今シーズン初のブルゾンを羽織り名古屋へ行って来ました。
あ、今日は木曜日ですが、ご予約頂きましたのでランチ営業。休憩時間に名古屋へGOです。
龍鳳師匠に稽古をつけてもらいにね。
落語の世界では師匠に許可を貰わねば人前で演目をやることが許されません。
寄席などの高座ではね。ひとりで行う勉強会はOKなんですが。
24日の楽山寄席で演る演目をOK貰わなきゃ当日、やれません。
これって料理の世界にも共通します。
親方にOKを貰わなきゃお客様に料理を出せません。親方に認めてもらいながら、店によって違いますが、追い回しから八寸場、焼場、揚場、脇板、脇鍋、煮方というように出世していきます。
落語の世界も師匠達に認めてもらって真打に昇進できます。
やっぱり、落語と料理は通じるものがあります。
落語の演目のことを「根多」と言います。
料理でも言いますよね、寿司ネタって。
ここも通じます。
師匠の稽古は奥が深い。
例えば登場人物の設定を言いなさいときます。
なにも考えず落語を聴いていては無理な話。自分なりの情景を答えます。
上下の切り方もそう。
登場人物になり切っても芝居とは違うから、と諭されます。
さすが、プロの切り口です。自分ひとりではわからないことを指導してくださいます。
今回の演目は滑稽噺でも落とし噺でもなく人情噺。
初めての挑戦になりました。
正直、難しい。
でもなんとか、根多を上げてもらえることができました。
根多があがるとは師匠から許可が出ることです。
根多があがると正直ホッとします。
それまでは緊張(笑)
何度もCDを聴いて、何度も口ずさみ。
名古屋から気分よく帰って来ました。
24日の楽山寄席。なんとか演れます。
司馬龍司襲名披露興行。
まだお席ございます。
今回はプロのピアニスト、平山晶子さんもご祝儀で参加してくださいます。
美味しいお寿司と落語とピアノの調べ。
ぜひぜひご参加くださいませ。
お問い合わせ、ご予約は楽山まで。
0586-73-8445
よろしくお願い申し上げます。
何度も聴いた、人間国宝、小三治師匠のCDです。
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