2010/04/24(土)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:25:36.45 ID:fWp476+UO
新八「禁書目録でインデックス…って読むらしいです、人気のあるライトノベルですね」
銀時「つか新八よ…何でお前がこんなモン持ってんの?とうとうそっちに目覚めた?」
新八「いや…これは親衛隊から没収したものですから」
銀時「隠すなって、別に止めねーよ…新八、お前はついに俺たちの手の届かない領域に…」
新八「だから違うって言ってんだろォォ!あんたどんだけ人の話聞かないんですか!」
銀時「それ以前にお前…やべーことしてくれやがったな」
新八「な、何がですか…?」
銀時「面倒事が起こるフラグ立てやがって…」
新八「禁書目録でインデックス…って読むらしいです、人気のあるライトノベルですね」
銀時「つか新八よ…何でお前がこんなモン持ってんの?とうとうそっちに目覚めた?」
新八「いや…これは親衛隊から没収したものですから」
銀時「隠すなって、別に止めねーよ…新八、お前はついに俺たちの手の届かない領域に…」
新八「だから違うって言ってんだろォォ!あんたどんだけ人の話聞かないんですか!」
銀時「それ以前にお前…やべーことしてくれやがったな」
新八「な、何がですか…?」
銀時「面倒事が起こるフラグ立てやがって…」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:32:04.23 ID:fWp476+UO
新八「いや…何ですかそのフラグって」
銀時「主要キャラが何か新しいモンを持ってきた時にゃ大抵イベントが発生すんだよ」
神楽「ただ、正直新八は主要キャラと呼んでいいか微妙アル」
新八「いや今まで万事屋やってきた仲間になんてこと言ってんの!?」
銀時「新八のポジションとかどーでもいいわ、でさっきのフラグの話だけどよ……」
銀時「例えば…あるキャラが『こんなのが道に落ちてた!』って何か拾ってくるだろ」
銀時「そしたらその拾ってきたモノは闇のゲームの支配人になれるパズルでした、的な」
新八「いやそれどこの遊戯王!?しかも設定も何もまるっきりデタラメじゃねーかァァ!」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:38:12.88 ID:fWp476+UO
銀時「で……お前は小説を持ってきちまったんだろ?」
新八「じゃあ大丈夫ですね、小説からそんな展開になるわけが…」
銀時「そんなんだからお前はいつまでたってもダメガネなんだよ…」
銀時「小説っつったらあれだ、小説の中にいるキャラが実在しちゃいましたみてーな?」
銀時「もしくは小説の中に吸い込まれちゃいました的な流れじゃね?」
新八「へー、まるでどっかで経験済みみたいな言い方ですね」(棒読み)
銀時「まあ何も経験してねーお前よりマシだ」
神楽「気にすんなヨ、童貞」
新八「童貞の何が悪いってんだテメーら!汚れを知らないピュアなハートなんだぞ!」
新八「純粋さを保ち続けてりゃいつか魔法が使えんだぞ!童貞ナメんなァァァ!」
銀時「お前もう一人でヴォルデモートに特攻し駆けて灰になれよ」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:43:18.88 ID:fWp476+UO
---
その夜
銀時(長年の勘からして何か嫌な予感がすんだよ…今日はとっとと寝ちまうか)
銀時「…………」
銀時「クー…クー…」
---
銀時「クー…クー……」
上条「………」
上条(ベランダにシスターさんと白髪の男が干されてる……)
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:48:57.24 ID:fWp476+UO
銀時「……ん?」
上条「ど、ども……」
銀時「……クー…」
上条「いやこの状況で二度寝!?」
銀時「……だってこれ夢だもんよ、夢だよ夢、うんそうだ、夢に違いない」
上条「あ、あの……まあ何つーかとりあえず落ち着いて…」
銀時「いやないって……今まで色々とあったけども総合的に考えてこれはない!」
上条「………」
禁書「う……ん?」
上条(こ、今度はシスターが目を覚ました…)
禁書「あなた…お腹一杯ご飯くれると嬉しいな!」
上条「目覚めて最初のセリフがそれですか!?」
銀時「あ、じゃあ俺はパフェで頼む」
上条「……不幸だ」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:48:57.92 ID:TYzzZLJJO
銀さんなに干されてるんだよwwwwwww
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:49:55.55 ID:cJmNs6NyO
上条さんと銀さんの組み合わせとかスーパー説教コンビじゃねーか
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:54:06.58 ID:fWp476+UO
---
上条「で……アンタらは一体何者なんでしょうかね?」
禁書「私はシスター、インデックスって言うんだよ!」
銀時「通りすがりの勇者Aです」
禁書「バチカンじゃなくてイギリスの方だからその辺も理解してくれると嬉しいな」
銀時「俺はドラクエⅢよりⅤ派だから、あとビアンカは俺の嫁だから」
上条「………」
上条「で…なんでお二人は俺の家のベランダに引っかかってたんだ?」
禁書「屋上から屋上に飛び移ろうとしたんだけど…失敗しちゃったんだよ」
銀時「夢という名のトンネルを抜けた先は不思議な町でした」
禁書「………」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:03:21.10 ID:fWp476+UO
上条「……アンタらふざけてないよな?」
禁書「い、インデックスはふざけてなんかないよ!追っ手に追われてて…」
上条「追っ手?」
銀時「まー人生は常に誰かを犠牲にしながら追って追われての繰り返しだから…」
上条「…あんた、悪いけど少し黙っててください」
銀時「………」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:09:28.20 ID:fWp476+UO
上条「あとさっきから貧乏ゆすり半端ないんですけど…もう少し落ち着いて……」
銀時「いきなり意味わかんねー所に吹っ飛ばされて落ち着いていられるかァァァ!」
銀時「今はボケでも何でもいいから何か喋ってねーと精神の安定がやべーんだよ!」
銀時「何でこんな所に来ちまったんだァァ!ちゃんとイベント回避しただろうがァァ!」
上条「は、はぁ…何つーか大分苦労なさっているようで」
禁書(どうしよう…このままじゃきっと私、空気になっちゃうんだよ……)
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:15:32.40 ID:fWp476+UO
上条「ま、まあアンタのことは後でゆっくり聞くとして…話を戻そう、追われてるって?」
禁書「魔術結社にね…私の持ってる10万3000冊の魔導書を狙ってるんだと思う」
上条「……は?」
銀時「じゅーまんさんぜんて……んなもんどこにあるってんだ」
禁書「見えないだけでちゃんと持ってるんだよ!」
上条「………」
銀時「………」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:20:30.26 ID:fWp476+UO
禁書「……あれ?どうしたのかな?」
上条「いや…さすがに何言ってんのか意味分からなくてな…」
禁書「む!信じてないんだね?」
銀時「よし…じゃあお前魔法使ってみろ、そしたら信じてやっから」
銀時「とりあえずはこの髪を真っ直ぐなストレートに…キューティクル侍に…」
禁書「その…私には魔力がないから魔法は使えないんだよ」
銀時「返せェェェ!今この瞬間に俺が抱いた輝かしい夢と希望を返せェェェ!!」
禁書「そ…そんなこと言われても……」
上条「ま、まあ…お前が何で追われてるかはとりあえず納得したよ」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:30:06.42 ID:fWp476+UO
上条「で……えっと…名前なんでしたっけ?」
銀時「坂田銀時…呼ぶときは社長、もしくは銀さんで頼む」
上条「……銀さんは何で俺のベランダに?」
銀時「……え?」
銀時(何か目が覚めたらここにいました、とは言えねーし…上手い言い訳は……)
銀時「俺はそのアレだよ…シ、シスターの護衛?やらせてもらってるみたいな?」
禁書「護衛って…イ、インデックスの…?」
銀時「あら、お宅知らない?狙われてるシスターを守っちゃうZO☆的な無料サービス」
上条「へえ…教会にはそんなシステムがあんのか」
禁書「私も初耳なんだよ…」
銀時(初耳もクソもそんなシステムねーよ!何その狙われたシスターの護衛って!?)
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:35:50.81 ID:S3y1azfNO
銀魂って魔法的な技使う敵いたっけ?
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:36:14.03 ID:myO3JNJ80
陰陽師一家とか
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:38:28.92 ID:fWp476+UO
銀時(出任せにしろ言っちまったモンは仕方ねえ…適当にやってバックレりゃ…)
禁書「じゃあぎんときは私と地獄の果てまでついてきてくれるんだよね?」
銀時「え?いや……え?何その地獄の果てって?」
禁書「心強いんだよ!」
銀時「………」
禁書「ふう…安心したら急にお腹が空いてきたかも……」
銀時「ごめん、俺は急に腹痛くなってきたんだけど?死亡フラグ立てちゃったんだけど?」
銀時「これって俺がコイツを守らなきゃいけない流れだよね、絶対ヤバいよね?」
上条「いや…それがあんたの仕事なんじゃねーのか……?」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:42:17.61 ID:fWp476+UO
---
禁書「ご馳走様なんだよ!」
上条「ありあわせで作ったけど…お前よく食うな……」
銀「ところで何だっけ?えー…ハーマイオニー・グレンジャー君だっけ?」
禁書「そ、そんなハリーの親友みたいな間違われ方したのは生まれて初めてかも…」
銀時「お前今までよく逃げてこられたな、追っ手も魔法使いなんだろ?」
銀時「魔法かなんかで攻撃されたりしたら終わりだろ、お前見た感じ鈍くせーし」
禁書「この修道服が守ってくれてるからね、ちょっとやそっとの魔法は効かないんだよ!」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:47:10.38 ID:fWp476+UO
上条「へえ…そんなに丈夫な素材なのか?」
禁書「『歩く教会』って言ってね、あらゆる攻撃を無効化しちゃうの」
銀時「……また嘘くせーモンが出てきたよ」
禁書「なっ!嘘じゃないんだよ!」
上条「そもそもお前が魔法使いってのも正直……」
禁書「むー!じゃあどうすれば信じてくれるの?」
上条「……俺の右手は異能の力を打ち消せる、俺が触れてその服に変化が起きたら…」
銀時「いや異能の力って何だよ、お前も中二病ですかコノヤロー」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:53:05.65 ID:fWp476+UO
禁書「魔法でも何でも打ち消せるって言うの?それこそ信じられないんだよ!」
上条「少なくとも超能力とかそれに類するものなら何でも消せるぞ」
銀時「魔法とか超能力とかお前ら……相当重傷だなオイ、せめて陰陽術にしろよ」
禁書「じゃあその右手で触ってみればいいよ!本当に何でも打ち消せるならね」
上条「分かった……」
銀時「スルー?ねえスルーすんの?早くも俺の存在意義が失われてんだけど?」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:58:28.38 ID:fWp476+UO
上条「じゃあ失礼して……」タッチ
禁書「………」
シーン
上条「………あれ?」
銀時「イタタ…お母さん痛いよー!中二病に気付いてない痛い人がいるよー!」
禁書「ふふん!やっぱりそんなのあるわけが……」
パァン
禁書「……あれ?」
上条「あ……」
銀時「」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:07:22.25 ID:1DzD/3oVO
禁書「え…えぇー!?」
上条「わ、悪い!ワザとじゃない!いやワザと触ったけどまさか全裸になるとは思わな」
禁書「うー!」ガブッ
上条「いってぇ!ちょ…銀さん、コイツを止めてくれ!」
銀時「もしもし警察?何か男子生徒が年下の幼女を全裸にしてんですけど……」
上条「いや待ってくれ!これは事故…!」
禁書「男として最低なんだよ!」ガブッ!!
上条「GIYAAAAAH!!」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:15:25.51 ID:1DzD/3oVO
銀時「やべーな、この露出で丘の上ひなげしの花が大好きな奴らを敵に回したぞオイ」
上条「いや…何の話をしてんですか」
銀時「お前知らねーの?あんまり調子に乗ってると来るよ?チャンが」
銀時「魔術師なんかよりよっぽどコエーよ、あいつ怒らせたらもうゲームオーバーだよ」
上条「あの…銀さん?」
銀時「だがな…俺ァ宣言する!そんな権力になんざ絶対に負けねぇと!」
上条「あの……」
銀時「テメーら安心しろ!この銀さんが男の子の夢は誰にも邪魔させねえからな!」
銀時「トラブルな夢にときめけェェ!明日にきらめけェェェ!」
上条「……もう好きに言っててくれ、俺は補習にいってくる」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:22:14.39 ID:1DzD/3oVO
禁書「じゃあ私も……もう行くんだよ」
上条「行くってお前…危ないんじゃないか?しばらくここに隠れてたらどうだ?」
禁書「ううん…ここにいたらあなたたちに迷惑が掛かっちゃうんだよ」
上条「服は?俺が破いちまったけど……」
禁書「ほら!これで問題ないんだよ!」
銀時「お前…安全ピンとかブラザーソウルMAXな補修だなオイ」
禁書「とりあえずはこれで大丈夫……じゃあバイバイ、ご飯…御馳走様」
銀時「……え、これって俺も着いてかなきゃダメな感じ?」
禁書「ううん…分かってる、本当はあなた、私の護衛なんかじゃないんでしょ?」
禁書「それに…これ以上は本当に危険だから…巻き込むわけにはいかないんだよ」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:26:34.34 ID:dNh8bnvC0
銀時空気w
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:28:06.60 ID:1DzD/3oVO
銀時「……一人で行っちまったぞ、あいつ…良かったのか?」
上条「…悪いけど銀さん、あいつを追ってくれないか?補習が終わったら俺も手伝う」
上条「やっぱあんな小さい子、ほっとく訳にはいかねーよ」
銀時「ああ…分かった」
---
屋外
銀時「つってもな……正直ここの土地勘が掴めねえ、どっから探しゃいいんだ?」
銀時「……とりあえずは手当たり次第か、おいインデックスー!返事しろー!」
銀時「インディーズー!いないならいないって言いやがれー!インドネシアー!」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:32:24.51 ID:1DzD/3oVO
---
放課後
銀時「はぁ…はぁ…くっそ、インターフェースの奴…どこにもいやがらねえ……」
銀時「おいヒューマノイドインターフェースー!長門ォォ!朝倉ァァ!」
美琴「………」
美琴(何なのあれ……変な奴)
銀時「……ダメか、仕方ねえ…一旦戻るとするか」
---
上条宅前
上条(銀さん…あの子のこと、ちゃんと見つけられたのか?)
上条「荷物置いたら俺も探しに………なっ!?」
禁書「………」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:35:19.19 ID:1DzD/3oVO
上条「お、おい大丈夫か!?しっかりしろ!!」
ステイル「あーあ、ずいぶんと派手にやっちゃって…」
上条「お前…お前がこんなことを!?」
ステイル「そんなに睨まれても困るな…それを斬ったのは僕じゃない」
ステイル「神裂もこんなに深手を負わせるつもりはなかったんじゃないかな?」
上条「何を勝手なこと言ってやがる!こんな小さな女の子を血まみれにしておきながら!」
ステイル「その子が身に纏っている修道服『歩く教会』…何故か力を発揮しなくてね」
上条「……!」
上条(俺が…俺が右手で触ったから……?)
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:38:15.57 ID:1DzD/3oVO
ステイル「…それともう一つ、逃げたはずのその子は何故ここにいるんだろうね?」
上条「……」
ステイル「君の家に忘れ物でもしたんじゃないかな?」
上条(俺を守るためにわざわざ戻ってきた…?じゃあこいつが怪我したのは…)
上条「半分はこのクソ馬鹿野郎の…上条当麻のせいじゃねえかよ!!」
ステイル「……さて、そろそろそれを回収させてくれないかな?」
上条「ふざけんな!コイツにはもう指一本触れさせねえ!!」
上条「大体何だ!魔術師とか言う奴らはこんな小さい子にまで手を出すのかよ!?」
上条「これ以上やるってんなら…俺が全力で止めてやる!」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:40:55.82 ID:1DzD/3oVO
ステイル「言いたいことはそれだけかな?」
上条「ああ…お前がこいつを傷つけるなら…俺はテメエをぶっ飛ばす!」
ステイル「やれやれ、正直怪我はさせたくなかったが…仕方ない」
ステイル「『Fortis931』…炎よ、巨人に苦痛の贈り物を!」
ボウッ!
上条「!」
ステイル「…やりすぎたか、まあ所詮君程度じゃ何度やっても無駄だよ」
上条「何が無駄だって…?」
ステイル「なっ…!?」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:01:18.21 ID:1DzD/3oVO
---
ステイルとの戦闘が始まる少し前、某所
銀時「………」
銀時(うん、こりゃあれだ…X-2パターンだな……)
銀時「ま……迷ったァァァァ!!」
美琴「あれ、あんた…さっきも見かけたわね、何やってんの?」
銀時「……犬のお巡りさん探してます」
美琴「それって…まさか迷子?」
銀時「…人はみんな人生と言う名の道に迷ってんだよ」
美琴「無駄にカッコつけなくていいから…どこに行きたいの?」
銀時「いや別に迷子なんかじゃねーし?誰も案内なんか必要ねーし?」
美琴「あっそ…じゃああたしはもう行くわね」
銀時「ねえごめん、嘘!100%迷子!いちご100%で迷子!」
美琴「………」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:08:38.89 ID:1DzD/3oVO
美琴「はぁ…で、どこに行きたいのかしら?」
銀時「あー、ツンツン頭の上条当麻って奴の家なんだけどよ…」
美琴「え?あの馬鹿に何か用事でもあるの?」
銀時「用事っつーか何つーか…まあ野暮用でな」
美琴「ふーん…じゃ、じゃあついでにあたしもついて行こうかしら?」
銀時「いや…止めとけ、女にゃちょっとばっか危険だしよ」
美琴「危険って……アンタ一体アイツに何かするつもりなの!?」
銀時「誤解すんな馬鹿…まあ、力の弱い女は来たら怪我すっかもしれねーから…」
美琴「弱いですって…?あんた誰に向かってそんなこと言ってんの?」
銀時「いや…俺にしちゃ珍しく気を遣ったんだけど?」
美琴「余計なお世話よ」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:15:59.43 ID:1DzD/3oVO
銀時「あー女ってのはこれだから嫌なんだ!常日頃か弱いアピールしてるくせによ」
銀時「いざ何かあったらあっさり手のひら返しやがって!」
銀時「かー!汚いね女は!それに加えて利益にも賢いから余計に信用ならねー!」
美琴「アンタ…学園都市レベル5の超電磁砲(レールガン)って知らないの?」
銀時「……レイガンだったら知ってっけど…あれだろ?スマブラである銃みてーなやつ」
銀時「あと俺の持ちキャラはリンクだから」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:24:28.84 ID:1DzD/3oVO
美琴「知らないなら教えてあげるわ…!」
銀時「へっ…んなコインで何が出来るってんだ、投げつけたりでもすんのか?」
美琴「まあ…似たようなものね」
銀時「上等だ……テメーの必殺技、この洞爺湖で打ち返してやらァ!」
美琴「言ってくれるわね…後悔するんじゃないわよ!」
銀時(どんなに速く飛んでこようが所詮メダルだろ、なら余裕で…)
キィーン…バシュ!スガーン!!
銀時「」
銀時(メ、メダルじゃなくてかめはめ波飛んできたァァァ!!)
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:31:43.82 ID:1DzD/3oVO
美琴「威力弱めにしてわざと外してあげたわ…どう?これでもあたしが弱いって?」
銀時「………」
美琴「……ちょっと、どうしたの?」
銀時「あー…はいはい、なるほどね…こういう感じね…」
美琴「?」
銀時(オイィィィ!あのガキいきなりかめはめ波撃ちやがったよ!?サイヤ人か!?)
銀時(そういやアイツの体の周りに電気みてーな…超サイヤ人2になると出るアレが…)
銀時「……悪かったな、テメーが戦闘民族だとは知らなかったんで舐めてたわ」
美琴「……??」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:32:59.85 ID:sIFycM79O
またドラゴンボールかwwwww
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:38:52.11 ID:1DzD/3oVO
銀時「いや待て…いくらなんでもサイヤ人なんざいるわけがねーよな」
銀時(学校…電気…魔法とか超能力…あの声……ま、まさか……)
銀時「なるほどな…マガジンのヤロー、小賢しいまねしやがって」
美琴「あんた…さっきから何言ってんの?」
銀時「こんな所にまで連載中の主力漫画の主人公を登場させるとはよ…」
美琴「何か…果てしない方向に勘違いしてないかしら?」
銀時「とりあえず生徒ほったらかしてこんな所で遊んでていいんですか、ネギ先生」
美琴「誰よそのネギ先生って!?アンタの頭の中で何が展開されてるわけ!?」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:48:13.62 ID:1DzD/3oVO
美琴「とにかく…こんなことしてないで早くアイツの家に行くわよ」
銀時「果てしなく時間をロスしたなオイ、まったく誰のせいだ…」
美琴「九分九厘あんたのせいよ!」
---
美琴「見えた、確かあれがアイツの住んでる寮よ」
銀時「おーそうだ、言われてみりゃあんな感じだったわ」
美琴(か、考えてみたらアイツの家に行くなんてめったになかったわね…ラッキー!)
美琴「あ、そういえばアンタ名前は?」
銀時「坂田銀時、ポケモンも金より銀派だな、ルギアかっけーし」
美琴「そ…そう、あたしは御坂美琴、学園都市第三位で異名は超電磁砲(レールガン)」
銀時「え…エエエェェェェ!?お前、魔法使いネギ先生じゃないのォォォ!?」
美琴「驚く所そこなの!?ていうか、アンタ一体どんな想像してたのよ!」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:54:15.43 ID:1DzD/3oVO
prrrr
美琴「っと……ごめんあたしだ、もしもーし」
黒子『お、お姉さま!今どこにいらっしゃるんですの!?早くお戻りに!』
美琴「どうしたのよ、まだ門限までは時間があるでしょ?」
黒子『お忘れですの!?今日の門限はいつもより…』
美琴「あー、確か寮監が何か言ってたような……あれ?……あ!」
黒子『とにかく…早くお戻りに!まだ間に合いますわ!』
美琴「う、うん…分かった……」
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:00:06.57 ID:1DzD/3oVO
美琴「……と、残念だけどそういうわけであたしは行けないわ」
銀時「いやどういうわけで!?話の流れがよくわかんないんだけど」
美琴「とにかく…アイツの家はあそこだから……よく分からないけど後はよろしく」
美琴(もう…何でこういう日に限って門限が早いのよ……ついてないわね)
銀時「…え?何これ、まさかの丸投げ?」
---
同時刻
ステイル「仕方ないね、じゃあ僕も奥義を使わせてもらうよ……」
上条「なっ…?」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:05:33.99 ID:1DzD/3oVO
---
銀時「あれ…あいつの部屋何階だっけか?全くややこしいったらねーよ……ん?」
銀時「……え、何これ?何なのこの一杯貼ってある紙?新手のいたずら?」
銀時(一枚一枚に妙なモン書き込んでやがる……犯人は中二病か?)
銀時「ったく、こんなときにめんどくせーな…」
---
ステイル「『イノケンティウス!』」
シーン
ステイル「……?」
上条「……?」
ステイル「『イノケンティウス!!』」
…シーン
ステイル「………」
上条「………」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:05:54.93 ID:7DVJ5DCb0
ワロタwwwwwww
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:12:39.39 ID:1DzD/3oVO
上条「なんだ……何かやるんじゃないのか?」
ステイル「……ちょっと待っててくれ、タイム、タイムアウトだ」
上条「ちょっとだけな」
ステイル「『イノケンティウス』、『イノケンティウス!』、『イノケンティウス!!』」
……シーン
ステイル「………」
上条「…なあ、もういいか?」
ステイル「すまない、もう一回、もう一回だけやらせてくれないか?」
上条「……もう一回だけな」
ステイル「ごめん、ホントごめん、これでホントに最後だから」
上条「マジで最後だぞ?」
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:13:57.02 ID:7DVJ5DCb0
インデックス「・・・・・」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:20:12.34 ID:1DzD/3oVO
ステイル(集中集中…よし大丈夫だ…!)
ステイル「……『イノケンティウス!!!』」
……シーン
ステイル「………」グスッ
上条(あ…涙目……)
ステイル(な、何故イノケンティウスが発動しない…ルーンはちゃんと貼ったはず!)
---
その頃、下の階
銀時「よっしゃあァァァ!一枚残らずきれいにしてやったぜ!ざまーみろ!!」
銀時「散らかってた部屋をきれいに片付けた時みてーな?この自己満足的勝利感?」
銀時「いやーすっきりしたわ……あれ?」
銀時(俺ァさっきまで何してたんだっけか……?)
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:30:09.35 ID:1DzD/3oVO
---
上条「今度はこっちの必殺技で行くぜ…もう待ったはなしだからな」
ステイル「くっ…!イノケンティウ……」
上条「ウオオオォォ!DAVS!(ダウン・アッパー・ブイ・ストーム)」バキッ!
ステイル「ぐあっ!」
上条「はっ…はっ…」
ステイル「ま、まだだ……」
銀時「止めとけ…もうテメーに勝ち目はねーよ」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:36:04.54 ID:1DzD/3oVO
上条「無事だったか銀さん!つか今までどこに行ってたんだ?」
銀時「じ、自分探しの旅に出てて…何か帰ってきたらもう終わってました的な?」
銀時「決してインデックス探してる間に迷子になったとかそんなんじゃないからね?」
上条「………」
ステイル「くっ…仲間がいたのか……まさかイノケンティウスが不発だったのはお前が!」
上条「そ、そうか!銀さんが何か手を打ってくれていたのか!」
銀時「いや……え?何が?」
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:42:36.25 ID:1DzD/3oVO
ステイル「我々の魔術にいち早く対処するとは…一体何者なんだ…?」
銀時「ビアンカの婿だ」
上条「………」
ステイル「………」
ステイル「そうか…確かに敵に情報は漏らすべきじゃない…さすがだ」
ステイル「まさか君のような人間がいるとは……予想外だったよ」
銀時(コイツめんどくせーな…一発適当なこと言ってビビらせとくか…?)
銀時「いいか……よく聞け」
ステイル「?」
銀時「俺には!!八千人の部下がいる!!」
ステイル「………」
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:48:06.21 ID:1DzD/3oVO
銀時(……あれ?やべえ、何か間違えたか?)
上条(いや……さすがにもう少し上手いハッタリがあったんじゃ…)
銀時(嘘だろオイ、将来海賊王になる一味の狙撃手が考えた台詞なんだぞ?)
上条(こんなのよっぽどバカじゃないと信じたり…)
ステイル「……な、何だって!八千人だと!?」
銀時・上条(あー…なるほど、コイツよっぽど馬鹿だ)
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:53:24.66 ID:1DzD/3oVO
ステイル「……今日は退かせてもらう、色々と手間が増えたのでね」
銀時「もう一生来んな馬鹿、何そのバーコード?売り物なの?ピッてやれば値段出んの?」
---
銀時「で…こっからどうすりゃいい、正直応急処置で何とかなる怪我じゃねーぞ」
上条「救急車か……けど病院に連れて行くにしてもこの子はIDが……なっ!?」
禁書「警告-出血による生命危機を確認……強制的に『ヨハネのペン』で目覚めます」
銀時「あれ…何これ?オ、オイ嘘だろ……まさか千年パズルに隠された人格が!?」
禁書「千年パズルの意味は分かりかねますが、私はインデックス本人です」
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:00:23.00 ID:1DzD/3oVO
銀時「くそっ、何がどうなってやがる……」
禁書「事態は緊急、今から私の言うとおりにしてくだされば幸いです……」
---
銀時「……で、上条の奴を追っ払って…妙な魔法陣作らせて…あとは何をしろって?」
禁書「神殿を作ります、私の後に続いて唱えてください…アーアーアーアー…」
銀時「………それじゃあ歌います」
禁書「アーアーアーアー…」
銀時「わぁたしのぉ-おはかぁのぉーむぁえでぇー、んなかないでくぅださぁいー」
禁書「アーアーアーアー…」
銀時「そこぉにーわたしぃはぁいませぇんー、ねむってぬぁんかぁいますぇんー」
禁書「………」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:04:38.24 ID:TjTXXfhP0
真面目にやれwwwwww
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:06:08.54 ID:IVBPwVQiP
お母さん泣いてるぞwww
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:09:25.35 ID:1DzD/3oVO
禁書「真面目にやってください、あなたには私を救う気があるのですか?」
銀時「いや…ここは歌っとかなきゃって思ったからつい」
禁書「言い忘れていましたが儀式の失敗はあなたの死を意味します」
銀時「え?」
禁書「ですから…儀式の失敗はあなたの死を意味すると言っ」
銀時「さぁー儀式やるぞォォォ!絶対に失敗しねーからなァァァ!!」
禁書「………始めます」
---
翌日、朝
銀時「で、何やかんやで治った」
上条「いや何やかんやって何だよ」
銀時「何やかんやは何やかんやだろ、まーインデックスは安静にさせとけ」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:16:17.97 ID:1DzD/3oVO
銀時「さて…俺らもしばらく休むとすっか、もうしばらくは敵も来やしねーだろ」
上条「いや…今後どうするかを検討していくべきなんじゃ?」
銀時「そりゃあれだよ…考えながら休みゃいいんだろ」
上条「………」
上条(そういや忘れてたけど…この人も正体がよく分からないんだよな……)
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:24:12.54 ID:1DzD/3oVO
---
同日、某所
ステイル「インデックスは無事だったみたいだね…正直安心したよ」
神裂「まだ期限までは約二週間あります、もう暫くは様子を見ましょう」
---
翌日
上条「どうだインデックス、体の具合は?」
禁書「まだちょっと疲れがあるけど…うん、もう大丈夫なんだよ!」
上条「そっか!これで俺たちも一安心だ…」
禁書「ありがと、とうま!」
銀時「……あれ?俺への感謝は?…ねえ歌ったから?やっぱあれマズかったの?」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:32:42.35 ID:1DzD/3oVO
銀時「俺ァ少しこの辺をぶらぶらして歩いてるわ、土地勘にも慣れたいしよ…」
禁書「あ!なら私も行くんだよ!」
上条「じゃあ今日は自由行動で…!」
---
某所
銀時「おっ…苺オレ売ってるじゃねーか、こりゃ買いだな」
ピッ、ゴトン!
銀時「さーて……ってあっつ!これ熱いぞ!?苺オレのくせになんで」
『苺おでん』
銀時「いやふざけんなァァァァ!金返しやがれェェェェェ!!」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:41:11.41 ID:1DzD/3oVO
禁書「ぎんとき!お腹が減ったんだよ!何か食べたいかも!」
銀時「んじゃこれやるよ、苺おでん」
禁書「むー、こういうのじゃなくって思いっきり食べたいんだよ!」
銀時「なーに言ってんだこのガキは…そんな余裕あるならむしろ俺が腹一杯食うわ」
禁書「むー!お腹すいたよーひもじいんだよー!」
銀時「わーった、待ってろ!食えそうな『草』と『虫』でも探してやっから…」
禁書「や…やっぱり我慢するんだよ……」
銀時(…計画通り!)
---
同日、某所
御坂妹「このジュースはどこまで運べば良いのでしょうか、とミサカは問い掛けます」
上条「あ…いいよ、後は俺一人で持って行くから」
186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 09:25:18.43 ID:1DzD/3oVO
翌日、朝
銀時「で……昨日1日苺おでんと戯れながら考えてたんだけどよ」
上条(苺おでん……)
銀時「ボチボチ仲間増やしとくか…ま、お決まりのパターンだな」
上条「仲間…?」
銀時「魔術だかなんだか知らねーが…俺たち二人じゃさすがに限界があんだろ」
銀時「パーティー増やさないと魔王は倒せねーんだよ、ゾーマの強さ半端ねぇよ」
上条「いや…でもこんな危険なことに他人を巻き込むわけには……」
銀時「じゃあちょっと仲間探しに喫茶店辺りに行ってくるわ」
上条「いやそれ明らかに仲間探しじゃないよな?絶対にくつろぐつもりだよな?」
禁書「あ、ずるいかも!私も行くんだよ!」
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 09:33:47.14 ID:1DzD/3oVO
---
同日、喫茶店
銀時「お、このパフェ上手そうだな…オイねーちゃん、これ頼むわ」
禁書「私はここからここまで全部お願いするんだよ!」
銀時「は?いやオイ待っ…」
店員「はい、かしこまりました」
銀時「いやかしこまらないで!?破産!破産するから!首飛んじゃうからァァァ!」
禁書「それならいっそ両腕両足も飛ばしたほうがいいかも…もっと注文してあげるね!」
銀時「ねえ誰かァァァ!悪魔!ここに連邦軍の白い悪魔がいますゥゥゥ!」
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 09:44:50.04 ID:1DzD/3oVO
禁書「むー!ぎんときのケチンボ!じゃあ私、手を洗ってくる!」
銀時「ったくえらい眼にあったぜ……ん?」
一方通行「………」
銀時(あの外歩いてる奴…服が面白いんだけど、文字通り顔も白いし)
銀時(ありゃーあれだ…クラスに一人はいる一匹狼カッコいいと思っちゃう派だな)
銀時(…んなことはどうでもいいか、俺も便所行ってくるかな)
禁書「……うん……あの人がトイレに………てね?」ヒソヒソ
店員「はぁ…か、かしこまりました」
190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 09:46:49.75 ID:nxwAcRt9O
銀時のチンポに見えた…
192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 09:51:50.02 ID:1DzD/3oVO
---
銀時「さて…そろそろ行くかな」
禁書「御馳走様なんだよ!」
店員「お会計は14800円になります」
銀時「……は?いやいやいや、俺ァパフェ一個でコイツもクレープしか………」
銀時「………オイ」
禁書「な、何でこっち見るのかなー?インデックスには何が何だか分からないんだよー」
銀時「…メニューの中で何が一番うまかった?」
禁書「やっぱりサンデーかな!でもデラックスパフェも捨てがたいかも………」
禁書「………」
銀時「へー、お前俺がトイレ行ってる間にそんなに食ったんだ」
禁書「…ごめんなさい」
194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 10:12:38.10 ID:1DzD/3oVO
銀時「何なのお前?食うなって言ったよね?シスターのくせに食い逃げする気?」
禁書「あ、あんまり美味しそうだったからつい…」
銀時「いいか、テメーは修道女の肩書きがなきゃただの穀潰しニートってことを忘れるな」
禁書「だって…こ、ここ最近こんな美味しいもの食べてなかったから……」
銀時「………」
禁書「ごめん…なさい」
銀時「お前もう先帰っとけ、俺が何とかしといてやるから」
禁書「えっ…でも……」
銀時「こんな食えることめったになかったんだろ……次はねーからな」
禁書「あ、ありがとう…!」
196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 10:22:44.03 ID:1DzD/3oVO
---
夜
銀時「カッコつけたはいーが…結局土下座して夜まで皿洗いかよ……」
銀時(アイツ神楽みてーにたくさん食いやがって……)
銀時「神楽…新八…あいつら今頃何やってっかな………あれ?」
銀時(家……どこだっけ?ま、また迷ったァァァァ!!)
197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 10:23:58.01 ID:L3R+f3Qy0
銀さん迷ひすぎwwwwwwww
198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 10:33:39.58 ID:1DzD/3oVO
---
某所
銀時「やべぇ…果てしなく迷子なんだけど?全然知らないところ来ちゃったんだけど」
銀時(俺こんな方向音痴だったっけ!?そんな設定あった!?)
銀時「……ん?暗くてよく見えねーがあそこに誰かいやがるな」
銀時(だがいきなり迷子になりましたは恥ずかしい……大物の大将っぽくいくか)
銀時「オー…ちょっとォー…ものを~…尋ねたいんだけどもォー……」
御坂妹「………」バタッ
銀時「………え?」
201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 10:51:59.02 ID:1DzD/3oVO
銀時(え?ちょ……え?倒れた?ねえ何か倒れちゃったんですけどォォォ!?)
銀時(あれか!?覇気が強すぎたせいか!まさか俺って覇王色の覇気だったの!?)
御坂妹「………」
銀時「オイ大丈夫か…って血!めっちゃ血が出てるんですけどォォォ!」
銀時「お客様ァァ!お客様の中にトニートニー・チョッパーはいませんかァァァ!?」
233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:04:11.07 ID:1DzD/3oVO
御坂妹「……うっ、あなたは…?」
銀時「しっかりしろ…ってお…お前、この前上条の奴と飲みモン持ってきてた……!」
御坂妹「…あなたの言うミサカとは10032号のことですか、とミサカは推測します」
御坂妹「私は10021号…別個体のミサカです、とミサカは説明します」
銀時「ミサカがミサカでミサカ?……いや、んなことはどうでも良いんだよ!」
236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:11:18.98 ID:1DzD/3oVO
一方通行「……オイオイオイ、実験のセキュリティーはどうなってやがンだァ?」
一方通行「馬鹿な一般人が巻き込まれねェよォな場所を選ンでんじゃねェのか?」
銀時「やべーなこりゃ…とっとと手当てしねーと……」
一方通行「オイ、シカトしてンのか?」
銀時「けど病院とか分かんねーしな……反則使ってあの人に頼むしかねえか…」
一方通行「オイ」
銀時「もしもし?治療頼みたいんすけど…はい…何か結構重傷なんで…」
BJ『私の手術代は高いぜ?お前さんに払えるのか?』
銀時「まーその辺は何とかしますんで…何年掛かっても払うんで……」
BJ『その言葉が聞きたかった…!』
一方通行「誰と話してやがンだテメェ!俺のこと舐めてンのか!?」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:13:21.69 ID:lUmv4KOP0
銀さん踏み倒す気マンマンだろ
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:19:22.24 ID:1DzD/3oVO
言い忘れてました…遅れてしまいすみませんでした
銀時「あ…すんませんけど、ちょっと待っててください…後からかけ直すんで」ピッ
銀時「…ねえ電話中なんだけど、少し黙っててくんない?お前常識知らないの?」
一方通行「あァ?」
銀時「イヤだねー勉強出来ても常識知らない奴って、一番腹立つよね」
銀時「大体白髪って時点で俺と被ってるし…正直テメーとは絡みたくねーんだよ」
一方通行「……オッケェ、つまりオマエは俺に殺されてェンだな」
銀時「………」
242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:29:51.60 ID:1DzD/3oVO
銀時「オイお前…怪我してってけど動けねえ程じゃねーだろ?」ボソッ
御坂妹「……?」
銀時「今アイツは俺に注意を向けてっから今のうちにさっさと逃げろ」
御坂妹「…不可能です、とミサカはいきなり現れたあなたに戸惑いつつ返答します」
銀時「……動けねーのか?わざわざヤローを挑発してやったのに」
御坂妹「肉体的損傷の点では問題はありません、とミサカは続けて返答します」
銀時「じゃあ何でだ、まさかアイツに殺されてぇわけじゃねーだろ」
御坂妹「その通りです、とミサカはあなたにとっては予想外のセリフを述べます」
銀時「……は?」
244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:40:16.07 ID:1DzD/3oVO
御坂妹「ミサカが殺されることで実験は進んでいきます、とミサカはあなたに教えます」
銀時「いや…意味分かんねーけど」
御坂妹「一言で言えば…彼に殺されることがミサカの使命です、とミサカは説明します」
銀時「………」
一方通行「よォ…さッきから何をコソコソと相談してンだァ?」
銀時「……はい、んじゃここでピンチヒッター入りまーす!」
一方通行「はァ?」
銀時「ピンチヒッター…俺」
御坂妹「!?」
246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:52:41.39 ID:1DzD/3oVO
一方通行「オマエ…今なンつッた?」
銀時「だからピンチヒッターつったろ、代打だよ代打」
一方通行「何だァ…そいつの代わりにオマエが俺とやり合うッてワケか?」
銀時「似たもの同士が人気で生き残るにゃどっちかが潰れなきゃならねーんだよ」
銀時「それに…テメーは個人的に気に入らねぇ…」
一方通行「ク…ククク……アハはハハハァ!いいねェいいねェ!!面白ェじゃねェの!」
一方通行「最ッッ高だぜオマエ!最高のヒーロー様じゃねェか!」
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:09:38.20 ID:1DzD/3oVO
銀時(どうもここにいる奴らは変な魔法みてーな技を使いやがるからな……なら)
銀時「テメーが何かおかしな術使う前に一気に潰してやらァ!」
銀時「肉弾戦ならテメーみたいなもやしっこになんざ負けやしねーんだよォォ!」
ガッ!キィン!
銀時「なっ……ぐあっ!?」
一方通行「…どォしたンですかァ?勇者様の攻撃はもう終わりかァ?」
銀時(ATフィールド……だと……?)
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:11:57.23 ID:AGrJcWbUi
>>249
そう来たかwwwwww
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:16:47.02 ID:1DzD/3oVO
銀時(いや、そんなんじゃねー…打撃の衝撃がまんま跳ね返ってきたみてーな…)
銀時「……ピッチャー第一球…」
一方通行「オイオイ、石なンか投げつけて俺に通用するとでも思ってンのかァ?」
銀時「ど真ん中……ストレートォォォ!」
バシュ!キィン!
銀時「!」
銀時(跳ね返ってきやがった…これがヤローの…)
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:25:34.98 ID:1DzD/3oVO
一方通行「なァるほど…俺の能力を試したッてワケかァ?」
銀時「……思ったよりめんどくせー能力持ってやがんな」
一方通行「ハッ…まさかテメェ、俺の能力もロクに知らねェで戦ってたのか?」
銀時「俺に野郎のこと調べ回るような趣味はねーんだよ」
一方通行「そォか……けど、俺の能力くらいは知ッとくべきだったなァ!」
ガッ!!
銀時(地面のコンクリが飛んで……!)
銀時「くそっ…マジか…!」
一方通行「遅ェ…おっせェンだよ!」
銀時(飛ばした瓦礫の死角……しまっ)
ドガッ!
銀時「ぐあっ!!」
ドコッ!!
259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:33:37.78 ID:1DzD/3oVO
銀時「………」
一方通行「ちっとやりすぎたか、まァ…ゲームオーバーだろ」
銀時「…待てよテメー」
一方通行「なっ…?」
銀時「なに勘違いしてやがる…まだ俺のバトルフェイズは終了してねーぞ…!」
一方通行「……あンだけの勢いで…コンクリぶち抜くくれェの力で叩きつけられて…」
一方通行「テメェは何で立ち上がってンだ…無能力者なンだろ…?」
銀時「無能力だかなんだか知らねーが…第一位ってのも大したことねーな」
一方通行「あァ…?」
銀時「……能力使って眼くらまししねーと勝てない臆病者じゃねーか」
262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:41:32.62 ID:1DzD/3oVO
一方通行「なら…接近戦で直接殺してやるよ!」
銀時「……一個だけテメーに忠告しといてやる、怖じ気づくんじゃねーぞ」
一方通行「忠告…?」
銀時「俺には!九千人を越える部下がいる!!」
一方通行「………」
銀時(これに少しでもビビって逃げ腰になってくれりゃ儲けモンだけどよ…)
一方通行「…テメェはどうあっても俺をおちょくりてェンだな?」
一方通行「オッケェ…安心しろ、お望みどォりに殺してやるからなァ!!」
銀時(そんな上手い話はねーか……ま、煽りくらいにゃなったな)
265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:49:45.27 ID:1DzD/3oVO
銀時(しっかし参ったな……まさか攻撃を跳ね返しちまう能力とはよ)
銀時(しかも周りにあるモンまで操れるとか……チートにも程があんだろ)
銀時(けど…ヤローの能力もさすがに連続では使えねーはずだ…なら)
銀時「どーしたもやしっ子…掛かってこいよ、まさかビビってんのか?」
銀時(これまで通りアイツを挑発しまくって……)
一方通行「ク……アはハハはハハハハァ!!上等ォじゃねェか!」
銀時(向かってきたところをスマブラ…リンクの回転斬りで仕留めてやらァァ!)
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:59:36.79 ID:1DzD/3oVO
銀時(足を軸にして斬りつける回転斬りなら…反射されようが関係ねぇ…)
銀時(反射されて右回転が左回転になろうが…結局は奴をぶっ叩ける…)
一方通行「とっとと死にやがれェ!!」
銀時「テメーこそゼルダ姫を助けたリンクの回転斬り舐めんなァァァ!!」
一方通行「!」
キィン!
銀時(案の定反射しやがったな!このまま逆回転でヤローを…)
一方通行「ハッ…ざァンねンだったなァ!」
銀時「は?……なっ!」
キィン!ドガッ!
銀時「ぐっ…!」
273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 19:12:58.82 ID:1DzD/3oVO
一方通行「俺の能力は連続じゃ使えねェ……勝手にそンな予測でもしやがッたか?」
銀時「……少年漫画じゃデカい力ほどリスクがあるってのがお決まりなんだよ」
銀時「なのに……テメーは自動でどんな攻撃も跳ね返してしかも隙もねーだと?」
銀時「どんだけふざけた力持ってやがる…ブリーチの藍染様並みじゃねーか……」
一方通行「その理不尽な力があるから…最強なンだろォが!」
銀時「………」
278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 19:26:04.76 ID:1DzD/3oVO
銀時(あれ?それとも攻撃が当たる直前に引きゃいいのか?)
銀時(そうすりゃそれを反射して逆に当たるんじゃねーの?)
銀時(なるほどね…超スピードで動くヤローにカウンター合わせて直前で引く…か)
銀時「フッ………」
一方通行「……?」
銀時「んなこと出来るかァァァァァ!!」
一方通行(なンだってンだァ…?)
281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 19:43:00.14 ID:1DzD/3oVO
一方通行「さァて……そろそろ終わりにしちまうかァ?」
銀時「………」
一方通行「分かってンだろ…もうどうにもならねェってなァ!」
銀時「…ダメだなこりゃ、詰んだか……オイお前、すぐ逃げろ」
御坂妹「あ、あなたを残してミサカ一人で逃げろと言うのですか?とミサカは…」
銀時「いいから行け…これでお前までやられたら俺ァマジで負け犬になっちまうだろ…」
銀時「実験だか何だか知らねーが…もうゴメンなんだよ、目の前で誰かに死なれんのは」
御坂妹「……!」
282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 19:46:57.39 ID:+OKkShpR0
木原神拳は一方通行の能力がベクトル操作だということを知ってるから出来るわけで、
反射ということしか知らない状況から(あれ?それとも攻撃が当たる直前に引きゃいいのか?)という流れにはならないだろjk
285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 19:57:09.17 ID:hp0L3bMe0
>>282
単純に「押してダメ(反射)なら引いてみろ」ってだけの発想だろう
284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 19:54:57.41 ID:1DzD/3oVO
御坂妹「……ミサカにはあなたの考えが理解できません、とミサカは呟きます」
御坂妹「ミサカは人形に過ぎない…吹けば簡単に消える蝋燭の火と変わらないのに…」
御坂妹「ましてこのミサカは10032号と異なりあなたと何の接点もなかった…」
御坂妹「なのに何故あなたはそこまでして戦おうとするのですか、とミサカは…」
銀時「……テメーがこの時を生きちゃならねーなんて誰が決めた?」
御坂妹「え…?」
銀時「実験?計画?んなもん俺ァ知らねーし知りたくもねーよ」
銀時「けど…そんなくだらねェことのために…お前の魂の光を消したかねーんだ」
御坂妹「ミサカの…魂……?」
290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 20:04:32.23 ID:1DzD/3oVO
一方通行「…よォ、臭ェ説教はもう終わりかァ?」
銀時「へっ…わざわざ手を出さねーで待っててくれるとはよ、ずいぶん優しいじゃねーか」
一方通行「ハッ、辞世の句くれェは読ませてやろうと思ってなァ…」
銀時「そいつは…お有り難いこったな」
一方通行「もォ思い残すことがねェなら……死ね」
銀時(まさかこんな形で死ぬとはよ……笑えねェな)
パシッ
295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 20:13:06.44 ID:1DzD/3oVO
銀時「!」
一方通行「なっ…?」
上条「よう…最強…」
一方通行(攻撃を……受け止められただとォ!?)
上条「これ以上テメエがこの人たちを傷つけようってんなら…」
一方通行「くっ…テメェ一体…」
上条「この最弱は手加減できねぇぞ!!」バキッ
一方通行「うぐあっ!」
銀時「……へっ、罠カード『ヒーロー見参!』発動ってか…?」
299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 20:21:11.16 ID:1DzD/3oVO
上条「間に合ったみたいだな…銀さん!」
銀時「……ギリギリだ馬鹿、来るならもっと早く来やがれ」
上条「そういうなよ…みんな全速力で来たんだからさ」
銀時「……みんな?」
美琴「あんたが…今までアイツと戦ってくれてたのね、妹を…守ってくれてたのね」
銀時「…ネギ先生」
美琴「だから違う!」
305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 20:32:00.41 ID:1DzD/3oVO
美琴「ところでそっちの子は大丈夫なの?」
御坂妹「10021号は重傷ですが命に別状はありません、とミサカは冷静に告げます」
ミサカ「そして『御坂妹』で被るので今から10021号は『ミサカ』で表記します」
御坂妹「そしてお姉様と共にやって来たこの10032号は『御坂妹』で表記します」
美琴「ち、ちょっと何言ってんのか分からなかったけど……無事ならいいわ!」
上条「それより…まずはアイツだ!俺がアイツを止める!」
一方通行「ゾロゾロと鬱陶しィンだよ…まとめてぶち殺してやろォか!」
314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 20:46:34.67 ID:1DzD/3oVO
上条「いいぜ…掛かってこいよ、この…三下が!」
一方通行「上等だァ!」
シュ!ガッ!!
一方通行「ぐ…うっ!」
上条「ウオアアアァァ!」バキッ!
銀時(普通にぶん殴って…何でアイツはヤローに触れるんだ!?)
一方通行「がはっ…この…三下がァァ!!」
ヒュッ!
上条(しまった…距離を取られた…!)
一方通行(なンですかなンですかなンなンですかあいつの能力はァァ!?)
上条「どうした!もう終わりか!近付いてこれねーのかよ!」
銀時「!」
一方通行「………」
315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 20:53:56.62 ID:1DzD/3oVO
一方通行「ク…ククク……アハはハハハハはハァァ!!…なるほどなァ」
上条(何だ…俺の方が確実に追い込んでたはずだ……!)
銀時「……煽り方が下手過ぎだ馬鹿、あんなんじゃ…」
一方通行「テメェの能力はイマイチ掴めねェが…接近戦でしか使えねェらしいなァ!」
銀時「『近付いてきてください、お願いします』って言ってんのと同じだろーが…」
上条(しまった…焦りすぎたか……何てミスをしちまったんだ!)
320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 21:04:20.56 ID:1DzD/3oVO
一方通行「つまりテメェとは距離を取りながら戦えば…なンも問題はねェンだよ!」
上条「……負けられるかよ、一万人近いシスターの命が掛かってんだ!」
銀時(一万人……?)
一方通行「いいねェいいねェ!ヒーローにはまさにうってつけのシナリオだなァ!」
銀時「……オイ、一万人の命ってのは何だ?」
美琴「そうか…あんたは詳しく知らないのね……かいつまんで説明してあげるわ」
321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 21:06:15.18 ID:NW+9eaiB0
インデックスを助けてない状況でシスターって単語がでたら…なんか面倒だな…
324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 21:08:40.84 ID:L3R+f3Qy0
>>321
お前のせいでとうまーとうまー言いいながら穀潰しが軍事行進してる図しか浮かばなくなった
326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 21:10:24.68 ID:kBp3Sc3A0
''';;';';;'';;;,., とうま
''';;';'';';''';;'';;;,., トウマー
当麻 ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy おなか減ったんだよ
とうまー MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^Λ_ヘ
トウマー ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ
__,/ヽ_ /ヽ__,.ヘ /ヽ__,.ヘ _,.ヘ ,.ヘ とうまー
/\___/ヽ /\___ /\___/ヽ _/ヽ /\___/ヽ
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. |(●), 、(●)、.:|(●), |(●), 、(●)、.:|、( |(●), 、(●)、.:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| ,,ノ(、_, )| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|_, )| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
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/`ー‐--‐‐―´\ /`ー‐- /`ー‐--‐‐―´\-‐‐ /`ー‐--‐‐―´
327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 21:10:34.88 ID:7DVJ5DCb0
地球の食料が無くなる
330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 21:15:32.13 ID:2q5fdwsj0
一万人のシスターで地球がヤバイ
※その2へ
新八「いや…何ですかそのフラグって」
銀時「主要キャラが何か新しいモンを持ってきた時にゃ大抵イベントが発生すんだよ」
神楽「ただ、正直新八は主要キャラと呼んでいいか微妙アル」
新八「いや今まで万事屋やってきた仲間になんてこと言ってんの!?」
銀時「新八のポジションとかどーでもいいわ、でさっきのフラグの話だけどよ……」
銀時「例えば…あるキャラが『こんなのが道に落ちてた!』って何か拾ってくるだろ」
銀時「そしたらその拾ってきたモノは闇のゲームの支配人になれるパズルでした、的な」
新八「いやそれどこの遊戯王!?しかも設定も何もまるっきりデタラメじゃねーかァァ!」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:38:12.88 ID:fWp476+UO
銀時「で……お前は小説を持ってきちまったんだろ?」
新八「じゃあ大丈夫ですね、小説からそんな展開になるわけが…」
銀時「そんなんだからお前はいつまでたってもダメガネなんだよ…」
銀時「小説っつったらあれだ、小説の中にいるキャラが実在しちゃいましたみてーな?」
銀時「もしくは小説の中に吸い込まれちゃいました的な流れじゃね?」
新八「へー、まるでどっかで経験済みみたいな言い方ですね」(棒読み)
銀時「まあ何も経験してねーお前よりマシだ」
神楽「気にすんなヨ、童貞」
新八「童貞の何が悪いってんだテメーら!汚れを知らないピュアなハートなんだぞ!」
新八「純粋さを保ち続けてりゃいつか魔法が使えんだぞ!童貞ナメんなァァァ!」
銀時「お前もう一人でヴォルデモートに特攻し駆けて灰になれよ」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:43:18.88 ID:fWp476+UO
---
その夜
銀時(長年の勘からして何か嫌な予感がすんだよ…今日はとっとと寝ちまうか)
銀時「…………」
銀時「クー…クー…」
---
銀時「クー…クー……」
上条「………」
上条(ベランダにシスターさんと白髪の男が干されてる……)
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:48:57.24 ID:fWp476+UO
銀時「……ん?」
上条「ど、ども……」
銀時「……クー…」
上条「いやこの状況で二度寝!?」
銀時「……だってこれ夢だもんよ、夢だよ夢、うんそうだ、夢に違いない」
上条「あ、あの……まあ何つーかとりあえず落ち着いて…」
銀時「いやないって……今まで色々とあったけども総合的に考えてこれはない!」
上条「………」
禁書「う……ん?」
上条(こ、今度はシスターが目を覚ました…)
禁書「あなた…お腹一杯ご飯くれると嬉しいな!」
上条「目覚めて最初のセリフがそれですか!?」
銀時「あ、じゃあ俺はパフェで頼む」
上条「……不幸だ」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:48:57.92 ID:TYzzZLJJO
銀さんなに干されてるんだよwwwwwww
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:49:55.55 ID:cJmNs6NyO
上条さんと銀さんの組み合わせとかスーパー説教コンビじゃねーか
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 22:54:06.58 ID:fWp476+UO
---
上条「で……アンタらは一体何者なんでしょうかね?」
禁書「私はシスター、インデックスって言うんだよ!」
銀時「通りすがりの勇者Aです」
禁書「バチカンじゃなくてイギリスの方だからその辺も理解してくれると嬉しいな」
銀時「俺はドラクエⅢよりⅤ派だから、あとビアンカは俺の嫁だから」
上条「………」
上条「で…なんでお二人は俺の家のベランダに引っかかってたんだ?」
禁書「屋上から屋上に飛び移ろうとしたんだけど…失敗しちゃったんだよ」
銀時「夢という名のトンネルを抜けた先は不思議な町でした」
禁書「………」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:03:21.10 ID:fWp476+UO
上条「……アンタらふざけてないよな?」
禁書「い、インデックスはふざけてなんかないよ!追っ手に追われてて…」
上条「追っ手?」
銀時「まー人生は常に誰かを犠牲にしながら追って追われての繰り返しだから…」
上条「…あんた、悪いけど少し黙っててください」
銀時「………」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:09:28.20 ID:fWp476+UO
上条「あとさっきから貧乏ゆすり半端ないんですけど…もう少し落ち着いて……」
銀時「いきなり意味わかんねー所に吹っ飛ばされて落ち着いていられるかァァァ!」
銀時「今はボケでも何でもいいから何か喋ってねーと精神の安定がやべーんだよ!」
銀時「何でこんな所に来ちまったんだァァ!ちゃんとイベント回避しただろうがァァ!」
上条「は、はぁ…何つーか大分苦労なさっているようで」
禁書(どうしよう…このままじゃきっと私、空気になっちゃうんだよ……)
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:15:32.40 ID:fWp476+UO
上条「ま、まあアンタのことは後でゆっくり聞くとして…話を戻そう、追われてるって?」
禁書「魔術結社にね…私の持ってる10万3000冊の魔導書を狙ってるんだと思う」
上条「……は?」
銀時「じゅーまんさんぜんて……んなもんどこにあるってんだ」
禁書「見えないだけでちゃんと持ってるんだよ!」
上条「………」
銀時「………」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:20:30.26 ID:fWp476+UO
禁書「……あれ?どうしたのかな?」
上条「いや…さすがに何言ってんのか意味分からなくてな…」
禁書「む!信じてないんだね?」
銀時「よし…じゃあお前魔法使ってみろ、そしたら信じてやっから」
銀時「とりあえずはこの髪を真っ直ぐなストレートに…キューティクル侍に…」
禁書「その…私には魔力がないから魔法は使えないんだよ」
銀時「返せェェェ!今この瞬間に俺が抱いた輝かしい夢と希望を返せェェェ!!」
禁書「そ…そんなこと言われても……」
上条「ま、まあ…お前が何で追われてるかはとりあえず納得したよ」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:30:06.42 ID:fWp476+UO
上条「で……えっと…名前なんでしたっけ?」
銀時「坂田銀時…呼ぶときは社長、もしくは銀さんで頼む」
上条「……銀さんは何で俺のベランダに?」
銀時「……え?」
銀時(何か目が覚めたらここにいました、とは言えねーし…上手い言い訳は……)
銀時「俺はそのアレだよ…シ、シスターの護衛?やらせてもらってるみたいな?」
禁書「護衛って…イ、インデックスの…?」
銀時「あら、お宅知らない?狙われてるシスターを守っちゃうZO☆的な無料サービス」
上条「へえ…教会にはそんなシステムがあんのか」
禁書「私も初耳なんだよ…」
銀時(初耳もクソもそんなシステムねーよ!何その狙われたシスターの護衛って!?)
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:35:50.81 ID:S3y1azfNO
銀魂って魔法的な技使う敵いたっけ?
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:36:14.03 ID:myO3JNJ80
陰陽師一家とか
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:38:28.92 ID:fWp476+UO
銀時(出任せにしろ言っちまったモンは仕方ねえ…適当にやってバックレりゃ…)
禁書「じゃあぎんときは私と地獄の果てまでついてきてくれるんだよね?」
銀時「え?いや……え?何その地獄の果てって?」
禁書「心強いんだよ!」
銀時「………」
禁書「ふう…安心したら急にお腹が空いてきたかも……」
銀時「ごめん、俺は急に腹痛くなってきたんだけど?死亡フラグ立てちゃったんだけど?」
銀時「これって俺がコイツを守らなきゃいけない流れだよね、絶対ヤバいよね?」
上条「いや…それがあんたの仕事なんじゃねーのか……?」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:42:17.61 ID:fWp476+UO
---
禁書「ご馳走様なんだよ!」
上条「ありあわせで作ったけど…お前よく食うな……」
銀「ところで何だっけ?えー…ハーマイオニー・グレンジャー君だっけ?」
禁書「そ、そんなハリーの親友みたいな間違われ方したのは生まれて初めてかも…」
銀時「お前今までよく逃げてこられたな、追っ手も魔法使いなんだろ?」
銀時「魔法かなんかで攻撃されたりしたら終わりだろ、お前見た感じ鈍くせーし」
禁書「この修道服が守ってくれてるからね、ちょっとやそっとの魔法は効かないんだよ!」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:47:10.38 ID:fWp476+UO
上条「へえ…そんなに丈夫な素材なのか?」
禁書「『歩く教会』って言ってね、あらゆる攻撃を無効化しちゃうの」
銀時「……また嘘くせーモンが出てきたよ」
禁書「なっ!嘘じゃないんだよ!」
上条「そもそもお前が魔法使いってのも正直……」
禁書「むー!じゃあどうすれば信じてくれるの?」
上条「……俺の右手は異能の力を打ち消せる、俺が触れてその服に変化が起きたら…」
銀時「いや異能の力って何だよ、お前も中二病ですかコノヤロー」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:53:05.65 ID:fWp476+UO
禁書「魔法でも何でも打ち消せるって言うの?それこそ信じられないんだよ!」
上条「少なくとも超能力とかそれに類するものなら何でも消せるぞ」
銀時「魔法とか超能力とかお前ら……相当重傷だなオイ、せめて陰陽術にしろよ」
禁書「じゃあその右手で触ってみればいいよ!本当に何でも打ち消せるならね」
上条「分かった……」
銀時「スルー?ねえスルーすんの?早くも俺の存在意義が失われてんだけど?」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/07(水) 23:58:28.38 ID:fWp476+UO
上条「じゃあ失礼して……」タッチ
禁書「………」
シーン
上条「………あれ?」
銀時「イタタ…お母さん痛いよー!中二病に気付いてない痛い人がいるよー!」
禁書「ふふん!やっぱりそんなのあるわけが……」
パァン
禁書「……あれ?」
上条「あ……」
銀時「」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:07:22.25 ID:1DzD/3oVO
禁書「え…えぇー!?」
上条「わ、悪い!ワザとじゃない!いやワザと触ったけどまさか全裸になるとは思わな」
禁書「うー!」ガブッ
上条「いってぇ!ちょ…銀さん、コイツを止めてくれ!」
銀時「もしもし警察?何か男子生徒が年下の幼女を全裸にしてんですけど……」
上条「いや待ってくれ!これは事故…!」
禁書「男として最低なんだよ!」ガブッ!!
上条「GIYAAAAAH!!」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:15:25.51 ID:1DzD/3oVO
銀時「やべーな、この露出で丘の上ひなげしの花が大好きな奴らを敵に回したぞオイ」
上条「いや…何の話をしてんですか」
銀時「お前知らねーの?あんまり調子に乗ってると来るよ?チャンが」
銀時「魔術師なんかよりよっぽどコエーよ、あいつ怒らせたらもうゲームオーバーだよ」
上条「あの…銀さん?」
銀時「だがな…俺ァ宣言する!そんな権力になんざ絶対に負けねぇと!」
上条「あの……」
銀時「テメーら安心しろ!この銀さんが男の子の夢は誰にも邪魔させねえからな!」
銀時「トラブルな夢にときめけェェ!明日にきらめけェェェ!」
上条「……もう好きに言っててくれ、俺は補習にいってくる」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:22:14.39 ID:1DzD/3oVO
禁書「じゃあ私も……もう行くんだよ」
上条「行くってお前…危ないんじゃないか?しばらくここに隠れてたらどうだ?」
禁書「ううん…ここにいたらあなたたちに迷惑が掛かっちゃうんだよ」
上条「服は?俺が破いちまったけど……」
禁書「ほら!これで問題ないんだよ!」
銀時「お前…安全ピンとかブラザーソウルMAXな補修だなオイ」
禁書「とりあえずはこれで大丈夫……じゃあバイバイ、ご飯…御馳走様」
銀時「……え、これって俺も着いてかなきゃダメな感じ?」
禁書「ううん…分かってる、本当はあなた、私の護衛なんかじゃないんでしょ?」
禁書「それに…これ以上は本当に危険だから…巻き込むわけにはいかないんだよ」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:26:34.34 ID:dNh8bnvC0
銀時空気w
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:28:06.60 ID:1DzD/3oVO
銀時「……一人で行っちまったぞ、あいつ…良かったのか?」
上条「…悪いけど銀さん、あいつを追ってくれないか?補習が終わったら俺も手伝う」
上条「やっぱあんな小さい子、ほっとく訳にはいかねーよ」
銀時「ああ…分かった」
---
屋外
銀時「つってもな……正直ここの土地勘が掴めねえ、どっから探しゃいいんだ?」
銀時「……とりあえずは手当たり次第か、おいインデックスー!返事しろー!」
銀時「インディーズー!いないならいないって言いやがれー!インドネシアー!」
60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:32:24.51 ID:1DzD/3oVO
---
放課後
銀時「はぁ…はぁ…くっそ、インターフェースの奴…どこにもいやがらねえ……」
銀時「おいヒューマノイドインターフェースー!長門ォォ!朝倉ァァ!」
美琴「………」
美琴(何なのあれ……変な奴)
銀時「……ダメか、仕方ねえ…一旦戻るとするか」
---
上条宅前
上条(銀さん…あの子のこと、ちゃんと見つけられたのか?)
上条「荷物置いたら俺も探しに………なっ!?」
禁書「………」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:35:19.19 ID:1DzD/3oVO
上条「お、おい大丈夫か!?しっかりしろ!!」
ステイル「あーあ、ずいぶんと派手にやっちゃって…」
上条「お前…お前がこんなことを!?」
ステイル「そんなに睨まれても困るな…それを斬ったのは僕じゃない」
ステイル「神裂もこんなに深手を負わせるつもりはなかったんじゃないかな?」
上条「何を勝手なこと言ってやがる!こんな小さな女の子を血まみれにしておきながら!」
ステイル「その子が身に纏っている修道服『歩く教会』…何故か力を発揮しなくてね」
上条「……!」
上条(俺が…俺が右手で触ったから……?)
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:38:15.57 ID:1DzD/3oVO
ステイル「…それともう一つ、逃げたはずのその子は何故ここにいるんだろうね?」
上条「……」
ステイル「君の家に忘れ物でもしたんじゃないかな?」
上条(俺を守るためにわざわざ戻ってきた…?じゃあこいつが怪我したのは…)
上条「半分はこのクソ馬鹿野郎の…上条当麻のせいじゃねえかよ!!」
ステイル「……さて、そろそろそれを回収させてくれないかな?」
上条「ふざけんな!コイツにはもう指一本触れさせねえ!!」
上条「大体何だ!魔術師とか言う奴らはこんな小さい子にまで手を出すのかよ!?」
上条「これ以上やるってんなら…俺が全力で止めてやる!」
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 00:40:55.82 ID:1DzD/3oVO
ステイル「言いたいことはそれだけかな?」
上条「ああ…お前がこいつを傷つけるなら…俺はテメエをぶっ飛ばす!」
ステイル「やれやれ、正直怪我はさせたくなかったが…仕方ない」
ステイル「『Fortis931』…炎よ、巨人に苦痛の贈り物を!」
ボウッ!
上条「!」
ステイル「…やりすぎたか、まあ所詮君程度じゃ何度やっても無駄だよ」
上条「何が無駄だって…?」
ステイル「なっ…!?」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:01:18.21 ID:1DzD/3oVO
---
ステイルとの戦闘が始まる少し前、某所
銀時「………」
銀時(うん、こりゃあれだ…X-2パターンだな……)
銀時「ま……迷ったァァァァ!!」
美琴「あれ、あんた…さっきも見かけたわね、何やってんの?」
銀時「……犬のお巡りさん探してます」
美琴「それって…まさか迷子?」
銀時「…人はみんな人生と言う名の道に迷ってんだよ」
美琴「無駄にカッコつけなくていいから…どこに行きたいの?」
銀時「いや別に迷子なんかじゃねーし?誰も案内なんか必要ねーし?」
美琴「あっそ…じゃああたしはもう行くわね」
銀時「ねえごめん、嘘!100%迷子!いちご100%で迷子!」
美琴「………」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:08:38.89 ID:1DzD/3oVO
美琴「はぁ…で、どこに行きたいのかしら?」
銀時「あー、ツンツン頭の上条当麻って奴の家なんだけどよ…」
美琴「え?あの馬鹿に何か用事でもあるの?」
銀時「用事っつーか何つーか…まあ野暮用でな」
美琴「ふーん…じゃ、じゃあついでにあたしもついて行こうかしら?」
銀時「いや…止めとけ、女にゃちょっとばっか危険だしよ」
美琴「危険って……アンタ一体アイツに何かするつもりなの!?」
銀時「誤解すんな馬鹿…まあ、力の弱い女は来たら怪我すっかもしれねーから…」
美琴「弱いですって…?あんた誰に向かってそんなこと言ってんの?」
銀時「いや…俺にしちゃ珍しく気を遣ったんだけど?」
美琴「余計なお世話よ」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:15:59.43 ID:1DzD/3oVO
銀時「あー女ってのはこれだから嫌なんだ!常日頃か弱いアピールしてるくせによ」
銀時「いざ何かあったらあっさり手のひら返しやがって!」
銀時「かー!汚いね女は!それに加えて利益にも賢いから余計に信用ならねー!」
美琴「アンタ…学園都市レベル5の超電磁砲(レールガン)って知らないの?」
銀時「……レイガンだったら知ってっけど…あれだろ?スマブラである銃みてーなやつ」
銀時「あと俺の持ちキャラはリンクだから」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:24:28.84 ID:1DzD/3oVO
美琴「知らないなら教えてあげるわ…!」
銀時「へっ…んなコインで何が出来るってんだ、投げつけたりでもすんのか?」
美琴「まあ…似たようなものね」
銀時「上等だ……テメーの必殺技、この洞爺湖で打ち返してやらァ!」
美琴「言ってくれるわね…後悔するんじゃないわよ!」
銀時(どんなに速く飛んでこようが所詮メダルだろ、なら余裕で…)
キィーン…バシュ!スガーン!!
銀時「」
銀時(メ、メダルじゃなくてかめはめ波飛んできたァァァ!!)
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:31:43.82 ID:1DzD/3oVO
美琴「威力弱めにしてわざと外してあげたわ…どう?これでもあたしが弱いって?」
銀時「………」
美琴「……ちょっと、どうしたの?」
銀時「あー…はいはい、なるほどね…こういう感じね…」
美琴「?」
銀時(オイィィィ!あのガキいきなりかめはめ波撃ちやがったよ!?サイヤ人か!?)
銀時(そういやアイツの体の周りに電気みてーな…超サイヤ人2になると出るアレが…)
銀時「……悪かったな、テメーが戦闘民族だとは知らなかったんで舐めてたわ」
美琴「……??」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:32:59.85 ID:sIFycM79O
またドラゴンボールかwwwww
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:38:52.11 ID:1DzD/3oVO
銀時「いや待て…いくらなんでもサイヤ人なんざいるわけがねーよな」
銀時(学校…電気…魔法とか超能力…あの声……ま、まさか……)
銀時「なるほどな…マガジンのヤロー、小賢しいまねしやがって」
美琴「あんた…さっきから何言ってんの?」
銀時「こんな所にまで連載中の主力漫画の主人公を登場させるとはよ…」
美琴「何か…果てしない方向に勘違いしてないかしら?」
銀時「とりあえず生徒ほったらかしてこんな所で遊んでていいんですか、ネギ先生」
美琴「誰よそのネギ先生って!?アンタの頭の中で何が展開されてるわけ!?」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:48:13.62 ID:1DzD/3oVO
美琴「とにかく…こんなことしてないで早くアイツの家に行くわよ」
銀時「果てしなく時間をロスしたなオイ、まったく誰のせいだ…」
美琴「九分九厘あんたのせいよ!」
---
美琴「見えた、確かあれがアイツの住んでる寮よ」
銀時「おーそうだ、言われてみりゃあんな感じだったわ」
美琴(か、考えてみたらアイツの家に行くなんてめったになかったわね…ラッキー!)
美琴「あ、そういえばアンタ名前は?」
銀時「坂田銀時、ポケモンも金より銀派だな、ルギアかっけーし」
美琴「そ…そう、あたしは御坂美琴、学園都市第三位で異名は超電磁砲(レールガン)」
銀時「え…エエエェェェェ!?お前、魔法使いネギ先生じゃないのォォォ!?」
美琴「驚く所そこなの!?ていうか、アンタ一体どんな想像してたのよ!」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 01:54:15.43 ID:1DzD/3oVO
prrrr
美琴「っと……ごめんあたしだ、もしもーし」
黒子『お、お姉さま!今どこにいらっしゃるんですの!?早くお戻りに!』
美琴「どうしたのよ、まだ門限までは時間があるでしょ?」
黒子『お忘れですの!?今日の門限はいつもより…』
美琴「あー、確か寮監が何か言ってたような……あれ?……あ!」
黒子『とにかく…早くお戻りに!まだ間に合いますわ!』
美琴「う、うん…分かった……」
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:00:06.57 ID:1DzD/3oVO
美琴「……と、残念だけどそういうわけであたしは行けないわ」
銀時「いやどういうわけで!?話の流れがよくわかんないんだけど」
美琴「とにかく…アイツの家はあそこだから……よく分からないけど後はよろしく」
美琴(もう…何でこういう日に限って門限が早いのよ……ついてないわね)
銀時「…え?何これ、まさかの丸投げ?」
---
同時刻
ステイル「仕方ないね、じゃあ僕も奥義を使わせてもらうよ……」
上条「なっ…?」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:05:33.99 ID:1DzD/3oVO
---
銀時「あれ…あいつの部屋何階だっけか?全くややこしいったらねーよ……ん?」
銀時「……え、何これ?何なのこの一杯貼ってある紙?新手のいたずら?」
銀時(一枚一枚に妙なモン書き込んでやがる……犯人は中二病か?)
銀時「ったく、こんなときにめんどくせーな…」
---
ステイル「『イノケンティウス!』」
シーン
ステイル「……?」
上条「……?」
ステイル「『イノケンティウス!!』」
…シーン
ステイル「………」
上条「………」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:05:54.93 ID:7DVJ5DCb0
ワロタwwwwwww
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:12:39.39 ID:1DzD/3oVO
上条「なんだ……何かやるんじゃないのか?」
ステイル「……ちょっと待っててくれ、タイム、タイムアウトだ」
上条「ちょっとだけな」
ステイル「『イノケンティウス』、『イノケンティウス!』、『イノケンティウス!!』」
……シーン
ステイル「………」
上条「…なあ、もういいか?」
ステイル「すまない、もう一回、もう一回だけやらせてくれないか?」
上条「……もう一回だけな」
ステイル「ごめん、ホントごめん、これでホントに最後だから」
上条「マジで最後だぞ?」
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:13:57.02 ID:7DVJ5DCb0
インデックス「・・・・・」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:20:12.34 ID:1DzD/3oVO
ステイル(集中集中…よし大丈夫だ…!)
ステイル「……『イノケンティウス!!!』」
……シーン
ステイル「………」グスッ
上条(あ…涙目……)
ステイル(な、何故イノケンティウスが発動しない…ルーンはちゃんと貼ったはず!)
---
その頃、下の階
銀時「よっしゃあァァァ!一枚残らずきれいにしてやったぜ!ざまーみろ!!」
銀時「散らかってた部屋をきれいに片付けた時みてーな?この自己満足的勝利感?」
銀時「いやーすっきりしたわ……あれ?」
銀時(俺ァさっきまで何してたんだっけか……?)
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:30:09.35 ID:1DzD/3oVO
---
上条「今度はこっちの必殺技で行くぜ…もう待ったはなしだからな」
ステイル「くっ…!イノケンティウ……」
上条「ウオオオォォ!DAVS!(ダウン・アッパー・ブイ・ストーム)」バキッ!
ステイル「ぐあっ!」
上条「はっ…はっ…」
ステイル「ま、まだだ……」
銀時「止めとけ…もうテメーに勝ち目はねーよ」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:36:04.54 ID:1DzD/3oVO
上条「無事だったか銀さん!つか今までどこに行ってたんだ?」
銀時「じ、自分探しの旅に出てて…何か帰ってきたらもう終わってました的な?」
銀時「決してインデックス探してる間に迷子になったとかそんなんじゃないからね?」
上条「………」
ステイル「くっ…仲間がいたのか……まさかイノケンティウスが不発だったのはお前が!」
上条「そ、そうか!銀さんが何か手を打ってくれていたのか!」
銀時「いや……え?何が?」
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:42:36.25 ID:1DzD/3oVO
ステイル「我々の魔術にいち早く対処するとは…一体何者なんだ…?」
銀時「ビアンカの婿だ」
上条「………」
ステイル「………」
ステイル「そうか…確かに敵に情報は漏らすべきじゃない…さすがだ」
ステイル「まさか君のような人間がいるとは……予想外だったよ」
銀時(コイツめんどくせーな…一発適当なこと言ってビビらせとくか…?)
銀時「いいか……よく聞け」
ステイル「?」
銀時「俺には!!八千人の部下がいる!!」
ステイル「………」
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:48:06.21 ID:1DzD/3oVO
銀時(……あれ?やべえ、何か間違えたか?)
上条(いや……さすがにもう少し上手いハッタリがあったんじゃ…)
銀時(嘘だろオイ、将来海賊王になる一味の狙撃手が考えた台詞なんだぞ?)
上条(こんなのよっぽどバカじゃないと信じたり…)
ステイル「……な、何だって!八千人だと!?」
銀時・上条(あー…なるほど、コイツよっぽど馬鹿だ)
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 02:53:24.66 ID:1DzD/3oVO
ステイル「……今日は退かせてもらう、色々と手間が増えたのでね」
銀時「もう一生来んな馬鹿、何そのバーコード?売り物なの?ピッてやれば値段出んの?」
---
銀時「で…こっからどうすりゃいい、正直応急処置で何とかなる怪我じゃねーぞ」
上条「救急車か……けど病院に連れて行くにしてもこの子はIDが……なっ!?」
禁書「警告-出血による生命危機を確認……強制的に『ヨハネのペン』で目覚めます」
銀時「あれ…何これ?オ、オイ嘘だろ……まさか千年パズルに隠された人格が!?」
禁書「千年パズルの意味は分かりかねますが、私はインデックス本人です」
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:00:23.00 ID:1DzD/3oVO
銀時「くそっ、何がどうなってやがる……」
禁書「事態は緊急、今から私の言うとおりにしてくだされば幸いです……」
---
銀時「……で、上条の奴を追っ払って…妙な魔法陣作らせて…あとは何をしろって?」
禁書「神殿を作ります、私の後に続いて唱えてください…アーアーアーアー…」
銀時「………それじゃあ歌います」
禁書「アーアーアーアー…」
銀時「わぁたしのぉ-おはかぁのぉーむぁえでぇー、んなかないでくぅださぁいー」
禁書「アーアーアーアー…」
銀時「そこぉにーわたしぃはぁいませぇんー、ねむってぬぁんかぁいますぇんー」
禁書「………」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:04:38.24 ID:TjTXXfhP0
真面目にやれwwwwww
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:06:08.54 ID:IVBPwVQiP
お母さん泣いてるぞwww
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:09:25.35 ID:1DzD/3oVO
禁書「真面目にやってください、あなたには私を救う気があるのですか?」
銀時「いや…ここは歌っとかなきゃって思ったからつい」
禁書「言い忘れていましたが儀式の失敗はあなたの死を意味します」
銀時「え?」
禁書「ですから…儀式の失敗はあなたの死を意味すると言っ」
銀時「さぁー儀式やるぞォォォ!絶対に失敗しねーからなァァァ!!」
禁書「………始めます」
---
翌日、朝
銀時「で、何やかんやで治った」
上条「いや何やかんやって何だよ」
銀時「何やかんやは何やかんやだろ、まーインデックスは安静にさせとけ」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:16:17.97 ID:1DzD/3oVO
銀時「さて…俺らもしばらく休むとすっか、もうしばらくは敵も来やしねーだろ」
上条「いや…今後どうするかを検討していくべきなんじゃ?」
銀時「そりゃあれだよ…考えながら休みゃいいんだろ」
上条「………」
上条(そういや忘れてたけど…この人も正体がよく分からないんだよな……)
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:24:12.54 ID:1DzD/3oVO
---
同日、某所
ステイル「インデックスは無事だったみたいだね…正直安心したよ」
神裂「まだ期限までは約二週間あります、もう暫くは様子を見ましょう」
---
翌日
上条「どうだインデックス、体の具合は?」
禁書「まだちょっと疲れがあるけど…うん、もう大丈夫なんだよ!」
上条「そっか!これで俺たちも一安心だ…」
禁書「ありがと、とうま!」
銀時「……あれ?俺への感謝は?…ねえ歌ったから?やっぱあれマズかったの?」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:32:42.35 ID:1DzD/3oVO
銀時「俺ァ少しこの辺をぶらぶらして歩いてるわ、土地勘にも慣れたいしよ…」
禁書「あ!なら私も行くんだよ!」
上条「じゃあ今日は自由行動で…!」
---
某所
銀時「おっ…苺オレ売ってるじゃねーか、こりゃ買いだな」
ピッ、ゴトン!
銀時「さーて……ってあっつ!これ熱いぞ!?苺オレのくせになんで」
『苺おでん』
銀時「いやふざけんなァァァァ!金返しやがれェェェェェ!!」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 03:41:11.41 ID:1DzD/3oVO
禁書「ぎんとき!お腹が減ったんだよ!何か食べたいかも!」
銀時「んじゃこれやるよ、苺おでん」
禁書「むー、こういうのじゃなくって思いっきり食べたいんだよ!」
銀時「なーに言ってんだこのガキは…そんな余裕あるならむしろ俺が腹一杯食うわ」
禁書「むー!お腹すいたよーひもじいんだよー!」
銀時「わーった、待ってろ!食えそうな『草』と『虫』でも探してやっから…」
禁書「や…やっぱり我慢するんだよ……」
銀時(…計画通り!)
---
同日、某所
御坂妹「このジュースはどこまで運べば良いのでしょうか、とミサカは問い掛けます」
上条「あ…いいよ、後は俺一人で持って行くから」
186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 09:25:18.43 ID:1DzD/3oVO
翌日、朝
銀時「で……昨日1日苺おでんと戯れながら考えてたんだけどよ」
上条(苺おでん……)
銀時「ボチボチ仲間増やしとくか…ま、お決まりのパターンだな」
上条「仲間…?」
銀時「魔術だかなんだか知らねーが…俺たち二人じゃさすがに限界があんだろ」
銀時「パーティー増やさないと魔王は倒せねーんだよ、ゾーマの強さ半端ねぇよ」
上条「いや…でもこんな危険なことに他人を巻き込むわけには……」
銀時「じゃあちょっと仲間探しに喫茶店辺りに行ってくるわ」
上条「いやそれ明らかに仲間探しじゃないよな?絶対にくつろぐつもりだよな?」
禁書「あ、ずるいかも!私も行くんだよ!」
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 09:33:47.14 ID:1DzD/3oVO
---
同日、喫茶店
銀時「お、このパフェ上手そうだな…オイねーちゃん、これ頼むわ」
禁書「私はここからここまで全部お願いするんだよ!」
銀時「は?いやオイ待っ…」
店員「はい、かしこまりました」
銀時「いやかしこまらないで!?破産!破産するから!首飛んじゃうからァァァ!」
禁書「それならいっそ両腕両足も飛ばしたほうがいいかも…もっと注文してあげるね!」
銀時「ねえ誰かァァァ!悪魔!ここに連邦軍の白い悪魔がいますゥゥゥ!」
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 09:44:50.04 ID:1DzD/3oVO
禁書「むー!ぎんときのケチンボ!じゃあ私、手を洗ってくる!」
銀時「ったくえらい眼にあったぜ……ん?」
一方通行「………」
銀時(あの外歩いてる奴…服が面白いんだけど、文字通り顔も白いし)
銀時(ありゃーあれだ…クラスに一人はいる一匹狼カッコいいと思っちゃう派だな)
銀時(…んなことはどうでもいいか、俺も便所行ってくるかな)
禁書「……うん……あの人がトイレに………てね?」ヒソヒソ
店員「はぁ…か、かしこまりました」
190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 09:46:49.75 ID:nxwAcRt9O
銀時のチンポに見えた…
192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 09:51:50.02 ID:1DzD/3oVO
---
銀時「さて…そろそろ行くかな」
禁書「御馳走様なんだよ!」
店員「お会計は14800円になります」
銀時「……は?いやいやいや、俺ァパフェ一個でコイツもクレープしか………」
銀時「………オイ」
禁書「な、何でこっち見るのかなー?インデックスには何が何だか分からないんだよー」
銀時「…メニューの中で何が一番うまかった?」
禁書「やっぱりサンデーかな!でもデラックスパフェも捨てがたいかも………」
禁書「………」
銀時「へー、お前俺がトイレ行ってる間にそんなに食ったんだ」
禁書「…ごめんなさい」
194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 10:12:38.10 ID:1DzD/3oVO
銀時「何なのお前?食うなって言ったよね?シスターのくせに食い逃げする気?」
禁書「あ、あんまり美味しそうだったからつい…」
銀時「いいか、テメーは修道女の肩書きがなきゃただの穀潰しニートってことを忘れるな」
禁書「だって…こ、ここ最近こんな美味しいもの食べてなかったから……」
銀時「………」
禁書「ごめん…なさい」
銀時「お前もう先帰っとけ、俺が何とかしといてやるから」
禁書「えっ…でも……」
銀時「こんな食えることめったになかったんだろ……次はねーからな」
禁書「あ、ありがとう…!」
196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 10:22:44.03 ID:1DzD/3oVO
---
夜
銀時「カッコつけたはいーが…結局土下座して夜まで皿洗いかよ……」
銀時(アイツ神楽みてーにたくさん食いやがって……)
銀時「神楽…新八…あいつら今頃何やってっかな………あれ?」
銀時(家……どこだっけ?ま、また迷ったァァァァ!!)
197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 10:23:58.01 ID:L3R+f3Qy0
銀さん迷ひすぎwwwwwwww
198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 10:33:39.58 ID:1DzD/3oVO
---
某所
銀時「やべぇ…果てしなく迷子なんだけど?全然知らないところ来ちゃったんだけど」
銀時(俺こんな方向音痴だったっけ!?そんな設定あった!?)
銀時「……ん?暗くてよく見えねーがあそこに誰かいやがるな」
銀時(だがいきなり迷子になりましたは恥ずかしい……大物の大将っぽくいくか)
銀時「オー…ちょっとォー…ものを~…尋ねたいんだけどもォー……」
御坂妹「………」バタッ
銀時「………え?」
201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 10:51:59.02 ID:1DzD/3oVO
銀時(え?ちょ……え?倒れた?ねえ何か倒れちゃったんですけどォォォ!?)
銀時(あれか!?覇気が強すぎたせいか!まさか俺って覇王色の覇気だったの!?)
御坂妹「………」
銀時「オイ大丈夫か…って血!めっちゃ血が出てるんですけどォォォ!」
銀時「お客様ァァ!お客様の中にトニートニー・チョッパーはいませんかァァァ!?」
233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:04:11.07 ID:1DzD/3oVO
御坂妹「……うっ、あなたは…?」
銀時「しっかりしろ…ってお…お前、この前上条の奴と飲みモン持ってきてた……!」
御坂妹「…あなたの言うミサカとは10032号のことですか、とミサカは推測します」
御坂妹「私は10021号…別個体のミサカです、とミサカは説明します」
銀時「ミサカがミサカでミサカ?……いや、んなことはどうでも良いんだよ!」
236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:11:18.98 ID:1DzD/3oVO
一方通行「……オイオイオイ、実験のセキュリティーはどうなってやがンだァ?」
一方通行「馬鹿な一般人が巻き込まれねェよォな場所を選ンでんじゃねェのか?」
銀時「やべーなこりゃ…とっとと手当てしねーと……」
一方通行「オイ、シカトしてンのか?」
銀時「けど病院とか分かんねーしな……反則使ってあの人に頼むしかねえか…」
一方通行「オイ」
銀時「もしもし?治療頼みたいんすけど…はい…何か結構重傷なんで…」
BJ『私の手術代は高いぜ?お前さんに払えるのか?』
銀時「まーその辺は何とかしますんで…何年掛かっても払うんで……」
BJ『その言葉が聞きたかった…!』
一方通行「誰と話してやがンだテメェ!俺のこと舐めてンのか!?」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:13:21.69 ID:lUmv4KOP0
銀さん踏み倒す気マンマンだろ
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:19:22.24 ID:1DzD/3oVO
言い忘れてました…遅れてしまいすみませんでした
銀時「あ…すんませんけど、ちょっと待っててください…後からかけ直すんで」ピッ
銀時「…ねえ電話中なんだけど、少し黙っててくんない?お前常識知らないの?」
一方通行「あァ?」
銀時「イヤだねー勉強出来ても常識知らない奴って、一番腹立つよね」
銀時「大体白髪って時点で俺と被ってるし…正直テメーとは絡みたくねーんだよ」
一方通行「……オッケェ、つまりオマエは俺に殺されてェンだな」
銀時「………」
242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:29:51.60 ID:1DzD/3oVO
銀時「オイお前…怪我してってけど動けねえ程じゃねーだろ?」ボソッ
御坂妹「……?」
銀時「今アイツは俺に注意を向けてっから今のうちにさっさと逃げろ」
御坂妹「…不可能です、とミサカはいきなり現れたあなたに戸惑いつつ返答します」
銀時「……動けねーのか?わざわざヤローを挑発してやったのに」
御坂妹「肉体的損傷の点では問題はありません、とミサカは続けて返答します」
銀時「じゃあ何でだ、まさかアイツに殺されてぇわけじゃねーだろ」
御坂妹「その通りです、とミサカはあなたにとっては予想外のセリフを述べます」
銀時「……は?」
244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:40:16.07 ID:1DzD/3oVO
御坂妹「ミサカが殺されることで実験は進んでいきます、とミサカはあなたに教えます」
銀時「いや…意味分かんねーけど」
御坂妹「一言で言えば…彼に殺されることがミサカの使命です、とミサカは説明します」
銀時「………」
一方通行「よォ…さッきから何をコソコソと相談してンだァ?」
銀時「……はい、んじゃここでピンチヒッター入りまーす!」
一方通行「はァ?」
銀時「ピンチヒッター…俺」
御坂妹「!?」
246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 17:52:41.39 ID:1DzD/3oVO
一方通行「オマエ…今なンつッた?」
銀時「だからピンチヒッターつったろ、代打だよ代打」
一方通行「何だァ…そいつの代わりにオマエが俺とやり合うッてワケか?」
銀時「似たもの同士が人気で生き残るにゃどっちかが潰れなきゃならねーんだよ」
銀時「それに…テメーは個人的に気に入らねぇ…」
一方通行「ク…ククク……アハはハハハァ!いいねェいいねェ!!面白ェじゃねェの!」
一方通行「最ッッ高だぜオマエ!最高のヒーロー様じゃねェか!」
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:09:38.20 ID:1DzD/3oVO
銀時(どうもここにいる奴らは変な魔法みてーな技を使いやがるからな……なら)
銀時「テメーが何かおかしな術使う前に一気に潰してやらァ!」
銀時「肉弾戦ならテメーみたいなもやしっこになんざ負けやしねーんだよォォ!」
ガッ!キィン!
銀時「なっ……ぐあっ!?」
一方通行「…どォしたンですかァ?勇者様の攻撃はもう終わりかァ?」
銀時(ATフィールド……だと……?)
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:11:57.23 ID:AGrJcWbUi
>>249
そう来たかwwwwww
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:16:47.02 ID:1DzD/3oVO
銀時(いや、そんなんじゃねー…打撃の衝撃がまんま跳ね返ってきたみてーな…)
銀時「……ピッチャー第一球…」
一方通行「オイオイ、石なンか投げつけて俺に通用するとでも思ってンのかァ?」
銀時「ど真ん中……ストレートォォォ!」
バシュ!キィン!
銀時「!」
銀時(跳ね返ってきやがった…これがヤローの…)
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:25:34.98 ID:1DzD/3oVO
一方通行「なァるほど…俺の能力を試したッてワケかァ?」
銀時「……思ったよりめんどくせー能力持ってやがんな」
一方通行「ハッ…まさかテメェ、俺の能力もロクに知らねェで戦ってたのか?」
銀時「俺に野郎のこと調べ回るような趣味はねーんだよ」
一方通行「そォか……けど、俺の能力くらいは知ッとくべきだったなァ!」
ガッ!!
銀時(地面のコンクリが飛んで……!)
銀時「くそっ…マジか…!」
一方通行「遅ェ…おっせェンだよ!」
銀時(飛ばした瓦礫の死角……しまっ)
ドガッ!
銀時「ぐあっ!!」
ドコッ!!
259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:33:37.78 ID:1DzD/3oVO
銀時「………」
一方通行「ちっとやりすぎたか、まァ…ゲームオーバーだろ」
銀時「…待てよテメー」
一方通行「なっ…?」
銀時「なに勘違いしてやがる…まだ俺のバトルフェイズは終了してねーぞ…!」
一方通行「……あンだけの勢いで…コンクリぶち抜くくれェの力で叩きつけられて…」
一方通行「テメェは何で立ち上がってンだ…無能力者なンだろ…?」
銀時「無能力だかなんだか知らねーが…第一位ってのも大したことねーな」
一方通行「あァ…?」
銀時「……能力使って眼くらまししねーと勝てない臆病者じゃねーか」
262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:41:32.62 ID:1DzD/3oVO
一方通行「なら…接近戦で直接殺してやるよ!」
銀時「……一個だけテメーに忠告しといてやる、怖じ気づくんじゃねーぞ」
一方通行「忠告…?」
銀時「俺には!九千人を越える部下がいる!!」
一方通行「………」
銀時(これに少しでもビビって逃げ腰になってくれりゃ儲けモンだけどよ…)
一方通行「…テメェはどうあっても俺をおちょくりてェンだな?」
一方通行「オッケェ…安心しろ、お望みどォりに殺してやるからなァ!!」
銀時(そんな上手い話はねーか……ま、煽りくらいにゃなったな)
265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:49:45.27 ID:1DzD/3oVO
銀時(しっかし参ったな……まさか攻撃を跳ね返しちまう能力とはよ)
銀時(しかも周りにあるモンまで操れるとか……チートにも程があんだろ)
銀時(けど…ヤローの能力もさすがに連続では使えねーはずだ…なら)
銀時「どーしたもやしっ子…掛かってこいよ、まさかビビってんのか?」
銀時(これまで通りアイツを挑発しまくって……)
一方通行「ク……アはハハはハハハハァ!!上等ォじゃねェか!」
銀時(向かってきたところをスマブラ…リンクの回転斬りで仕留めてやらァァ!)
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 18:59:36.79 ID:1DzD/3oVO
銀時(足を軸にして斬りつける回転斬りなら…反射されようが関係ねぇ…)
銀時(反射されて右回転が左回転になろうが…結局は奴をぶっ叩ける…)
一方通行「とっとと死にやがれェ!!」
銀時「テメーこそゼルダ姫を助けたリンクの回転斬り舐めんなァァァ!!」
一方通行「!」
キィン!
銀時(案の定反射しやがったな!このまま逆回転でヤローを…)
一方通行「ハッ…ざァンねンだったなァ!」
銀時「は?……なっ!」
キィン!ドガッ!
銀時「ぐっ…!」
273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 19:12:58.82 ID:1DzD/3oVO
一方通行「俺の能力は連続じゃ使えねェ……勝手にそンな予測でもしやがッたか?」
銀時「……少年漫画じゃデカい力ほどリスクがあるってのがお決まりなんだよ」
銀時「なのに……テメーは自動でどんな攻撃も跳ね返してしかも隙もねーだと?」
銀時「どんだけふざけた力持ってやがる…ブリーチの藍染様並みじゃねーか……」
一方通行「その理不尽な力があるから…最強なンだろォが!」
銀時「………」
278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 19:26:04.76 ID:1DzD/3oVO
銀時(あれ?それとも攻撃が当たる直前に引きゃいいのか?)
銀時(そうすりゃそれを反射して逆に当たるんじゃねーの?)
銀時(なるほどね…超スピードで動くヤローにカウンター合わせて直前で引く…か)
銀時「フッ………」
一方通行「……?」
銀時「んなこと出来るかァァァァァ!!」
一方通行(なンだってンだァ…?)
281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 19:43:00.14 ID:1DzD/3oVO
一方通行「さァて……そろそろ終わりにしちまうかァ?」
銀時「………」
一方通行「分かってンだろ…もうどうにもならねェってなァ!」
銀時「…ダメだなこりゃ、詰んだか……オイお前、すぐ逃げろ」
御坂妹「あ、あなたを残してミサカ一人で逃げろと言うのですか?とミサカは…」
銀時「いいから行け…これでお前までやられたら俺ァマジで負け犬になっちまうだろ…」
銀時「実験だか何だか知らねーが…もうゴメンなんだよ、目の前で誰かに死なれんのは」
御坂妹「……!」
282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 19:46:57.39 ID:+OKkShpR0
木原神拳は一方通行の能力がベクトル操作だということを知ってるから出来るわけで、
反射ということしか知らない状況から(あれ?それとも攻撃が当たる直前に引きゃいいのか?)という流れにはならないだろjk
285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 19:57:09.17 ID:hp0L3bMe0
>>282
単純に「押してダメ(反射)なら引いてみろ」ってだけの発想だろう
284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 19:54:57.41 ID:1DzD/3oVO
御坂妹「……ミサカにはあなたの考えが理解できません、とミサカは呟きます」
御坂妹「ミサカは人形に過ぎない…吹けば簡単に消える蝋燭の火と変わらないのに…」
御坂妹「ましてこのミサカは10032号と異なりあなたと何の接点もなかった…」
御坂妹「なのに何故あなたはそこまでして戦おうとするのですか、とミサカは…」
銀時「……テメーがこの時を生きちゃならねーなんて誰が決めた?」
御坂妹「え…?」
銀時「実験?計画?んなもん俺ァ知らねーし知りたくもねーよ」
銀時「けど…そんなくだらねェことのために…お前の魂の光を消したかねーんだ」
御坂妹「ミサカの…魂……?」
290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 20:04:32.23 ID:1DzD/3oVO
一方通行「…よォ、臭ェ説教はもう終わりかァ?」
銀時「へっ…わざわざ手を出さねーで待っててくれるとはよ、ずいぶん優しいじゃねーか」
一方通行「ハッ、辞世の句くれェは読ませてやろうと思ってなァ…」
銀時「そいつは…お有り難いこったな」
一方通行「もォ思い残すことがねェなら……死ね」
銀時(まさかこんな形で死ぬとはよ……笑えねェな)
パシッ
295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 20:13:06.44 ID:1DzD/3oVO
銀時「!」
一方通行「なっ…?」
上条「よう…最強…」
一方通行(攻撃を……受け止められただとォ!?)
上条「これ以上テメエがこの人たちを傷つけようってんなら…」
一方通行「くっ…テメェ一体…」
上条「この最弱は手加減できねぇぞ!!」バキッ
一方通行「うぐあっ!」
銀時「……へっ、罠カード『ヒーロー見参!』発動ってか…?」
299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 20:21:11.16 ID:1DzD/3oVO
上条「間に合ったみたいだな…銀さん!」
銀時「……ギリギリだ馬鹿、来るならもっと早く来やがれ」
上条「そういうなよ…みんな全速力で来たんだからさ」
銀時「……みんな?」
美琴「あんたが…今までアイツと戦ってくれてたのね、妹を…守ってくれてたのね」
銀時「…ネギ先生」
美琴「だから違う!」
305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 20:32:00.41 ID:1DzD/3oVO
美琴「ところでそっちの子は大丈夫なの?」
御坂妹「10021号は重傷ですが命に別状はありません、とミサカは冷静に告げます」
ミサカ「そして『御坂妹』で被るので今から10021号は『ミサカ』で表記します」
御坂妹「そしてお姉様と共にやって来たこの10032号は『御坂妹』で表記します」
美琴「ち、ちょっと何言ってんのか分からなかったけど……無事ならいいわ!」
上条「それより…まずはアイツだ!俺がアイツを止める!」
一方通行「ゾロゾロと鬱陶しィンだよ…まとめてぶち殺してやろォか!」
314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 20:46:34.67 ID:1DzD/3oVO
上条「いいぜ…掛かってこいよ、この…三下が!」
一方通行「上等だァ!」
シュ!ガッ!!
一方通行「ぐ…うっ!」
上条「ウオアアアァァ!」バキッ!
銀時(普通にぶん殴って…何でアイツはヤローに触れるんだ!?)
一方通行「がはっ…この…三下がァァ!!」
ヒュッ!
上条(しまった…距離を取られた…!)
一方通行(なンですかなンですかなンなンですかあいつの能力はァァ!?)
上条「どうした!もう終わりか!近付いてこれねーのかよ!」
銀時「!」
一方通行「………」
315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 20:53:56.62 ID:1DzD/3oVO
一方通行「ク…ククク……アハはハハハハはハァァ!!…なるほどなァ」
上条(何だ…俺の方が確実に追い込んでたはずだ……!)
銀時「……煽り方が下手過ぎだ馬鹿、あんなんじゃ…」
一方通行「テメェの能力はイマイチ掴めねェが…接近戦でしか使えねェらしいなァ!」
銀時「『近付いてきてください、お願いします』って言ってんのと同じだろーが…」
上条(しまった…焦りすぎたか……何てミスをしちまったんだ!)
320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 21:04:20.56 ID:1DzD/3oVO
一方通行「つまりテメェとは距離を取りながら戦えば…なンも問題はねェンだよ!」
上条「……負けられるかよ、一万人近いシスターの命が掛かってんだ!」
銀時(一万人……?)
一方通行「いいねェいいねェ!ヒーローにはまさにうってつけのシナリオだなァ!」
銀時「……オイ、一万人の命ってのは何だ?」
美琴「そうか…あんたは詳しく知らないのね……かいつまんで説明してあげるわ」
321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 21:06:15.18 ID:NW+9eaiB0
インデックスを助けてない状況でシスターって単語がでたら…なんか面倒だな…
324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 21:08:40.84 ID:L3R+f3Qy0
>>321
お前のせいでとうまーとうまー言いいながら穀潰しが軍事行進してる図しか浮かばなくなった
326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 21:10:24.68 ID:kBp3Sc3A0
''';;';';;'';;;,., とうま
''';;';'';';''';;'';;;,., トウマー
当麻 ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy おなか減ったんだよ
とうまー MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^Λ_ヘ
トウマー ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ
__,/ヽ_ /ヽ__,.ヘ /ヽ__,.ヘ _,.ヘ ,.ヘ とうまー
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327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 21:10:34.88 ID:7DVJ5DCb0
地球の食料が無くなる
330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/08(木) 21:15:32.13 ID:2q5fdwsj0
一万人のシスターで地球がヤバイ
※その2へ
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この記事へのコメント
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 20:15: :editこっちも1
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 20:22: :edit一桁
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 20:28: :edit以下、ゲッターをジャッジメントですの!
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名前: #-: 2010/04/24(土) 20:33: :editリアルで読んでたなコレ
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 20:33: :edit4でつ
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 20:36: :editタイトルからおかしい
銀時が「きんしょもくろく?」って読んで
新八が「インデックスですよ」って突っ込むのが自然 -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 20:40: :edit7だろ
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 20:54: :edit※3
こないだREDで始まったデビルマンvsゲッターは何とかしてくれ、マジで -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 21:01: :editいいねいいね
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 21:08: :editジャンプでレールガンつったらブラックキャットだろJK…
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 21:24: :edit銀魂とかいうクズ漫画と合わせてんじゃねえよ
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 22:03: :edit282は逆に設定に縛られすぎるタイプだな
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 22:28: :editおもしろいね
インデックスの口調がまゆちゃん思い出しちゃうけどw -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 22:40: :edit相変わらず面白い
※13
言われてみればそうだな
しかし、ここでまゆちゃんの名前を見るとは思わなんだwww -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/24(土) 22:52: :edit>DAVS!(ダウン・アッパー・ブイ・ストーム)
ミスフルネタかよwww -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/25(日) 00:14: :editこの銀さんは以前ひぐらしの世界に行ってた銀さんだな
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/25(日) 00:41: :editインドネシアさんの存在価値って
・・・あるの? -
名前: #-: 2010/04/25(日) 00:48: :editこの人の銀魂で他作品パロSSはおもしれぇわwwwww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/25(日) 02:21: :edit銀魂しか分からんけどオモロいなwwwwww
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/25(日) 04:16: :editやっぱり載ったかwww
ぷん太乙 -
名前: #-: 2010/04/25(日) 09:16: :editなんで虎鉄先輩がw
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/25(日) 13:45: :edit禁書目録ってそうよむのかw
知らなかった。
ひぐらしの方みたかったなぁ。
まとめあるか? -
名前: tさん #-: 2010/04/25(日) 17:40: :editそんなに遊戯王ネタだすなら遊戯王でもやってくれよww
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/25(日) 21:27: :edit※22
ぷん太で前にとりあげられてたよ。
リンク貼んのめんどいから記事検索で「銀時 ひぐらし」あたりで
自分で探してみな。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2010/04/25(日) 23:54: :edit脳内再生率うんぬんかんぬん
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名前: #GKTenrxU: 2010/04/26(月) 23:10: :editいくら銀さんでもベクトル云々が分かってないのに、引いてみるって発想は出ないだろ・・・結局無理ってなったからどうこう言わないがww
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/06/17(木) 09:06: :editとりあえず銀さん人脈広すぎるだろと思う
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/06/28(月) 04:27: :edit1万人のインなんとかさんww
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名前: 通常のナナシ #-: 2010/07/07(水) 06:52: :edit銀さんが銀さんしてて上手いなw
他のキャラも無理な改変してないし
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.