秋季キャンプ
今回の秋季キャンプでは松井稼頭央監督の要望により連携面よりも個人強化のメニューを増やしているようです。
その中で球団が公開しているキャンプ動画を見ていると課題や練習の目的を明確に設定した上で選手自身に言語化させている様子が目立ちます。
例えば野田海人選手が荒川コーチと共に取り組んだ練習内容について野田浩輔コーチに説明するという場面がありました。
言語化する事で課題や目的について理解を深める事ができますし曖昧な点や誤解などがあった際に身すぐに修正する事ができるため非常に良い取り組みだと思います。
ここ数年のライオンズは選手育成に対する新たな取り組みが目立ちます。
榎田大樹コーチ、青木智史コーチの就任会見では渡辺久信GMが現場の経験則による指導は否定しないがそこに加えて専門分野の知識がある指導者がに求められているとコメントしました。
榎田コーチが引退後にバイオメカニクス部門に配属されたのもその一環ですし、人財開発部門にいた青木コーチの役割も重要になってくるのではと感じています。
またバイオメカニクス部門には榎田コーチ、武隈祥太氏が配属されましたが今後は野手視点での分析、指導が行えるよう新たな元選手の配属があるかもしれません。
また2日のシートノック後には平石洋介コーチが選手間で意見を出し合う事を求めましたがなかなか声が上がらず、指名された佐藤龍世選手が仕切る事でようやく意見が出始めていました。
課題についてコーチ陣が全て指摘、指導を行う事は簡単ですが選手がプレー中に自身だけでなく周りの選手と連携する上での課題を見つけて意見をぶつけ合う土壌を作りたいのだと思います。
最初は意識しないとできない事かもしれませんが秋季キャンプを終える頃には自然に選手間で意見を交換しあって改善できるようになって欲しいです。
今季は5位に低迷したチームですが育成方法を見直してなんとか選手を成長させていきたいという強い思いを感じます。
おそらく来季に向けては大きな補強は難しくまた厳しい戦いとなりそうですが潜在能力の高い選手が多いだけに指導法の改善が実を結んで各選手が大きくレベルアップしてくれる事を期待しています。
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