姫のお楽しみ袋  『セックス・アンド・マネー』-げげ!更年期障害だってよ!
FC2ブログ
『セックス・アンド・マネー』-げげ!更年期障害だってよ!
Friends with Money

あー、またやっちまったよ。監督の二コール・ホロフセナー(読みが合っているか自信ない)って、『ラブリー・アンド・アメイジング』の監督だってよぅ・・・。

friendswithmoney.jpg
dvd on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 2006
Directed by: Nicole Holofcener
Writing credits: Nicole Holofcener
CAST
Christine: Catherine Keener
Franny: Joan Cusack
Jane: Farances McDormand
Olivia: Jennifer Aniston
こういうのいつも、観てから「あー観なきゃ良かった」と思うんだけど、繰り返し繰り返し同じ過ちを犯してしまうのはやはり、同じ年頃の女の人たちの生態っていうかさ、生き方に共感したい!っていう気持ちがあるんだろうなあ。

今回は特に、原題から判断して、テーマがお金というところに興味をそそられた。ジェニファー・アニストン演じるオリビアは四十路を向かえても定職についておらず、結婚もしていなければ、将来どうするかもわからず、メイドとして他人の家を掃除して生計を立てている。高校からの親友であるクリスティーン(キャサリン・キーナー)、ジェーン(フランセス・マクドーマンド)、フラニー(ジョアン・キューザック)はいずれも既婚、自分のキャリアがあるか、フラニーはお金がいっぱいあって、学校に2ミリオンも寄付しちゃう位の金持ち。

私はお金でも物でも、「持つ」ってことにあまり美学を感じないんで、なきゃないでいいんですけど、お金は単に「安心したい」がためにいっぱい持っていたい。やっぱこの世は金よ!いや、マジで。この世はお金がないとどうにもならないようにできているのよ。

でも、いつもこういう映画では、幸せそうに見える人でも必ず悩みがあることになっているんで、脚本家としてのキャリアがあるクリスティーンは離婚するハメになるし、デザイナーのジェーンは更年期障害でホルモンのバランスが崩れて疲れやすく、人生に限界を感じて落ち込み気味、髪の毛を洗うのを止めてしまう。一番お金持っているフラニーが一番気楽で、なんの問題もなさそうなところが憎たらしい。あ、でもフラニーが一番老けて見えるけど。っていうか、ジェニファー・アニストンとジョアン・キューザックが同年輩の友達ってのが解せないんだけど、このくらいの年齢になると若く見える人と、年齢どおり老けちゃう人が出てくるから、こんなもんか。

それにしても、この監督の二コールさんは、「女性の生態を描く」のが十八番らしいんですけど、これって、女である私が見るから面白くもなんともないんであって、男が見たら面白いと思うもんなのかね。

例えば、夜顔洗っているとき、鏡を覗いて「うー、なんかシワが目立ってきたな~」とか思って、シワ取りクリームの試供品をもらいにデパートに行ったりとか、女同志でしゃべっているときには、読んでいるわけでもないのに雑誌をめくっているとか、高級なシワ取りクリームを気分で足に塗ってみたりとか。

それとかさ、ちょっとテーブルの角にぶつかって「いて」って言ったときとかに、旦那さんが絶対「大丈夫?」って聞いてくれないのにものすごいフラストレーション感じちゃうとか、よって集まれば、いない人のウワサ話しているとか、男女関係が上手く行ってないとついアイスクリームとか食べ過ぎちゃうとか・・・

いや、その通りなんだけどさ、「だから何!?」って言うかさ。なんかこの映画はストーリーらしいストーリーがなくて、個々のキャラクターの描写だけなの。で、こういう淡々とした、ドラマチックな展開のない映画だったらさ、一つ一つの描写がすっげえ可笑しいか、なんか、そういうのないと、ダメじゃん?! 監督のコメンタリーとか聞いてると、上記のような描写がすごい可笑しいと思っているようなんだけど、あんまり面白いと思わなかったなあ。

それにしてもさー、更年期障害だってよ!げー、それってもう遠くない将来の話なの?! やだねー、全く。というか、せーりなんか面倒くさいからないならないでいいんだけど、それに伴うホルモン・インバランスでイライラしたり、哀しくなったり、無気力になったりってのがやだな。ああ、そうやっていやなおばさんになって行くのかしらん・・・。

追記:邦題の『セックス&マネー』・・・ひどすぎます。

Key Words 映画 Friends with Money Nicole Holofcener セックス・アンド・マネー
映画レビュー | コメント(1) | 【2006/11/05 21:13】
本袋 | 映画袋 | 音楽袋 | 記事袋

PREV: 『プリーズ・キル・ミー』-パンク前夜のニューヨークに想いを馳せる・・・
NEXT: 『指定バトン』-チュチュ的お気に入り映画監督

BOOKSMOVIESMUSIC ALL ARTICLES

It's stupid to say "don't watch it, if you don't like it"!! Click here to return Home!!
コメント
Lovely and Amazingと同じ監督だったんですねー。どうりで設定というかパターンが同じだと思った。。。
Lovely and Amazingは結構好きだったんですけどこっちのFriends with moneyは微妙でした。TBさせていただきます。
【2006/11/07 10:52】 URL | akky #Zk/lHUeI[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












管理者にだけ表示を許可する

すんません、トラックバック、スパムがひどすぎるんで、全面禁止にしました。トラックバックしたい人は、コメントと共に、自分とこの記事のURLくっつけといてくれればいいすから。
トラックバックURL削除


「嫌いなら観なきゃいいじゃん」と言うほど馬鹿げた理論はない!とアジテイトする『姫のお楽しみ袋』