仕事にやりがいを持たせるには! - 朱い夏

仕事にやりがいを持たせるには!

 

仕事に役立つ、スキルアップについて学びました。

 

その中で、やっぱりそうやんね!と納得できる話があったので忘れないように書き留めておきたいと思います。

 

人材の育成や、やりがいアップに、休みやすさ賃金は、なぜ重要なのか。

 

という話です。

  

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うろ覚えですが、まあ、よく目にするこんな図があります。

マズローの自己実現理論と同じようなものです。

人は、

①生活・お金のために働く

②自己成長のために働く

③社会に貢献するために働く(感謝される)

と段階を経ていき、それに伴いやりがいもアップする。

 

なので、①よりも②を、②よりも③を目指しましょうね、っていう話となり、

なるほど、休みを増やしてほしいとか、賃金アップの要求とか言っていてはいけないんだあ。と、考えてしまう人がいる……いる?(いたとしたら、この先も読んでみてください。)

 

この三角形(ピラミッド)を見ていると、とても重要で当たり前なことに気づきます。

「①生活・お金」はどこにあるか。そう、一番下です。一番下ということは土台。ピラミッドの土台になって支えているのが「生活・お金」です。

土台が弱いとどうなるか。当然このピラミッドは崩れます。その組織は崩壊してしまいます。

もう一つ、土台が小さいとどうなるか。当たり前ですが、小さなピラミッドしか形成されません。ピラミッドの右側に「やりがい」という矢印があります。矢印は長いほうがやりがいも大きいですが、小さいピラミッドだと矢印は短くなってしまいます。やりがいの少ない組織も、優秀な人から流出していき、いずれ存続できなくなります。

 

「自己成長」や「社会貢献」は次の段階の話なのに、「生活・お金」のことはすっ飛ばしてしまう。重要視されない。

 

賢い経営者は、土台をしっかり作っておかなければその会社に未来はないということを知っています。

モチベーション3.0という考え方も、報酬や休み方などの労働条件が十分満たされていることが前提となっています。だからこそ、お金のことは気にせず余暇も満喫できて、内発的動機付けで仕事に打ち込めるのです。

 

ブラックと言われてしまう会社は、

生活(休みやすさ)、お金(賃金)といった土台が弱いままでやりがいを求めるので、

やりがい搾取と言われてしまう。これは、そんなことがよく分かる図だなあと感心しました。