
長年付き合ってきたシルビア。
S13から始まりS15まで相当な台数やいろんなチューニングパターンを乗り継いできました。(粗末に使ってきた個体も沢山。)
アフターパーツの豊富さやチューニングの入門、修理も簡素な作りでやりやすく、とても良い素材だったのですが、年数を消化したり個体が少なくなりだした昨今は、非常に不自由かつ楽しみにくいクルマ?になりつつあります。



車両本体も現存車両が少なくなったことで意味の分からないプレミア感が付き、価格高騰化。
ボロボロの部品取り車両まで以前よりも高騰化。
純正パーツも軒並み定価がベースUPし続けてしまう状況。(在庫調整費や外注によるコストUP)
新品エンジンは車両代と変わらない金額(約70万円弱)になり、中古エンジンも状態は最悪でまともな個体は皆無。アフターパーツだけはそれなりにゆとりがある状態。
私も仕事をし難い状況は年々感じだしています。お客さんは少しずつですが良いシルビアに乗る環境になり始めているのに、やりにくい状況に歯がゆく思えて仕方無いですね。
せっかく安く手に入れても修理やメンテナンスに経費を取られてしまいなかなかチューニングに進めないクルマに乗るお客さんが多いのが現状です。
反対にチューニングカーの中古を買った方は壊れまくって首が回らないなんて方もいました。
シルビアは特に全盛期に意味の無いチューニングやメンテナンスを怠って荒っぽい使われ方をした車両が大半でしたから、その個体を知らずに購入→壊れる→修理が精一杯

本来なら旧型車から新型車への移行が一般的な流れになりますが、シルビアに代わるクルマが今現在存在しないのも問題です。(ZN6は代わりにならない

この先日本の自動車文化は変わりゆくだろうし、スポーツカーが走り回れる時代は来ないだろうと思えて寂しく思います。
シルビアみたいな旧型車は締め出しにあう事が起きるはずです。(既に自動車税の増額、経過年数に応じて増額)
私を含めて現存するシルビアユーザーは『このクルマに代わるクルマが無いから乗っている』方がほとんどだと思います。
☆壊れても直す。
☆経費が掛かっても乗り続ける。
☆これしかないから乗る。
そんな高いモチベーションを持てないとシルビアってクルマはしんどいだけです。
これからシルビアに乗ろう!と考えている方は良く考えてください。
しんどくなるはず!ですから、安易な気持ちで買ったり乗ったら後悔します。
昔ありました。イニ○ャルDに影響されてAE86買ったけど、あまりの漫画とのギャップや遅さにビックリして直ぐ売ったけど買った金額の半分も返ってこなかった…。なんて話。
シルビアにも同じ事が言えますので…。
最近、私自身も好きだからこそ突き詰めていますが、いずれは違うクルマにスイッチしなければいけない…。と思う気持ちも無くには無いんです。
シルビアからいずれステップUPする可能性があるならばその方向性を先に見ておかなければならない使命もあると思っています。
パッケージが変わってもシルビア以上の楽しさやチューニングの楽しみが見つけれるクルマ…。
是非欲しいです。
そんな願いを持つシルビアユーザー以外の人も多いんでしょう。
決してシルビアを諦めた訳では無いですよ。
まだまだ重箱の隅っこを楊枝でつつく事はしていきますので、限りある資源は大切にしていきましょう。そして楽しんでいきましょうね。
それが出来る数少ないクルマがシルビアですから……。
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