心配な要素のメインであるR35GTRのミッション。
特に車体番号5400番未満のド前期型のミッションを搭載している今回お買い上げ頂いたR35GTRも仕入れ後に乗ってみると、シフトショックや変速ラグが気にはなっていましたが、納車前にオイル交換と前期型に後期型に標準装備されているクリップ装着するために知り合いの業者さんにお手伝い頂き(一人だと出来ない&診断機が無い)オイル交換、ソレノイドユニット分解、キャリブレーション作業をしました。
ワンオーナー車両でしたが、オイル交換は一度だけされていたみたいですが15000K走行していたので抜いてみたら…。
真っ黒…。(泣)
オイルパンを外し、フィルターを外し、大きなソレノイドユニットを外してみたら…。
ソレノイドバルブには鉄粉がたっぷり!特に5速、6速とリバースのゲートのバルブには鉄粉が多かったです。
全てのバルブを外して鉄粉除去してから再組つけして回り止めのクリップも装着されておらず、以前のディーラーメンテナンスではオイルパン脱着や内部の対策はされていない車両だったようです。
やっぱり開けて良かった…。
このソレノイドバルブが回ったり、動きが渋くなると偶数、奇数のギアが入らない…やシフトの入るラグが大きくなるトラブルが出ます。
もし、これが出てもミッションブローじゃないので安心してください。 オイル交換と上記作業で直ります。(笑)
ソレノイドユニットを元に戻してフィルターとオイルパンを綺麗にして鉄粉取りに必要な磁石も綺麗にして元に戻し、オイルを規定量入れた後に各ギアに入れて回した後に再度規定量迄入ったのを確認してから診断機でキャリブレーションを行いました。
温度が上がりキャリブレーション終了まで約4時間。
このあと実走行でクラッチのタッチタイミング等も診断機で確認して規定値だったのでようやく終了しました。
作業完了後は…。
激変!ですわ。\(^_^)(^_^)/
半クラッチの領域がギクシャクしなくなり、滑らかな走り出し、停止直前のギッタンバッコンしちゃうのが嫌で仕方無かったのですが、普通に停まれるし…。(笑)
オイルと内部パーツのクリーニングでこんなに変わっちゃうんだ!
これをディーラーでやると¥100000から¥140000なんだって…。
オイル交換だけだと、鉄粉は除去出来ないし、ソレノイドバルブも痛むのでオイル交換(メーカー推奨は30000K、その道のプロの方々は15000K毎)の度に行うのがR35GTRのGR6ミッションを調子よく使えるんでしょうね。
そんな訳でうちでもディーラー程高くなくR35GTRのミッションオイル交換出来るようになりました。
お近くの方でディーラー出禁な車両や高すぎてムリ!って方は如何ですか?
オイルも純正がかなりの高額や改造車向けのオイルはショックが大きくて町乗りには不向きだったりしますが、用途に合わせたオイルもご用意出来ます。(要予約にて)
やり方覚えたから、他の走行が嵩んだ車両もやってみたくなりました。
今回の車両は50000Kのオイル交換のみの前期型でこんなに変わっちゃいましたから、今回の作業でR35GTRのミッションもなんか身近にはなりましたね。
こうして数年後にはシルビアと同じく一分の一プラモデル化していくんだろうな…。(笑)
やっぱり、人のクルマだと色んな意味で無理も実験も出来ないから自分用が欲しいな~。♪
タイヤも安い奴使えそうだし…。
色々見え出してきて楽しいなぁ~♪