4月11日、渋谷ユーロスペース「渋谷らくご」見てきました。渋谷に定席誕生!小痴楽、鯉斗、こしら、鯉昇、攻めた面子の落語会! - 男マンの日記

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4月11日、渋谷ユーロスペース「渋谷らくご」見てきました。渋谷に定席誕生!小痴楽、鯉斗、こしら、鯉昇、攻めた面子の落語会!

4月11日、渋谷ユーロスペースで行われた「シブラク」夜の部に行ってきました。

 

「シブラク」とは、ユーロライブ(渋谷ユーロスペース2階)で定期的に行われている落語会の総称。漫才コンビ「米粒写経」のサンキュータツオ氏が監修した顔付けで、毎月二週目の週末~三週目の週明けにかけての5日間、独演会(ひとりらくご)、二人会(ふたりらくご)、変わったところではまくらのみの会(まくら王)や新作落語のみの会(創作らくご)も行っている意欲的な落語会です。

eurolive.jp

渋谷ユーロスペースはこちら。

結構わかりにくいところにあるので簡単な順路を。

JR渋谷駅で降り、マークシティを道玄坂上方面に歩いて外に。

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五叉路を渡り、セブン-イレブンの横の道を入ります

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そのまま真っすぐ進み、渋谷O-WEST方面に

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そのまま真っすぐ進むとユーロスペース到着です。

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目印はこの看板。会場の2階に上がってチケット購入。

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そして今回の顔付け、演目はこちら。

  •  柳亭小痴楽「湯屋番」

 3分遅れで入ったらもうまくらに入ってました。申し訳ない。師匠とのスナック噺から「遊び人の若旦那なんてのがいるわけで~」と「湯屋番」に。かなりコミカルにデフォルメされた動作、言動が面白かったです。最初は結構くどく感じたけど段々そこがクセになる感じ。ただちょっと喉の調子が悪そうで心配に。

  • 瀧川鯉八「暴走列伝」

 続いて鯉八さん。初めて高座を聴きましたが、いきなり暴走族話から。なんでも暴走族の総長だった過去があるそうで。吉本の漫才師にもそんな人がいたような。暴走族話からどうやって落語に入るのかな~と思って聞いてたら暴走族話のまま終わったんでビックリ。ただ、かなり衝撃的な話が多かったので1つ1つ練っておけばTVとか出れるんじゃないかと思いました。いや色んな意味で衝撃的。

  • 立川こしら「元犬」

 少しの休憩(ほんとにほんの少しだった。誰か押したんだろうか?)のあとでこしら師登場。前に出てきた二人と自分、こんなに偏差値の低そうな落語会が有るだろうか、と一笑い取ってから「元犬」に。あ、その前に立川流の悪口言ってたような気がしますが多分気のせいです。

犬から人間になった青年「元犬」と、そこにからんでくる娘「元猫」のやりとりで笑わせる安定感はさすが真打。鯉八さんの話の後だとなんだかすごくきちんとしたものを聞いている気がしましたが多分気のせいです。いや~、笑いました。

  • 瀧川鯉昇「茶の湯」

そして鯉昇さん。鯉昇さんも初めて聞きます(一度寄席で聞いたこと有るような気も・・・。)かんぜんにおじいさんなんですが、自分の老いを笑い飛ばす姿勢と適度なブラックさ。それを全部愛嬌で包んだような雰囲気の人でした。そしてしっかりとじっくりと「茶の湯」前の3席とはまた違う、渋谷という土地であえての正統派。温かい笑いに包まれて「渋谷らくご」の幕を下ろしました。

 

約二時間、四席で2500円。割安感はあまり無い値段設定ですが、落語好き(というか卒論のために立川志の輔を研究していた)サンキュータツオ氏が選んでいるだけあってイキのいい、どこか尖った面子。伝統芸能というよりはお笑いよりの面子を揃えて、新しい寄席を目指しているのが伝わってきました。

この落語会で嬉しいのは、なんといっても平日20:00からの会があること。だいたい平日の落語会は18:00~18:30開始が多く、平日働いている人にとっては中々厳しいもの。そこに20:00開始であれば、会社終わりに一休みしてから落語会に行くことが出来る。この時間設定の会はどんどん増えて欲しいものです。何故なら私が行けるから。

 

と、このようにコンセプトがしっかりしていて、社会人に優しい落語会である「シブラク」ぜひ定着していって欲しいもの。期待してます!

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