おねしょ・おもらしトラブル対策室

今回は修学旅行でのおねしょ対策について書いていこうと思います。

修学旅行というよりは、宿泊行事全般のお話ですね。

小学校高学年くらいになると、修学旅行をはじめ、宿泊学習、キャンプなどといった宿泊行事が入ってくるようになります。


この宿泊行事で、やはり心配なのがおねしょの問題です。

普段はおねしょをほとんどしないというお子さんやその親御さんであっても、環境が変わるので、ちょっと不安だという声を聞きます。


ましてや、おねしょに悩んでいるお子さんやその親御さんの心配は相当なものでしょう。

家庭内なら、何も心配はないけれど、宿泊先で粗相してしまったら・・・・。

お友達に知られ、からかわれてしまうのではないかなど、不安になるかと思います。


ですが、小学校高学年になっても、おねしょをしてしまうという子どもさんはけっこういます。

ある調査によれば、全体の5～10％ほど、30人クラスなら、2~3人はおねしょをしているということもあります。

決して珍しいことではないのです。

その点を確認して、本題に入っていこうと思います。


修学旅行などの宿泊行事でのおねしょ対策ですが、月に数回以上はおねしょをしてしまうというお子さんであれば、何らかの対応が必要だと思います。


まず健康調査などで、夜尿の項目があれば、きちんと記入しておくことです。

そういったトラブルは毎年のことですので、先生の側も気にしていません。

担任の先生に相談しにくい状況であれば、保健の先生に相談しましょう。

おそらく、担任の先生に相談しても、保健の先生が対応してくれると思いますが。


月に数回～週1程度のおねしょであれば、夜中、先生に起こしてもらって、トイレに行くようにするというのが、ベストの選択かと思います。

私はあまり夜中に起こすなどの対応はするべきでないと考えますが、こういった場合は仕方ないかと思っています。


週1回～毎日という頻度のおねしょならば、上記の対応に加えて、やはり紙オムツ持参が望ましいでしょう。

パンツ式の紙オムツならば、トイレなどで着替えることができます。

紙オムツがどうしても嫌であれば、おねしょ用のパッド（ナプキンのように、下着に張り付けて使う）を持っていくと、周囲からはわかりにくいと思います。

使用済みの紙オムツを持ち帰れるように、ビニール袋（透けないもの、できればオムツ専用のごみ袋）を用意してください。


紙オムツを持ってきている、穿いているということを友達に知られてしまうのが、心配という場合は、やはり先生に相談して、先生の部屋で着替えをさせてもらうなどの工夫をしましょう。

最近の紙オムツは薄型になっていますが、やはりおしっこをしてしまうと、膨らんでしまいますしね。


場合によっては、先生の部屋で寝せてもらうよう、お願いするのもよいかもしれません。

保健の先生なら、何度も経験していることですので、友達にばれることのないよう、配慮してくれるはずです。


こういった紙オムツは宿泊行事のおねしょ対策にもおススメです。

ムーニーマン スーパービッグ



一晩中のおしっこでも安心。小学校高学年でも快適に使えます。


オヤスミマン



たっぷり吸収の夜用紙オムツ。


この他、個別の問題（おねしょの量が多くて、オムツしても漏れるなど）があれば、早めに相談することが大切です。

もちろん、寝る前はトイレに行くことをお忘れなく。


ただ、お子さんの立場からいえば、どんな対策をしても、不安はあると思います。

おねしょのことを話せるような友達がいれば、安心なのですが・・・。



いろいろと書きましたが、簡単にまとめます。

・おねしょの不安は、事前に担任の先生または保健の先生に相談する。

・おねしょの頻度が多ければ、紙オムツやおねしょ用パッドを持参する。

・寝る前は必ずトイレに（当たり前）。


そして、絶対にやってはいけないこと。

・おねしょをしないよう、睡眠時間を削る。

・宿泊行事の参加を取りやめる。


たまに、おねしょをしないよう、遅くまで起きているように指導する親御さんがいらっしゃるようですが、もってのほかです。

体調不良につながりますし、逆にリズムがくるって、おねしょにつながります。

また、行事を休んでしまうというのももったいない。

修学旅行は最大の思い出になるものです。

おねしょで休んでしまうというのは、望ましくないと思いますよ。


事前に対策をして、楽しい思い出をつくってくださいね。