オペラ鑑賞前にはあらすじを読むと思いますが、一つの場面が1~2行で書かれているだけなのに、実際には20分以上も続く場面だったということはありませんか?
オペラは休憩を含めても3時間以上かかります。どんな名作でも全編美しい旋律ばかりではないので、その場面が終わると睡魔に襲われたり字幕を追いかけるだけだったりしませんか?
それらを少しでも解消して楽しむために、オペラの演劇部分に着目しては如何でしょうか。本HPでは、オペラのそれぞれの場面の所要時間や登場人物やストーリー展開のきっかけとなる注目すべきポイントを一覧表にしました。
音楽並びに文学の専門の方々の書物・HP等のあらすじ(可能であれば対訳)を読んだ後にこのA4版で確認すると、時間軸も加わるので、オペラが立体的なまとまりで感じられると思います。
字幕を見たために、舞台上の大事な場面を見過ごしたということはありませんか?
舞台からでなく、字幕を読んで感動している方はいませんか?
オペラの前半は、概ね過去の経緯とか登場人物の紹介場面ですので、対訳まで読む時間のない方は字幕を読むことが有益です。
オペラの後半は音楽も演劇も佳境に入っていきますので、字幕をあまり見なくても歌手達の歌と演技で充分にドラマの世界に入れるものです。
もちろんその構成がすべてではありませんが、このA4版を利用してポイントを押さえ、少しでも大事な場面の見過しが減れば楽しみが増すものと思います。
オペラが好きでも楽譜を読めない人は多いと思いますが、あらすじは読めると思いますので。
せっかくオペラの本場に来たのにこんな意味不明な舞台を見せられてはたまらない、と思っている方はいませんか?
外国の劇場では日本語の字幕が殆どありませんし想定外の演出・舞台装置も多いので、特に予習が必要となります。音楽自体は世界共通語ですが、台本はイタリア語であったりドイツ語であったりして世界共通語ではありません。
ですからそう思う方には、台本の予習に時間を掛けてみてください。