こんばんは🐨
今日はあの頃の思いについて
書いていきます🍓
私は寒い時期のお散歩の時
いつも同じ黒のベンチウォーマーを愛用してました
Rがうちに来て最初の冬の
お散歩デビューの頃に買ったものです
それまでベンチウォーマーというものに縁がなかったし
そもそも真冬に長時間外にいることなんてなかったので
初めてのベンチウォーマーの暖かさに
とても感動したのを覚えています
Rはとにかく体育会系の子で
真冬だって普通に2時間とかお散歩してることもありました
1時間は当たり前で
本当にそれ以上ひたすら走るのです
コーギーはモフモフなので
寒さには強かったです
いつも私の方が「寒い寒い〜」と
情けない声を上げていました
そんな長時間の寒いお散歩は
いつもそのベンチウォーマーと共にありました
毎年、寒くなり始めると登場させて
中に着るものを増減しながら
3月くらいまでは着てました
毎年毎年少しずつそれはボロくなり
でもまだ着れる、と
ポケットがほつれてきても
自分でお直しして着ていました
特にRがリンパ腫になってからは
元気な時からずっと一緒だったそれを
どうしても買い替えたくない気持ちになっていました
冬が終わって衣装ケースにしまう時に
また来年だな、なんて軽く思えなくなってしまって
また来年も着たいと思いを込めて
しまっていました
そしてリンパ腫になって数年
さすがにそれを着る時、
「今年が最後かもしれない」と強く思うようになりました
そしてそれは年々強まり
いつも「本当に今年が最後かもしれない その可能性の方が高い」
というものになっていきました
そのベンチウォーマーを着て
Rのことをいっぱい抱っこしました
どろんこになった体で飛びついて来て
汚されたこともありました
いつもいつもそれを着て
Rといろんなところに行ったし
いっぱいいっぱい
サッカーやボール遊びもしました
病院にもいっぱい通いました
よくポケットの中から
Rのおやつのかけらが出てくることもありました
最後のお散歩の時も
最後の通院の時も
Rにお空の国に持たせるものを買いに行った時も
ひとりでその年の桜を見た時も
いつもいつも着ていました
Rの生涯のほとんどの冬を
このベンチウォーマーと過ごしました
ほぼ最後まで
いつも冬が始まると
「去年の冬は来年は着れないかも、と思ってたな 今年も着れる……」と
ものすごく感慨深い思いでいっぱいになりました
もちろんRの旅立ちの前年も同じです
ただ
最後の再発をした時
本当に今年が最後になるだろうと思っていました
限りなく高い確率で
最後になるだろうと
Rがいなくなって初めてのこの前の冬
しまえずにずっと掛けてあったベンチウォーマーを
何とも言えない思いで着ました
Rと一緒にした寒空の下のお散歩が
胸に心に蘇ってきました
もう見えないけど
きっと今も私の隣を歩いてるんだろうなと
そう思ったら
寂しくてたまらないけど
優しい気持ちになれました
次の冬に着るかはわかりませんが
その時の自分の心に聞いてみようと思います
ずっとずっと大切にしたい
ボロくなった私のベンチウォーマーです
今日もありがとうございます🍓
これを着ていっぱい抱っこしました
病院での待ち時間中 ベンチウォーマーの私の膝に顎乗せ
やっぱりにこにこ☺
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