徒然獅子日記 : プロスペクト

プロスペクト

制球力を維持しつつストレートの質を高めて欲しい杉山投手

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高卒ルーキー


10日の練習試合に先発した杉山遥希投手は初回に2点本塁打を浴びたものの以降は抑えました。
打たれてもずるずるいくことなく修正できる点は高卒ルーキー離れしていると思います。

ルーキーイヤーの今季は三軍で圧倒的な成績を残すと二軍でもある程度試合を作れていました。
特に44イニングを投げて10与四球という制球力の高さが際立っていたと思います。

一方でストレートの球威という点ではまだ物足りなさが残りました。
そのため杉山投手自身も秋季キャンプではストレートの質の向上をテーマとして掲げているようです。

球威が上がると被打率が下がり更に三振も奪える事で安定した投球が増えると思います。
ただし球速を追い求める事でピッチングのバランスが崩れて制球力が落ちてしまう可能性もある点が懸念です。
その点では体格の違いはあるものの大学で球速をアップしつつ抜群の制球力を誇る武内夏暉投手が良いお手本になるかもしれません。

とは言え1年目は高卒ルーキーとしては期待以上の結果を残しただけに、このまま順調に成長して近い将来には先発ローテーションに定着してくれる事を期待しています。


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三軍で着実に成長の跡が見られた高卒育成ルーキーたち

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高卒育成ルーキー


​​​育成ルーキーの川下将勲投手、木瀬翔太投手は高卒ながらも春先から三軍で実戦経験を積みました。

育成3位の川下投手は開幕当初は制球に苦しみました。
5月までの6登板では7回2/3で13四球と制球が定まらずランナーを溜めてから痛打を浴びるシーンを目立ちました。
しかし6月以降の8登板では23回で8四球と制球面が大きく改善され、結果として失点も大幅に減らしています。

育成5位の木瀬投手は開幕からまずまずのピッチングを続けていましたが、疲労も出てきたのか徐々に失点も増え夏場には制球を乱して大量失点した試合もありました。
それでも9月には持ち直し11回で1失点のみに抑えています。

単に四球を減らしたというだけでなく開幕当初は1イニングのみの登板が多かったのが最終的に3イニング、5イニングを抑えられるようになっただけに成長の跡が伺えます。
これは若手も実戦出場の機会が得られる三軍制の効果だと思いますし、豆田泰志投手、菅井信也投手と高卒育成投手達を成長させてきたノウハウも活かされているのかもしれません。

昨年ドラフトでは杉山遥希投手は既に一軍デビューも果たし、成田晴風投手は首の手術で離脱する前は三軍で圧巻のピッチングを披露するなど支配下の高卒ルーキー達も存在感を見せました。
それだけに近い将来には新たな投手王国の中心となれるようお互い切磋琢磨し合って更に成長して欲しいです。


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シーズン終盤で素質の片鱗を見せ始めてきたロペス投手

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育成外国人投手


​​​ロペス投手は昨秋に入団テストを受けてガルシア選手と共に育成選手として入団しました。
どちらも荒削りな選手であり長期的スパンでの育成を見据えての獲得でした。

ロペス投手はここまで二軍での登板もあったものの三軍を主戦場としてきました。
ただし先発とリリーフの両方で起用されているものの安定した成績は残していません。

課題とされていた制球面は想像していたよりは四球は多くはないもののやはり制球を乱す試合もありますし、集中打を浴びるケースもありました。
何よりも最速158km/hという触れ込みでしたが球速は140キロ台後半と物足りなさも感じていました。

それでも23日と25日の二軍戦で起用されるといずれも四球は与えたものの1イニングを無失点に抑えました。
更に23日は三者連続三振を奪うと25日も2三振を奪う快投を見せました。

ストレートは全て150キロを超えており最速は154km/hを記録しました。
更にストレートだけでなく変化球でも三振を奪えているのも好材料だと思います。
三軍戦の球場とのマウンドの差もあるかもしれませんがいずれにせよ力強いボールを投げられていたのは良かったと思います。

同時に入団してガルシア選手は支配下登録を勝ち取りましたが貧打に苦しむチーム事情によるものであり、一軍で本塁打を放ったものの三振を量産するなど時期尚早だったと言えるかもしれません。
投手陣は好素材も多いだけにロペス投手は時間をかけてじっくりと育成するのではと思います。

直近はリリーフとして起用されていますが将来的にはやはり先発として期待しているのではないでしょうか。
それだけに制球面を安定させつつ長いイニングでも球速を保てるようレベルアップを図って欲しいところです。


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今後のチームの命運を握る高卒2年目コンビの現在地

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高卒2年目


​​​打線が低迷する中で今季支配下登録野手の中で一軍を経験していないのは3選手のみです。
引退を発表した岡田雅利選手は膝の手術の影響ですが、高卒2年目の古川雄大選手、野田海人選手はファームで経験を積んでいます。

昨年は身体作り中心で二軍出場は1試合のみに終わった古川選手ですが、今季はここまで31試合に出場して公式戦初本塁打も記録しています。
ただし三軍では打率2割台前半と安定した成績は残せておらず、盗塁は増えてきたものの本塁打はまだ少ない点も気になるところです。

もともと身体能力抜群ながらも熊代聖人コーチも時間がかかると評していました。
古川選手自身も今季は守備は上達したものの打撃はまだまだとコメントしています。
将来的にはトリプルスリーを狙っているだけに来季は二軍に定着できるよう、残りシーズンからキャンプにかけて打撃の確実性を高めた上でパワーを発揮できるようになって欲しいです。

野田選手も二軍で出場機会を得つつも三軍が主戦場となっています。
三軍ではシーズン途中までは3割を超えていたものの疲労からか打率は下降傾向にあり更に長打がほとんど打てていないのは気がかりです。

また三軍戦が多いため捕手としてのプレーはあまり見られていません。
ただし故障者が続出したチーム事情の中で内野での出場も増えており、実戦経験を積めている一方で捕手としての成長への影響が気になるところです。

一軍では古賀悠斗選手が正捕手の座を掴みつつありますが数年後には野田選手も正捕手争いに加われるよう攻守でレベルアップを図って欲しいです。

それぞれ2022年ドラフト2位、3位で指名され球団の期待も高いと思いますし、今後一軍の主力に成長できるかがチームの命運を大きく左右すると思います。
それだけにまずは来季は二軍で結果を残せるよう残りのシーズンで飛躍のきっかけを掴んで欲しいです。


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打てる捕手として着実に成長している将来の正捕手候補・野田選手

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2年目捕手


​​​2年目の野田海人選手が打撃面で着実に成長しています。

三軍では20試合以上に出場し打率3割以上を記録しています。
二軍ではまだ8試合の出場に留まっていますが打率.250を記録しており、スケール感が大きいものの課題も多い同期の古川雄大選手に比べるとプロに適応できている印象です。

一方で今季はまだ本塁打を放っていないなど長打があまり出ておらず、四球も少なめなのは課題でしょうか。
ただし昨年は早々に本塁打を放っていたためまずは確実性を高めているのかもしれません。

ライオンズ捕手陣は正捕手の古賀悠斗選手に加え、古市尊選手、牧野翔矢選手など楽しみな若手が控えています。
その中で野田選手には強打の打てる捕手としての期待が高まります。

とは言え高卒2年目のためリード面やスローイングなどを含めまだ課題はあると思います。
今後実戦を重ねて成長し2、3年後には一軍の捕手争いに加わってくれる事を期待しています。


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ライオンズファン歴35年。ブログでライオンズに関する記事を書いています。
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