生と死と意識の関係 その2
(その1からの続き)
肉体の死の後も意識は存続する、あるいは、魂はずっと生き続けると思う人は何千年も前から現代まで少数であってもそれなりにいるようです。
しかし、その根拠は自分が信じている宗教でそのように言っているからとか、自分や家族がいなくなると考えると寂しいのでそのように思っていたいなどという人がほとんどのようです。つまり、事実としての確固たる根拠はないというのがほとんどだと言えるでしょう。
そういうことから、現代の発達した科学の時代では、肉体が死んでも魂は生き続けるとか、意識は存続するというのは迷信にすぎないと考える人が非常に多くなってきているようです。
では、僕自身はどうかと言えば、僕は肉体が死んでも意識は存続する、つまり、魂は霊としてずっと生き続け、そしてまた、この世界に戻って来るということを繰り返していると思っています。
こういう現象は仏教やヒンドゥー教などでは「輪廻転生」と呼ばれているようです。しかし、僕は輪廻転生を信仰しているのではなく、また、単にそう思っているということでもなく、「生まれ変わり」は科学的に証明された事実だと確信しているのです。
このように言うと、「ナニソレ~?!」と思われる方がほとんどでしょう。そして、でも、それだったら、多くの科学者をはじめ権威のある人たちが「生まれ変わりは真実だ」と言って、たとえば地動説のように、生まれ変わりはとっくの昔に私たちの常識になっているはずだと思われることでしょう。
でも、地動説も発表されてから、それが一般の人の常識になるまでに何百年もかかったのです。また、アレンカーがタバコの真実を発見して35年以上経ち、少なくとも数百万人から数千万の人々が苦も無く簡単にタバコをやめられたという事実にもかかわらず、いまだに世間ではガマンの禁煙を基本とする方法が主流となっています。その結果、タバコを止めることができずに苦しんでいる人がいまだに何十億人といるのです。
このように、私たちは、いわゆる、“世間の常識“を鵜呑みにして、真実が目の前にあってもなかなか気づくことができないのです。
僕は小さい時からいつも、今この瞬間に自分がこの世界とその中で”自分“というものを意識している事実を不思議に思っていました。死んでこの世界から去って行った人は今は何も意識していないのだろうか、それとも、意識そのものがなくなってしまうのだろうか、自分も肉体が死んでしまえば、何も意識できなくなるのか、でも、どうもそんなことはありそうにない、意識はずっと続いていくのだろうなどと考えていました。
僕は若い時から「自分とは何か」ということを知るために、このテーマをずっと意識して生きてきました。そして、科学的検証に耐える信頼できる資料を求めて関連する本を何十冊も読んできました。その中には単なる面白半分でいい加減な思い込みで書いたような本もかなりありました。
しかし、「生まれ変わりの事実」を科学的方法でどうしても否定しようがないほど厳密に調査し検証し、実証した(と思われる)本をこれまでに少なくとも10冊以上見つけることができました。
(つづく)
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