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バンドをやっている人間にとって、「ライブにどうやって、人を呼ぶか?」というのは、バンドの存続を左右する大きな問題だろう。「人を集めることに毎回苦労している」というバンドも少なくないはずだ。

そんなバンドマンにとって役立つかもしれない7つのアドバイスが、現在海外で話題になっている。これは、シンガーソングライターであり、世界中で550回以上のライブを経験したアリ・ハースタンド氏によって書かれたもの。書いた本人がミュージシャンであるだけに、説得力がある。正論すぎて本当にヤバイ! 泣きそう(涙)。

あらかじめお伝えしておくが、このアドバイスに遠慮は一切ない。むしろ毒々しくさえある。読むとボロボロになってしまうかもしれないので要注意だ。「どうしてもライブに人を呼ぶアドバイスが欲しい」と思っているバンドマンは参考にして欲しい。以下は彼の論調に忠実に従ったものである。

・あなたのライブに誰も来ない7つの理由

その1. お前自身がクソだからだ!
自分のリハーサルやライブの音を、録音して聞いてみろ。その音をお前は「気に入っている」と言えるか? もしそうでないなら、他人にとっても同じことだ。リハーサルや自宅練習の量を増やすんだ。お前がクソであるうちは、お前にお金を受け取る資格などない!

その2. ライブを頻繁にやり過ぎだ
仮にお前のお気に入りのバンドが、毎週街に来たとして、それを毎回見に行くだろうか? 何回も行かないだろ? 地方都市の大きなライブなら、6~8週間は空けるのがおすすめだ。そうすれば、ライブの宣伝も出来て、いい気分で過ごせるはずだ。

その3. ショーが1つの「イベント」になっていない
どんなショーでも1つのイベントにしてしまうことだ。イベントとしての幅を広げていけば、それぞれのショーのテーマやタイトルが思い浮かんできて、お前自身も楽しくなるはず。現段階では、お前のショーがイベントとしての魅力を兼ね備えてないということだ。

その4. 前売りチケットを常備しておけ!
もし、毎回きちんと前売りチケットを用意しているなら、お前の周りの人たちはチケットを買ってライブに行かなければと、意識してくれるはずだ。客が来ない以前にその準備(前売り券)さえもできていないやつがいる。できることなら、そのチケットは前売り価格で当日券よりも安く設定しておくべきだ。

その5. 宣伝はライブ会場の方でしてくれると勘違いしてる
多くのバンドが「ライブの宣伝は、ライブハウスなど会場側に全ての責任がある」と勘違いし過ぎだ。会場側が、全てのライブを宣伝してくれる訳ではない。何件ものショーが予定されているのだから、自分たちで積極的に売り込みをするべきだ。

その6. Facebook だけに頼り過ぎだ!
Facebook は確かに優れた宣伝ツールだが、それだけになっていないか? 宣伝する方法は、Facebook などのSNS だけでなく、ポスターやフライヤーなど色々ある。俺たちは、デジタルの世界に慣れすぎているので、紙で印刷されたポスターなどは新鮮に感じるはずだ。Facebook を万能と考えるべきではない。

その7. 外の世界に出ろ!
外に出て、多くの人と話してみよう。彼らがお前を知っていたり、「次のライブはいつ?」などと聞かれれば、自分がミュージシャンであることを再認識させられるはずだ。そうすれば、お前はチラシをサッと刷り上げて、彼らを招待したくなるものだ。個人的な招待が絡むと、宣伝から熱の入り方が違ってくるぞ。

参照元:DIGITAL MUSIC NEWS
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.