日本のプログレ近辺 - 茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~
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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

ミッキー・カーティス&サムライ『侍』

ミッキー・カーティス&サムライ『侍』



ミッキー・カーティスって”ロカビリー3人男”って言葉で知っているくらい。(後は髪を後ろで束ねた人の好いおじいさんキャラ)
ところがすごい音楽をやっていた人だとわかりました。

日英混合バンドであるミッキー・カーティス&サムライの本作『侍』(1970年録音)は全編英語詩で、完全に英国ハード/プログレサウンド。
陰鬱なメロデイに歪むギターとオルガンが絡むというその筋の人には大変魅力的な音楽になっています。
このバンドはこの路線に転向する前はジャズ/ラウンジ系の音楽をやっていたそうでもともと芸達者な人たちであったようです。

ミッキー・カーティスは曲作りとボーカルを担当、この混沌としたサウンドに埋もれないボーカルです。さらにはフルート!を担当。本人曰くジェスロ・タルよりフルートを使ったのは早いそうです。
そういえばジェスロ・タルやベーブ・ルースに近いサウンドでした。

ジャケットもインパクトがあって忘れがたいです。


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Nouvelle Vague ~ THE ALFEE

『Nouvelle Vague ~ THE ALFEE』
Nouvelle Vague

1998年発表の『Nouvelle Vague』
アルフィーのアルバム購入するのは3枚目。
アルフィーのプログレ曲を目的としています。

ジ・アルフィーの”ジ”って邪魔だなと思ったり
今だ三人の声の区別がついていない程度のリスナーです。

本作で表題作「Nouvelle Vague」がプログレ系です。
イントロで1分30秒。
派手なストリングス、ピアノとアコギの変拍子っぽいフレーズもあり
全体的に疾走感があります。
途中クイーンのボヘミアン・ラプソディのようなコーラスがあったりと
なかなか面白い。


「Sister of The Rainbow」はプログレではないが佳曲。
メロデーは美しく、途中のアコギ・ソロはかっこよく、
もっと全体をあっさりとさせてフォーキーにすればさらに良さそう。
もしかすると昔のアルフィーってこんな感じなのでしょうか。


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幻夜祭 ~ THE ALFEE

幻夜祭 ~ THE ALFEE

夢幻の果てに

1995年『夢幻の果てに』収録の、どプログレ作品。
ごめんなさい。アルフィーを甘く見ていました。
アルフィーにプログレ志向があったことは知っており
その代表作『ARCADIA』は買いました。
しかし自分の中ではプログレというよりやや産業的なハードロック。
悪くはないがプログレではない、という感じでした。
(改めて今聴くと疾走感とタカミ―のギターが素晴らしい)

しかしこの「幻夜祭」は、笑っちゃうくらいのクサいプログレ。
由緒正しいプログレです。素晴らしい。




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アルフィーさんはちょこちょこっとプログレ志向が顔を出すようで
少しづつそれらを聴いていきたいと思っています。

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ジャニーズとリック・ウェイクマン

まずはこれをお聴きください。

JOHNNYS'ジュニア・スペシャル の「ベルサイユのバラ」


JOHNNYS'ジュニア・スペシャルの1975年のデビュー作です。
もうお気づきのことと思いますが
リック・ウェイクマンの「ヘンリー八世の六人の妻」(1973年)を見事にいただいちゃってます。

ただリック・ウェイクマン自身もパッチワーク作曲家といわれるくらいで
クラシックからの引用も多いようなので
このフレーズもクラシックなのかもしれないのですが。

このジャニーズ版ですが
調べりゃ分かるところ調べてませんが
誰が主謀だったんでしょうか。
かなり意識的に仕掛けているようにおもえます・・・

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実は75年の邦楽を集めたコンピレーションを買ったら
これが収録されていました。
当初はこの曲は聴きとばしていたので
”ヘンリー8世”に気づいたのは購入後かなり後でした。
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ゴールデン・ピクニックス ~ 四人囃子

ゴールデン・ピクニックス(紙ジャケット仕様)ゴールデン・ピクニックス(紙ジャケット仕様)
(2002/12/18)
四人囃子

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1976年のセカンド・アルバム。
ビートルズのフライングのカヴァーで幕を開けます。
前作での重苦しい雰囲気は薄れています。

「なすのちゃわんやき」
全パートとにかくしゃかりきになって演奏しているような
疾走感あふれるインスト・ナンバーです。
とにかく一聴忘れ難し。

「空と海の間」
ゆったりとしたリズムとちょっとおしゃれな雰囲気から
一転デイヴ・ギルモアばりのブルージーなギターが出てきます。
とにかくギターが全面いいです。

「泳ぐなネッシー」
17分近い大作
落ちついた雰囲気の楽曲を軸にしながら激しい展開で聴かせ美しくエンディングを迎えます。

「レディ・ヴァイオレッタ」
完全にフュージョン。とってもアダルトです。

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スーパー・レコード ~ マジカル・パワー・マコ

スーパー・レコードスーパー・レコード
(1995/02/25)
マジカル・パワー・マコ

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1975年発表。
当時19歳位の日本人、栗田誠(だからマコか!)さんがひとりで多重録音で作り上げた作品です。
シンセサイザーによる瞑想感あふれる音を基調に
民族音楽調の曲も出てきます。
歌詞はありませんがハミング的な歌声も聴かれます。

当時かなり特異な音楽であったのではないかと思いますが
いま聴いていて非常にすんなりと耳にはいってきます。
”アンビエント”な音楽といってもいいのかもしれません。

実は本作、中古品を購入したのですが
キズのせいでCDプレーヤーで再生できませんでした。
ところがパソコンでは取り込むことが出来たので
購入してから長い年月をかけてようやく聞くことができた次第であります。

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しかしようやくパソコンの有意義な使い方を見つけたよ。
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パララックス ~ 美狂乱

PARALLAXPARALLAX
(2007/03/07)
美狂乱

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1983年発表。
ジャパニーズ・プログレです。
ギター+VO、ベース、ドラムの3人編成に
ゲストでチェロやキーボードが加わります

全面、中期(太陽と戦慄あたり)キング・クリムゾンン的な楽曲で構成されています。

「サイレント・ランニング」
いきなりのギターがいかにもフリップです。
これはかっこいい!

「予言」
これまたフリップ的な音色のギターソロではじまります。
途中複雑なコーラスワークがでてきますが
テンポアップすればジェントル・ジャイアントっぽいかも

「組曲 乱」
大作です。
なんか現代音楽的な退屈なスタートですが
途中からドラムがブラッフォードばりに叩き出し
中盤あたりからハードにギターが絡んできます
後半は叙情的なメロディ(ギター?シンセ?)で美しくフィナーレを迎えます。

演奏は凄まじいのですが
ヴォーカルがちょっと弱いですかねえ。
なかなかグレック・レイクやジョン・ウェットンのような人はいないって事ですなあ。

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ARCADIA ~ アルフィー

ARCADIAARCADIA
(2009/03/18)
THE ALFEE

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アルフィーです。
ここまでメジャーでありながら殆ど聴いたことがなく
星空なんとかのさびの部分くらいしか知りません。

しかしアルフィーは実はプログレの要素もふんだんにちりばめたバンドのようで
本作はプログレ度が高いアルバムとのことで聴いてみました。

すごいハードなサウンドですなあ。
(エスニック風味もあります。)
これハード・プログレってことでしょうか。
分かりやすい売れせんポップ・バンド(が人気の秘密なんでしょうが)のイメージを覆されました。

多くのアルバムにプログレ度の高い曲が収録されているようなので
そこだけ集めたコンピレーションを作ったらどうでしょうかねえ。
(売れ続けているのだから多少セールスが悪くたっていいじゃないか、ねえ。)

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Major Turn-Round ~ TMネットワーク

Major Turn-RoundMajor Turn-Round
(2001/06/15)
TM NETWORK、TMN 他

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2000年作。
TMネットワークはほとんど聴いたことがないのですが
プログレ趣味全開のアルバムがあるということで本作を購入しました。

まずジャケットのタイトルのロゴが
ロジャー・ディーンがイエスのアルバムで使っているようなデザインになっており
ニヤリとします。

タイトル曲は30分を越す大作で
FIRST IMPRESSION
SECOND INPRESSION
THIRD IMPRESSION と組曲となっておりここら辺はELPっぽい。

曲はインスト・パートが充実しており
ドラムとキーボードが激しい演奏を繰り広げています。
(すごいな小室さん)

厳しいプログレ者の意見としては
つぎはぎだらけ、焼き直し、オリジナリティなし、なんてのもあるようですが
ここまでプログレっぽさを再現できるのはすごい才能だと思います。

ラストのCUBEって曲もキーボードのフレーズとかプログレ度大です。

ちなみに
使用楽器には
Hammond B-3
Mellotron
Mini-Moogがあげられており
ここらへんもうれしいですね。

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カルメン・マキ&OZ

カルメン・マキ&OZカルメン・マキ&OZ
(1994/11/26)
カルメン・マキ&OZ

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1975年発表の日本のロックの名盤、
といっても遅ればせながら最近はじめて聴きました。
(このなにやら妖しいジャケットは知っていましたが・・)

ブルース/ロックを貴重としたサウンドをバックに
カルメン・マキが重みのあるヴォーカルで歌い上げます。

日本のロック黎明期としては
はっぴいえんど、ティンパンアレー、ナイアガラ あるいは 四人囃子
あたりしか聴いていなかったので
本作でのメンバーを見てもなじみのない方ばっかりだったのですが
皆、素晴らしくテクニカルでしかも熱い演奏をしています。

6曲目 「私は風」は
フォーカスの「悪魔の呪文」っぽいフレーズがあったりと
プログレっぽい展開もします。(11分と長尺の曲ですし)

いや、ほんとにこれは聴いてよかった。

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