2020/03/31【俳句愛好会・幹】今月の句、落掌致しました。
会場が使えないんです、演奏会場も駄目なんですぅぅぅぅぅ。
みんな、チャイナコロナ(武漢肺炎)が悪いんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁ。
はぁはぁはぁ・・・。
さて、今月の俳句愛好会[幹]のテーマは、【電波】でした、他、春の自由題。
投稿いただいた会員の皆さんには、添削&アドバイスを4月12日ごろまで送付します。
で、テーマ形式は今回で終り、次回からは、季語に戻します。
でで、次回の季語は、『桜貝』です。
春先に波に揉まれて薄くなったピンクの二枚貝。
桜貝、古には、『花貝』とも、言われたそうです。
では、例句。
眼にあてて海が透くなり桜貝/松本たかし
「私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ」byジャン・コクトー
透明な幻影の先に海が見えたか?それとも渚の実景か?
小指より開け子が見する桜貝/中山フジ江
母娘の海の風景、穏やかな二人の時間。
やさしい春の海に会話も弾み、そよ風と波の音。
桜貝拾ふ体のやはらかき/中田尚子
若い自分の身体を褒めている。
客観的に主体を見る眼差しは鋭く女性らしい。
空青すぎて桜貝こはれそう/黛はるか
破調句、空・風・海・桜貝、すべてが透明に、そして作者の心も・・・。
空と海の青、雲の白、風は透明、貝のピンク、色の取り合わせと儚さ。
突然の別れの朝や桜貝/小栗釣月
桜貝を見つけたら別れを言うと君は決めていた。
私の手に、小さな桜貝、そして、海鳥の鳴き声だけが残る。
ただ、桜貝と恋愛に結びつける句は多く、これは月並みの悪い見本。
新しい桜貝を発見しましょう。
他、春の季語で自由題デス、締切は、四月二十八日です。
少年の初恋らしき桜貝/ホボーム希子
春を彩るポピュラーなヒヤシンス。
誤解されている・・・私は一人が好きだ。
『チャイナコロナ(武漢肺炎)で、ライヴや句会が無くて、いつも多忙でアクティブなオグリンさんはストレスがたまるネ』
と、しかし、実は、それほどでは無かったりスル(笑)。
なぜか、私は社交的と思われている。
が、しかし、ネクラDE一人が好きだったりスル。
え~、と、言われても、そうだから仕方がナイ。
そうは言っても、いろいろTO演奏活動をやったり、句会などしているではないか?
しかし、それは、非日常の世界であり、一人の生活の延長上にアル。
例えば、バンド練習は、頑張って四時間ぐらい、飲むのは八時間ぐらい(笑)、何より楽しい。
しかし、曲を合わせる為には、一人のギター練習にて、努力・精進・研鑽が必要なワケだっ(笑)。
吟行句会もそうであります、句会になったから突然良い句が浮かぶわけではアリマセン。
日々の修練の賜物であり、句会においてさらに鍛錬し己と言霊を昇華させるワケですわ。
映画も一人で観るのが好き。
読書も一人、PCの前でも一人。
俳句も一人で詠む。
新譜のアレンジも一人。
あ~、それでもやるコトが多くて、一人の時間が足りナイ。
それが、最大の悩みと言えば悩みか・・・(笑)。
そもそも、スポーツ全般、見るのもヤルのもあまり好きではない。
そうなのだ、私はインドア派なんだ。
自分の空間が好きなんだと、今頃・・・(笑)。
某ブログの方と同じだなぁ~と(笑)。
3月31日~七十二候・その12[雷乃声発/かみなりすなわちこえをはっす]
春雷や煙草の箱に駱駝の絵/横山きっこ
ノートするは支那興亡史はるの雷/鈴木しづ子
二十四節気の春分・末候、雷乃声発。
雷は、単体だと、夏の季語です。
天候不順な日本海側では、秋冬に多いのだが、
全国的には、圧倒的に夏に最も多いらしいので・・・。
春の雷は夏とは違いすぐ鳴り止むが音は大きい。
恵みの雨を呼ぶ春の雷と言う事になるだろうか?
で、春の雷。
春雷[しゅんらい]で、あります。
好きなものは玻璃薔薇雨駅指春雷/鈴木しづ子
春雷の地平線より来りけり/小川龍雄
春雷や魂はいま薔薇色に/わたなべじゅんこ
春雷やマーマレードを煮る夜更け/岡田万壽美
春雷に応へて熱きフラメンコ/吉村春風子
春雷に取られてしまひ真夜の夢/木内美保子
唇の耳をかすめて春の雷/小栗釣月