Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ -

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08

30

02:59
Wed
2017

No.0109

クトゥルフミステリーゲーム

来月9/18(月)の喫茶茶会記での《哲学者の薔薇園》では、クトゥルフミステリーゲーム「輝くトラペゾヘドロンの謎」を開催します。
元々8月に開催予定だったものが、井上雅彦氏の『夜会 吸血鬼作品集』出版記念イベント開催に伴い延期となったのですが、テストプレイを兼ねて出版記念イベントの日には「吸血鬼ミステリーゲーム」というものを行いました。
私が朗読した井上氏の『闖入者』は、招待されていないパーティに紛れ込むのを趣味とする主人公のお話なのですが、その内容にかけて「この出版記念パーティにもとある吸血鬼が紛れ込んでいます」という名目で、謎を出したのです。
因みに吸血鬼に関する薀蓄がたっぷり詰まったこの作品、「招待されないパーティ」というのがちゃんと伏線になっています。

ゲームはまずお客様に、渡した紙片にあるクロスワードパズルを解いてもらうことから始めました。
同時に、店内のあちこちに七つのヒントを隠しました。
朗読とトークショーが終わり、回答を書いた用紙を任意で提出して頂いて答え合わせ。
ところが、完成したクロスワードパズルから一定の文字を繋ぎ合わせて、答えを見つけてもらう、という手順を忘れていてグタグダに(汗)。
それと、最後に正体を暴かれた吸血鬼が暴れまわり取り押さえられる、という感じのオチを作っていたのですが、諸事情でこの演出が出来なくなってしまったのです(涙)。
そんな中途半端な状態ではありましたが、回答を提出して下さった4名の方はほぼ正解で、1ドリンクずつをサービスさせて頂きました。

井上雅彦伯爵と深泰勉教授、伯爵夫人瓏砂(ミナ・ハーカーに見立てた方も)

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これが難易度が高いとの声があちこちから上がっていた、吸血鬼クロスワードパズル。
宜しければ挑戦してみて下さいませ。



来月はゲームが中心のイベントとなりますが、折角ですので豚蛇さんの「妖神乱舞」朗読も致します。
また、今回初の試みとして物販スペースを設け、クトゥルフもののグッズ販売を行います!
人気のるるい宴さんのレアなグッズをお手頃価格で入手できるチャンスかも?
出展にご興味をお持ちの方いらっしゃいましたら是非ご連絡下さいませ。

**********
《哲学者の薔薇園》
at 四谷三丁目「喫茶茶会記

クトゥルフミステリーゲーム「輝くトラペゾヘドロンの謎」

2017/9/18(月・祝)
営業時間 15:00~23:00(22:00 L/O)
チャージ500円

朗読&ミステリーゲーム
開始時間未定(18時頃?)
料金1,500円

朗読、進行:由良瓏砂

物販:龍龖龘てつ(龍が4つ)/るるい宴/しゅたいなー 他

総合芸術茶房 喫茶茶会記
〒160-0015 新宿区大京町2-4 1F
TEL 03-3351-7904

※地下鉄丸の内線「四谷三丁目」駅1番出口を出て右に向かい
ドトール、サンドラック、スーパーを過ぎた1つ目の路地に入る。
100mほど歩き、左側に骨組みのような4階建ての白い建物が現れたら
右路地に小さな看板「喫茶茶会記」が出ているので、その道へ入る。
つきあたりのマンション1階が入口です。
徒歩3分弱となります。

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08

23

22:13
Wed
2017

No.0108

天然石のアクセサリー

銀座という一等地で一ヶ月もの間人形を展示する機会を与えて頂き、度々ギャラリーに在廊し美術愛好家のお客様とじっくりお話しすることも出来て幸せな毎日です。
先日はイギリス人男性が私の人形を観て感嘆の言葉を繰り返し、ヤン・シュワンクマイエルのような人形アニメーションを作るといい、と過ぎたお褒めの言葉まで頂きました。
今は日本に住んでいるそうですが、日本語は全く話さない方だったのに、コミュニケーションって何とかなるものですね。
相手の方が察しが良い方だったのかもしれませんが、こちらが英単語が出てこなくて言い淀んでいると「ああ、こういうことね」と言わんばかりに言い当てて下さるので助かりました。

活動をしているとやはり誘うきっかけにもなりやすいのか、展示のお話なども頂いたのですが、人形製作はどうしても時間が掛かるのが難点です。
私がアクセサリー製作をしているのも、物作りへの欲求を比較的短時間で満たすことが出来るからかも知れません。
古物の師匠で造形作家でもあるマンタムさんは、天然石をご自身の作品にも使用しているのですが、私にも天然石を使用したアクセサリ製作を勧めてくれたことがありました。
私も、市販の磨いたりカットしたりした石より自然のまま切り出してきたような原石に魅力を覚えており、何とかアクセサリに仕立てられないかなと思っていたので、在廊の空き時間なども使用して、新たなデザインを試行錯誤してみました。
良く見かけるワイヤーワークは私からするとちょっと針金が主張しすぎている感があるので、針金以外の素材も使用して天然石を包む方法を考えてみています。
完成した作品はminneにて販売しております。
こちらをご覧頂ければ幸いです。



アクセサリ制作に♪手作りアクセサリー問屋、玉石や真珠、天然石、水晶のビーズ専門店↓




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08

17

23:57
Thu
2017

No.0107

インペリアル・イースター・エッグ

卵モチーフの宝石箱やオルゴールに惹かれて集めているうちに存在を知ったのが、インペリアル・イースター・エッグ。
ロシア・ロマノフ王朝のアレクサンドル3世及びニコライ2世が、皇帝御用達金細工師ピーター・カール・ファベルジェに注文して作らせた、宝石などの豪華な装飾が施された美術工芸品です。
1885年から1917年の間に60個程が作られ、うち40数個の存在が確認されています。
アレクサンドル3世が皇后マリア・フョードロヴナへの結婚20周年記念の贈り物として作らせたものが最初の卵で、それ以降毎年「サプライズ」と呼ばれる仕掛けの施された様々なデザインの卵が生み出されてきました。
例えば最初の卵には、金にエナメルを施した卵を開けると黄金の卵黄が現われ、更にその中からは黄金のめんどりとダイアモンド製の冠、ルビーのペンダントが出てきたそうです。
この卵のデザイン及び仕掛けは年を追うごとに豪華さと精緻さを増してゆき、高い評価を得ました。
そしてアレクサンドル・ケルヒの注文による7つの卵の他、限られた客の為にも幾つかの卵が作られました。
土産物としてロシアでは沢山のレプリカが作られています。

インペリアル・イースター・エッグの判明しているもののリストは以下になります。

最初のめんどり (黄金の卵) 、籠のにわとり (サファイアのペンダント)、3番目の卵、馬車とキューピッド (馬車と卵を抱く天使)、小物入れ、デンマークの宮殿、アゾフの思い出、ダイヤの格子、カフカス、ルネサンス、薔薇のつぼみ、青い蛇の時計、水晶 (回転するミニチュア絵画)、12の飾り文字 (アレクサンドル3世の肖像)、戴冠式、モーブ (藤色)、すずらん、ペリカン、百合の花束の時計、パンジー、シベリア鉄道、若いおんどり、野の花の籠、ガッチナ宮殿、クローバー、皇帝の軟玉 (アレクサンドル3世の肖像)、ピョートル大帝、デンマーク王国祝祭、モスクワのクレムリン宮殿、白鳥、薔薇の格子、愛の記念 (花綱飾りのゆりかご)、アレクサンドル宮殿、孔雀、スタンダールの帆船、亡きアレクサンドル3世をしのんで、列柱の時計、馬に乗るアレクサンドル3世、15周年、月桂樹 (オレンジの樹)、ツァレーヴィチ (皇太子アレクセイ)、ナポレオン (ナポレオン皇帝)、ロマノフ王家の300年、冬、モザイク、グリセイユ、浮彫り(エカテリーナ女帝)、キリストと聖女の肖像と赤十字 、ロマノフ家の肖像と赤十字、鉄の砲弾、聖ゲオルギ勲章、カレリヤの白樺 (白樺)、星座 (未完成)

以下画像はレプリカになります。

ルネサンス



戴冠式

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すずらん

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ナポレオン

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ロサ・アンティカで取り扱い中のエッグについては、こちらをご覧下さい。

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08

14

20:34
Mon
2017

No.0106

井上雅彦『夜会 吸血鬼作品集』出版記念イベント

月一回、第三月曜日に開催の、四谷喫茶茶会記での《哲学者の薔薇園》。
次回8/21は、友人である作家の井上雅彦氏の吸血鬼短編集出版記念イベントを開催することとなりました!
夏の一夜、少しだけ涼しくなるひとときをお過ごし下さいませ。

**********
《哲学者の薔薇園》
at 四谷三丁目「喫茶茶会記」

井上雅彦『夜会 吸血鬼作品集』出版記念イベント

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2017/8/21(月)
営業時間 15:00~23:00(22:00 L/O)
チャージ500円

朗読/トークショー/ミステリーゲーム
19時開演
料金2,000円

ゲスト:井上雅彦
朗読:由良瓏砂 他
司会:深泰勉

由良瓏砂による『夜会』より2作品の朗読と、深泰氏の司会による井上伯爵のトーク。
ミステリーゲームは、会場内にちりばめられたヒントを手がかりに、会場に紛れ込んだ吸血鬼を探せ、というものです。
イベントタイム以外のご入場時は、チャージ500円+オーダーとなります。

厳選された珈琲、薔薇の紅茶やハーブティー、フレッシュジュースとハーブティーを組み合わせた「睡蓮-スイレン-」などの
ソフトドリンクから、薔薇園オリジナルカクテル「ローザミスティカ」「ロサリウム」、そして吸血鬼イベントに相応しいスパイシーな「ドラキュラズブラッド」等、こだわりのリキュール類などのメニューをお楽しみ下さい。
もちろん、特製フードメニューもご用意致します。

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総合芸術茶房 喫茶茶会記
〒160-0015 新宿区大京町2-4 1F
TEL 03-3351-7904

※地下鉄丸の内線「四谷三丁目」駅1番出口を出て右に向かい
ドトール、サンドラック、スーパーを過ぎた1つ目の路地に入る。
100mほど歩き、左側に骨組みのような4階建ての白い建物が現れたら
右路地に小さな看板「喫茶茶会記」が出ているので、その道へ入る。
つきあたりのマンション1階が入口です。
徒歩3分弱となります。

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08

08

23:38
Tue
2017

No.0105

上野夏まつり骨董市、残り5日!

今年の夏の骨董市も、あと5日で終わり。
例年通り、幻獣神話展と重なっている為、明日9日はマンタムさん不在で、私とさちこさんというスタッフさんでお店を開けます。
私は13日の最終日も一日居ります。パンダの赤ちゃんの見物がてら、是非遊びにいらして下さい。

マンタムさんのお店では、前回書いた琳派のお茶碗のうち、夏の朝顔のお茶碗は売れてしまいましたが、冬のお茶碗が見つかったようで、新たに棚に置かれていました。
松の枝に雪の積もった、とても風雅な絵柄です。
ギターも新たに入荷していましたし、日々品揃えが変わっているので、何度来ても新たな発見があります。
アフリカやアジアの木彫や実験器具だの模型だの、マンタムさんのお店らしい怪しいものも沢山あります。
いらっしゃる際にはくれぐれも、水分補給をお忘れなく!


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08

04

00:39
Fri
2017

No.0104

琳派の茶碗

現在、上野夏まつり骨董市絶賛開催中です。
7月は15日の設営日と23日に少し出店させて頂きました。
8月は9日と最終日の13日の他、8日、10日も夕方から顔を出そうかな、と思っております。



マンタムさんのお店は今回、お茶道具が非常に充実しております。
中でも琳派のお茶碗は、四季折々の草木が描かれ、瀟洒な雰囲気です。
朝顔のお茶碗は夏用なので浅い造りになっているのだとか。
隣の薄と秋草も、とても写実的に描かれています。

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琳派といえば 本阿弥光悦に俵屋宗達、なのでしょうけれど、私としては4月にMOA美術館で見た尾形光琳がまず思い浮かびます。
それにしてもあまりにも知識がなかったので調べたところ、家元制ではなく「私淑」つまり個人的傾倒によって繋がっている流派?なのだとか。
日本に、そんな自由な流派があったのですね。
私も母が茶道と華道、お琴の免状を持っていたので、学生時代お茶とお華、着付けを少しだけ教わったことがあるのですが、あまり熱心な生徒でなく、ガラス戸を開けると手水鉢のあるお茶室も、やがて私と一緒の部屋なのが窮屈になった妹に占領され、妹の部屋になってしまいました。
母も「親子だと甘えが出るので外に習いに行った方が良い」と言っていましたが、確かに、身銭を切ったものでないと身に付きにくいものなのかも知れません。
未だにお茶をちゃんと習おうという心境には至っておりませんが、知識としてはもう少し身につける必要性を感じております。

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