クッシュマン×レインボーカントリーのジェームスディーンA-2フライトジャケット
CUSHMAN今期シーズンもの。この9月末発表だったか先月10月にはもうリリースされた、
クッシュマン×レインボーカントリーのジェームス・ディーンA-2フライトジャケット。
此奴が・・・
オイラと同じくヤフーブログに居らしてたCushman/クッシュマンさんこと、BLUECYLINDER JAPAN co.ltd代表の白木氏本人?若しくは側近さんは、
オイラのブログを何度か覗きにいらして下さっていたっぽくぅ~
ならば恐らくはオイラのJDのA-2ジャケット考察記事はきっと目にしていた筈で~
https://blogs.yahoo.co.jp/ichirinoogie/36768753.html
だったらば、大変失礼恐縮ながら何でこうなっちゃうのかなぁとは少々疑問っ。
でも実を言えばクッシュマン直販売網の本店DON’TのHPや通販サイトでは、
確かにこれをジェームスディーンモデルとは全く謳ってはいなくって!
品番28156/素材;ホースハイド(カラー:ダークシールブラウン)。ライナー:コットン55%レーヨン45%。
1940年代のデザインを基に作られてます。
丸みのある小ぶりな襟が特徴の1940年代のペリースポーツ社のA-2を基に、リブ付けステッチを施し、リブは、ウール100%の輪編みリブを使用。ジッパーはコの字留めジッパーに、ライナーには、コットンレーヨン素材のレッドツイルを使用しております。
新喜皮革鞣しの通常1.2mm厚ホースハイドレザーを1.1mmまですいておりますので、軽くて着やすく馴染みやすいレザージャケットに仕上がっております。
縫製は、国内最高峰のレザーメーカーCalifornia Mfg Co(レインボーカントリー社)によるもので、CUSHMAN&California Mfg Coのダブルネームです。とあるだけです、
でもフロアの陰でってぇか、展示会取扱店用カタログ資料なんかには、
そこはガッツリと1955年の単発TVドラマ『THE UNLIGHTED ROAD』時のA-2(ペリースポーツ改と思われる)を羽織ったジェームスディーンのスチール写真大きく掲げて、JDモデルと示唆宣伝アピールしているみたいなのでしてぇ~。
それが予想以上にバイヤーに過剰反応されたのか?それとも元々確信犯の狙いだったのか?または意に反してなのか?
でも結局はやっぱりこれを必殺のセールス文句に使いたいってぇ至極当然な、商売っ気に一気走っちゃった取扱ショップ面々の、店主・ショップスタッフブログなどから、
“1955年に放映されたテレビドラマ THE UNLIGHTED ROADで主演のジェームスディーンが劇中で着用していたA-2を再現しましたぁ!”などと、
これが“JDモデル”なのだと早々世に広く発信流布されてしまい。
けれどもさぁ、旧マッコイ皮革担当だったプロフェッショナル三好さんチョイスの調達でRAINBOW COUNTRYパターンナーデザイン裁断縫製のこのホースハイドの革質は、
1955JDモデルA-2にしちゃぁもう上質過ぎてぇ~w!
まぁミルスペックも納入ナンバーも此奴には無く、単にMC OUTERWEAR by CUSHMANタグの民生品仕様レプのクッシュマンネームではあるのだけれど、
1955JDモデルは恐らくはペリースポーツ社製W535AC23377の山羊革モデルっ!
又は元ネタがペリースポーツ42-16175-P想定の馬革/ホースハイドモデルであったとしても、
旧マッコイならばラギッドレザー、バズリクソンズならブロンコハイドのような、
シボシボ皺皺のもっと断然のどう見たって安物チープなB級革なんだってばさぁ!
輪編みウール100%ってな袖リブとその縫製も如何なものか、
残る画像/写真の袖のリブは丸編みではなく継ぎ目がハッキリと確認出来ているのだし!
ジッパーもベル型はいいがこれも恐らく実物全くとは違う多分ウォルデス(それも復刻WALDES/三重県名張市の朝日ファスナー)なんかでこれまた茶を濁しているっぽいし、
そもそもライナーがシルクでもない真っ赤ってもう一体何根拠なの~~~?まさかあのドリズラー/McGREGORナイロン・アンチフリーズにでも引っ掛けたってか(爆)!?
でもこれで堂々CBS TV『THE UNLIGHTED ROAD』(1955)のジェームスディーンが劇中着用していたA-2を“完全再現!”ってな売り文句言っちゃったならば茶番にしか思えないでしょう?
しかし勿論これがTHE UNLIGHTED ROAD JDを元ネタ・リスペクトしているのは明らかであって、
PERRY SPORTSWEAR,inc.のA-2ディテールは踏襲しているし、
袖リブのG-1スタイルなリサイズかリブ交換のイレギュラーな縫製までを採用しているんだし、
だけれども、このA-2はやはりCushman的に味付けされて空想具現化した似て非なる物っ!
流石にこれに20万円(192,500円)払うのはJDリスペクト頼りJD信仰のみだけからくる購入決断ならばそれは大きくズレちゃってて方向性と根拠はきっと間違っているよ~。
っても、如何にコアなJD信者でもA-2フライトジャケット細部なんて一般的には皆一緒にしか見えないだろうからまぁ問題無しなのかっw。
でもなぁ、折角ここまでやったなら完全再現追求して欲しかったかなぁ、何とも惜しいっ!山羊革でPERRY SPORTS実名完全復刻だったならばかなり欲しかったかも・・・
まぁそんなんじゃなくても、単にクッシュマンにレインボーカントリー信者の、初のCUSHMANレプA-2としてならば、
DON’Tの解説通りの、通常1.2mm厚のに加工されるレプA-2ホースハイドを1.1mmまで薄く漉いて軽ぅ~く運動性にも優れ仕上げられた、品質的/価値として充分¥相応以上の、間違いなくこれは買いの上質革の良品A-2ではあるのですがね!♪
ただただこれを、安易にジェームス・ディーンA-2フライトジャケットとされちゃうのだけはどうにも、JDファンですらないオイラなんかでも些か心外で不甲斐ない気はしてやまない。
そんなセールストークを耳元で自信たっぷりまことしやかに「ここだけの話・・・」なんて囁かれたらその店員の顔を二度見しちゃいそうだ、嫌味っぽい表情にならなきゃいいけどw。
またこれを羽織って自慢げにJD気取って収まった自撮り画像を挙げるショップスタッフやら、クッシュマン&レインボーカントリーのファンの着こなしも、
皆未だ相変わらずの頑なな昭和の今や歪なタイトきつきつスタイルであって、
THE UNLIGHTED ROAD/暗闇の道のジェームス・ディーンを御手本とするならば、もうワンサイズか1.5倍サイズ、何なら2サイズ上げて着た方が絶対正解ですよ!
タイトな、映画『大脱走』マックイーン/ヒルツA-2よりも、もっとマッカーサー元帥寄りのサイズチョイスなのですよ~。
いい加減さぁ、頭も柔らかく元ネタともう一度正直に正面から向かい合いましょうよ!
なんて、昭和のアメカジ/渋カジ/レプカジから、
今や余りに高価になってしまったヴィンテージ品の愛好家にまでは、残念まだ成り切れない貧乏で小市民な、
レインボーカントリーA-2も1着欲しいなぁ~、なんてしつこい昭和のA-2フライトジャケットラバーw。本心はこれよりも正直昔々のエドLeeJD101の方が欲しい、
まぁなんだかんだ歳だけは重ねて来ているからそれなりに感性だけは研ぎ澄まされて来つつあると、自負なんて言ったらば気負いも有りますが、
多少なりともはセンスにならば少しは磨きは掛けて来ていると思う、
けれど今や世はネットショッピング時代。レプですら実物に触れる機会も少なく情報乏しい辺境越後の片田舎住まいの、弩変態な中年アメカジ漢♂OOGIEデスw♪
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