最近疲れ気味。
睡眠時間は取れているし食欲も普通にある。
けれど、頭がボーッとしたり体がだるい。やる気がでない。
花粉症かも。とりあえず花粉の所為にしておこう。
つい先日、スタンフォード監獄実験について触れられた本を読んだ。
スタンフォード監獄実験の詳細は省きますが、その場を支配する空気感って恐ろしい。
ということを考えていた時、うちの子が使っている歴史の教科書を何気なくパラパラとめくっていたら、第二次世界大戦時における日本の状況が書かれたページで手が止まった。
これがそのページの一部です。
また、
この戦争は、「正しい戦争」という洗脳がマスメディアによって行われていた。その背景には、政府の言論統制があった。
国民の戦意を高めるために、戦争と結びつけた映画や歌謡曲も多く作られた。
「月月火水木金金」「欲しがりません勝つまでは」「撃ちてし止まむ」「鬼畜米英」などの流行語も作られた。
こうして戦意が高められていった。
(一部抜粋)
といったことも書かれていた。
戦意が高められていった。つまりは日本国内にそういう空気感が形成されていったというわけだ。
戦争に関する記述はまだまだ続きます。
さらに衝撃的な記載がありました。
そんなことある!?目を疑いましたが教科書にはそう書かれている。
それがこの部分。
沖縄の多くの住民が日本軍によって、食料をうばわれたり、砲弾のふり注ぐなか、安全な壕を追い出されて犠牲になった。
日本国民を守るための日本軍が、日本国民を犠牲にしてまで日本のために戦う?ああわからない。わからない。
そして、次の衝撃。
『 戦闘要員だった沖縄県民』
少年や高齢者までもが戦闘要員にされた。
御国のためならわが子を差し出せる空気感!?
そして、御国のために命を落とした多くの女学生たち。
この、ひめゆり学徒隊は志願した者の集まりだ、という話もありますが、はたして断れる空気や冷静に考えることが出来る状況にあったのかが気になります。なかったでしょうよ。
負傷して困っている日本兵の力になりたいと思い志願した人たちを否定するつもりはもちろんないです。
沖縄に行ったことはないのですが、行く機会と時間があれば、ひめゆり平和祈念資料館は訪れたい。
押し寄せる大軍
1945年4月1日の沖縄の写真。率直に言って、怖い。
これが当時実際にあった戦争。
これが「正しい戦争」の行末。
戦争を知らない世代という言葉がありますが、およそ100年周期で戦争は行われる傾向があると聞いたことがあります。戦争が終わりだいたい100年も経てば戦争の恐ろしさを知っている戦争経験者がいなくなるためだとか。
今だって、一部の人を除き、だれも戦争したいと思っていないでしょう。
しかし、その一部の人たちが戦意を高めるような空気感を作っていってるかもしれない。わからないように少しずつ少しずつ。多くの国民がそれに同調していく(スタンフォード監獄実験で普段は平和的だった人たちが豹変したように)。だとしたら怖いですが、そうならないことを信じたい。