オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜 (2013) ALL IS LOST 19本目
日本公開は2014年
出演
男役 ロバート・レッドフォード
感想
J・C・チャンダー
お勧め度 ★★★☆☆
あらすじは下記アマゾンリンクをご参照ください。
たぶんこういう映画はインディペンデント系映画として、何度も挑戦されたに違いない。
でも、やっぱり主演がロバートレッドフォードいうことがなければ、私だって見なかったかもしれない。
つまり、人の目に触れなければそれがいい映画かどうか判断ができないし、役者がこの挑戦的映画で本当にいい演技ができるかどうかが映画の大切な要素だってことを改めて示した映画だと思う。
何が挑戦的かっていうと、なんと、この映画、出演するのは名前すら紹介されない男、ロバートレッドフォードだけ。
また、セリフがほとんどない!!
いわゆる一人芝居なのです。
でも、舞台は海の上なので、人間以外のいろんなものが登場するので、舞台の一人芝居とはもちろん違う。
物語は一人の男がボートで嵐に合うところから始まる。
なにも語られないけど、ボートが結構豪華なこと、一人で旅していることから、多分リタイアしたお金持ちなのかなぁ?なんて、想像する。
もちろん、正解かどうかは最後までいってもわからない。
最初になにか手紙のような一説があるため、「ネタバレ?!?」と思うかもしれないが、どうか最後まで見てほしい。
その手紙がいつ、どのタイミングで書かれたものかも、映画を見ているとわかるし、そのタイミングも、映画の中で「ここか!」と思わせるところがまた面白い。
少ないセリフの中で彼が発する声にならない声がまさに職人芸だなぁと思わせる。
すごくリアル。
いろんな方法で生き抜こうとする男の様が静かな映画の中でとてもドキドキさせる。
そしてその男が死に向かってどんどん追い込まれていく様すらドキドキさせる。
すごくリアル。
と、思いきや、嵐で船がひっくり返っても水が入ってなかったり、運よくまた浮上したりと実際には「嘘~!」っていうことも起こるので、そこは「あれ?」となるけれど・・・。
まあ、人生とはもしかしたら奇跡の連続なのかも、と私は素直に納得したけどね。
私が大好きなシーンは魚釣りのシーンです。
セリフがないので、静かな映画ですが、ここだけは私はつい声を出してしまった!
是非ワクワクして見てほしい。
この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
非リアルなのに、リアル。
リアルなのに、非リアル。
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