なお、死者を埋葬したと考えられるのは、人骨とともに大量の花粉が発見されているからです。旧人はヨーロッパから西アジアにかけて住み、氷期に適応した生活を送りました。
その後、約20万年前のアフリカに現在の人類の直接の祖先となる新人(しんじん)が現れました。別名を「ホモ・サピエンス(=知恵のある人)」とも呼ばれる新人は、現代ヨーロッパ人の祖先とされるクロマニョン人が知られています。
新人は約10万年前にアフリカから出て、アメリカ大陸を含むほぼ全世界に住み着くようになりました。彼らが描いたとされるフランスのラスコーやスペインのアルタミラなどの洞窟壁画はユネスコの世界文化遺産として登録されています。
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