Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ -

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Fri
2018

No.0205

房総を周る・前編 鋸山

去年の私の誕生日、相方がサプライズで神戸旅行をプレゼントしてくれたのですが(こちら参照)、今年は2週間くらい前に「誕生日の計画で悩んでる」と打ち明けられ、切符の手配の関係上あまり遠くには行けないとのことでしたので、近場で気になる場所を幾つかピックアップして伝えました。
数日前に「今年は日帰りです」とだけ言われ、当日は9時前に家を出て電車を乗り継ぎました。
那須か日光かな、と思っていたのですが、着いたのは千葉駅。そこからレンタカーを借り、今年は千葉と判明。
鋸山の写真を見て、候補地の一つにしていたのです。
そういえば千葉って近い割に観光したことってあまり無い気がします。



バスかなと勝手に思っていたので、夜中に起きて支度をしてからそのまま起きていてしまったので、眠くならないか心配でしたが、房総の景色は今まで旅行したどこともあまり似ていなくて、眺めていて飽きることがありませんでした。
郊外っぽい風景から、田園風景、それに採掘場のようなところ、やがて海が見え、鄙びた海辺の道を少し走って、鋸山の麓に到着したのがお昼頃。
山頂へ昇るロープウェーはスイス製なのだとか。
スイスの山の上の方にある小さな村々へは、ロープウェイやケーブルカーを使って幾つか行ったことがあります。
ラウターブルンネン、ミューレン、ヴェンゲン、ツヴァイリッチーネン。
十分もすれば端から端まで歩けるくらい小さな集落だったりしますが、いずれも個性的で印象に残っています。
そんなスイスの登山鉄道にも、日本の箱根登山鉄道の払い下げ車両が使われていたのでした。

上りのロープウェイは私たちの貸切状態。写真を撮ったりしつつも、僅か4分ほどで山頂に到着しました。



山頂には思いがけず沢山の人がいました。

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展望台で下の景色を見ていると、「時間そんな無いから行こう」と相方。見どころはこの先の日本寺の中にあるのだそう。

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山道を下り、日本寺に入ってからはまた上り、いずれもかなり高低差のある、足場の悪い道。
子供の頃から鎌倉の山を歩き回り、父に度々登山にも連れていってもらっていた私にとっては散歩気分でしたが、相方には相当きつかったらしいです。
そういえば大学のサークルのメンバーを連れて鎌倉の山でお花見しようとした時も、犬を連れてひょいひょい歩く私にみんなついて来るのが精一杯だったっけ・・・・・・。
何度か「少し休もう」というのを待って、辿り着いたのが「地獄のぞき」と言われるスポット。
「下から写真撮るから行って」と言われるまま行ってみると、物凄い風です。
先端には水溜りがあったのですが、何とか降りて行きました。
下には切り立った岩壁が見え、遠くを見れば海と、その手前には山を縫って走る幹線道路。

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しばらくその絶景を楽しみました。

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地獄のぞきにいる私

別ルートで山道を降りて行くと、千五百羅漢が次々に現れるコースへ。石仏たちは頭が無かったり身体が欠けていたりするものも多かったのですが、微妙な色合いや姿形が美しかったです。

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日本一大きいという大仏も観に行きたかったのですが、相方が時間も体力ももう無理、と言うので諦めました。
岩壁に彫られた百尺観音も見逃してしまったので残念です。

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展望台の猫

帰りのロープウェイでは、ガイドさんが独特の節回しで周りの風景を解説してくれました。
車に乗り込み、次の目的地までまたしばらくドライブ。
山頂は曇りでしたが、下界は良く晴れて絶好のドライブ日和でした。

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