キミのためにできること
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キミのためにできること

リンパ腫と闘い5年5カ月生存した愛犬にしてきたこと

2018/10/31(Wed)

旅立ち




こんばんは🐨











今日は戻ります🍓
2017年4月9日
最期の時が近づいていました



















私の右腕の中に抱かれたRは
変わらず速い呼吸をしていました
口は軽く開けたまま
目はしっかり開けていましたが
ぼんやり私を見ている感じで
実際、私が見えていたのかどうかはわかりません
意識もなかったのかもしれません





















でも私は
Rには私が見えていて
私が言うことも聞こえている、と思いたかった
だからもしかしたら見えてるかも、
もしかしたら聞こえてるかも、
そう思うと話しかけられずにはいられませんでした




















とにかくRを安心させてやりたかった
いつものRのように「うふふ〜」な感じで
何事もなかったように
旅立たせてやりたかった
だから自然と
悲しいことを言ったり
お別れの言葉を言ったり
そういうことはしませんでした
お別れじゃない、と思いたかった
また会えるから大丈夫なんだと
Rにも自分にも言い聞かせたかった

これがお別れだなんて思ったら
おかしくなってしまうから


















ずっとお空の国の話をしてきたように
その続きのように
もうすぐ行けるね、楽しみだね、と
お空に行くことを楽しく話しかけました
Rがわくわくするように
「うふ〜 たのしみ〜」と思えるように























そしていつもふたりで
合言葉のように言ってきた言葉

「いつも一緒 ずっと一緒 あーんしん」

それを何回も何回も
Rを撫でながら語りかけました
Rはぼんやりと私を見ていました
ふうーっ ふうーっ と一生懸命息を吸って息を吐いて





















もう逝ってしまうかもしれない






















でもこの期に及んでも私は
悲しいという気持ちではなく
Rを安心させてやりたい気持ちばかりでした
大丈夫、大丈夫、Rは大丈夫
こわくないよ
早くいっぱい走りたいね
早くいっぱい食べたいね
もうどんなに食べてもおブタにならないよ
食べたらダメなものもないよ
もう具合悪くなることもないよ
もう楽しいことしかないよ すごいね
ママにはRが見えなくなるけど
いつも一緒、ずっと一緒、あーんしん、だからね





















そんなことを繰り返し繰り返ししているうちに
何となく
Rの呼吸がゆっくりになっていくような予感がしました
そして実際にしばらくすると
Rの呼吸がだんだんゆっくりになっていきました



















大丈夫大丈夫こわくないよ

呼吸はゆっくりゆっくりになりました























いつも一緒、ずっと一緒、あーんしん、だよ
























そして呼吸が止まりました





















脈はまだ触れていましたが
それはだんだんとゆっくりになっていきました

Rは呼吸をしたそうに
二度ほんの少し口をぱくぱくしました
その後
脈は触れなくなりました
























13時41分 Rは旅立ちました
























今日もありがとうございます🍓











R、お空の国楽しみだね

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2018/10/26(Fri)

最後のお話




こんばんは🐇










今日は戻ります🍓
2017年4月9日13時過ぎ
最期の時がそろそろだと感じた私は
Rをそっと抱き上げ
最後のだっこをしました
Rは体全体を使って
一生懸命呼吸していました

















もう意識はなかったかもしれません
Rは開口呼吸のために口は開いていて
その口からは
ふうーっ ふうーっ
と呼吸音が聞こえていました
そして目も開けていました
視線は定まってなかったけれど
ぼんやりと私を見ているような
そんな風に感じれました


















私はその時
「着る毛布」というふわふわのガウンのようなのを着ていました
その腕に抱かれたRは
ふわふわの毛布に包まれているようでした

















私はただRを安心させてやりたくて
ずっと頭や体を撫でながら
話しかけていました
聞こえているかはわかりませんが
そうせずにはいられませんでした


















「R、ちょっとしんどいね




 
 でも大丈夫だよ





 もうすぐお空の国に行けるからね





 こわくないよ





 今はお脚が動きにくいけど





 もうすぐびゅーんっていっぱい走れるからね





 それからごはんもいっぱい食べれるからね





 おかしもいっぱい食べれるよ





 楽しみだね、R





 何から食べるか考えた?





 Rのリュックにね、たくさんおいしいもの入れる
 からね





 ママごはんもバナナも





 いろんなRの大好きなお菓子も全部だよ





 すごいね





 牛乳もあるよ





 リュックの中身は食べても食べても無くならな
 いからね うれしいね





 大丈夫、大丈夫





 Rは大丈夫





 いつも一緒、ずっと一緒、あーんしん






 こわくないよ 大丈夫」

















何度もこんなことを繰り返していました
















今日もありがとうございます🍓










いつもお腹すいてたもんね

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2018/10/25(Thu)

最後のだっこ




こんばんは🐹










今日は戻ります🍓
2017年4月9日13時過ぎ
速い呼吸は続き
体全体を使って
Rは懸命に息を吸って吐いていました

















そんなRを私はじっと見つめていました
そして何故だかわからないけれど
もうそろそろだということを感じました
もう、その時はまもなくやって来るのだ、と
どうしてだか理由はわからないけれど
私には感じれました

















私はRをそっと抱き上げました
姿勢が苦しくならないように注意して
最後のだっこをしました















人間もそうですが
苦しい時や臨終の前は
意識がないことがほとんどです
だからその時は
苦しさを感じていない、と言われています
だからRは
苦しくなかったのかもしれません
















Rは目をしっかり開けていましたが
視線は定まってなかったと思います
開口呼吸をするその口から
ふうーっ ふうーっ
と呼吸音が聞こえていました
















今日もありがとうございます🍓











いいお顔✨

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おうちで歯医者さん(歯垢とり)

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2018/10/23(Tue)

最期の予感




こんばんは🐁











今日は戻ります🍓
2017年4月9日13時
呼吸苦が続くRに
最後の鎮静剤を投与しました


















投与後しばらくしても
Rの呼吸は速いままで
体全体を使って開口呼吸をしていました
もう鎮静剤では抑えられないと判断して
これ以上の投与はやめました
















Rの呼吸音を聞きながら
私はRをじっと見つめていました
悲しい、とか
いやだ、とか
そういう感情を感じる余裕はなく
この時思っていたことはただひとつでした
















最期の瞬間を見逃したくない
最高の形で送ってやりたい
5年半という長い時間ずっとずっと
毎日願い続けて来たこと
私はどうしても果たしたかった

















その時が近付いているのなら
今、私がするべきことは?
私はRに何をしてあげれる?

















Rを見つめていて
はっきりした根拠があったわけではないけれど
もうそろそろなのだ、ということが
なぜか私にはわかりました
















私はRをそっと抱きあげ
Rが苦しくならないように注意して
Rをだっこしました
















今日もありがとうございます🍓










笑顔笑顔笑顔がいっぱい✨

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2018/10/19(Fri)

効かなくなった鎮静剤




こんばんは🐘











今日は戻ります🍓
2017年4月9日
Rの最後の日です
その時は迫っていました
















お昼前から呼吸苦が出現し
10時、11時、12時30分に
それを和らげるために
鎮静剤を投与しました
最初の2回の投与では呼吸は落ち着いたのですが
12時30分の投与では
呼吸が落ち着くことはありませんでした

















Rは相変わらず開口呼吸をして
体全体で一生懸命呼吸していました
意識状態もかなり悪く
もうその時が近いのだと思わせられました



















Rが旅立つのは13時41分です
最後の投与をしてから約40分
私は何をしていたのか





















時計を見る余裕はありませんでした
今が何時なんて
まるでわかっていませんでした
もうそろそろだという予感があったのか
私には認識できていませんでしたが
Rを静かな空気の中にいさせてやりたくなって
テレビの音を限りなく小さくしました
















ほとんど音のない空間で
Rの呼吸音だけが聞こえていました











今日もありがとうございます🍓












おふとんや毛布が大好き💕

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プロフィール

strawberryらず

Author:strawberryらず
2017年4月9日、かけがえのない大切な愛犬が旅立ちました。リンパ腫でした。
病気の早期発見、早期治療、日々の管理、観察の大切さなど、「これはやって良かった」と思えることや「もっとこうするべきだった」と思ったことを、伝えていきたいと思いブログを始めました。
私自身が看護師(人間の方)なので、病気の説明などもわかりやすくできたら、と思います。

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