Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ -

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03

31

21:26
Sun
2024

No.0544

メタバース芸大入学式にて講義します!

大阪にてフリーペーパー専門店はっちを経営している傍ら、Clusterで定期的に読書会や映画上映会を開催しているスナさんからお誘い頂き、スナさんが4月から開始する「メタバース芸大」の入学式にて、講義をさせて頂くことになりました。

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今回の講師陣は、スナさんのリアルで知己を得ている方が多く、Clusterに入るのは初めてという方もいらっしゃるそう
そんな中、4月10日(水)20時からはは対談として名古屋の特殊書店BiblioManiaの店主・来夢来人氏が、4月11日(木)22時からはヴァーチャル現代芸術アーティストEmily Melonpas Opheliac氏が講義を行うことになり、なんとアーティスト集団#猫被から3名も参加することになりました。

今はまだ、メタバースという言葉が一人歩きしている感がありますが、少しづつリアルとヴァーチャルが融和しつつあるこの時代に、またとない機会を与えて下さったスナさんに感謝です。

私は4月11日(木)20時から「ドール進化論~形代からアバターへ」というテーマで講義を行います。
かつて《哲学者の薔薇園》オカルティズム講座で取り上げた「呪物としての人形 形代を作る」の内容を取り込んで纏めようと考えております。
ご興味ある方は是非、と言いたいところなのですが、講義に出席するにはメタバース芸大への入学が必要だそう。
そして入学者はもう定員に達してしまったようです。
今後の展開にも、どうぞご期待下さいませ。

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03

28

23:40
Thu
2024

No.0543

マテリアル・ゴシック レビュー

2月12日にCAL(Classic Anthology Library)叢書から発売された『マテリアル・ゴシック』。
「ノン・ヒューマン」のテーマの下、総勢18名の短編小説が掲載されています。

それぞれの作家の描く「人間でないもの」が多彩で、非常に読み応えがありました。
また、作品の並び順が、これ以上ないくらい気持ちよく嵌っています。
皆様是非、ご購入頂き、できればレビューをお寄せ頂ければ幸甚に思います。

以下、掲載順に紹介していきたいと思います。


・秋杏樹「透明であるな、有色であれよ」
CALの副編集長、秋杏樹による、人間から産まれた異形の存在を描いた作品。勢いのある文体は、強烈な読後感を残す。「有色」が神と人間との契約の印であることを思うと、この存在は人類の進化の果ての姿だとでも言うのだろうか。

・浜名藤子「孔雀奇譚」
登場する「人でない存在」は紛うことなき、孔雀である。それも只の孔雀ではない、もっと禍々しい存在だ。にも拘らずこの掌編の真の怖さは、更に先にある。耽美的な恐怖に浸りたい向きにはお勧め。
   
・小磯カカカ「柘榴喰い譚」
ギリシャ神話のペルセポネの冥府下りの物語を、日本を舞台に置き換えた。ハデスに攫われるペルセポネとは違い、主人公の貧しく行く場所のない娘は自ら山へ向かう。口減らしという残酷な歴史に思いを馳せずにはいられない。

・夢月鏡花「幽霊慕情」
美文調でしたためられる、心優しい娘の幽霊と龍神の交情を描いた作品。娘の心の機微に寄り添うように、細やかに描かれた四季折々の情景描写が美しく、目の前に浮かぶようである。

・名津乃綾「藪椿の家」
「幽霊慕情」とは対比的な、酷い扱いを受けた女の復讐譚。陰惨な森の中で出会う者たちの不気味さと言ったら。女の感じる痛みや寒さが、心細さや恐怖が、そして憎しみが、優れた描写力によりまざまざと感じられる。

・玲瓏瑠璃「半身」
生霊と遭遇するのだから怪談の一種と言えるのだろうが、ここにはロマンスはあるが恐怖はない。交感(コレスポンダンス)という言葉が思い浮かぶ。この二人は、アンドロギュヌスの片割れでもあるのかもしれない。
     
・理久海からほ「硝子の檻」
人間の家畜やペットに対する愛は、ややもすると独り善がりなのではないか、と疑ったことがある人ならば、この作品に込められたアイロニーを感じ取ることが出来るだろう。人間が万物の長であると誰が決めたのか。

・祇園百「独演」
魔女は本来悪魔と契約した普通の人間の筈だが、創作の中では超自然的な存在として知られている。が、本作ではそれどころではない、様々な不思議な属性を付与されている。想像力の軽やかな飛翔を堪能できる一品。

・尾崎彌生「再会」
ノン・ミューマンと思わせた、実はメタモルフォーゼ譚。ギリシア神話では神々が人間の姿を変えたが、彼らは自らの意思で姿を変え、苦界でしかない人間界を去る。その先は言うまでもなく、アルカディアであろう。
       
・由良瓏砂「幽世甘露」
都会の迷い家あるいは隠れ里をモチーフにした。桐の林に黒い門があり、庭には紅白の花が咲き乱れている。その家からは何か持ち出しても構わない。アムリタはインド神話に登場する神々の飲み物で、百世はビスクドールの付喪神である。
冒頭の螺旋階段部分は神宮前のバーLe Sang des Poetesがモデルだが、残念ながら先日閉店してしまった。
詩人の解釈が興味深い、との感想を頂いたが、あれはボードレールの「どこでもこの世の外なら」から想を得ている。
          
・鈴川愛夏「インコ、北極へ」
飼育下にあったワカケホンセイインコが檻から脱出し、広い世界を見、そしてひょんな事から北極まで旅することになる。このインコにしては波乱万丈な経験が彼を急激に進化させたのであろうか。思わぬ結末にクスッと笑いが漏れる。

・物部木絹子「鏡に映るは」
目くるめくような展開、そして明かされる真実。軽快さと深刻さのバランスが絶妙である。ラストは極めて令和的で、風刺に富んでいる。現代の転生譚はこうであろうという作品。

・優月朔風「再構築」
優れた構成力、ストーリーもよく出来ている。ショート・ショートのお手本のような作品だ。以前ならSF、と呼ばれたであろう。だが今やこの作品に描かれているのは、ほんの数年先には現実化しているだろう光景なのだ。

・水木なぎ「White Shirt」
文化的背景の異なる人間同士の、ディスコミュニケーション。吊り橋に例えられた二人の関係は、とても繊細なものだったろう。彼らを再び結び合せる楔のような存在。それがWhite Shirtである。洒落た道具立てだ。

・Ito.N.Noel「アルストロメリア」
少し毛色の変わった幽霊譚。後輩たちに夢を託す死者の想いの切なさ、バンドの相方でもある友人に対する思いやりと友情。「未来への憧憬」という花言葉と共に、瑞々しい心の交流が描かれる、爽やかな作品。

・速見沙弥「愛するあなた」
このお話の主人公は花。それも「この心は永遠に変わらない」という花言葉を持つ、スターチス。ここまでひたむきな想いを向けられたら、あなたならどう思うだろうか。でも、簡単に心が移り変わるのは、人間の弱さなのかも知れない。

・亞辺マリア「星々の子どもたち」
異星人と少年との、ボーイ・ミーツ・ガール。物語の構造としては、昔話の浦島太郎とよく似ている。が、太郎が竜宮城を訪れて数百年を過ごし地上に戻るのとは逆に、彼女は彼の命が尽きる寸前に迎えに来る、と予告して去るのである。

・鈴村智久「主は惜しみなく与える」
ラストを飾るのはCALの編集長、鈴村智久の作品である。カトリックの聖人になるには、奇跡を起こすことが必須である。ヘッセの「デミアン」に描かれるような信仰の揺らぎは、キリスト者の多数が経験しているのではなかろうか。しかしキリストは復活後、弟子たちに向かい「見ないで信じる者は幸いである」と告げたのだ。

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03

22

17:25
Fri
2024

No.0542

Clusterで初ワールド制作しました!

メタバースプラットフォーム、Clusterで活動をはじめて、もうすぐ2年になります。
その間様々なワールドを訪れて、感動したり驚嘆したり興奮したりのんびりしたり楽しんできました。

自分でワールドを作りたいと思ったこともありますが、恐らくこだわりだしたらキリがないだろうと、手を出さずにいました。
Cluster自体、ログインしてしまうとなかなかやめられず、ついつい夜更かししてしまうことも多く、この上ワールドクリエイトに手を出したら、際限無く時間を使ってしまうことは明らかだったからです。

その一方で、ワールドクリエイターと呼ばれる人たちに対する憧れがありました。
ワールドの作者は、謂わば創造神です(大袈裟)
もちろんワールドだけでなく、アバターを作る人や、イベント等のエフェクトを作る人等々…そんな創造神がごろごろいる世界、それが私にとってのClusterでした。

現実生活が忙しくて、土曜日の定期配信以外Clusterに入れない時期がしば らく続き、その間にClusterも進化していて、去年の7月からはホームをカスタマイズ出来るようになりました。
最近少し時間ができ、Clusterにもちょくちょく入れるようになったので、折角の自分のお部屋を好みに改造しよう、と思い立ちました。

はじめてみるとこれが楽しい!
自分の理想のお家を作れるのだから、当然です。
私は世の中に素敵なものがあれば自分が生み出さなくてもいいや、と思う方なのですが、他人の作品が自分の好みと完全に合致する訳じゃないですもんね。
一方で、ここはどうすればいいんだ、と頭を悩ませることも数知れず…。
建築に対する技術や才能の不足にも直面させられました。

出来上がったものは、建造物としては不出来とはいえ、初めて作ったワールドなので喜びもひとしおです。
ホームには自分以外入れず、他人を呼ぶ為には招待する必要がありますが、それも3人までです。
ですので通常ワールドとして公開しようと思ったのですが、ここで思わぬ誤算が…。
どうも、ホームをワールドとして公開することは、出来ないようなのです。
丸ごとコピーする方法とかないかな、と思ったのですが、これも無理みたい。

こうなったら仕方無いので、写真でお見せします。
もし行ってみたい、という方がいらしたら、ご招待しますので、お声掛けくださいね。
次は鍾乳洞ワールドを作りたいと思います✨️✨️

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玄関前

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入口から右方向を見渡す

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ホールではミニコンサートもできます

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奥の小部屋は寝室

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バスルーム

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ダイニングスペース
お皿に浮かんでるのはトランプクッキーです

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お庭では、セージやマリーゴールドを育てています

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中二階には儀式部屋

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屋上のプール

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屋上庭園
本当は薔薇を植えたいのですが、アイテムで見つからなかったのでアスフォデルのつもりの赤い花
卵は夕力夕゛さんのイースターエッグです

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19

23:30
Tue
2024

No.0541

ひんでん さん 62歳 お祝い フェス レポート

去る3月10日(日)、ひんでんさんにお誘い頂き、池袋ゲキパにて開催されたひんでんさんの生誕フェスに参加してきました。
私は初参加でしたが、毎年恒例のようで、見知った顔ぶれもちらほら。
出演者だけで会場がいっぱいになってしまうだろうと、告知などはあまりしませんでした。

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タイムテーブルはこんな感じ。

00. 14:30 開場
00. 15:00 開演 | スタッフ紹介 MC : トイレの場所、換気の計画、注意事項、など説明
01. 15:05 鏡開き | 酒を1杯ずつ振る舞う (喜久盛酒造 蔵元 藤村 卓也 社長)
02. 15:20 「オレンジ村から春へ」セッション | ジュリエッタ・コトブキ (北沢 五賀 祐子) : ハモリ | 西やん : ギター | マミー : ベース
03. 15:35 記念撮影
04. 15:50 Hinden-san (開始の一芸)
05. 15:55 木室 陽一 (リアル登壇もしくは中継 + 島のオレンジをお届け)
06. 16:10 さのとも (佐野 友美)
07. 16:25 スギムラ リョウイチ
08. 16:40 たすひで (TASKE (タスケ) + Hinden-san)
09. 16:55 賃貸人格 (動画スタッフ) + テルミン操縦士 ニメレート号
10. 17:10 東條 平八郎
11. 17:25 予備 | トイレ休憩 | 換気
12. 17:40 ドレミカンヌ
13. 17:55 西やん (西山 正規)
14. 18:10 野辺 瞳 (チラシ画像・原画)
15. 18:25 ファミリー (ドイウロコ・ファミリー)
16. 18:40 コラボ「海の底」 (ムツミ、Hinden-san)
17. 18:45 マルジナリア団地sisters ぴーちくぱーちくピーチーズ (ムツミ、ヨーコちゃん)
18. 19:00 馬軍団暫定措置 (まーぐんだんざんていそち | マミー 馬見塚 順之)
19. 19:15 追加の記念撮影 | 予備 | トイレ休憩 | 換気
20. 19:30 ベリーダンス ami amino
21. 19:45 三木 聖香
22. 20:00 メグ・ロマーネ
23. 20:15 もりんごう
24. 20:30 由良 瓏砂 (ゆら ろうさ) (from ヰタ・スピリチュアリス)
25. 20:45 (時間があれば) ひんでんさんタイム
26. 21:15 終演 (シメ、TASKEさん音頭で三・三・七拍子) | カタシ
27. 21:30 遊び足りないカタガタは ひんでんさんチに移動。夜通し宴会

※ 幹事 : 「池袋東口ゲキパ」あべまんじゅう
※ チラシ : (原画) 野辺 瞳 (デザイン) 神崎 悠雅
※ 美術・インスタレーション 展示 : 伊藤 洋子 (ドリンク券 画像 も)

ほぼトリだったのでびっくりしましたが、どうやら50音順だった模様。
「オレンジ村から春へ」のセッションのリハもあるというので、14時過ぎに小屋入り。
他の方は特にリハはされなかったので、一人で音出しさせて頂きました。

ここから怒涛の7時間越え本番!
芸達者な皆様ばかりで、楽しかったー♪
「死後さばきにあう」という樽酒や、島のオレンジのふるまいなどもあり。

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私のセットリストは、

「Tonight」
「Show Your Sex」
「アッチコッチの塗り絵の夢」
「オルフェウスNo.10」

「アッチコッチの塗り絵の夢」は、ライブで歌うのは初めてだったので、必死で仕上げました。
「オルフェウスNo.10」はやっぱり名曲!

ステージ写真は、Megさんと

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サノトモさんが撮って下さいました。

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集合写真も3回。(2回目は私ほとんど見えてませんね)

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この日の模様は、ひんでんさんブログとYouTube「MaHoMaHoFamily」にてご覧頂けます。
カオスな宴を楽しんでください。

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