西暦2016年、サニレニ帝国。
土着の民であるニコ族が
シマシマサバミソネコの横暴に堪え兼ね、遠方の新興勢力
クロナマコを土地に引き入れたことにより端を発した
オニギリ戦争は長期化・泥沼化し、終わりが見えない状態にあった。
最初は若さゆえの勢いでサバミソネコを圧倒するかに見えたクロナマコであったが、結局はサバミソネコにパワーでも体格でもスピードでも勝てず、サバミソネコの恐怖政治に屈するしかなかったのである。
ところがここ2〜3年の
クロナマコの肉体改造計画が功を奏し、身幅でも体重でもサバミソネコに負けないボディーを手に入れ、その反面、サバミソネコは前年末に腸の調子を崩し、少し体重が落ち、サニレニ帝国を治めることに対しても、以前ほどの情熱をもって臨むことができなくなっていた。
「時は満ちた。今こそ反逆の時である。」・・・クロナマコがそう感じたことは、ごく自然の流れであろう。
ある日、サバミソネコが日だまりの座椅子で休息しているところに近づき、
「サバミソさま、お顔をぺろぺろしてさしあげましょう。あなたさまの奇麗なシマシマ柄が今よりいっそう、ピカピカくっきり映えますように。」と甘い声で囁き油断させると、そのままガバ!と首根っこに襲いかかった。
不意を打たれたサバミソネコであったが、軽くなった体重が幸いし、また元々身のこなしもしなやかであったのでスルリとクロナマコを受け流し。
クロナマコが「シマッタ!」と思ったときにはもうすでに形成逆転、地面に転がっていたのは自分の方であった。
サバミソネコ:「100年早いわっ」恐ろしさに色を失って(とはいえ、元々全身モノトーンなクロナマコである)、ひたすら後ろ足で
猛虎と化したサバミソネコの攻撃から距離をとろうとするクロナマコ。
果たしてクロナマコの運命は?!
<つづく。>飼い主注:ウソです。続きません。
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きんときまめさんから、かわゆいバレンタインもろたー♡↓
奇麗なチョコって、食べるのもったいなくなりますね^^とはいえ、食いしん坊なので既にひとつ頂いちゃってます♪
きんときまめさん、ありがとー♡