我が国が示した新たな和平条件は、南京攻略の際に日本軍に多数の死傷者が出たこともあり、損害賠償の請求などの厳しい条件が追加されていましたが、そもそも第一次和平工作が成立していれば、南京戦そのものが存在しなかったのですから、ある意味当然の帰結といえました。
我が国は年末までの回答を蒋介石に迫り、トラウトマンもそのように伝達しましたが、年が明けても国民政府側からの正式な回答はなく、再度強く迫っても言(げん)を左右にするばかりでした。
蒋介石の態度に業(ごう)を煮やした我が国は、国民政府との交渉を打ち切る決断を最終的に下したのですが、その一方で、交渉決裂に最後まで反対した勢力も存在しました。それはどこだと思いますか。
実は陸軍なのです。
※下記の映像は7月13日までの掲載分をまとめたものです。
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ぴーち こんばんは!
ここでまたしても軍の勢力が
邪魔立てして来るのですか・・(^_^;)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > ここでまたしても軍の勢力が
> 邪魔立てして来るのですか・・(^_^;)
いいえ、逆です。
本文にもあるとおり、陸軍は「交渉決裂に最後まで反対していた」のです。
詳しくは明日の更新でお話しします。