昔話から、壁の話
他の人の言葉を曲解して
受け取りイジケタつもりは
ない。
他の人の言葉は
単なるきっかけに
過ぎず
普段からじわんじわんと
胸にあることが、今回
うわーーんと噴火しただけ。
＊
思い起こせば
小学校低学年のとき
転校でここ（実家）にやってきた
ときから、わたしの根強い
コンプレックスは始まっているの
かもしれない。
（それ以前のことは
記憶がないのでわからない）
田舎の小さな学校で
心からなじめなかったわたしは
「なじめない」自分を出さないよう
無理してふるまっていたのだろう。
大きな家ばかりの地域のなかで
一階建ての（当地としては）小さな家は
わたしのみじめさを誘ったし
実際に「マッチ箱」とからかわれた
こともあったけ。
言葉も違うし、（当時は当地の方言にも
イントネーションにもまったく染まって
いなかった）、ランドセルはみんなと違うし
（牛革は合皮よりお値段高いはずなんだけど
合皮のようなぴかぴかさがなく、子ども心に
恥ずかしかった）、体操服なんかも
新調するお金がなかったわけではなかろうに
前の学校の体操服を（母から）着せられて
ずっと恥ずかしかった。とくに運動会の前日には
まじで自殺しようかと思ったよ。
（いまだに母はそんなことを知らん）
ブスだし（当時の小学生の女子は
ブスであるということがどれだけ辛い
できごとであったか！ 実際この顔を
からかわれたりもした。今では
開き直っているというか仕方ないと
思っているが）、なんだかとても
辛い子ども時代だったのだ。
泳ぎもできない、音譜も読めない
楽器もへたくそ（音楽の時間の楽器は
つらかった）、アルファベットは理解できない
運動神経にすぐれてないし、先にも書いたが
右手と右足が同時に出る子どもだったし
自転車検定には学科で一人だけ落第するし
父はずっと単身赴任で車の免許を持たず
ある年の父兄のイベントでうちの父だけが
車でなく自転車で来たのは恥ずかしかった。
学校から帰ると、外で子どもの声がするのが
恐怖だった。「遊ぼ」と誘われるのが怖かった。
（いじめられるわけでもないのに、友だちと
会わねばならんのが嫌だった。当時から
ひとりでいるときだけが安心の時間だった）。
少し大きくなると（中学くらい？）
友だちと隣の市へ遊びに行く約束を
するようにもなるのだが、いつも
ドタキャンするのが常だった。
（今でいうところの鬱モード
を体験していたのだと思う）
父と母の親族関係でいえば
色々と両親のあり方に
劣等感を覚えることも多かった。
また、父方の祖母からは
「わたしたち姉妹だけ愛されてない」
のだな、と感じてもいた。
母は身だしなみを気にしない人間で
（＝今のわたしも同じになっている）
スカートからすね毛が出ている姿で
平気で父兄参観に来たりするもの
だから、それもとても恥ずかしかった。
えとせとら、えとせとら
昔の凹の記憶はいくらでも
でてきそう。
とにかく、とにかく
生きているのがつらかった。
＊
高校を卒業して、故郷を出て
一人暮らしを始め大学生になって
ようやくわたしは「苦しい緊張」状態
から解放されたのかもしれない。
大学生になって生まれてはじめて
「明るい気持ち」を体験したというか。
（その大学も補欠合格なんだが）
当時はその概念がなかったけれど
わたしは子ども時代から抑鬱に
犯されていたのだと思う。
大学生活は楽しかったが
それでも徐々に鬱の影は忍びよって
おり、最低限の単位をとって
卒業できた感じ。
そして社会人になってからは
休日に起き上がれない体となっていた
けれど、いい会社だったし、仲間も
いっぱいできて楽しいことも沢山あり
とても恵まれた生活をしつつも
自分が鬱と気づくことなく
単に「会社員やっていること」が辛いのだ
と思い、会社を辞めてしまった。
もう大昔のことである。
＊
他の人には「だからどうした」と
言われるかもしれないが
わたしはずっと強いコンプレックスを抱えつつ
それを微塵も出さない（弱みを見せると
よけいにまわりからバカにされると思っていた
のだろう）子どもとして成長期を過ごしていた。
そして大人になってからも
スキーもスケートも苦手だし
ビリヤードも下手、ゴルフはできない
化粧にもブランド品にも興味もてないし
いわゆる大人の楽しみが貧しい。
（知識というか教養が乏しいともいう）
色んな語学をかじったけど
まったく上達せず。（心の一人
喋りがはげしいから、外国語を
吸収できないのだと思う）。
猫も犬もウサギもヤギもこわいし
もふもふ全盛時代に
人としての欠陥をつきつけられて
いるような気がする。
車社会で生活していて
車を運転できない。
山のようなコンプレックスを
抱えている。
（バラバラの話を書いているように
見えるだろうが、これらの話は
すべて今現在のわたしにつながる）
＊
さて現在
お稽古につき
いまだに上達しないあれこれや
肝心な部分の素質に欠けている
ことは
普段の自分が無言で感じていたのだ。
それがたまたま
ぶおおおお～と
噴き出しちゃったのね。
（壁、というやつ？）
（成長するには壁は必要よね）
受け取りイジケタつもりは
ない。
他の人の言葉は
単なるきっかけに
過ぎず
普段からじわんじわんと
胸にあることが、今回
うわーーんと噴火しただけ。
＊
思い起こせば
小学校低学年のとき
転校でここ（実家）にやってきた
ときから、わたしの根強い
コンプレックスは始まっているの
かもしれない。
（それ以前のことは
記憶がないのでわからない）
田舎の小さな学校で
心からなじめなかったわたしは
「なじめない」自分を出さないよう
無理してふるまっていたのだろう。
大きな家ばかりの地域のなかで
一階建ての（当地としては）小さな家は
わたしのみじめさを誘ったし
実際に「マッチ箱」とからかわれた
こともあったけ。
言葉も違うし、（当時は当地の方言にも
イントネーションにもまったく染まって
いなかった）、ランドセルはみんなと違うし
（牛革は合皮よりお値段高いはずなんだけど
合皮のようなぴかぴかさがなく、子ども心に
恥ずかしかった）、体操服なんかも
新調するお金がなかったわけではなかろうに
前の学校の体操服を（母から）着せられて
ずっと恥ずかしかった。とくに運動会の前日には
まじで自殺しようかと思ったよ。
（いまだに母はそんなことを知らん）
ブスだし（当時の小学生の女子は
ブスであるということがどれだけ辛い
できごとであったか！ 実際この顔を
からかわれたりもした。今では
開き直っているというか仕方ないと
思っているが）、なんだかとても
辛い子ども時代だったのだ。
泳ぎもできない、音譜も読めない
楽器もへたくそ（音楽の時間の楽器は
つらかった）、アルファベットは理解できない
運動神経にすぐれてないし、先にも書いたが
右手と右足が同時に出る子どもだったし
自転車検定には学科で一人だけ落第するし
父はずっと単身赴任で車の免許を持たず
ある年の父兄のイベントでうちの父だけが
車でなく自転車で来たのは恥ずかしかった。
学校から帰ると、外で子どもの声がするのが
恐怖だった。「遊ぼ」と誘われるのが怖かった。
（いじめられるわけでもないのに、友だちと
会わねばならんのが嫌だった。当時から
ひとりでいるときだけが安心の時間だった）。
少し大きくなると（中学くらい？）
友だちと隣の市へ遊びに行く約束を
するようにもなるのだが、いつも
ドタキャンするのが常だった。
（今でいうところの鬱モード
を体験していたのだと思う）
父と母の親族関係でいえば
色々と両親のあり方に
劣等感を覚えることも多かった。
また、父方の祖母からは
「わたしたち姉妹だけ愛されてない」
のだな、と感じてもいた。
母は身だしなみを気にしない人間で
（＝今のわたしも同じになっている）
スカートからすね毛が出ている姿で
平気で父兄参観に来たりするもの
だから、それもとても恥ずかしかった。
えとせとら、えとせとら
昔の凹の記憶はいくらでも
でてきそう。
とにかく、とにかく
生きているのがつらかった。
＊
高校を卒業して、故郷を出て
一人暮らしを始め大学生になって
ようやくわたしは「苦しい緊張」状態
から解放されたのかもしれない。
大学生になって生まれてはじめて
「明るい気持ち」を体験したというか。
（その大学も補欠合格なんだが）
当時はその概念がなかったけれど
わたしは子ども時代から抑鬱に
犯されていたのだと思う。
大学生活は楽しかったが
それでも徐々に鬱の影は忍びよって
おり、最低限の単位をとって
卒業できた感じ。
そして社会人になってからは
休日に起き上がれない体となっていた
けれど、いい会社だったし、仲間も
いっぱいできて楽しいことも沢山あり
とても恵まれた生活をしつつも
自分が鬱と気づくことなく
単に「会社員やっていること」が辛いのだ
と思い、会社を辞めてしまった。
もう大昔のことである。
＊
他の人には「だからどうした」と
言われるかもしれないが
わたしはずっと強いコンプレックスを抱えつつ
それを微塵も出さない（弱みを見せると
よけいにまわりからバカにされると思っていた
のだろう）子どもとして成長期を過ごしていた。
そして大人になってからも
スキーもスケートも苦手だし
ビリヤードも下手、ゴルフはできない
化粧にもブランド品にも興味もてないし
いわゆる大人の楽しみが貧しい。
（知識というか教養が乏しいともいう）
色んな語学をかじったけど
まったく上達せず。（心の一人
喋りがはげしいから、外国語を
吸収できないのだと思う）。
猫も犬もウサギもヤギもこわいし
もふもふ全盛時代に
人としての欠陥をつきつけられて
いるような気がする。
車社会で生活していて
車を運転できない。
山のようなコンプレックスを
抱えている。
（バラバラの話を書いているように
見えるだろうが、これらの話は
すべて今現在のわたしにつながる）
＊
さて現在
お稽古につき
いまだに上達しないあれこれや
肝心な部分の素質に欠けている
ことは
普段の自分が無言で感じていたのだ。
それがたまたま
ぶおおおお～と
噴き出しちゃったのね。
（壁、というやつ？）
（成長するには壁は必要よね）
