三上延 - 茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~
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茶の間の自由 ~チャンスも経験もいらない~

ビートルズ プログレ ミステリ 近辺の話題と浅い話を繰り出します

ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~

『ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~』
三上延
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)


ビブリア古書堂に迫る影。太宰治自家用の『晩年』をめぐり、
取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していく。
奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイク
スピアの古書と謎多き仕掛け。青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父
によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった…。
人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。
その物語に幕引きのときがおとずれる。


やっと7冊目を読むことになりました。
6作目を読んだ後しばらく時間がたっていたので
主要人物以外の意外と複雑な人間関係を思い出せませんでした。
しかしすぐに作品世界に没頭。
まあ栞子さんのキャラの良さあってこそです。

今回はシェイクスピアの戯曲初版本ファースト・フォリオがテーマで
またこのシリーズの総まとめとなる最終巻です。

ファースト・フォリオと古書売買業界という古書ネタが面白かった。
久々に読んだからそう思ったのか。
古書業界のあれこれをエンタメに昇華させて、
しかも栞子さんと大輔くんの物語も絡め本当にイイ。

こんな素敵な物語を描いた作者にありがとうと言いたいし
知るきっかけを作ってくれたフジテレビにも感謝。
(いろいろあろうが剛力彩芽もよかったです)

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ビブリア古書堂の事件手帖 6

『ビブリア古書堂の事件手帖 6』
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)


太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。
ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。
違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。
署名ではないのに、太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。
本を追ううちに、二人は驚くべき事実に辿り着く。
四十七年前にあった太宰の稀覯本を巡る盗難事件。
それには二人の祖父母が関わっていたのだ。
過去と現在、まるで再現されるかのような奇妙な巡り合わせに、
薄気味悪さを感じる二人。それは偶然か必然か?
深い謎の先にある真実とは?


これは面白い。いままでの登場人物の関係性が徐々に現れてきており
当初から設定していたとすればこれは大河的なミステリ?

今回は太宰治ネタで引っ張りますが推理的な要素が強く特に太宰ファンで
なくとも楽しめます。

徐々に進展する二人の仲もいい雰囲気だし、栞子さんがカワイイ。

いよいよシリーズクライマックスに近づいているようです。
どうなるんだろう。


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ビブリア古書堂の事件手帖 (5)

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
(2014/01/24)
三上 延

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『ビブリア古書堂の事件手帖5』

もう古書がからむミステリがどうのこうのというより
なにやら心地よいこの世界が好きです。


静かにあたためてきた想い。
無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。
彼女の答えは―今はただ待ってほしい、だった。
ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。


おじさんなのに 栞子さんと大輔との恋物語(この言い方って今ある?)
気になって仕方ありません。

誰にでも勧められる、
甘いといえば甘いが、いいシリーズです。

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TVドラマで知って読み始めたシリーズです。
ありがとう。フジテレビ。
(でも視聴率は悪かったらしい・・・)
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ビブリア古書堂の事件手帖4

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)
(2013/02/22)
三上 延

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『ビブリア古書堂の事件手帖4』

4作目ですが今回は江戸川乱歩づくしの内容となっています。
栞子さんとその母親の確執や
語り手である五浦くんとの関係など
シリーズとしての物語の面白さはありますが
やはり本巻はなんといっても乱歩。

乱歩蒐集家をめぐる展開で
乱歩うんちく話や少年探偵団シリーズへの思いなどがこれでもかと挿入されます。

”日常の謎”的なミステリーでもあるので
いろいろ伏線が張ってあったりして当然そこらへんも面白いです。

なんと乱歩の「二銭銅貨」をふまえた暗号もあったり
乱歩ファンは是非読んでみて欲しいところです。

軽い読み応えとこの表紙なので
あえて手にしない方もいるかもしれませんのがモッタイナイです。

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巻末の参考文献がすごい。
かなり調べてるんですね。
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ビブリア古書堂の事件手帖3

ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
(2012/06/21)
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ビブリア古書堂の事件手帳3
3巻目もまたおもしろくぐいぐいと引き込まれてしまいました。
寝る前ちょっと読むはずが一気に全部読んでしまいました。
たぶんこのシリーズに対する安心感と、本にまつわる話の楽しさと
登場人物の会話や胸の内の描写の心地よさが自分にかなりフィットしていたようです。

さて本作ではロバート・F・ヤングの「たんぽぽ娘」が取り上げられています。
最近SF作家梶尾真治さんの本で紹介されたいたのを読んで気になっていたところ
図書館でロバート・F・ヤングの短編集を図書館で見つけ(新品でした。だれかリクエストしたのかな)
読んでみました。(時間もなかったので読んだのは「たんぽぽ娘」のみ)

タイムトラベルもの+ロマンスなんですがなんて素晴らしい。
ぜひ見つけ出して読んで欲しい作品です。

このビブリア古書堂の作品の中でも、
「たんぽぽ娘」は何種類かのアンソロジーに入っていると紹介されていますが
短編集を見つけたほうが早いかも。

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↓これで読みましたよ
たんぽぽ娘 (奇想コレクション)たんぽぽ娘 (奇想コレクション)
(2013/05/25)
ロバート・F・ヤング

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ビブリア古書堂の事件手帖 2

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
(2011/10/25)
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記録的な低視聴率に終わった(私は全部見てました)という
フジテレビ月9枠の「ビブリア古書堂の事件手帖」ですが
その原作本です。
今回とりあげられる古書は
坂口三千代『クラクラ日記』
アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』
福田定一『名言随筆 サラリーマン』
足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』

これらの作品エピソードとそんなに重くはない人生ドラマが
絶妙に絡みすっきりとした読後感を与えてくれます。

いいなあ。このシリーズ。

栞子さんのキャラもいいし
大輔との間の微妙な距離感とやりとりにも好感がもてます。

ドラマがこけたのは大変残念(何が悪かったのか私にはわからない)ですが
このような地味な内容のミステリが大変好意的に世の中に受け入れられているということは
なんか素敵なことでありますなあ。

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本の表紙イラストもまた魅力的ですね

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ビブリア古書堂の事件手帖

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
(2011/03/25)
三上 延

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現在フジテレビ系列で放送中の「ビブリア古書堂の事件手帖」。
普段はドラマは見ないのですが”古書”ということで見始めました。

いやあ古書にまつわる”日常の謎”的な物語ですが面白い。
ものすごく地味な内容ですが評判も良いようです。

主人公の栞子を演ずる剛力彩芽さんの演技力も高評価の要因ですが
確かに 喋らなくとも 表情や目での表現力には惹きつけられます。

またストーリー中に語られる本や古書に係わるエピソードも楽しい。
いい番組です。

そんなわけで原作も読みたくなりました。

”メディア・ワークス文庫”であることを調べ
ここ何回かライトノベルのゾーンを探していたらようやく見つけました。
もちろんブックオフ、”古書”です。

ライトノベルだから(といっては失礼)なのか
本好きとしては、背の部分の色使い・デザインが安っぽいのがちょっと残念です。
しかし表紙のイラストはいい雰囲気です。

未読の本が山ほどある中、優先順位を繰り上げ早速その日に読了。
こちらも良かったです。
どうやら今のところドラマでは中途半端な役どころのある登場人物が
後半大きく物語に係わってくるようであります。

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第2話で取り上げられた、小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』
読みたい!

追記)
2/11の放送でいよいよ新たな展開になってきておりました。
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