軽い随想 - 茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~
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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

岩井勇気『どうやら僕の日常生活はまちがっている』

岩井勇気『どうやら僕の日常生活はまちがっている』


10万部突破の大ベストセラー『僕の人生には事件が起きない』に続く、
ハライチ・岩井のエッセイ集第2弾いよいよ刊行!
「小説新潮」「Book Bang」の人気連載エッセイ22本と書き下ろし初小説のほか、
書き下ろしのエッセイも1本収録した、読み応えたっぷりの全24編。
前作に続き、自筆イラストも満載!


こちらも若林正恭さんと同じく人気芸人のエッセイ集ですが哀しみ成分はありません。日常のことを淡々と書いているだけなのですがやたらと面白い。
文章を一区切り読んでこの表紙の顔を眺めるとさらに可笑しい。
なんなんでしょうこの表情は。



前作↓この表情にもやられていました。


一区切り読むごとにこの顔を眺める事をお勧めします。
じわじわきます。
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若林正恭『ナナメの夕暮れ』

若林正恭『ナナメの夕暮れ』




雑誌「ダ・ヴィンチ」での連載に、大幅に書き下ろしエッセイを加えた、「自分探し」完結編!

ゴルフに興じるおっさんなどクソだと決めつけていた。
恥ずかしくてスタバで「グランデ」が頼めない。
そんな自意識に振り回されて「生きてて全然楽しめない地獄」にいた若林だが、四十を手前にして変化が訪れる――。

ゴルフが楽しくなり、気の合う異性と出会い、あまり悩まなくなる。
だがそれは、モチベーションの低下にもつながっていて……

「おじさん」になった若林が、自分と、社会と向き合い、辿り着いた先は。

キューバへの旅行エッセイ『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』では第三回斎藤茂太賞を受賞。
「生き辛い」と感じている全ての人に送ります。


芸人さんの楽しいエッセイ集ですが”こちら側の人”の若林さんによるエッセイなので時に深く胸に刺さってきます。
”「生き辛い」と感じている全ての人に送ります。”はまさに本書の内容をよくとらえていると思います。

超売れっ子芸人でありますが「しくじり先生」「劇レアさん」「あちこちオードリー」でのキレ良さと、クイズ番組MCでのキレのなさの落差。
興味ない話題やかつての大御所有名人に対する心のこもっていないあいそ笑い顔など結構態度がわかりやすい人ですがいろいろ負担になっているのではないでしょうか。

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壇蜜『壇蜜日記3 泣くならひとり』

壇蜜『壇蜜日記3 泣くならひとり』




「幸せにします」と言われても、「幸せって何さ」と思い、手帳には大事な存在である「ある少女」からの手紙を挟んで持ち歩き、
自分の中には、反対の性が住んでいると断言。
見られてマズイ画像を持っている人を心の中で数え、3月11日には、非力でも、向いてなくても、誰かを助けたい、と祈り、暴かれたら世間から血祭りに上げられそうな過去があり、
たくさん寝ることが大好きで、孫自慢の激しい祖母の長生きを心の底から願い、「私と春はどちらが図々しいだろう」と考える……
〝35歳の壇蜜〟という、類い稀なるキャラクターのリアルがここにある!


2015/9/23 晴れ
泣くなら一人で、出来事は日記に……否定されない吐き出し方はこれしか知らない。

2015/10/30 晴れ
数人で同じ作業中、「性格が出るよね」と言いながら他社の成果を値踏みする意地悪者がいる。

結構突き刺さる。
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岩井勇気『僕の人生には事件が起きない』

岩井勇気『僕の人生には事件が起きない』


段ボール箱をカッターで一心不乱に切り刻んだかと思えば、組み立て式の棚は完成できぬまま放置。「食べログ」低評価店の惨状に驚愕しつつ、歯医者の予約はことごとく忘れ、野球場で予想外のアクシデントに遭遇する……事件が起きないはずの「ありふれた人生」に何かが起こる、人気エッセイ集! 自筆イラストも満載。


芸人さんのエッセイは本当に面白いものが多い。

本作、ちょっと変わった日常の切り取り方がユニークか、なんて軽く思っていたが途中からもうお腹がピクピクしてきて、ついに「組み立て式の棚、ふたたび」で完全に笑い転げた。
「捨てだ!捨て捨て!!」というフレーズを今ここに書き写しているだけでもうお腹が痛い。

改めて見ると↓この表情見ただけでお腹が痛い。

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壇蜜『壇蜜日記2』

壇蜜『壇蜜日記2』




あの『壇蜜日記』が帰って来た!
風呂上りのアイスだけが仕事の励み。トイレットペーパー8ロール入りが豊富にあれば気分が高揚……そんな日常に驚愕の新展開!
「想像に任せるなんてイケてる芸能人みたいな事は言わないでおく。抱かれた」
しなやかな筆致でつづられる「蜜」な生活と意見。ますます冴えわたる待望の日記、第二弾。


2015/1/7 晴れ
「よく分かる本」という触れ込みが全く通じない私の理解力。本が日本語で書かれているというのは辛うじて理解できる。

2015/2/5 雨⇔雪
告げ口をする隙間を与えられたが、黙っていた。今日のところは言わないでやる。

2015/4/30
書いておけば感情は文字となり体温が無くなるから怒りも喜びも消える。日記があって本当に良かった。
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伊丹十三『日本世間噺体系』

伊丹十三『日本世間噺体系』




夫必読の生理座談会、読んだらキッチンに立ちたくなるプレーン・オムレツの作り方、ちょっと恐ろしくて背筋も伸びる整体師の話、天皇が隣のオジサンに見えてくる八瀬童子の座談会……etc。
思わず膝を乗り出す世間噺を集大成。エッセイスト伊丹十三がどこかで見聞きした、あまりにもリアルで身につまされる味わい深いエッセイも多数収録。こんなに面白い話、聞いたことありますか?


前半のエッセイだか小説なのかわからない噺が面白い。

とにかくイヤミでなく洒落ているのだ。この人は。
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さくらえび

『さくらえび』
さくらももこ
さくらえび (新潮文庫)


家族や日常のことだったら、その爆笑度並ぶものなし!ももこが
編集長として、取材・文章・漫画すべてを一人でやっちゃった、
2000年記念の奇跡の面白雑誌『富士山』(全4号)からの選りすぐりに、
’02年発行の5号から「植田さんの深まるくだらない願望」
「必見!!おならレポート」の2本、『富士山』未収録分7本も加えた、
大満足のエッセイ集。父ヒロシも息子も全開だよ。


その『富士山』って2冊くらい買ったけど売ってしまったかな。

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母は実はさくらももこなのではないかと疑いつつある息子の話が面白い。
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もものかんづめ

『もものかんづめ』
さくらももこ
もものかんづめ (集英社文庫)


驚異の水虫撃退作戦、たった2ヵ月のOL生活、
恐怖の露出狂男との対面事件、銭湯でのコワーイ体験…。
漫画とはちがった面白さがいっぱい。
発売以来、日本中を笑わせ続けているエッセイ第1弾。


さくらさんの訃報が流れた日に読みました。
とぼけた文章が可笑しい。

結構多くの方がそうであるかもしれないのだが
マンガでは「ちびまる子ちゃん」は読んでいません。
すみません。

ところで別名義?「うみのさかな&宝船蓬莱の幕の内弁当」は
結構ブラックだった気がする。
もう一度読みたい。
まだ家のどこかにあるはずだ。

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たまげた録

私にしては記事をアップしなかった期間が長くなりましたが
帰社後『宇宙兄弟』『甦る変態』を夢中で読んでいて
時間が無くなったのが要因です。

さて

『たまげた録』
原田宗典
たまげた録 (講談社文庫)


ここに向かってしろというのか!?そんな精度が必要なのか!?
もよおした私が急いで向かった場所にあったのは
五センチの穴だけだった―。
模様替えであんぐり、詩の神様に感涙、AV男優に思わず赤面。
驚きについてあーでもないこーでもないと考えながら、
いつの間にか癒されている傑作大爆笑エッセイ。


15年くらい前でしょうか。
原田宗典さんのエッセイはかなり読みました。
その後は全く読まなくなってしまったのですが
本作はどこのブックオフでも見かけて
また表紙絵がポップでなんとなく気になって買ってしまいました。

たぶんなんですが”傑作大爆笑エッセイ”とは盛りすぎです。
身辺雑記エッセイで”面白エッセイ”ではありますが。
テーマが驚く、たまげるですので必ずしも笑いに結びつけなくてもよい、
という事でもあるのでしょう。

しかし昔読んでいたものでは大爆笑していたのは間違いないので
少しづつ原田エッセイを買い戻して読んでみたくなりました。

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ときどき意味もなくずんずん歩く

『ときどき意味もなくずんずん歩く』
宮田珠己
ときどき意味もなくずんずん歩く (幻冬舎文庫)
ときどき意味もなくずんずん歩く (幻冬舎文庫)


ものぐさだけど、前のめり。
それがたたってか、カヌーに乗れば穴があき、山に登れば大雨警報。
島一周歩いたら、海でも崖でも遭難寸前。
宗教の勧誘を論破しようとして鼻であしらわれ、
原発では放射能漏れに遭遇。
ジェットコースターに乗りまくっていたらなぜか評論家と呼ばれて
テレビに出演…。思わず脱力させる、旅と日常を綴った爆笑エッセイ。


解説にもあるように
面白いんだけどそれを伝えられない。

ずんずん読んでしまうのだ。
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