姫のお楽しみ袋  『トラブル・カレッジ/大学をつくろう!』-ベタですが
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『トラブル・カレッジ/大学をつくろう!』-ベタですが
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私はアメリカの大学に入るときは、最初2年制の大学でESL(外国人が英語を学ぶクラス)を取り、そこで「あなたの英語は一般のクラスを取っても大丈夫ですよ」というお墨付きをいただいた後から数学だの歴史だのを取り始め、その単位をそのまま移行させてくれる4年制カレッジに移ったので、普通そういうもんかと思っていたら、違うんですねえ。

Accepted
Produced: 2006
Directed by: Steve Pink
Writing Credits: Adam Cooper, Bill Collage
Cast:
Bartleby: Justin Long
Sherman: Jonah Hill
私の知っている限り、高校新卒でストレートで4年制大学に入るには、SATという偏差値テストみたいのでいい点取って、学校の成績やクラブ活動、あと、願書を出す大学によっては作文なんかを書かされて、それの総合的なデキで受け入れてもらえる(英語でAcceptedという:これが原題)か否かが決まるのだと思うのですが、それでダメでも、私のように2年制大学に入って(2年制は、入れない人はいない)、トランスファーする方が、簡単だし、実際経済的だと思うのですが、やっぱそれって高校生にするとかっこ悪いらしい。

で、どこにもAcceptされなかったバートルビー(ジャスティン・ロング)は、両親にとやかく言われるのがいやで、架空の大学を作り、そこにAcceptされたという偽の手紙を作り、お父さんがネットでこの大学を検索しても大丈夫なように友達のシャーマン(ジョナ・ヒル)にこの偽大学のウェッブ・サイトを作らせる。で、他の、大学に入れなかったヤツも集めて、親から入学資金として1万ドルずつ騙し取り、元精神病院だったビルを借りて大学らしく治し、そこで勉強しているように見せかけてみんなでTVゲームとかして遊んでいたら、ウェッブ・サイトに入学願書を出してAcceptedされた子供たちがどんどんやって来る。

で、みんな入学金を持ってくるものですから、お金はあるので、生徒に何を学びたいか聞いて、そのクラスを自分で作らせて、それの費用を出す。例えば、料理をやりたい人のために冷蔵庫とかそういう機能をそろえてあげるってことね。

まあこの映画は『ドッジ・ボール』や『ウェイティング』で結構面白かったジャスティン・ロングがお目当てで観たかっただけなんで、バカバカしそうだからなんだかんだ先送りになってたんですけど、『スーパーバッド』のジョナ・ヒルが出てたりして、へーと思いました。ジャスティンは童顔で、『ドッジ・ボール』のときの高校生役はちょーハマりだったんだけど、この映画ではちょーっちトウが立ってるな、って感じしましたね。にわかに高校生とは思えない。大学生だったらあり?まーキャラ設定自体その狭間なので、ビミョーではありますが。この次の年に出ている『ダイハード4.0』では結構かっこ良く大人っぽくなっちゃってるんで、ここが高校生役ギリギリの線かなと。

内容の方は、この手のコメディの王道を行ってますが、悪い映画じゃなかったよ。偽の大学の名前がSouth Harmon Institute of Technology、略してSHITとか、ベタではありますが、まあまあ面白いし、微量ながらも現代の全く想像性のない大学教育というものを批判しているし。日本では未公開、DVDも出てるのかわかりませんが。

key Word
映画 トラブル・カレッジ 大学をつくろう ジャスティン・ロング ジョナ・ヒル
映画 | コメント(0) | 【2008/05/24 09:14】
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