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カテゴリ:2008年鑑賞映画
どっちの嘘が、世界を救うのか。 メディア 映画 上映時間 128分 製作国 アメリカ 公開情報 劇場公開(ワーナー) 初公開年月 2008/12/20 ジャンル サスペンス/アクション 映倫 PG-12 【解説】 「ブラックホーク・ダウン」のリドリー・スコット監督、 「ディパーテッド」のレオナルド・ディカプリオ、 「グラディエーター」のラッセル・クロウという 豪華タッグが実現した緊迫のアクション・サスペンス。 危険な現場で使命を帯びる凄腕の工作員と安全な場所から 冷酷に命令を下すベテラン局員、対照的な2人の CIAエージェントを軸に、それぞれ重要任務を遂行する ため味方をも欺く巧みな“嘘”の応酬で熾烈な頭脳戦を 繰り広げていくさまをスリリングに描く。 原作は中東問題に精通するベテラン・ジャーナリストに して作家のデイヴィッド・イグネイシアスが手掛けた同名小説。 【ストーリー】 世界中を飛び回り、死と隣り合わせの危険な任務に 身を削るCIAの工作員フェリス。一方、彼の上司は もっぱらアメリカの本部や自宅など平和で安全な 場所から指示を送るベテラン局員ホフマン。 そんな生き方も考え方も全く異なる彼らは、 ある国際的テロ組織のリーダーを捕獲するという 重要任務にあたっていた。 しかし、反りの合わない2人は、フェリスがイラクで 接触した情報提供者をめぐる意見でも対立。 やがて、命懸けで組織の極秘資料を手に入れ 重傷を負ったフェリスに、ホフマンは淡々と 次の指令を出すのだった。 フェリスは強引かつ非情なホフマンに不満を 募らせながら、資料による情報のもと、次なる 目的地ヨルダンへ向かうのだが…。 誰も信じるな。誰でも騙せ 【感想】 <> 私にしては珍しく朝一と早い時間帯の鑑賞、しかも 急な寒さで、朝、頭痛があったので、体調イマイチな私 でしたが、そんな体調でも、この作品は面白く観れました リドリースコット監督とは相性がいいみたいです オープニングから、緊迫したシーンの連続で、手に汗握って ドキドキハラハラしながら鑑賞していました。 台詞が多いですし、展開が早いですし、舞台もあちこちに 飛ぶので、ちょっと話はわかりにくいところもあるかもですが スリリングな展開で見応えもあって、ラストまで目が 離せませんでした。 映画が始ってすぐに 「この作品はフィクションです。でも、内容は絵空ごとでは ありません」<実際はもっと長くいろいろ書かれていましたが> と言うようなテロップが出るのですが、確かに中東では こう言うことが実際に行われているんだろうなあと感じ、 テロリストは当然ですが、CIAさえも恐ろしく感じました。 レオは、中東と言う危険な現場で、命をすり減らす諜報活動を 続ける工作員役なのですが、デパーティッド、ブラッドダイヤモンド での役柄を髣髴させるようで、男臭くて、 骨太で、その半面、繊細な部分も持ち合わせている工作員を好演、 熱演していました。 一方、安全な場所で、普通の日常を過ごしながら、淡々と命令を下す 上司ホフマン役のラッセルクロウ、監督から20キロ太ってとの 指示通り、体重を増やしていました。いかにも傲慢で、非情でいやな奴と 言う感じで役柄が似合ってました(笑) 主演はこの二人と思っていたら・・・・ いやあ~~またまた好みの人見つけちゃいました(笑) お顔はアンディガルシア似で、スーツを優雅に着こなし、知的で 紳士的ながら、裏切りを絶対に許さない冷酷さ、残虐さを 漂わすハニ役のマークストロングはいい役どころでしたね~~ 1番おいしい役だったりして~~ <ラブストーリーもちょこっとあり。でも、とってつけたような感じも(^^ゞ> <我慢の限界を超えたフェリス・この後ホフマンの イスを思いっきり、蹴っ飛ばすのが妙に気持ちいい!(笑)> 監督はこの作品にメッセージとか政治色は入れていないと 言っています。それゆえに、内容にリアルさも感じながらも、 アクションサスペンスとして、エンタメ作品として観ることが できたので、ずっしり重い気持ちにはなりませんでした。 以下ネタの触れています ただ映画の中の出来事とは言え、何の関係もない一般市民 CIAの作戦で、テロリストに仕立てられて事件に巻き込まれて、 殺されたのは胸が痛みましたが・・・ ラスト近く、フェリスの拷問シーン、さすがレオ、痛さが こちらにまで伝わってくるような演技なので、思わず目を そらせてしまいました レオはこの拷問シーンの後、病気になっちゃったそうです 映画だから、レオはきっと助かるんだろうなあと思いながらも (意外と冷めて観てる?笑)最後までドキドキ。(矛盾してる?笑) これは映画だから、フェリスは助かりましたが、実際には 殺されてしまうことが多いんじゃないかなあ・・・ テロリスト、中東批判、アメリカ万歳の映画かと思いましたが、 お金をたくさん使い、最新のテクノロジー、人手を駆使しても、 テロリストを捕まえることができないアメリカへの皮肉も 感じられた作品でした。(リドリー監督がイギリス人だからかな?) CIA、GID(ヨルダン総合情報局)という組織、 フェリス(CIA・現地工作員)ホフマン(CIA・中近東主任) サラーム(GID・局長)の3人の策略バトルは見応えあり! 嘘をつくことだけは許さないと言っていたハニでしたが・・・彼の作戦はお見事! <無人偵察機プレデターを使って、1万2000メートルの上空からの映像はりアル> ホフマンの申し出(昇進)を断り、工作員から一般市民になるフェリス。 監視が解かれて行くラストの映像、彼の先にあるものは希望、絶望? アメリカではあまりヒットしなかったようですが、私は好きな作品です 12月20日(土)から公開中 <パンフレット¥800クリックで公式サイトへ> オマケ<どうでもいい話・笑> 現地に来たホフマンが、機内で観た映画は『ポセイドン』だったと フェリスに言うのですが、『タイタニック』でなくて『ポセイドン』 だったと言うのが、なんか可笑しかった私でした(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.09 18:20:59
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