サイレントハウス (2011)SILENT HOUSE 182本目
(日本公開は2013年)
出演:
サラ役 エリザベス・オルセン
監督:
クリス・ケンティス / ローラ・ラウ
お勧め度 ★★☆☆☆
あらすじは下記アマゾンリンクをご参照ください。
夏と言えば、誰が始めたかしらないが、肝試し。
私は怖がりのくせに怖いの見たい、のくせに、何も見たことはないというチキンです
まあ、見えない方が幸せってこともあるしね。
世の中で一番怖いものは、実は幽霊でなく、人間であるということでしょうかね?
サラは父親と叔父と共に、幼いころ訪れていた別荘を売却するための掃除へと出かけていた。
その別荘では次々と奇妙なことが起こり、父が何者かによって傷つけられる・・・!
この別荘にあった謎とは・・・?
これ、全然面白くないんです。
基本、驚かし映画なんです。
それなのに・・・、
とにかくめちゃくちゃ怖い!!
前半、かなり怖くて気をそらしながら見てました~!
というのも、「来るよ、来るよ」っていうあの、ホラー映画に特有の奴を出しまくっているので、怖い!
そして、沢山のお約束をちゃんとやってくれるから腹立つ!
なぜか昼間なのに真っ暗な家の中。
以前窓を割られたために板が貼ってあるので、真っ暗なんです。
開けろよ~~!
そして、なぜか毎回玄関の鍵をかける。
開けておけよ~!
とにかく家の中にいないと話が進まないので、無理やり家の中にいる。
その辺り、かなり無理があります。
ただ、怖かった・・・。
全編薄暗く、しかもシーンによっては真っ暗なので、何が起こっているかさえわからん!
それが余計怖い!
もう、単純な驚かし映画に普通にはまってしまったことが腹立つ!
さて、この映画は2010年のウルグアイの映画「Shot/ショット」(La Casa Muda)のリメイク版です。
こちらのオリジナルはかなり評価が良かったようで、それでリメイクってことになったんだろうけれど。
ワンショットの技法というのは新しいらしい。
モキュメンタリーとはちょっと違うけれどまあ、似たような感じだなぁと思って、それほど新鮮さを感じませんでした。
また、この映像は Canon EOS 5D Mark II で撮影されたんだって~~!
映画か?
まあ、このカメラがものすごく性能が良い、ってことで。
ただ、アメリカの三流ホラー映画と違うところは、最初に美女とのワクワクシーンとか、頭の悪そうな若者のいたずらとかは出てきません。
そういうリラックスするシーン、まったくなしで最初から怖い・・・。
故に中盤からはちょっとだけ慣れてきます。
でもそうすると、今度はストーリーが謎解きに変わっていくというなかなか興味深い展開。
だけど、どにかく真っ暗過ぎ!!
この映画は"Based on an actual incident"と銘打たれており、ウルグアイの田舎で1940年代に本当にあった殺人事件がモチーフになっているとのこと。
じゃあ、どこまでが真実なの?
どうやらこの事件にインスピレーションを得た、というだけで、ストーリー自体はまったくのフィクションのようです。
ただ、田舎の別荘で2人の男の人が殺されていたこと、そして写真を撮られていたってところがネタとして使われたみたいです。
まあ、その程度じゃないでしょうか?
「写真」はこの映画では重要な要素なので、確かに"Based on..."とは言えるかもね。
この映画の主演は先日「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (2015)」でも大活躍していたエリザベス・オルセン 。
双子のオルセン姉妹を姉にもつ、今注目の女優!
この映画は彼女のアメリカでの最初の主演映画となりましたが、実際にはこの映画の前に2本映画を撮影しています。
リリース時期的にこの映画が最初、ということになり、記念の映画になりました~!
この映画、面白かった!という人がいたら、どのあたりが良かったか、教えてくださいな。
いや、怖かったよ。
それは認めます。
肝試しにはいい映画。
でも、基本別荘だけで、89分引っ張るのは、やっぱ、難しいかもね。
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