ベルギーのバンドCOS(コス)が、フランスのTVショー「L'echo des Bananes」に出演した際の映像。1982年に、スペイン内戦(1936〜1939)を扱った5thアルバム「Pasiones」を発表しますが、その頃の映像だと思われます。
[setlist]
1. Pasiones
2. Rumba y canones
[members]
Philippe Allaert:ドラム、コーラス
Ilona Chale de Barcelona:ボーカル
Pierre van Dormael:ギター、コーラス
Nicolas Fiszman:ギター、コーラス
Dañel Schell:チャップマン・スティック、ボーカル
1はアルバム「Pasiones」のタイトル曲、2はアルバムのラストソングです。
COSのサウンドというと、初期3作で聞かれるように、パスカル・サン(Pascale Son)のコケティッシュなハイトーン・ボーカル&カンタベリー風ジャズ・ロック・サウンドが魅力ですが、ここでボーカルを取っているのは二代目のイロナ・シャーレ。シンガーとしてはパスカル・サンほどの個性はないのですが、本アルバムのロック・オペラ的な展開には合っていると言えそうです。
それまでギターを弾いていた中心人物のダニエル・シェルも、ギターは他のメンバーに任せて、ここではチャップマン・スティックを弾いています。COSではなくDañel Schellと紹介されていることからも、当時のCOSがDañel Schellのソロ・プロジェクトに近かったことが伺えますね。
それでも軽妙でテクニカルなノリ、ポップなのに気づけば7拍子といった、一筋縄ではいかないサウンドには、Cosらしさも十分感じられる、貴重な映像と言えるでしょう。
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