日露学生交流 - 日本語教師ロシアドタバタ日記
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2017年リャザン国立大学日露学生交流活動開始

毎年恒例の大学主催のプログラム、
『日露学生交流』。

ロシア人と日本人の学生がお互いの国を訪問し、
国際交流をはかることを目的として、2001年から毎年夏休みを利用して行われています。


通称『日露(Ничиро)』と呼ばれるこのプログラムは、
毎年7~8月下旬いに学生同士が訪ロ、訪日を隔年で行っています。


具体的にいうと、
今年日本人学生のグループがリャザンを訪れた場合、翌年の夏にはこちらで参加した学生が日本へいく、
という感じです。

受け入れる(ホスト)側は飛行機代(・お土産代)以外の一切の費用を負担することになっています。
毎年大学の補助金もあるので、一人当たりの費用は大体12000ルーブル(24000円)ぐらいでしょうか。
(リャザン市民の平均月収は25000ルーブルほどです)


リャザン市民にしたら決して高くない金額ですが、
日本へ行くことができる数少ないチャンスなので、けっこう参加者が多いです。


今年の参加希望者は15人でした。
学内9人と学外6人です。


毎年2、3月初旬に参加希望者を募り、
そのあと第一回目の会議を行っています。


昨日は第一回目の会議で、
去年日露でホスト側になった学生に日露に関するプレゼンテーションを作ってもらい、
発表してもらいました。


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↑記念すべき第1回目の日露会議


基本的に、日露は学生主体で企画していってもらうことを主点をおいているため
私はあくまで隣で学生たちの会議を見守っているだけです。


もちろん、必要であれば合いの手を入れます。


・・・があまりこちらから言ってしまうと、
学生たちはこちらの言うことだけきいて自分たちで話し合ったりしなくなってしまうので、
さじ加減がなかなか難しいですね。


昨日は日露のプレゼンと、
あとは今年のリーダーを決めて終わりました。


1回目なので、初対面の学生もいるため
やっぱりぎこちない感じでしたね。


これが何回か会議をしていくうちに
学生同士だんだん仲良くなって、積極的になっていきます。


本当に素敵な体験ですよね。
私も大学時代に積極的にこういう交流会に参加すればよかったです。


あとは、日本人側の参加者が決まれば、
ビザの準備が始まります。
これが一番大変なんですよね。


今年もいい日露ができるようにします。


では、今日はこの辺で
Пока пока


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リャザン国立大学

本日、日露学生交流に参加していた日本人の学生4名が
日本へと旅立ちました。


これは↓今年の日露学生交流の動画です。
国際部ががんばってくれたおかげで、こんないい動画もできました。



というか、いつの間に作ったんだか・・・(笑)
仕事が早くてびっくり。


というのはいいとして・・・。


こういうのがきっかけで日本語を勉強したい学生が増えるといいな


今日はブログ短いですが、
その分動画をお楽しみください(笑)


では、今日はこの辺で
Пока пока


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リャザン国立大学日露学生交流4日目~コンスタンーノヴァ&ポーシュポヴァ訪問~

日露学生交流も半分終わり、
学生同士も打ち解けてきたようです。

笑顔も多くなりましたし、
何よりも会話が増えました。

嬉しい限りです。

さて、昨日私たちはロシア国民から絶大な人気を誇る詩人、エセーニンの故郷
コンスタンチーノヴァへ行ってきました。

リャザンからは車で1時間かからないぐらいのところにあります。
私はもう何回もここへ来ていますが、
毎回来るたびに、エセーニンの愛した故郷の美しさに圧倒されます

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↑広大な自然は絶対見る価値があります!


今回は、ガイドさん付きでエセーニンが幼少時代に通った学校と
エセーニンの家を見学してきました。


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↑エセーニンが通った学校

初めて学校ができたのは、1884年。
当時のカリキュラムは3年間で、男の子だけ勉強しました。
入学者は多かったそうですが、卒業するまでに多くの生徒は辞めてしまっていたそうです。

その後何回か建て直しがされ、
1904年にエセーニンが入学しました。

当時は聖書の授業が必ずありました。

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↑現在中は博物館になっています。

当時使われた教科書や、文房具などがそのまま展示されています。

エセーニンは、幼い頃から詩と本が大好きで、
新しい本が手に入ると、すぐに読んでしまったとか。


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↑当時使われていた教科書と文房具


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↑当時の広告。
どんな道具が使われていたかわかりますよね。


次はエセーニンの生家。


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↑エセーニンの生家。

現在の家は1924年に火事で全焼したあとに再建された家です。

それまでは2階建ての家で
1881年にエセーニンの祖父によって購入されました。

エセーニンは若くしてなくなりましたが、
お母さんはその後30年もこの家で生活をしたそうです。

そのあと、一時期コンスタンチーノヴァの図書館として使われ、
1955年から博物館として使われるようになりました。

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↑リビング

壁には成績優秀な学生に送られる『похвальный лист』(表彰状)が飾ってあります。
これはエセーニンのものです。


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↑アップ写真

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↑エセーニンの家の敷地内にある像
指を触りながら願いごとをすると叶うといわれています。

どこにでもありますよね、こういうジンクス(笑)

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↑調子に乗りました(苦笑)


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コンスタンチーノヴァ内にある、エセーニンの写真


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↑大自然の中での一枚


その後は、男子修道院に行きました。

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↑男子修道院


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↑女性はロングスカート及び、プラトークをかぶる必要があります。

修道院内には、食堂があります。
本来であれば巡礼者のための食堂で
私たちが食事をしていいところではないと思いますが、
お願いしてみると・・・

ちょうどかたづけをしていたところでしたが、快く食事を出してくれました。
ちなみに、この修道院の食事は無料です。

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↑修道院の食堂の食事。

パンとスープ、コンポートです。
全て食堂で毎日作られているもので、とてもおいしかったです。


そのあとは、修道院内を見学したのですが、
誰も説明できるロシア人がいなかったため、当日でしたが駄目もとで
修道院の方に案内をたのんでみると・・・。

喜んで引き受けてくれました。

しかも、日本がすごく好きな方だったのか、
とっても親切に説明してくれ、おまけに通常であれば
ロシア人でさえ入れない場所へも案内してくれました。

修道院内には、骨が収納されている場所があるんですが、
そこには修道院のために尽力を尽くした方がそのままの状態で
棺に保存されています。

私は何度か見たことがあるのですが、
案内してくれた方の話によると、
3体あるうちの1体が最近良いにおいを放つようになったそうです。


そしてなんと、棺を開けてにおいまでかがせてもらえました。
本当に良いにおいがしたので、びっくりしました。


ロシア正教では生前に徳が高く、人格高潔で、生き方において他の人物の模範となった人物の遺骨は
遺体が腐敗せずに残ると言われており、正教会では不朽体と呼ばれています。

そして、私たちが見た3体の遺骨も不朽体で、まったく腐敗がありませんでした。

聖人に対する崇敬を行う教派では、
このような不朽体は聖人である証明の一つと考えられています。
そして、現在でも聖人の登録が行われています。

ただ、その登録は簡単ではありません。

一般に、聖人として認めるための調査は本人の死後に長い時間をかけて行われるため、
早くても死後数十年、場合によっては死後数百年にも及ぶ厳しい審査を経てようやく認められるんです。


巡礼をする私の友人は毎年休みをもらうと、
聖人の場所を訪れるそうです。


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↑修道院内の一番高い建物『Колокольня』(鐘楼)からの景色


ちなみに、この鐘楼も、ふだんは絶対に入れません。
今回特別に上まで案内してもらいました。

ちなみに、中はらせん状階段になっているのですが、
上まで吹き抜けになっているため、相当怖かったです。

特に私は高所恐怖症なので1人ギャーギャー叫んでいました・・・。
やめればよかったんですがふだんは絶対に見られないので、無理してのぼりました。

足ガクガクで、頂上では景色見る余裕もありませんでした。
写真も学生に撮ってもらいました(苦笑)

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↑頂上で集合写真
怖くて笑い顔が引きつってます(苦笑)


案内してくれた方が、最初私も学生だったと思ったみたいで、
私が結婚してロシアで教師してると伝えると

『一足遅かった!!』

なんて、笑わせてくれました。
とっても素敵な方でした。

昨日は人の優しさに触れ合えた一日でした。


最後に案内してくれた方と記念撮影して帰路につきました(*´v`)

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では、今日はこの辺で
Пока пока


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リャザン国立大学日露学生交流3日目

本日はリャザン国立大学で『日露学生会議』が行われました。
これは、日露の学生同士がテーマを一つ決め、
それについてお互いの意見交換をする場です。


今年のテーマは『アニメ』について。


毎年、日本人側はしっかりロシア語である程度話すことをまとめてくるんですが、
ロシア人側はほとんど用意することもなく、『これはまずい』と思ったので、
今年はちょっと大変でしたが、プレゼンテーション発表形式をとりました。


ロシア人側は全員で7人。
7月下旬にプレゼンの作り方を説明し、2週間時間を与えたのにも関わらず、
数人しか提出期限までに出さなかったという・・・(笑)

もともと『提出期限守らないだろうな』と思っていたので、
日露学生交流が始まる1週間前を提出期限にしていたのですが、
案の定直前に送ってきて、おかげでこちらが大変でした(苦笑)

ちなみに、いっつもカチーンとくるのが

『すみません、時間があまりありませんでしたから』

というフレーズ。
いやいや、ソーシャルネットワークで思いっきりバカンスの写真アップされてるの見てるから!!(爆笑)
と思わず突っ込みたくなりますが、そこは我慢。

もちろん、学生よりもこちらのほうが負担かかってるし、
他にも仕事や勉学があるので、正直こんなことを言われるとちょっと気分はよくないです(笑)


おまけに、今年は政府関係者や国際事業を推進している機関をゲストに招いたため、
通訳の仕事もありました・・・。

計4名のあいさつを通訳することになり、
当初は学生が事前にスピーチをもらい、全て通訳することになっていたのですが、
あまりにも直前にスピーチが送られてきたため、2名は私がすることに。

1名は幸い昨日の夕方スピーチを送ってくれたので
日ロ交流のあと、疲れている体に鞭打って事前に翻訳できたので問題ありませんでした。


が!!!


もう1人は当日同時通訳する羽目に。
本当にロシア的です。

でも、なんとなく終わったので、よしとしましょう・・・。

それにしても、ロシアって本当に興味のないことに対しては
とことんやる気ないですよね。

学生が発表しているときも
みんなスマフォいじってました・・・特にお偉いさんが(苦笑)

仕事があるんでしょうが・・・やっぱりね・・・(笑)


とりあえず私の一番大きな仕事は終わったので、
後はのんびり学生同士の交流を見届けたいと思います


今日の会議の様子・・・↓

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↑『アニメ』について語る学生

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↑会議の後には全員に『Сертификат』が配られました。
私ももらえました(笑)

ロシアはけっこうこういう『Сертификат』がよく渡されるんですよね。
話によると、就職活動する際に今までにどんな活動をしてきたのか見せるために『Сертификат』
は重要なんだとか。

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↑メモ帳。
毎年リャザン大学グッズをお土産に日本人の方にプレゼントしています。

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↑スマフォで撮ったので、あまり画像がよくありませんが・・・。


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↑大学の食堂で食事


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↑大学の近くにある公園で、
リャザンのシンボル『キノコ』と写真を撮りました。


明日はエセーニンの故郷コンスタンチーノヴァと、
男子修道院があるポーシュポヴァに行って来ます


では、今日はこの辺で
Пока пока


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リャザン国立大学日露学生交流2日目

毎日朝から晩までぎっしり詰まったスケジュール。
おまけに日中は日差しが強く、蒸し暑い・・・。

それにも負けないぐらいエネルギッシュな日露の学生

見ていて微笑ましくなります。

それにしても・・・
やっぱり、こうやって学生交流をみていると、
結局語学力を伸ばすのは、こういうイベントに積極的に参加する学生なんだよなぁ・・・
と思います。


さてさて、昨日はリャザンのクレムリン散策をしてきました

そして、クレムリンでロシア式のおもてなしをしました

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↑イメージ

ご存知の方も多いかもしれませんが、
公式な挨拶の場では>喜びを表すためにお客様にパンと塩で歓迎するという儀式があります。

昔はパンは主食でした。
そしてロシアで塩は非常に高価で手に入りにくいものでした。

現在でも結婚式の場でこの風習が残っています

ちなみに、ロシア語では

『Хлеб-соль』
(パンと塩)

とか、パンと塩を一語にした
『Хлебосольство』

ということばがあります。

日本語だったら『おもてなし』ということばがピッタリだと思います

そう考えると、『Посольство』(大使館)ということばも
なんとな~く理解できますよね(*´v`)


さて、ロシア式のおもてなしをしたあと、
敷地内散策とクレムリン内にある博物館を見学しました。

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↑初日に比べたら大分笑顔に


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↑ロシアの有名な詩人『セルゲイ・エセーニン』の像


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↑いつみてもきれいです。


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↑クレムリン散策後はレストランで夕食。
お客さんもあまりいなく、ほぼ貸しきり状態でした。

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↑サラダと鶏肉。


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↑デザートにワッフル。


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↑最近は写真を撮るほうの役が多かったんですが、
一枚撮ってもらいました)))

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↑食後にビンゴ。
けっこう盛り上がっていました。


まだまだ日ロ交流は続きます


では、今日はこの辺で
Пока пока


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