みきまるの優待バリュー株日誌 - 楽天ブログ
47470261 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

みきまるの優待バリュー株日誌

みきまるの優待バリュー株日誌

PR

Profile

みきまるファンド

みきまるファンド

Free Space

免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

Calendar

Favorite Blog

征野ファンドの運用… New! 征野三朗さん

メモ New! 4畳半2間さん

パレスチナ人虐殺を… New! Condor3333さん

街角で立つ女 New! slowlysheepさん

【配当】コツコツ還… New! わくわく303さん

【重要なお知らせ】I… 楽天ブログスタッフさん

ジブリと宮崎駿が世… fuzzo728さん

10月末運用成績&PF mk4274さん

2024年10月のパフォ… らすかる0555さん

運用成績・ポートフ… lodestar2006さん

Recent Posts

Archives

Keyword Search

▼キーワード検索

Headline News

Category

Rakuten Card

Nov 8, 2024
XML
カテゴリ:投資本書評

 さて今日は株式投資本オールタイムベスト143位





 シュワッガーのマーケット教室 (ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング、2013年)






 の最終回第8弾です。




 今日は、第5章 リスク以外にも関係するボラティリティ、レバレッジ型ETFの場合 から。




 ​

 ほとんどの投資家は、ボラティリティが高くなるほどリターンが減るということを認識していない。










 ​

​ レバレッジ型ETFー期待したリターンが得られるとは限らない


 ボラティリティがリターンに悪影響を及ぼすことを理解していないと、投資家は突然、不快な目に遭うこともある。レバレッジ型ETFを買う多くの投資家がよい例だ。一般的に、2倍のレバレッジ型ETFを買う投資家は、相場が上昇すれば、レバレッジをかけていない同種のETFよりも2倍稼げると思い込んでいる。


 しかし、この種のETFをある程度長く保有すると、相場が上昇したときのリターンは2倍に達せず、下落したときには損失が2倍以上になる。同様のことは、レバレッジをかけた空売り型ETFにも当てはまる。相場が下落しても利益は上昇分の2倍に満たないことが多く、相場が上昇すると2倍以上の損失が出がちだ。










 ​

 この重要な点が良く分かるように、最も注目される株価指数であるS&P500のETFに焦点を合わせよう。図5.1を見ると、S&P500指数のETF(SPY)で2倍のレバレッジを効かせた投資は、2007~2011年にー4%だった。


 一方、2倍のレバレッジ型ETFであるウルトラS&P500ETF(SSO)のほうは、同じ期間にー41%になっている。


 つまり、レバレッジ型の指数ETFを買った投資家は、レバレッジをかけない指数を50%の証拠金で買った投資家よりも37%も損をしたのだ。両者が取っているリスク額は等しいように見えるのにもかかわらずである。


 







 

 さらに驚くべきことは、ウルトラショートS&P500ETF(SDS)に投資した場合だ。相場が全体として下げていれば、このETFでは利益が得られると思ったかもしれない。


 しかし、図5.2で示すように、レバレッジ型でかつ空売り型のETF(SDS
)は、指数連動型ETF(SSO)でレバレッジをかけた場合よりもさらに損失が大きく、-58%になっている。指数の空売りでレバレッジを2倍にした場合は+4%の利益だったので、62%もマイナスだったことになる。









 いやあ、レバレッジ型のETFの中長期パフォーマンスが悪いことは以前から良く知られてはいますが、それにしても酷いですね。





 ただ不思議なのは、ここ日本でもレバレッジ型のETFを買って逆境にただひたすら励ましあいながらじーっと耐えるという「謎の友の会」に参加している投資家の方々が未だに散見されることです。新種の罰ゲームの一種なのでしょうか?





 さてこれでこの本の紹介は終わりです。シュワッガーらしい、クリアカットで知的に誠実な1冊です。未読の方は是非。(続く)












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 8, 2024 07:54:19 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X