姫のお楽しみ袋  俺達ニュース・キャスター:男の本質ですかこれ?!
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俺達ニュース・キャスター:男の本質ですかこれ?!

Anchorman - The Legend of Ron Burgundy


実はこの映画、公開と同時に観たのですが、ちょうど同じ頃観た『ドッジ・ボール』のベン・ステラーのマッチョマンぶりが強烈すぎて、こちらの方はかすんでしまってましたが、今回DVDで観たら、思っていたより面白かったちゅーか、『ドッジボール』に負けず劣らず馬鹿馬鹿しかったです。

benstiller.jpg
このヒゲ、この髪型、このモッコリ!ドッジボールのベン・ステラー!この人変装したほうが可笑しい
主演のウィル・フェレルが脚本も書いているようなんですが、なんで70年代のニュース・ステーションで繰り広げられるアンカーマン(ニュース・キャスター)の実態がコメディになると思ったのか良くわかりません。が、当時この職場は男性社会で、女性のアンカーマンなんてとんでもないという時代。しかし時代は確実に変わりつつあり、 Diversity(多様性)を求める世間の声に逆らえず、女性アンカーを加えたチャンネル4のニュース・チームの男性達が、野心的で才能もあり、しかも美人な女性アンカーマンに嫉妬し、嫌がらせをするところは真実味があり、その辺の目の付け所がなかなか面白いのです。

コメディですから、一般の人を誇張して表現してあるのでしょうが、私から見ると、男ってのは、ここに出てくる「チャンネル4・ニューズ・チーム」そのままです・・・・。ま、男性の方々は男性の方々で女性に言いたいことは山ほどあろうかと思いますが、それはご自分のブログでダイナミックに展開していただくとして、今はとりあえずワタクシの話を聞いてください。

「チャンネル4・ニューズ・チーム」の面々、リーダー格でメイン・アンカーのロン(ウィル・フェレル)、マッチョでスポーツ担当のチャンプ、レポーターで洒落者のブライアン、お天気担当の知恵☆れのブリックは、女性アンカー・ベロニカがチームに加わったことに激爆して、ディレクターのフレッドのオフィスで「女にアンカーマンなんかできるかぁ!」と叫びまくります。マッチョのチャンプは「んー水も滴るいい女・・・バーべキュー・ソースかけて食べちゃいたいあのケツ・・・」などと下品なジョークを延々と飛ばし続け、その上ベロニカに惚れてるはずのロンまでゲラゲラ笑ってしまう。なんかこういうおゲレツさって男子特有っていうか、女子は「なんでこんなくだらないことが面白いんだろう?」と思うのですが、男子はホント、心底可笑しいようで。こういう男子のピーカン☆なところが「バカで~」と思いながらなんとなく羨ましいチュチュなのですが。

Anchorman-Poster.jpg
DVD on amazon.com
CAST & CREDITS
Produced: 2004
Directed by: Adam McKay
Writing credits:
Will Ferrell, Adam McKay
Cast:
Ron:Will Ferrell
Veronica: Chiristina Applegate
Brian: Paul Rudd
Brick: Steve Carell
ベロニカはキャリア・ウーマン目指していて、職場の男と関係を持ったためにキャリアを棒に振った経験があるらしく、ロンに惹かれていながらもあがらおうとするのですが、結局落ちてしまう。しかし、伝説のアンカーマン、ロン・バーガンディの女、なんていうイメージがついたら、そういう風にしか見られなくなってしまう。で、ロンに「私達が付き合っていることは、内緒にしておきましょう」と言うと、ロンも「うん、その方がいいね」とか言っておきながら、その夜のニュースで、「ところで最近チームに加わったベロニカとワタクシは交際中です。彼女はベッドではとても情熱的です。」なんて言っちゃって、ベロニカが怒ると「だって、うれしかったんだも~ん!みんなに言いたいんだよぅ~!」。これってホントに犬的に「うれしー」というか、ベロニカの仕事うんぬんには全く無頓着なところが「男だよな~」とか思ってしまいました。

その後、ロンとベロニカが真剣になっていくにつれ、面白くない他のチャンネル4・ニューズ・チームの面々はベロニカを目の敵にします。「あの女がロンのアタマの中に入り込んでしまった! これではいかん!」なんていって嫉妬したり、ベロニカに嫌がらせしてロンに近づかないようにしたり。よく「女の友情は、男ができると終る」なんていうけど、男はどーよ。ビートルズが解散したのはオノ・ヨーコのせいだと堂々と言っている男の人がいますが、この映画で描かれる男の精神年齢のことは考えたことはあるのでしょうかっ?

ここで起承転結の「転」が起こる。ひょんなことからロンがニューズの時間に間に合わず、ベロニカがメイン・アンカー代行することに。今までくだらないレポートしかさせてもらえなかったベロニカは、「これがチャンス」とばかりに張り切るが、面白くないチャンプとブライアンは、ベロニカがニューズを読み上げている脇のカメラに写らないところで裸踊りとかして邪魔立てをする。(これがまた男だよな!)しかしベロニカは大成功で番組を終える。そこへ遅れてきたロンは、ベロニカに自分の代理が務まったと知ると、逆上!ベロニカが「私の夢はメイン・アンカーになることだって言ったでしょう?どうして喜んでくれないの?」と言うと「本気で言ってるとは思わなかったんだよぅ!『ベロニカは本当に面白いヤツだ。女のくせにメイン・アンカーになりたいなんてジョークを言った』って日記にも書いてある」・・・なんかこの、男と女がお互いの真意を全く分かり合ってないことって、良くあるような気がするんですけど!

これで一気にロン対ベロニカの図式が出来上がり、ニューズ・チームの面々はハッピーだが、ベロニカも負けてはいない。局に勤める女性達は、ベロニカが女でも出来ると証明してくれたことで、ベロニカの味方に。そして、ロンがカメラの横に備え付けてあるアンチョコに書いてあることは全て読んでしまうという情報を入手。一番最後の挨拶のところに「Go fxxk yourself, San Diego(なんて訳そうか・・・意訳になっちゃうけど、日本的に言うなら『みなさん、ごきげんよう』と言う代わりに『みなさん、死んでください』みたいな?あまりうまい訳じゃないが・・・)」と書き込んで置く。ロンは、全く考えないでそれを番組中で堂々と読んでしまい、TV局をクビになってしまう。

女を落とし入れるために男が裸踊りをするのに対して、女はこう出ますよ!男のおバカなところを利用して落とし入れる!こういうところを男が「やだな~」と思うのはわかる気がしますが、裸踊りする気はないんで!

この一件でTV局をクビになったロンは急速に転落して行き、ベロニカは念願のメイン・キャスターになって成功への道をまっしぐら!と思いきや・・・・

ま、映画の出来としては、絶賛て程じゃないと思いますけど、この手のおゲレツ映画好きな人にはたまんないと思いますよ。メンツも豪華ですから。お天気担当の知恵☆れのブリックを演じるのは『40 Year-Old Virgin』で一躍有名になったスティーブ・キャレルだし、その他にも『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックや、今、ブラッド・ピットの元妻ジェニファー・アニストンの恋人で、『Break up』という映画でも共演しちゃっているヴィンス・ヴォーン、いまやアダム・サンドラー級のベン・ステラー、『チャーリーとチョコレート工場』にも教育ママ役で出ていた謎の大女、そしてなぜかティム・ロビンスまで、ノークレジットで出演しています。これもサタデー・ナイト・ライブのコネの力?!

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Key Words
映画 俺たちニュース・キャスター ウィル・フェレル スティーヴ・キャレル
ビミョーな映画 | コメント(6) | 【2006/04/15 21:55】
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コメント
コメント&TBありがとうございます!!
このバかさ加減は男子中高生によくみられる
感じですねぇ。くだらないことが凄くツボにはまっちゃうんですよね、男って・・・
話は変わるんですが、このページの
怒涛のカンフームービー!
やばい、かっこよすぎです。
US版のジャケット!!
【2005/10/24 09:17】 URL | kung-fu-master #-[ 編集] | page top↑
Kung Fu Master さん、
気に入っていただけてうれしいです。
【2005/10/24 21:18】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
Kung Fu Master さん、

「このバかさ加減は男子中高生によくみられる感じですねぇ」

中学生以上でも良く見られると思うんですが・・・。
【2005/10/26 01:49】 URL | チュチュ姫 #-[ 編集] | page top↑
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2006/04/16 10:46】 | #[ 編集] | page top↑
面白い映画なんだから素直に見りゃいいのに
【2010/12/09 21:11】 URL | Just being a dick #-[ 編集] | page top↑
Just Being A Dick さん、

色々言うのが楽しいんじゃない。
【2010/12/10 00:27】 URL | ちゅちゅ #-[ 編集] | page top↑
コメント、サンクスです!












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