」と3種類あるデザートをそれぞれ選んで頼みました。
全て「ブラッドドリンク憑き」なのですが、できればホットドリンクが欲しかったです。
同行者の頼んだ3種盛りホラーデザートプレート。
野外エリアの「マリンガーデン」はライトアップされていて、綺麗でした。
実はここに祥子人形がいたらしいのですが、見逃しました。残念・・・・・・。
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