小学生用紙オムツの歴史 後半
今日は先日残しておいた、「小学生用紙オムツの歴史」の後半についてです。
4歳からのパンツは販売中止になったものの、幼児用紙オムツのサイズ拡大は続きました。
2007年にとうとうユニチャームから「ムーニーマン スーパーBig」が発売されました。
商品説明は以下のとおりです。
近年、子どもの心身の成長に合わせてトイレトレーニングを実施しようという考えが定着してきたことで、おむつ離れが年々遅延化しており、大きいサイズの紙おむつへの需要が増加しているという。
また、昼間はおむつが必要なくても、夜おねしょをしてしまうため、寝る時だけはおむつが欠かせない子どももいるという。
このような子どもをもつ母親は、おねしょを叱ったり、無理におむつ離れをする必要はないと理解し、子どもの自尊心を傷つけず、快適に使える紙おむつを使用したいという意向をもっているとのこと。
しかし現在、子どもに合うサイズやデザインの紙おむつを手に入れることは困難な状況だと指摘する。
同社では2004年から「ムーニーマン ビッグより大きいサイズ」(適応体重13~25kg)を販売しているが、より大きいサイズのおむつを求める声が寄せられているとのこと。
また、体重20kg以上の子どもの約半数は、「ギャザー跡がつく」などの不満を感じていることが、同社の調査でわかったという。
そこで今回、大きい子どもでも安心してはくことができ、従来の赤ちゃん用とは異なる(同社製品との比較)下着のようなデザインの男女別パンツ型紙おむつ「ムーニーマン スーパーBig」(適応体重18~35kg)を新発売する。
「ムーニーマン スーパーBig」は、体重35kgの子どもでもはける安心サイズで、「ムーニーマン ビッグより大きいサイズ」よりも一回り大きい設計とのこと。
ゆったりはけて、快適に過ごせるという。
また、からだに合わせたワイド設計の吸収体採用で、一晩分のおしっこもしっかり吸収するという。
ウェスト周りに跡がつきにくい「やわらかタッチギャザー」を採用するため、大きな子どもでもやさしくフィットするとのこと。
男の子用は、ブルーを基調に昆虫やのりものなどの柄が6種類、女の子用は、ピンクを基調にかわいいお花などの柄が6種類入っているという。
このころ、中学生~高校生になっていた私は、基本的に、日中はおねしょパッドや夜用ナプキンでおもらし(おちびり)対策をしていました(ナプキンは全然とダメだったので、たいていはおねしょパッドでしたね)。
紙オムツを使うのは、長時間の移動とか、トイレに行きにくいとき、あとはおねしょ対策でした。
私はサイズ的に問題なかったので、そのころの紙オムツは、ムーニーマンビッグより大きいサイズ、または、オヤスミマンを使っていました。
私は「ムーニーマン スーパーBig」の発売は知りませんで、存在を知ったのは、発売からしばらくして、母親が買ってきたからでした。
発売当時は全面ピンクのパッケージでした(男の子用はブルー)。
初めて見たときは、こんな大きなサイズがあるの!!という印象を受けました。⇐オムツ使ってたくせに、何を思ったのでしょうね。
だって、35キロということは、5年~6年生まで、つまり小学校高学年くらいまで対応のサイズです。
同時に、すごく可愛いパッケージとオムツのデザインだと思いました。
実際に使ってみると、かなりゆったりと穿けました。
むしろ、今より痩せていたころ(身長もちょっと低かった)なので、大きいかなと思うくらい。
痩せ型の人なら、大人でも使用できます。
おしっこすると、ずり落ちてきそうなくらいでした。
ただ、寝ているときの使用は問題ないですし、日中、制服を着ているときは、短いスパッツを使っていたので、気にはならなかったのですが。
そして、サイズが大きくなったことで、吸収力が上がっていると感じましたし、シンプルな下着のようなデザインが気に入り、日中の一部と夜間の紙オムツとして使い始めました。
それから間もなくして、スーパービッグサイズのさきがけである「グ~ン スーパーBIGパンツタイプ」の新デザインが発売されました。
男女共用でちょっとシンプルすぎる印象ですが、こちらを好む方もいらっしゃるでしょうね。
ムーニーマンだと、おねしょのとき、ほんの少しですが、漏れることがありました。
しかし、グーンだと、そんなこともなかったので、横モレはこちらがしにくいと思いました。
これで、2つのスーパービッグサイズが出そろいました。
その後、新たな改良や新商品は発売されていませんが、どちらのオムツも、特にムーニーマンは、たいていのドラッグストアに置いているので、そこそこ需要はあるのだと思います。
以前にも書きましたが、大きいサイズの紙オムツを買うのは、恥ずかしいということで、ネットショッピングを選択される方も多いかと思いますし。
今後、これ以上大きなサイズは、大人用Sサイズと重なってしまうので、なかなか登場しないと思いますが、スーパービックサイズの改良品は、発売されるのではないでしょうか。
スーパービックより大きなサイズにしても、デザインなどで大人用Sサイズとは差別化した、小中学生用紙オムツが出てくる可能性はありますね。
以上、小学生用紙オムツの歴史を振り返りました(私的に)。
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