寡黙さとかわいさが同居する時
- 2013/03/31 12:44
- Category: 未分類
2012年度、結局、一番良かった映画は何だったかなと思い返してみると、やはり、
「裏切りのサーカス」ということになる。
「アルゴ」を観てから今年度No.1を決めようと思ってとても愉しみにしていたのだが、
これがまったくの期待外れだった。 70~80年代の、良きアメリカ映画の独特の
雰囲気を徹底的にこだわって再現したところは素晴らしいが、如何せん、内容の
掘り下げ方が浅くて、どのシーンも描写が不十分だった。 主人公の熱意がこちらには
伝わらないし、イランの混乱した世相の様子もどういう訳か生々しさに欠けた。
「裏切りのサーカス」は英国映画らしく渋い映像と演出と脚本で、近年稀に見る出色の
大人の映画だった。 背景の音楽もジャズを基調とした独特の雰囲気で、思わずサントラ盤
も買ってしまったが、これだけ独立して聴いても十分鑑賞に堪えられるものだった。
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【 裏切り者のもぐらは誰だ? 】
ゲイリー・オールドマンの徹底した寡黙ぶりも見事で、こんなにセリフを喋らない主人公も
珍しいが、英国諜報部の中にいる裏切り者を探す退職幹部の静かな熱意が伝わってくる。
若い頃のトリッキーな役どころもすっかり影をひそめて、最近は渋い役ばかりだが、
これがなかなかいい。 こういう歳の取り方なら、老いていくのもそんなに悪くない。
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【 ボクは若いままがいい。 】
レオはまだ若いが、なかなか寡黙だ。
喋らないということではなく、1人で静かに佇んでいる姿が似合っているということだ。
人も猫も、1人でいる時間が長いと自然とそうなっていくのかもしれない。
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【 寡黙? 】
猫は1歳頃までは全身に生命力が溢れて、跳びまわって走りまわっているが、
そういう時期を過ぎるとだんだん落ち着いてくる。
3歳を過ぎると、大人になったなあと思う瞬間が増えてくる。
でも、内面は大人になっても、かわいい姿は何も変わらない。
レオはかわいいなあ、と言うと、その意味がわかるようで、ちょっと澄ました顔をする。
かわいいというのは、きっと種が生き永らえるために自然がそう進化させたんだろう
と思うけど、なにもここまでかわいくすることはなかったんじゃないだろうか。
見ているだけで時間があっという間に過ぎていき、休日が短く感じられてしかたがない。
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【 かわいく作ってくれて、神様ありがとう 】
「裏切りのサーカス」ということになる。
「アルゴ」を観てから今年度No.1を決めようと思ってとても愉しみにしていたのだが、
これがまったくの期待外れだった。 70~80年代の、良きアメリカ映画の独特の
雰囲気を徹底的にこだわって再現したところは素晴らしいが、如何せん、内容の
掘り下げ方が浅くて、どのシーンも描写が不十分だった。 主人公の熱意がこちらには
伝わらないし、イランの混乱した世相の様子もどういう訳か生々しさに欠けた。
「裏切りのサーカス」は英国映画らしく渋い映像と演出と脚本で、近年稀に見る出色の
大人の映画だった。 背景の音楽もジャズを基調とした独特の雰囲気で、思わずサントラ盤
も買ってしまったが、これだけ独立して聴いても十分鑑賞に堪えられるものだった。
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【 裏切り者のもぐらは誰だ? 】
ゲイリー・オールドマンの徹底した寡黙ぶりも見事で、こんなにセリフを喋らない主人公も
珍しいが、英国諜報部の中にいる裏切り者を探す退職幹部の静かな熱意が伝わってくる。
若い頃のトリッキーな役どころもすっかり影をひそめて、最近は渋い役ばかりだが、
これがなかなかいい。 こういう歳の取り方なら、老いていくのもそんなに悪くない。
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【 ボクは若いままがいい。 】
レオはまだ若いが、なかなか寡黙だ。
喋らないということではなく、1人で静かに佇んでいる姿が似合っているということだ。
人も猫も、1人でいる時間が長いと自然とそうなっていくのかもしれない。
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【 寡黙? 】
猫は1歳頃までは全身に生命力が溢れて、跳びまわって走りまわっているが、
そういう時期を過ぎるとだんだん落ち着いてくる。
3歳を過ぎると、大人になったなあと思う瞬間が増えてくる。
でも、内面は大人になっても、かわいい姿は何も変わらない。
レオはかわいいなあ、と言うと、その意味がわかるようで、ちょっと澄ました顔をする。
かわいいというのは、きっと種が生き永らえるために自然がそう進化させたんだろう
と思うけど、なにもここまでかわいくすることはなかったんじゃないだろうか。
見ているだけで時間があっという間に過ぎていき、休日が短く感じられてしかたがない。
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【 かわいく作ってくれて、神様ありがとう 】