光
12301518
モスクワで遊ぼう~How to use the Moskva?
12270010
twitterのフォロワーさんがモスクワ5型の使い方で分からないところがあるとのこと。
モスクワの写真は色々アップしていましたが、そういえば機体のレビューはしてませんでしたね。
うちには現在モスクワ2型とモスクワ5型があります。右が2型で左が5型です。
よく知られていることですが、モスクワはソ連の6×9スプリングカメラで、モスクワ2型はスーパーイコンタの完全コピーで、5型はソ連的進化系です。
ちょっと外見を見比べてみましょう。
レンズ収納時。ハッチを閉じた雰囲気はさほど変わりません。
モスクワはすべてのモデルでフィルム送りが赤窓式ですが、後ろの大分見た目が違います。
2型はフォーマットが6×9のみなので赤窓が一つですが、5型は6×6と6×9に対応しているので赤窓が2つあります。
上から見た感じでは蛇腹より前面はあまり変わらないようですな。
モスクワ2型の軍艦部前面です。
二つの丸窓は距離計ですが、ファインダーは距離計の上面に載っていて前蓋を開けると一緒に起立します。ベースになっているスーパーイコンタとそっくりです。
モスクワ5型の軍艦部前面です。
一番左の四角いのがファインダー、二つの丸窓は距離計です。
2型と比べると大分近代的に見えますね。
使い勝手はさほど変わりませんけどw
2型の接眼部側です。
左の小さいのが距離計の接眼部。ファインダーは5型よりも見やすいかも。
5型です。
丸いのが距離計の接眼部です。ファインダーは右端にシフトされていて近接撮影時にパララックスがかなりあります。
ファインダーは2型の勝ちですな。
さて、それではモスクワの使い方を見ていきましょうか・・・
先ずフィルムを入れましょう。
フィルム室を開けるには背面から見て右側に開閉用のスライドボタンがあります。ちなみに右が5型ですが、ここは殆ど変わりません。
2型は裏蓋は蝶番式ですが、新しい5型のほうが裏蓋取り外し式です。
5型は軍艦部に麗々しく銘が入っていますが、2型のボディには型番が書いていないので、2型かどうかは圧板を見ないと分かりません。
5型の赤窓は2つ開いていて、圧板に書いてありますが、6×6と6×9の撮影ができます。
赤窓ロックレバーが圧板の端にあり、使わない方の赤窓は開かなくなります。
今は6×6の方にレバーが倒れているので、6×9の赤窓が開かなくなっています。
モスクワは赤窓からの光線漏れがよく報告されています。この機体は圧板を外して赤窓周囲にモルトを貼って遮光しています。
赤窓が6×6なので、6×6のフィルムマスクが入っています。
上が6×6用の赤窓です。
軍艦部です。上が5型、下が2型。
赤 シャッターボタン
青 前蓋開放ボタン
緑 巻上げノブ
紫 ファインダーマスク変更ノブ
ファインダーマスクは切り替えられるのですが、何しろファインダーの接眼部も小さくフレーミングはしづらくて、6×6も6×9もイマイチ違いがわかりません・・・
スプリングカメラなので前蓋開放ボタンを押すとレンズが勢い良く飛び出してきます。
蓋に手を添えて勢いを殺しておかないと故障の原因になります。
黄色矢印がレンズロックです。蛇腹左右のロックを外すとレンズを収納できます。
モスクワにはアイレットはなく手提げ用の革ストラップでぶら下げるか専用ケースに入れて首から下げるしかないのですが、うちのモスクワ5型はストラップが欠損しているし、そもそもケースのストラップは細すぎて持ち運びには不安があります。
こういう場合に私がよく使うのはケツストラップですが、モスクワの三脚穴は3/8インチで太ネジ・ドイツ規格です。
最近のカメラの三脚穴は1/4インチのいわゆる細ネジです。このカメラにはエツミのアダプターが入れてあります。
ドレーカイル展開!
これで距離計が稼働します。
左にあるのがシャッターチャージレバー。
このカメラはフィルム巻き上げとシャッターチャージは全く別です。
上面に四角い穴が開いています。本来ここにはセルフタイマーのノブが付いているのですがこの機体では欠損しています。セルフタイマー自体は動いています。ノブの欠損はよくあるようです。
シャッターチャージとフィルム巻き上げは別ですが、実はフィルム巻上げノブがシャッターボタンロックを兼ねています。
右下にロック確認窓があります。フィルムを巻き上げると赤くなりシャッターレリースが可能になります。
見難いけど赤くなってます。
レンズはInduster24 10.5cm f3.5。モスクワ2型よりも少し明るくて少し広角よりです。2型と比べ明らかにコーティングが違います。
絞りノブはレンズ下面にあります。
シャッター銘はMOMENT-24Cです。ちなみに2型のシャッターはMOMENT-1です。
両者の違いは分かりませんが、シャッターはB、1/1、2、5、10、25、50、100、250で共通です。
距離合わせのノブはここですが、小さくて回しにくいので、距離目盛りが書いてあるリングを直接回したほうが楽だったりします。
おまけのモスクワ2のレンズ周りです。2型のレンズはInduster23 11cm f4.5。
少しは参考になったでしょうかね?
モスクワの写真は色々アップしていましたが、そういえば機体のレビューはしてませんでしたね。
うちには現在モスクワ2型とモスクワ5型があります。右が2型で左が5型です。
よく知られていることですが、モスクワはソ連の6×9スプリングカメラで、モスクワ2型はスーパーイコンタの完全コピーで、5型はソ連的進化系です。
ちょっと外見を見比べてみましょう。
レンズ収納時。ハッチを閉じた雰囲気はさほど変わりません。
モスクワはすべてのモデルでフィルム送りが赤窓式ですが、後ろの大分見た目が違います。
2型はフォーマットが6×9のみなので赤窓が一つですが、5型は6×6と6×9に対応しているので赤窓が2つあります。
上から見た感じでは蛇腹より前面はあまり変わらないようですな。
モスクワ2型の軍艦部前面です。
二つの丸窓は距離計ですが、ファインダーは距離計の上面に載っていて前蓋を開けると一緒に起立します。ベースになっているスーパーイコンタとそっくりです。
モスクワ5型の軍艦部前面です。
一番左の四角いのがファインダー、二つの丸窓は距離計です。
2型と比べると大分近代的に見えますね。
使い勝手はさほど変わりませんけどw
2型の接眼部側です。
左の小さいのが距離計の接眼部。ファインダーは5型よりも見やすいかも。
5型です。
丸いのが距離計の接眼部です。ファインダーは右端にシフトされていて近接撮影時にパララックスがかなりあります。
ファインダーは2型の勝ちですな。
さて、それではモスクワの使い方を見ていきましょうか・・・
先ずフィルムを入れましょう。
フィルム室を開けるには背面から見て右側に開閉用のスライドボタンがあります。ちなみに右が5型ですが、ここは殆ど変わりません。
2型は裏蓋は蝶番式ですが、新しい5型のほうが裏蓋取り外し式です。
5型は軍艦部に麗々しく銘が入っていますが、2型のボディには型番が書いていないので、2型かどうかは圧板を見ないと分かりません。
5型の赤窓は2つ開いていて、圧板に書いてありますが、6×6と6×9の撮影ができます。
赤窓ロックレバーが圧板の端にあり、使わない方の赤窓は開かなくなります。
今は6×6の方にレバーが倒れているので、6×9の赤窓が開かなくなっています。
モスクワは赤窓からの光線漏れがよく報告されています。この機体は圧板を外して赤窓周囲にモルトを貼って遮光しています。
赤窓が6×6なので、6×6のフィルムマスクが入っています。
上が6×6用の赤窓です。
軍艦部です。上が5型、下が2型。
赤 シャッターボタン
青 前蓋開放ボタン
緑 巻上げノブ
紫 ファインダーマスク変更ノブ
ファインダーマスクは切り替えられるのですが、何しろファインダーの接眼部も小さくフレーミングはしづらくて、6×6も6×9もイマイチ違いがわかりません・・・
スプリングカメラなので前蓋開放ボタンを押すとレンズが勢い良く飛び出してきます。
蓋に手を添えて勢いを殺しておかないと故障の原因になります。
黄色矢印がレンズロックです。蛇腹左右のロックを外すとレンズを収納できます。
モスクワにはアイレットはなく手提げ用の革ストラップでぶら下げるか専用ケースに入れて首から下げるしかないのですが、うちのモスクワ5型はストラップが欠損しているし、そもそもケースのストラップは細すぎて持ち運びには不安があります。
こういう場合に私がよく使うのはケツストラップですが、モスクワの三脚穴は3/8インチで太ネジ・ドイツ規格です。
最近のカメラの三脚穴は1/4インチのいわゆる細ネジです。このカメラにはエツミのアダプターが入れてあります。
ドレーカイル展開!
これで距離計が稼働します。
左にあるのがシャッターチャージレバー。
このカメラはフィルム巻き上げとシャッターチャージは全く別です。
上面に四角い穴が開いています。本来ここにはセルフタイマーのノブが付いているのですがこの機体では欠損しています。セルフタイマー自体は動いています。ノブの欠損はよくあるようです。
シャッターチャージとフィルム巻き上げは別ですが、実はフィルム巻上げノブがシャッターボタンロックを兼ねています。
右下にロック確認窓があります。フィルムを巻き上げると赤くなりシャッターレリースが可能になります。
見難いけど赤くなってます。
レンズはInduster24 10.5cm f3.5。モスクワ2型よりも少し明るくて少し広角よりです。2型と比べ明らかにコーティングが違います。
絞りノブはレンズ下面にあります。
シャッター銘はMOMENT-24Cです。ちなみに2型のシャッターはMOMENT-1です。
両者の違いは分かりませんが、シャッターはB、1/1、2、5、10、25、50、100、250で共通です。
距離合わせのノブはここですが、小さくて回しにくいので、距離目盛りが書いてあるリングを直接回したほうが楽だったりします。
おまけのモスクワ2のレンズ周りです。2型のレンズはInduster23 11cm f4.5。
少しは参考になったでしょうかね?
並走
12242343
覗込
12220001
窓
12182317
なんば撮っとっとね
12152205
河口
12142114
激震
12122231
ステンドグラス
12092207
お手伝い
12072213
リボン
12041542
| h o m e |