日露
学生交流も半分終わり、
学生同士も打ち解けてきたようです。
笑顔も多くなりましたし、
何よりも会話が増えました。
嬉しい限りです。
さて、昨日私たちはロシア国民から絶大な人気を誇る詩人、エセーニンの故郷
『コンスタンチーノヴァ』へ行ってきました。
リャザンからは車で1時間かからないぐらいのところにあります。
私はもう何回もここへ来ていますが、
毎回来るたびに、エセーニンの愛した故郷の美しさに圧倒されます
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↑広大な自然は絶対見る価値があります!
今回は、ガイドさん付きでエセーニンが幼少時代に通った学校と
エセーニンの家を見学してきました。
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↑エセーニンが通った学校
初めて学校ができたのは、1884年。
当時のカリキュラムは3年間で、男の子だけ勉強しました。
入学者は多かったそうですが、卒業するまでに多くの生徒は辞めてしまっていたそうです。
その後何回か建て直しがされ、
1904年にエセーニンが入学しました。
当時は聖書の授業が必ずありました。
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↑現在中は博物館になっています。
当時使われた教科書や、文房具などがそのまま展示されています。
エセーニンは、幼い頃から詩と本が大好きで、
新しい本が手に入ると、すぐに読んでしまったとか。
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↑当時使われていた教科書と文房具
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↑当時の広告。
どんな道具が使われていたかわかりますよね。
次はエセーニンの生家。
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↑エセーニンの生家。
現在の家は1924年に火事で全焼したあとに再建された家です。
それまでは2階建ての家で
1881年にエセーニンの祖父によって購入されました。
エセーニンは若くしてなくなりましたが、
お母さんはその後30年もこの家で生活をしたそうです。
そのあと、一時期
コンスタンチーノヴァの図書館として使われ、
1955年から博物館として使われるようになりました。
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↑リビング
壁には成績優秀な
学生に送られる『похвальный лист』(表彰状)が飾ってあります。
これはエセーニンのものです。
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↑アップ写真
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↑エセーニンの家の敷地内にある像
指を触りながら願いごとをすると叶うといわれています。
どこにでもありますよね、こういうジンクス(笑)
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↑調子に乗りました(苦笑)
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↑
コンスタンチーノヴァ内にある、エセーニンの写真
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↑大自然の中での一枚
その後は、男子修道院に行きました。
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↑男子修道院
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↑女性はロングスカート及び、プラトークをかぶる必要があります。
修道院内には、食堂があります。
本来であれば巡礼者のための食堂で
私たちが食事をしていいところではないと思いますが、
お願いしてみると・・・
ちょうどかたづけをしていたところでしたが、快く食事を出してくれました。
ちなみに、この修道院の食事は無料です。
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↑修道院の食堂の食事。
パンとスープ、コンポートです。
全て食堂で毎日作られているもので、とてもおいしかったです。
そのあとは、修道院内を見学したのですが、
誰も説明できるロシア人がいなかったため、当日でしたが駄目もとで
修道院の方に案内をたのんでみると・・・。
喜んで引き受けてくれました。
しかも、日本がすごく好きな方だったのか、
とっても親切に説明してくれ、おまけに通常であれば
ロシア人でさえ入れない場所へも案内してくれました。
修道院内には、骨が収納されている場所があるんですが、
そこには修道院のために尽力を尽くした方がそのままの状態で
棺に保存されています。
私は何度か見たことがあるのですが、
案内してくれた方の話によると、
3体あるうちの1体が最近良いにおいを放つようになったそうです。
そしてなんと、棺を開けてにおいまでかがせてもらえました。
本当に良いにおいがしたので、びっくりしました。
ロシア正教では生前に徳が高く、人格高潔で、生き方において他の人物の模範となった人物の遺骨は
遺体が腐敗せずに残ると言われており、正教会では不朽体と呼ばれています。
そして、私たちが見た3体の遺骨も不朽体で、まったく腐敗がありませんでした。
聖人に対する崇敬を行う教派では、
このような不朽体は聖人である証明の一つと考えられています。
そして、現在でも聖人の登録が行われています。
ただ、その登録は簡単ではありません。
一般に、聖人として認めるための調査は本人の死後に長い時間をかけて行われるため、
早くても死後数十年、場合によっては死後数百年にも及ぶ厳しい審査を経てようやく認められるんです。
巡礼をする私の友人は毎年休みをもらうと、
聖人の場所を訪れるそうです。
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↑修道院内の一番高い建物『Колокольня』(鐘楼)からの景色
ちなみに、この鐘楼も、ふだんは絶対に入れません。
今回特別に上まで案内してもらいました。
ちなみに、中はらせん状階段になっているのですが、
上まで吹き抜けになっているため、相当怖かったです。
特に私は高所恐怖症なので1人ギャーギャー叫んでいました・・・。
やめればよかったんですがふだんは絶対に見られないので、無理してのぼりました。
足ガクガクで、頂上では景色見る余裕もありませんでした。
写真も
学生に撮ってもらいました(苦笑)
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↑頂上で集合写真
怖くて笑い顔が引きつってます(苦笑)
案内してくれた方が、最初私も
学生だったと思ったみたいで、
私が結婚してロシアで教師してると伝えると
『一足遅かった!!』
なんて、笑わせてくれました。
とっても素敵な方でした。
昨日は人の優しさに触れ合えた一日でした。
最後に案内してくれた方と記念撮影して帰路につきました(*´v`)
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では、今日はこの辺で
Пока пока
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